【宮沢賢治】絶対読むべき!日本の名作文学作品100選【銀河鉄道の夜】

宮沢賢治や太宰治など日本の文学史にその名を残す小説家たちの作品は、学校の国語の教科書などにも数多く登場しています。でも授業以外でじっくり読んだことがあるという方は、よほどの文学好きでもない限りなかなかいらっしゃらないのではないでしょうか。日本人としてはどれも一読すべきものばかりだから、死ぬまでにはぜひ挑戦してみましょう!作品の主人公になって様々な人生を生きてみるのも楽しいですよ。

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総員玉砕せよ! (講談社文庫) 水木 しげる (著)
昭和20年3月3日、南太平洋・ニューブリテン島のバイエンを死守する、日本軍将兵に残された道は何か。アメリカ軍の上陸を迎えて、500人の運命は玉砕しかないのか。聖ジョージ岬の悲劇を、自らの戦争体験に重ねて活写する。戦争の無意味さ、悲惨さを迫真のタッチで、生々しく訴える感動の長篇コミック。
漫画「総員玉砕せよ!」(水木しげる、著)読了。怒りと哀しみと虚しさと諦観が交互に襲ってくる。妖怪作家による戦争漫画は、自らもいた戦地、南太平洋のニューブリテン島を舞台とし、上官の命令よって最後は玉砕の突撃をしていく兵士たちの、それまでの日常と凄惨な最期を描く。(続
— 中澤友作 Nakazawa Yusaku (@tomosaku) February 22, 2020
続)玉砕、って何なんだ。この戦中の精神論は何なんだ。戦争自体やるもんじゃないという前提だが、それはそれとして、戦争とは味方の兵士を効率よく殺すことだ、という非情な論理がある。玉砕はそれにすら悖る狂気の行為だ。歴史は繰り返す。だが繰り返さぬよう、先人の描き残した警鐘を噛みしめたい。
— 中澤友作 Nakazawa Yusaku (@tomosaku) February 22, 2020
一夢庵風流記

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一夢庵風流記 (新潮文庫) 隆 慶一郎 (著)
奇矯異様な振舞いで、息苦しき世を颯爽と、たとえ関白相手でも、譲れぬ美意識に命を賭ける。生来反骨、打算は不得手なこの性分。所詮、当世風になど生きられぬ。ならば自由に奔放に、友と愉しみ、酒を酌み、武と風雅の道を極めゆく―第二回柴田錬三郎賞受賞作品。
昨日慶次様にお会いして一夢庵風流記読みたくなってゴソゴソ出してみた。ほんと良い本なんよ…大好き。
— もみ🌈 (@kmbidate) February 17, 2020
しかしこれから花の慶次になったとは、なw pic.twitter.com/8O8LRMsoqf
旅のラゴス

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旅のラゴス (新潮文庫) 筒井 康隆 (著)
北から南へ、そして南から北へ。突然高度な文明を失った代償として、人びとが超能力を獲得しだした「この世界」で、ひたすら旅を続ける男ラゴス。集団転移、壁抜けなどの体験を繰り返し、二度も奴隷の身に落とされながら、生涯をかけて旅をするラゴスの目的は何か? 異空間と異時間がクロスする不思議な物語世界に人間の一生と文明の消長をかっちりと構築した爽快な長編。
旅のラゴスすげー面白いな
— かずき (@bcurlnow) October 21, 2016
しかし、主人公モテすぎてて感情移入全くできない
私も『旅のラゴス』大好きです!!もっと若い時にこの本に出会いたかったです。娘さん幸せですね!
— カフカエミリ (@kafkaemiri) October 21, 2016
神々の山嶺

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神々の山嶺(上) (集英社文庫) 夢枕 獏 (著)
カトマンドゥの裏街でカメラマン・深町は古いコダックを手に入れる。そのカメラはジョージ・マロリーがエヴェレスト初登頂に成功したかどうか、という登攀史上最大の謎を解く可能性を秘めていた。カメラの過去を追って、深町はその男と邂逅する。羽生丈二。伝説の孤高の単独登攀者。羽生がカトマンドゥで目指すものは?柴田錬三郎賞に輝いた山岳小説の新たなる古典。
神々の山嶺は、原作の小説も漫画版も面白い。映画は論外につまらない。 岳が一番ハートウォーミングな話なんだけど、アレも賛否ありそうな。山モノ好きなんだよね。自分が登るのは申し訳ないけど大嫌いなんだ。
— 北丸 (@kitamaru) October 13, 2016
神々の山嶺久しぶりに読んだらめっちゃ感動してしまったぜ。てかいつの間にか映画化してるし。
— kmkn (@upper_dr) 2016.10.22 21:49
@long_long_long で、この辺りの力技にも流石だわと感服ぜざるを得ません。 これぞ「東野圭吾」と言わんばかりに二転三転してゆく展開、最後に『悪意』と付けられた表題の意味がまさに"悪意"のように突きつけられます。"最高傑作"と評されるにふさわしいミステリです。
— 敬 (@long_long_long) 2015.10.31 11:47
火車

