大奥(よしながふみ)のモデル・元ネタ・由来まとめ

『大奥』とは、2004年から2021年まで隔月刊誌『MELODY』にて連載された、よしながふみによるフィクション・時代物の少女漫画である。若い男子のみが感染する奇病により男女の人口比が逆転した世界で、歴史上の人物の性別を逆転させ、女将軍が統治する大奥の起こりから終焉までを詳細な史実と織り交ぜて描く。国内外で高く評価され、映画やドラマ、アニメなど多角的にメディアミックスされた。本作には、モデルになったとされる歴史上の偉人が多数登場する。

目次 - Contents

漫画版:男性
史実:男性

松平信綱(まつだいら のぶつな)は、江戸時代前期の大名であり、武蔵国忍藩主、のちに同国川越藩主を務めた。江戸幕府の老中であり、官職名を取り「松平伊豆守信綱」の呼称でも広く知られる。
1596年(慶長元年)、徳川家康の家臣である大河内久綱の長男として武蔵国で誕生した。父の久綱が伊奈忠次配下の代官として小室陣屋付近に居住していたことから、同地で生まれたとする説が有力である。生母の深井氏は白井長尾氏の末裔にあたる。8歳のときに叔父である松平正綱の養子となった。のちに江戸幕府の第3代将軍となる徳川家光の誕生に伴い、小姓として出仕する。家光の死去後は第4代将軍・徳川家綱に仕え、初期の江戸幕政を支えた。

しず/松平輝綱(まつだいら てるつな) → 元ネタ:松平輝綱

漫画版:松平輝綱(男性)、しず(女性)
史実:男性

忠実の松平輝綱(まつだいら てるつな)は、江戸時代前期の大名であり、武蔵国川越藩の第2代藩主である。松平伊豆守系大河内松平家の2代当主にあたる。
1662年(寛文2年)3月に父である松平信綱が死去したことに伴い、同年4月18日に川越藩7万5000石の家督を相続した。その際、弟の信定と信興に新墾田を5000石ずつ、堅綱に1000石をそれぞれ分与している。輝綱は病弱であったと伝えられており、そのためか父の没後は幕政に深く関わることはほとんどなかった。一方で、戦術、砲術、騎馬戦法といった兵法や測量術などの軍学に強い関心を示した。また、ヨーロッパ式の経緯度が入った地図を自ら作成したほか、薬学の研究を行うなど学問に傾倒した側面も持つ。私生活においては奢りがましいことを嫌い、家中に対して質素倹約を奨励し、自身の衣服にも木綿や麻を用いるなど堅実な人物であった。

『大奥』では、兄の輝綱の代わりに妹のしずが松平輝綱と名乗っていた。千恵の女将軍宣言後は、女の装いに改めている。

堀田正盛(ほった まさもり) → 元ネタ:堀田正盛

漫画版:男性
史実:男性

堀田正盛(ほった まさもり)は、江戸時代前期の大名であり、江戸幕府の老中、御側御用人である。
1608年(慶長13年)、大坂の陣で軍功を立てた堀田正吉の子として江戸で誕生した。母は徳川家光の乳母である春日局の縁者にあたる。1623年(元和9年)、家光が将軍職に就くと、正盛は側近として登用され、目覚ましい出世を遂げることとなった。この異例の出世の背景には春日局の後ろ盾があったとされるほか、家光とは衆道の関係にあったとも伝えられている。1651年(慶安4年)4月20日に家光が死去すると、阿部重次らとともに殉死を遂げた。この殉死は家光の遺言によるもの、あるいは周囲からの期待に応じたものともいわれている。

