【宮沢賢治】絶対読むべき!日本の名作文学作品100選【銀河鉄道の夜】

宮沢賢治や太宰治など日本の文学史にその名を残す小説家たちの作品は、学校の国語の教科書などにも数多く登場しています。でも授業以外でじっくり読んだことがあるという方は、よほどの文学好きでもない限りなかなかいらっしゃらないのではないでしょうか。日本人としてはどれも一読すべきものばかりだから、死ぬまでにはぜひ挑戦してみましょう!作品の主人公になって様々な人生を生きてみるのも楽しいですよ。

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三国志 (1) (吉川英治歴史時代文庫) 吉川 英治 (著)
日本では卑弥呼が邪馬台国を統治する頃、中国は後漢も霊帝の代、政治の腐爛は黄巾賊を各地にはびこらせ、民衆は喘ぎ苦しむ。このとき、たく県は楼桑村の一青年劉備は、同志関羽、張飛と桃園に義盟を結び、害賊を討ち、世を救わんことを誓う。――以来100年の治乱興亡に展開する壮大な世紀のドラマ。その華麗な調べと哀婉の情は、吉川文学随一と定評のあるところである。
吉川英治氏「三国志」を読んだ。「三国志演義」をベースに、独自に人間ドラマとして再構成され、三国志の知名度を上昇させた画期的な小説で、曹操を人間味あふれる人物として描くなど日本人好みにアレンジされている。個人的には三国志を、小説としては本格的に楽しまれたのが本書で正解だったと思う。
— ヨシツネ (@tomoyukintoki) 2016.10.25 07:54
ガダラの豚

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ガダラの豚〈1〉 (集英社文庫) 中島 らも (著)
アフリカにおける呪術医の研究でみごとな業績を示す民族学学者・大生部多一郎はテレビの人気タレント教授。彼の著書「呪術パワー・念で殺す」は超能力ブームにのってベストセラーになった。8年前に調査地の東アフリカで長女の志織が気球から落ちて死んで以来、大生部はアル中に。妻の逸美は神経を病み、奇跡が売りの新興宗教にのめり込む。大生部は奇術師のミラクルと共に逸美の奪還を企てるが…。超能力・占い・宗教。現代の闇を抉る物語。まじりけなしの大エンターテイメント。日本推理作家協会賞受賞作。
らもさん著「ガタラの豚」はやっぱり面白いなぁ。
— デックスフレッチファン (@DexstarFandotJP) January 9, 2013
中島らもの「ガタラの豚」という話がぶっとんでてとても面白いので、読書の習慣がない人にも知ってもらえるように映像化しないかなあ。。
— chiyo 知誉 (@chiyo_bb) November 16, 2012
人間の建設

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人間の建設 (新潮文庫) 小林 秀雄 (著), 岡 潔 (著)
有り体にいえば雑談である。しかし並の雑談ではない。文系的頭脳の歴史的天才と理系的頭脳の歴史的天才による雑談である。学問、芸術、酒、現代数学、アインシュタイン、俳句、素読、本居宣長、ドストエフスキー、ゴッホ、非ユークリッド幾何学、三角関数、プラトン、理性……主題は激しく転回する。そして、その全ての言葉は示唆と普遍性に富む。日本史上最も知的な雑談といえるだろう。
いまは学問が好きになるような教育をしていませんね。だから、学問が好きという意味が全然わかっていないのじゃないかな。小林秀雄・岡潔『人間の建設』新潮文庫 p.tl/cnys
— 読書ノート(名言,格言etc...) (@lucubrate_bot) 2020.02.22 15:11
夜と霧の隅で

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夜と霧の隅で (新潮文庫)北 杜夫 (著)
ナチスの指令に抵抗して、患者を救うために苦悩する精神科医たちを描き、極限状況下の人間の不安を捉えた表題作など初期作品5編。
いおりんがくれた「夜と霧の隅で」、めっちゃ重たくて読み応えのある話だった。ナチスが治る見込みのない精神病患者を安楽死させる話。
— ナギノ (@SuperiorMoon) 2016.10.17 20:51
砂の器

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砂の器〈上〉 (新潮文庫) 松本 清張 (著)
宿命とはこの世に生まれて来たことと、生きているということである。東京・蒲田駅の操車場で男の扼殺死体が発見された。被害者の東北訛りと“カメダ”という言葉を唯一つの手がかりとした必死の捜査も空しく捜査本部は解散するが、老練刑事の今西は他の事件の合間をぬって執拗に事件を追う。今西の寝食を忘れた捜査によって断片的だが貴重な事実が判明し始める。だが彼の努力を嘲笑するかのように第二、第三の殺人事件が発生する……。
砂の器おもしろかったー。松本清長作品は重いのでたまに見る位で自分には丁度いいけど…。
— argylegirl💉💉🚀 (@argyle_girl) September 11, 2011
孤独の歌声