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火車 (新潮文庫) 宮部 みゆき (著)
休職中の刑事、本間俊介は遠縁の男性に頼まれて彼の婚約者、関根彰子の行方を捜すことになった。自らの意思で失踪、しかも徹底的に足取りを消して――なぜ彰子はそこまでして自分の存在を消さねばならなかったのか? いったい彼女は何者なのか? 謎を解く鍵は、カード社会の犠牲ともいうべき自己破産者の凄惨な人生に隠されていた。山本周五郎賞に輝いたミステリー史に残る傑作。
宮部みゆきの作品で一番好きなのは『火車』。あれはスゴイ。英訳も含めれば5回くらい読んだ。
— 飛び出しあずにゃん (@tobidashiazunya) September 29, 2016
ひとり暮らし

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ひとり暮らし (新潮文庫) 谷川 俊太郎 (著)
結婚式より葬式が好きだ。葬式には未来がなくて過去しかないから気楽である――。毎日の生活のなかで、ふと思いを馳せる父と母、恋の味わい、詩と作者の関係、そして老いの面白味。悲しみも苦しみもあっていいから、歓びを失わずに死ぬまで生きたい。日常に湧きいづる歓びを愛でながら、絶えず人間という矛盾に満ちた存在に目をこらす、詩人の暮らし方。ユーモラスな名エッセイ。
谷川俊太郎『ひとり暮らし』(新潮文庫)をちびちび読んでいる。生きる歓びについて
— リサ (@maesorisa) April 25, 2019
書かれた文を読んで大好きな「いのちのともしび」(深沢七郎)を思い出し、
谷川俊太郎さんのエッセイ「ひとり暮らし」を読んでいる。
— 高々ゆう (@takadaka3) November 13, 2019
読むとほっこりする。一章一章が二ページ半でまとめられており短くて、スキマ時間に読めるので、すごく親切。内容は谷川俊太郎さんの審美眼を垣間見えるもので、読んでる側に新たな気づきがあったりして楽しい。
以上感想でした。
スローカーブを、もう一球

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スローカーブを、もう一球 (角川文庫) 山際 淳司 (著)
第8回(1981年) 日本ノンフィクション賞受賞 。ホームランを打ったことのない選手が、甲子園で打った16回目の一球。九回裏、最後の攻撃で江夏が投げた21球。スポーツの燦めく一瞬を切りとった八篇を収録。
目次 - Contents
- 銀河鉄道の夜
- 砂の女
- 細雪
- 春の雪―豊饒の海
- 枯木灘
- 沈黙
- 人間失格
- 高熱隧道
- 三四郎
- 抱擁家族
- 恩讐の彼方に
- 海辺のカフカ
- 万延元年のフットボール
- 田舎教師
- 堕落論
- あ・うん
- 浮雲
- 氷点
- 落日燃ゆ
- 濹東綺譚
- 野火
- 大地の子
- 檸檬
- 泥の河
- 凍
- キッチン
- 田園の憂鬱
- 舞姫
- 山月記
- 黒い雨
- 八甲田山死の彷徨
- たけくらべ
- 破戒
- 雪国
- 敦煌
- みだれ髪
- 茶の本
- 赤ひげ診療譚
- 日本の一番長い日
- 友情
- 男の作法
- 風立ちぬ
- 暗夜行路
- 或る女
- 杜子春
- 夏の闇
- 病牀六尺
- 蟹工船
- 麻雀放浪記
- 遠き落日
- 高野聖
- きらきらひかる
- 日本沈没
- 銀の匙
- あらくれ
- 忍ぶ川 (新潮文庫) 三浦 哲郎 (著)
- 父と暮せば
- 三国志
- ガダラの豚
- 人間の建設
- 夜と霧の隅で
- 砂の器
- 孤独の歌声
- 兎の眼
- 二十四の瞳
- 蒼穹の昴
- 金色夜叉
- 坂の上の雲
- ドグラ・マグラ
- マチネの終わりに
- もの食う人びと
- 総員玉砕せよ!
- 一夢庵風流記
- 旅のラゴス
- 神々の山嶺
- 火車
- ひとり暮らし
- スローカーブを、もう一球
- 君たちはどう生きるか
- もものかんづめ
- 精霊流し
- ボッコちゃん
- 遠野物語