阿部重次(あべ しげつぐ) → 元ネタ:阿部重次

漫画版:男性
史実:男性

阿部重次(あべ しげつぐ)は、江戸時代前期の大名であり、武蔵国岩槻藩の第2代藩主である。阿部家宗家の2代当主にあたり、別名に三浦重次がある。
1598年に阿部正次の次男として誕生した。下総国佐倉1万石の大名である三浦重成の養子となり、2代将軍・徳川秀忠に仕えて近習となった。のちに3代将軍・徳川家光のもとで老中として重用され、官位は山城守、対馬守に叙せられた。1651年(慶安4年)4月20日、家光の死去に伴い、堀田正盛らとともに殉死を遂げた。

捨蔵(すてぞう)/お楽の方(おらくのかた) → 元ネタ:宝樹院(ほうじゅいん)

漫画版:男性
史実:女性

宝樹院(ほうじゅいん)は、江戸幕府3代将軍・徳川家光の側室であり、4代将軍・徳川家綱の生母である。
娘時代の名前は「おらん」であり、1639年(寛永16年)のある日、古河城主(茨城県)永井家の娘として大奥へ上がった。1641年(寛永18年)8月、名を「お楽の方」と改め、20歳の頃に周囲の期待に応えて家光にとって最初の男児を出産した。この男児は家光の幼名と同じ「竹千代」と名付けられ、のちに4代将軍・徳川家綱となった。

溝口左京(みぞぐち さきょう)/お夏の方(おなつのかた) → 元ネタ:順性院(じゅんしょういん)

漫画版:男性
史実:女性

順性院(じゅんしょういん、1622年 - 1683年9月19日)は、江戸幕府3代将軍・徳川家光の側室であり、甲府宰相・徳川綱重の生母、6代将軍・徳川家宣の祖母である。通称は夏。父は京都の町人である弥市郎といい、娘の夏が家光の子を出産したことで士分に出世し、はじめ岡部八左衛門重家、のちに藤枝重家と改名した。弟には藤枝方孝がいる。
夏はもともと家光の正室である鷹司孝子付きの女中として京都より下向し、将軍お目見え以下の役職である「御末」を務めていた。しかし、将軍が大奥で入浴する際に世話をする「御湯殿」を任せられた際、家光の目に留まって寵愛を受け、懐妊して側室となった。

家綱篇

千代姫(ちよひめ)/徳川家綱(とくがわ いえつな) → 元ネタ:徳川家綱

徳川家綱

漫画版:女性
史実:男性

徳川家綱(とくがわ いえつな)は、江戸幕府の第4代将軍(在職:1651年 - 1680年)である。1651年(慶安4年)4月に父・徳川家光の死去に伴い、わずか10歳で将軍の座に就き、1680年(延宝8年)5月8日に39歳で没した。法名は厳有院という。病気がちであった家綱の時代における政務は、主として重臣の手によって任されていた。

保科正之(ほしな まさゆき) → 元ネタ:保科正之

出典: www.amazon.co.jp

保科正之

漫画版:男性
史実:男性

保科正之(ほしな まさゆき)は、江戸時代前期の大名であり、会津松平家の祖である。信濃国高遠藩主、出羽国山形藩主を経て、陸奥国会津藩の初代藩主となった。江戸幕府初代将軍・徳川家康の孫であり、2代将軍・徳川秀忠と乳母の侍女であったお静の間に1611年(慶長16年)に生まれた、3代将軍・徳川家光の異母弟(実弟)にあたる。4代将軍・徳川家綱と5代将軍・徳川綱吉にとっては叔父にあたる。家光はその有能な才能を可愛がって厚遇し、正之は家光と家綱を輔佐して幕閣に重きをなした。その手腕をもって文治政治を推し進め、殉死の禁止、末期養子の禁の緩和、玉川上水の開拓など、さまざまな改革を打ち出した。

綱吉篇

映画『大奥~永遠~〔右衛門佐・綱吉篇〕』本予告

徳子(とくこ)/徳川綱吉(とくがわ つなよし) → 元ネタ:徳川綱吉

出典: www.amazon.co.jp

徳川綱吉(コミックス第5巻表紙)

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