【宮沢賢治】絶対読むべき!日本の名作文学作品100選【銀河鉄道の夜】

宮沢賢治や太宰治など日本の文学史にその名を残す小説家たちの作品は、学校の国語の教科書などにも数多く登場しています。でも授業以外でじっくり読んだことがあるという方は、よほどの文学好きでもない限りなかなかいらっしゃらないのではないでしょうか。日本人としてはどれも一読すべきものばかりだから、死ぬまでにはぜひ挑戦してみましょう!作品の主人公になって様々な人生を生きてみるのも楽しいですよ。
【海辺のカフカ (下) (新潮文庫)】村上春樹の最高傑作なんじゃないかなと思う。 http://book.akahoshitakuya.com/b/4101001553
— 読書メーター (@bookmeter) July 27, 2009
万延元年のフットボール

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万延元年のフットボール (講談社文芸文庫) 大江 健三郎 (著)
友人の死に導かれ夜明けの穴にうずくまる僕。地獄を所有し、安保闘争で傷ついた鷹四。障害児を出産した菜採子。苦渋に満ちた登場人物たちが、四国の谷間の村をさして軽快に出発した。万延元年の村の一揆をなぞるように、神話の森に暴動が起る。幕末から現代につなぐ民衆の心をみごとに形象化し、戦後世代の切実な体験と希求を結実させた画期的長篇。谷崎賞受賞。
やっと大江健三郎の万延元年のフットボール読み終わった……長いし難しいし読みづらいしで一週間かかった…
— 永 (@shelovesyouyay3) July 27, 2016
でも素晴らしかったな〜健三郎これ32歳で書いたのかよ…日本が誇る作家だね。本当にノーベル文学賞に値する作家だわ…
日本文学史上最高の長編小説は大江健三郎の「万延元年のフットボール」で、日本文学史上最高の短編小説は梶井基次郎の「檸檬」だと私は思っています。村松
— 伊豆・松崎町地域おこし協力隊 (@matsuzaki_town) June 28, 2016
田舎教師

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田舎教師 (新潮文庫)田山 花袋 (著)
文学への野心に燃えながらも、田舎の教師のままで短い生涯を終えた青年の出世主義とその挫折を描いた、自然主義文学の代表的作品。
田山花袋『田舎教師』読了。明治30年代の暮らしを知る資料のつもりで読み始めたのだが、とても面白かった。予想以上の収穫!
— 松村正直 (@masanao1970) February 9, 2020
田山花袋 田舎教師
— ほんほんほんほん (@_hn_hn_hn_hn) July 13, 2019
志半ばで死ぬ田舎教師の話
21って早すぎないか、、、意欲はあっても環境に阻まれることのしんどさ、みたいなのはすごく伝わってきた。そこにうまく折り合いをつけるところとかこれまた。実在の日記が元になっているとは知らなかった。
堕落論

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堕落論 (集英社文庫) 坂口 安吾 (著)
『堕落論』は坂口安吾の随筆・評論。坂口の代表的作品である。第二次世界大戦後の混乱する日本社会において、逆説的な表現でそれまでの倫理観を冷徹に解剖し、敗戦直後の人々に明日へ踏み出すための指標を示した書。敗戦となり、特攻隊の勇士も闇屋に堕ち、聖女も堕落するのは防げないが、それはただ人間に戻っただけで、戦争に負けたから堕ちるのではなく、人間だから堕ちるのであり、生きているから堕ちるだけだ、と綴られている。旧来の倫理や道徳の否定といった次元ではなく、偉大でもあり卑小でもある人間の本然の姿を見つめる覚悟を示している作品である。
坂口安吾「堕落論」青空文庫に載ってるのだなあ。あれは必読。
— ジョージ2世 (@GEORGE221) August 23, 2015
でも「堕落論」はいつ読んでもパンク魂が込み上げてきます。ロック者必読の書です。
— おのてらむねむね (@edgbaston98) 2013.06.27 23:58
あ・うん

