大奥(よしながふみ)のモデル・元ネタ・由来まとめ

『大奥』とは、2004年から2021年まで隔月刊誌『MELODY』にて連載された、よしながふみによるフィクション・時代物の少女漫画である。若い男子のみが感染する奇病により男女の人口比が逆転した世界で、歴史上の人物の性別を逆転させ、女将軍が統治する大奥の起こりから終焉までを詳細な史実と織り交ぜて描く。国内外で高く評価され、映画やドラマ、アニメなど多角的にメディアミックスされた。本作には、モデルになったとされる歴史上の偉人が多数登場する。

目次 - Contents

牧野時江(まきの ときえ) → 元ネタ:牧野成時(まきの なりとき)

漫画版:女性(牧野家の嫁)
史実:男性(牧野家の婿)

牧野成時(まきの なりとき)は、江戸時代前期の下総国関宿藩の世嗣である。通称は惣右衛門、兵部。官位は従五位下・美濃守だった。
5代将軍・徳川綱吉が、成時の妻である安(牧野成貞・阿久里の次女)を掠めたといわれており、安の夫であり養子であった成時はその晩に自刃したと伝えられている。

松姫(まつひめ) → 元ネタ:徳川徳松(とくがわ とくまつ)

漫画版:女性
史実:男性

徳川徳松(とくがわ とくまつ)は、江戸時代前期の大名であり、上野国館林藩主である。江戸幕府第5代将軍・徳川綱吉の長男として生まれ、綱吉の将軍就任に伴って将軍家の世子となったが、その後夭折した。

吉良上野介(きら こうずけのすけ) → 元ネタ:吉良上野介

漫画版:女性
史実:男性

吉良義央(きら よしひさ)は、江戸時代前期から中期にかけての高家旗本であり、高家肝煎を務めた吉良家の当主である。1641年10月6日(寛永18年9月2日)に吉良義冬の長男として生まれ、母は酒井忠吉の娘である。幼名は三郎、通称は左近で、従四位上・左近衛権少将、上野介(こうずけのすけ)の官位に登り、「吉良上野介」と表現されることが多い。本姓は源義央(みなもと の よしひさ)である。
父の跡を継いで4200石の高家となり、後に高家肝煎に列した際には、『徳川実記』において「吉良が勤めを見習うべし」と称えられるほどであった。しかし、1701年4月21日(元禄14年3月14日)、江戸城内において自身が指南していた勅使饗応役の播磨赤穂藩主・浅野長矩(内匠頭)から遺恨があるとして殿中刃傷を受けた。この事件により浅野は改易・切腹となったが、吉良は咎めなしのまま隠居した。
この処分に不満を持った大石良雄(内蔵助)ら浅野長矩の遺臣(赤穂浪士)によって、1702年12月14日に江戸本所松坂町にあった吉良邸への討ち入りが行われた。これにより吉良は元禄事件(赤穂事件)で非業の死を遂げ、元禄15年12月15日に死去した。赤穂浪士たちは義央の首級をあげて泉岳寺の浅野の墓前に供え、その後に預かり先となった各藩の江戸屋敷で切腹し、養子の義周が継いでいた吉良家4200石は改易となった。
この赤穂事件を題材とした演劇群『忠臣蔵』では赤穂浪士に討たれる悪役として描かれたことで著名な人物となったが、実際にその悪人ぶりを示す資料はほとんど残されていない。

出典: www.aichi-c.ed.jp

吉良上野介

浅野内匠頭(あさの たくみのかみ) → 元ネタ:浅野内匠頭

漫画版:男性
史実:男性

浅野長矩(あさの ながのり)は、播磨赤穂藩の第3代藩主である。官位は従五位下・内匠頭であり、官名から「浅野内匠頭(あさの たくみのかみ)」と称されることが多い。1667年9月28日(寛文7年8月11日)に生まれ、赤穂5万3500石の藩主を務めた。
1701年(元禄14年)、勅使饗応役に任じられ、高家である吉良義央の指南を受けることとなった。しかし、同年3月14日、勅使饗応の儀式の最中に江戸城本丸大廊下(通称松の廊下)で突如として吉良に斬り付け、負傷させるという殿中刃傷事件を起こした。この事件により、浅野は田村右京大夫の屋敷に預けられ、その日のうちに切腹させられた。この刃傷事件と、それに続く赤穂事件で広く知られている。

大石内蔵助(おおいし くらのすけ) → 元ネタ:大石内蔵助

漫画版:男性
史実:男性

大石内蔵助(おおいしくらのすけ)は、1659年に生まれ、1703年に没した赤穂浅野家の筆頭家老である。一千五百石の石高を有していた。
1701年(元禄14年)3月14日、主君である浅野内匠頭長矩が江戸城の殿中において吉良上野介義央を相手に刃傷事件を起こし、即日切腹となった。大石は、その主君の仇を報ずるため、翌1702年(元禄15年)12月14日に46人の元赤穂藩士とともに吉良邸へ討ち入りを果たした。そして吉良上野介の首級をあげて内匠頭の墓前に捧げ、翌年2月4日に切腹した。享年は45歳であった。

出典: www.amazon.co.jp

大石内蔵助

赤穂浪士(あこうろうし) → 元ネタ:赤穂浪士

漫画版:男性42名、女性5名
史実:男性47名
※いずれも大石内蔵助を含む

赤穂浪士(あこうろうし)は、江戸時代中期の元禄事件(赤穂事件)において主君の仇討ちを行った元赤穂藩士の一群である。
1702年(元禄15年)12月15日の未明、赤穂四十七士は江戸本所松坂町にあった吉良上野介の屋敷を急襲した。吉良の首を獲り、ついに彼らの仇討ちは成功を収めた。その後、寺坂吉右衛門を除く四十六士は、熊本藩、伊予松山藩、長府藩、岡崎藩の4家の大名江戸屋敷へと身柄を預けられ、翌年2月4日に全員が切腹となった。

出典: www.amazon.co.jp

赤穂浪士

家宣篇

勝田左京(かつた さきょう)/左京の局(さきょうのつぼね) → 元ネタ:月光院(げっこういん)

漫画版:男性
史実:女性

月光院(げっこういん / がっこういん)は、江戸幕府の第6代将軍・徳川家宣の側室であり、第7代将軍・徳川家継の生母である。名は喜世(きよ)または喜代(きよ)、諱は輝子、本姓は藤原氏である。また、局としての名に左京の局(さきょうのつぼね)がある。
1685年(貞享2年)または1689年(元禄2年)に生まれた。1704年(宝永元年)に甲斐府中藩主であった徳川綱豊(のちの6代将軍・徳川家宣)に仕え、1709年(宝永6年)に鍋松(のちの7代将軍・徳川家継)を出産した。家宣の没後に剃髪(落飾)して月光院と号した。位階は従三位、贈従二位である。1752年10月25日(宝暦2年9月19日)に死去した。

おふさ/間部詮房(まなべ あきふさ) → 元ネタ:間部詮房

漫画版:女性
史実:男性

間部詮房(まなべ あきふさ)は、江戸時代中期の大名であり、相模国厚木藩主、上野国高崎藩主、越後国村上藩間部氏の初代藩主である。側用人や老中格を務めた。
6代将軍・徳川家宣と7代将軍・徳川家継の2代にわたり、将軍の側近として側用人になり幕政を主導した。その寵愛を受けて立身出世を果たし、最終的には上野国高崎藩5万石を領するようになり、新井白石とともに「正徳の治」を行った。

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