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孤独の歌声 (新潮文庫) 天童 荒太 (著)
凄惨な連続殺人が発生した。独り暮らしの女性達が監禁され、全身を刺されているがレイプの痕はない。被害者の一人が通っていたコンビニでの強盗事件を担当した女性刑事は、現場に居合わせた不審な男を追うが、突然彼女の友人が行方不明に…。孤独を抱える男と女の、せつない愛と暴力が渦巻く戦慄のサイコホラー。日本推理サスペンス大賞優秀作。
天童荒太は、本という括りならば思春期に最も密接していたと言ってもいい。『孤独の歌声』が1番好きなのだ。
— 意思川鳩子 (@JINMENDORI) 2016.09.17 22:09
兎の眼

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兎の眼 (角川文庫)灰谷 健次郎 (著)
大学を出たばかりの新任教師・小谷芙美先生が受け持ったのは、学校では一言も口をきこうとしない一年生・鉄三。決して心を開かない鉄三に打ちのめされる小谷先生だったが、鉄三の祖父・バクじいさんや同僚の「教員ヤクザ」足立先生、そして学校の子どもたちとのふれ合いの中で、苦しみながらも鉄三と向き合おうと決意する。そして小谷先生は次第に、鉄三の中に隠された可能性の豊かさに気付いていくのだった…。学校と家庭の荒廃が叫ばれる現在、真の教育の意味を改めて問いかける。すべての人の魂に、生涯消えない圧倒的な感動を刻みつける、灰谷健次郎の代表作。
灰谷健次郎『兎の眼』
— ayaha (@ayasehairi) October 1, 2016
大事なの忘れてた。新品で買ってもらったのに表紙の縁々がぼろぼろになるまで読んだすごくすごく好きな本。新任教師の女の先生とゴミ処理場の子どもたちのお話だけど、そんな言葉じゃこの本の感動を1ミリだって表せない。 pic.twitter.com/eRkZoxsuyk
二十四の瞳

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二十四の瞳 (角川文庫) 壺井 栄 (著)
昭和のはじめ、瀬戸内海べりの一寒村の小学校に赴任したばかりの大石先生と、個性豊かな12人の教え子たちによる、人情味あふれる物語。分教場でのふれあいを通じて絆を深めていった新米教師と子どもたちだったが、戦争の渦に巻き込まれながら、彼らの運命は大きく変えられてしまう…。戦争がもたらす不幸と悲劇、そして貧しい者がいつも虐げられることに対する厳しい怒りを訴えた不朽の名作。
ナイス【二十四の瞳 (角川文庫)/壺井 栄】恥ずかしながら初読みでした。なるほど、名作です。地面にへばりついて生きているような貧しい過疎の寒村も、否応なしに時代に飲み込まれていく。 →https://t.co/2fmzc9jUHb #bookmeter
— チョッピー (@tyoppi) September 2, 2016
目次 - Contents
- 銀河鉄道の夜
- 砂の女
- 細雪
- 春の雪―豊饒の海
- 枯木灘
- 沈黙
- 人間失格
- 高熱隧道
- 三四郎
- 抱擁家族
- 恩讐の彼方に
- 海辺のカフカ
- 万延元年のフットボール
- 田舎教師
- 堕落論
- あ・うん
- 浮雲
- 氷点
- 落日燃ゆ
- 濹東綺譚
- 野火
- 大地の子
- 檸檬
- 泥の河
- 凍
- キッチン
- 田園の憂鬱
- 舞姫
- 山月記
- 黒い雨
- 八甲田山死の彷徨
- たけくらべ
- 破戒
- 雪国
- 敦煌
- みだれ髪
- 茶の本
- 赤ひげ診療譚
- 日本の一番長い日
- 友情
- 男の作法
- 風立ちぬ
- 暗夜行路
- 或る女
- 杜子春
- 夏の闇
- 病牀六尺
- 蟹工船
- 麻雀放浪記
- 遠き落日
- 高野聖
- きらきらひかる
- 日本沈没
- 銀の匙
- あらくれ
- 忍ぶ川 (新潮文庫) 三浦 哲郎 (著)
- 父と暮せば
- 三国志
- ガダラの豚
- 人間の建設
- 夜と霧の隅で
- 砂の器
- 孤独の歌声
- 兎の眼
- 二十四の瞳
- 蒼穹の昴
- 金色夜叉
- 坂の上の雲
- ドグラ・マグラ
- マチネの終わりに
- もの食う人びと
- 総員玉砕せよ!
- 一夢庵風流記
- 旅のラゴス
- 神々の山嶺
- 火車
- ひとり暮らし
- スローカーブを、もう一球
- 君たちはどう生きるか
- もものかんづめ
- 精霊流し
- ボッコちゃん
- 遠野物語