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あ・うん (文春文庫) 向田 邦子 (著)
昭和初期の山の手を舞台とした、製薬会社のサラリーマンの水田仙吉と親友の実業家門倉修造、門倉に思われる仙吉の妻たみ、仙吉夫婦の一人娘さと子、門倉の愛を得られぬ妻の君子を中心とした、暗い昭和の支那事変前夜の庶民の暮らしを描いている。タイトルの「あ・うん」は、仙吉の父初太郎がこの2人をさして「神社を守っている狛犬の阿(あ)と吽(うん)だ」と評したことが作品の中で示されている。
何年かに一度読む『あ・うん』(向田邦子)を今また読んでいるんだけど、日本語の味わい、軽やかさ、匂ってくるような人物描写に、一行ごと一頁ごとにうーんうーん唸っちゃって涙がにじんじゃって、ちっとも読み進められない。
— 橘 めい (@TachibanaMay) July 22, 2016
向田邦子の凄さは、例えば「あうん」で、友情という世間一般に「美しい」とされるものを題材にしながらも、決してそれを美しさでのみ描かない所です。友情とは、嫉妬や劣等感の入り交じった一見醜悪とも取れる互いの結び付きなのだと、真っ向から読者へ叩きつけている。凄いよね。
— 三条京阪 (@sanjou_keihan) February 5, 2020
浮雲

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浮雲 (新潮文庫)二葉亭 四迷 (著)
江戸文学のなごりから離れてようやく新文学創造の機運が高まりはじめた明治二十年に発表されたこの四迷の処女作は、新鮮な言文一致の文章によって当時の人々を驚嘆させた。秀才ではあるが世故にうとい青年官吏内海文三の内面の苦悩を精密に描写して、わが国の知識階級をはじめて人間として造形した『浮雲』は、当時の文壇をはるかに越え、日本近代小説の先駆とされる作品である。
【「文学」の課題図書選び】二葉亭四迷の『浮雲』は、思ったより読みやすくて、むしろクセになる。最近は読むのに慣れて、1回のページ数も増えてきました。
— 稀子 (@Kiko_Mareko3) 2020.02.08 23:12
Twitterで夏目漱石のこころについて流れてきたけど、読書感想文とかでこころ好きだった人絶対二葉亭四迷の「浮雲」も好きだから読んで欲しい…
— 鴨ネギ (@wkamow) 2020.02.08 00:13
氷点

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氷点(上) (角川文庫) 三浦 綾子 (著)
辻口病院長夫人・夏枝が青年医師・村井と逢い引きしている間に、3歳の娘ルリ子は殺害された。「汝の敵を愛せよ」という聖書の教えと妻への復讐心から、辻口は極秘に犯人の娘・陽子を養子に迎える。何も知らない夏枝と長男・徹に愛され、すくすくと育つ陽子。やがて、辻口の行いに気づくことになった夏枝は、激しい憎しみと苦しさから、陽子の喉に手をかけた―。愛と罪と赦しをテーマにした著者の代表作であるロングセラー。
うちのおかんがサガンの悲しみよこんにちはを学生の時に読んで、その本をずっと大事にしているのをわたしはめちゃくちゃお洒落だなと思っていて、わたしに置き換えるとそれは三浦綾子の氷点。10年以上読んでるナア。
— めりしゃん (@LiGmelt_m) 2016.10.14 00:33
目次 - Contents
- 銀河鉄道の夜
- 砂の女
- 細雪
- 春の雪―豊饒の海
- 枯木灘
- 沈黙
- 人間失格
- 高熱隧道
- 三四郎
- 抱擁家族
- 恩讐の彼方に
- 海辺のカフカ
- 万延元年のフットボール
- 田舎教師
- 堕落論
- あ・うん
- 浮雲
- 氷点
- 落日燃ゆ
- 濹東綺譚
- 野火
- 大地の子
- 檸檬
- 泥の河
- 凍
- キッチン
- 田園の憂鬱
- 舞姫
- 山月記
- 黒い雨
- 八甲田山死の彷徨
- たけくらべ
- 破戒
- 雪国
- 敦煌
- みだれ髪
- 茶の本
- 赤ひげ診療譚
- 日本の一番長い日
- 友情
- 男の作法
- 風立ちぬ
- 暗夜行路
- 或る女
- 杜子春
- 夏の闇
- 病牀六尺
- 蟹工船
- 麻雀放浪記
- 遠き落日
- 高野聖
- きらきらひかる
- 日本沈没
- 銀の匙
- あらくれ
- 忍ぶ川 (新潮文庫) 三浦 哲郎 (著)
- 父と暮せば
- 三国志
- ガダラの豚
- 人間の建設
- 夜と霧の隅で
- 砂の器
- 孤独の歌声
- 兎の眼
- 二十四の瞳
- 蒼穹の昴
- 金色夜叉
- 坂の上の雲
- ドグラ・マグラ
- マチネの終わりに
- もの食う人びと
- 総員玉砕せよ!
- 一夢庵風流記
- 旅のラゴス
- 神々の山嶺
- 火車
- ひとり暮らし
- スローカーブを、もう一球
- 君たちはどう生きるか
- もものかんづめ
- 精霊流し
- ボッコちゃん
- 遠野物語