【宮沢賢治】絶対読むべき!日本の名作文学作品100選【銀河鉄道の夜】

宮沢賢治や太宰治など日本の文学史にその名を残す小説家たちの作品は、学校の国語の教科書などにも数多く登場しています。でも授業以外でじっくり読んだことがあるという方は、よほどの文学好きでもない限りなかなかいらっしゃらないのではないでしょうか。日本人としてはどれも一読すべきものばかりだから、死ぬまでにはぜひ挑戦してみましょう!作品の主人公になって様々な人生を生きてみるのも楽しいですよ。
『氷点』(三浦綾子)を読みました。すごい感情のジェットコースターに乗れる作品です。富士急ハイランドにこの名前を冠したジェットコースターを作った方がいいと思います。「降ろして!!」じゃなくて「止めて!!」と登場人物達に言い続けながらも、乗り続けることになるでしょう。
— いぞ (@izo_izo) May 16, 2019
落日燃ゆ

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落日燃ゆ (新潮文庫) 城山 三郎 (著)
東京裁判で絞首刑を宣告された七人のA級戦犯のうち、ただ一人の文官であった元総理、外相広田弘毅。戦争防止に努めながら、その努力に水をさし続けた軍人たちと共に処刑されるという運命に直面させられた広田。そしてそれを従容として受け入れ一切の弁解をしなかった広田の生涯を、激動の昭和史と重ねながら抑制した筆致で克明にたどる。毎日出版文化賞・吉川英治文学賞受賞。
「落日燃ゆ」読了!
— nobuko (@aokishin10) August 22, 2016
解説にもあったけど、著者が感情を文章に入れずに書いた本。読む価値のある本だと思いました。えらそうなこと言ってるけど既に評価されている作品なので、間違いないです(笑)広田弘毅の信念は頭ではわかるけどそれを貫いたのはすごかった。臨終只今で生きていたんだと思う。
その総選挙はまた、新憲法公布下の最初の総選挙である。「日本を滅ぼした長州の憲法」の終焉を告げる総選挙でもあった。
— 小説の中のある一文 (@of_the_novel) February 23, 2020
ー城山三郎『落日燃ゆ』
濹東綺譚

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濹東(ぼくとう)綺譚 (岩波文庫)永井 荷風 (著)
『濹東綺譚』(ぼくとうきだん)は、永井荷風の小説。私娼窟・玉の井を舞台に、小説家・大江匡と娼婦・お雪との出会いと別れを、季節の移り変わりとともに美しくも哀れ深く描いている。荷風の日記『断腸亭日乗』には荷風の玉の井通いの様子が書かれており、主人公の大江は作者の分身と考えられる。荷風の小説中、最高傑作ともされ、1960年・1992年・2010年に映画化された。
濹東綺譚 永井荷風
— どり@ (@de_riz29) February 15, 2020
前回読んだ荷風追想でいろんな方が荷風のピークは濹東綺譚だと書き残していたので気になって読み返し2回目。前回読んだ時の感想見返したら淡白って書いてあったんだけど、今回はその逆、なんて生々しいんだろうって思った。 #どり読書
耽美派とは、「メッセージや思想よりも、美を描き出すことを最も重視する」と唱えた一派です。谷崎潤一郎の「痴人の愛」や永井荷風の「すみだ川」が有名ですね。作風としては官能的・享楽的な美といったところでしょうか。
— 文学たん (@bungakutan) October 24, 2016
野火

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野火 (新潮文庫) 大岡 昇平 (著)
敗北が決定的となったフィリッピン戦線で結核に冒され、わずか数本の芋を渡されて本隊を追放された田村一等兵。野火の燃えひろがる原野を彷徨う田村は、極度の飢えに襲われ、自分の血を吸った蛭まで食べたあげく、友軍の屍体に目を向ける……。平凡な一人の中年男の異常な戦争体験をもとにして、彼がなぜ人肉嗜食に踏み切れなかったかをたどる戦争文学の代表的名作である。
「野火」は大岡昇平の原作を以前読んだが、これは日本人として読んでおいた方がいい。
— #06 HB (@Lhb_pg) October 23, 2016
人肉捕食なんて……
いや、あったんだよ。
大岡昇平『野火』で軍人が発狂して天使になるシーンは最高だからみんな見てくれよな
— 🦂KRNG💉💉💉継続登録ENo.11『Memorabilia.』 (@kuronaga_R) October 4, 2016
大地の子

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大地の子〈1〉 (文春文庫) 山崎 豊子 (著)
陸一心は敗戦直後に祖父と母を喪い、娘とは生き別れになった日本人戦争孤児である。日本人であるがゆえに、彼は文化大革命のリンチを受け、内蒙古の労働改造所に送られて、スパイの罪状で十五年の刑を宣告された。使役の日々の中で一心が思い起こすのは、養父・陸徳志の温情と、重病の自分を助けた看護婦・江月梅のことだった。
故・山崎豊子さんの「大地の子」がめっちゃ好きで、受験期にドラマの再放送を見て感動したのと、卓球が大好きで中国人選手もカッコよくて好きだったので、ノリでチャイ科を選んでしまいました
— 黒亜ティア🇭🇷コミティア140さ08a (@Lijepa_Domovina) October 23, 2016
山崎豊子『大地の子』読み始めたけど、面白すぎる。
— ゴンザ (@thefangon) August 25, 2016
檸檬

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檸檬 (新潮文庫) 梶井 基次郎 (著)
31歳という若さで夭折した著者の残した作品は、昭和文学史上の奇蹟として、声価いよいよ高い。その異常な美しさに魅惑され、買い求めた一顆のレモンを洋書店の書棚に残して立ち去る『檸檬』、人間の苦悩を見つめて凄絶な『冬の日』、生きものの不思議を象徴化する『愛撫』ほか『城のある町にて』『闇の絵巻』など、特異な感覚と内面凝視で青春の不安、焦燥を浄化する作品20編を収録。
梶井基次郎の檸檬、学生の頃読んだ時は何が檸檬爆弾じゃいという気持ちだったけど今読んだらわかるわかるあるある~~すぎてなんだろう心がスレてしまったのかな…。
— いちはや@コミティアJ33a (@plustech17) 2016.10.18 01:08
泥の河

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蛍川・泥の河 (新潮文庫) 宮本 輝 (著)
戦争の傷跡を残す大阪で、河の畔に住む少年と廓舟に暮らす姉弟との短い交友を描く太宰治賞受賞作「泥の河」。ようやく雪雲のはれる北陸富山の春から夏への季節の移ろいのなかに、落魄した父の死、友の事故、淡い初恋を描き、蛍の大群のあやなす妖光に生死を超えた命の輝きをみる芥川賞受賞作「蛍川」。幼年期と思春期のふたつの視線で、二筋の川面に映る人の世の哀歓をとらえた名作。
@Saki_jn0 小説、いいですね!僕は中学学習参考書で解いた「螢川(宮本輝)」で、宮本輝が好きになりました。まだ「螢川・泥の河」「道頓堀川」「ドナウの旅人」しか読めていませんが、何度も読みたくなる本ばかりです。どこで良書に出会うか、ということも、わからないですよね。
— Tatsuya YABUUCHI (@TYashf7) December 23, 2011
なんで夜はきっちゃんの家に行ったらあかんの?
— とある本より (@1linefrom1book) March 7, 2020
『螢川・泥の河』 宮本輝
目次 - Contents
- 銀河鉄道の夜
- 砂の女
- 細雪
- 春の雪―豊饒の海
- 枯木灘
- 沈黙
- 人間失格
- 高熱隧道
- 三四郎
- 抱擁家族
- 恩讐の彼方に
- 海辺のカフカ
- 万延元年のフットボール
- 田舎教師
- 堕落論
- あ・うん
- 浮雲
- 氷点
- 落日燃ゆ
- 濹東綺譚
- 野火
- 大地の子
- 檸檬
- 泥の河
- 凍
- キッチン
- 田園の憂鬱
- 舞姫
- 山月記
- 黒い雨
- 八甲田山死の彷徨
- たけくらべ
- 破戒
- 雪国
- 敦煌
- みだれ髪
- 茶の本
- 赤ひげ診療譚
- 日本の一番長い日
- 友情
- 男の作法
- 風立ちぬ
- 暗夜行路
- 或る女
- 杜子春
- 夏の闇
- 病牀六尺
- 蟹工船
- 麻雀放浪記
- 遠き落日
- 高野聖
- きらきらひかる
- 日本沈没
- 銀の匙
- あらくれ
- 忍ぶ川 (新潮文庫) 三浦 哲郎 (著)
- 父と暮せば
- 三国志
- ガダラの豚
- 人間の建設
- 夜と霧の隅で
- 砂の器
- 孤独の歌声
- 兎の眼
- 二十四の瞳
- 蒼穹の昴
- 金色夜叉
- 坂の上の雲
- ドグラ・マグラ
- マチネの終わりに
- もの食う人びと
- 総員玉砕せよ!
- 一夢庵風流記
- 旅のラゴス
- 神々の山嶺
- 火車
- ひとり暮らし
- スローカーブを、もう一球
- 君たちはどう生きるか
- もものかんづめ
- 精霊流し
- ボッコちゃん
- 遠野物語