KAITO(VOCALOID)の徹底解説まとめ
KAITO(かいと)とは、音楽制作ソフトの開発・販売等を行っている会社「クリプトン・フューチャー・メディア(通称:クリプトン)」から発売されている音声合成ソフト・デスクトップミュージック(DTM)用ボーカル音源の1種およびキャラクターである。ヤマハが開発した音声合成システム『VOCALOID(通称:ボカロ)』に対応したボーカル音源として生まれた。スタジオ・ミュージシャンの風雅なおと(ふうが なおと)の声をもとに制作された男性ボイスのボカロであり、様々な音楽ジャンルに適応したソフトとなっている。
KAITOの概要
KAITO(かいと)とは、音楽制作ソフトの開発・販売等を行っている会社「クリプトン・フューチャー・メディア(通称:クリプトン)」から発売されている音声合成ソフト・デスクトップミュージック(DTM)用のボーカル音源の1種およびキャラクターである。楽器や電子音楽器機のブランドの1つであるヤマハが開発した音声合成システム『VOCALOID』に対応したボーカル音源であり、メロディと歌詞を入力し、音源に歌わせる仕組みとなっている。
発売日は2006年2月17日。『VOCALOID』システムを用いて制作された最初の日本語用の音声合成システム『MEIKO』の後に続く、2弾目のボカロソフトとして生まれた。ボカロ最初の男性ボイス音声合成ソフトでもある。年間で1000本売れればヒットとされるDTMソフトウェア業界において、MEIKOが3000本を売り出すヒットソフトとなったのに対し、同シリーズの筈のKAITOは500本しか売れなかった。クリプトン曰く「MEIKOよりは売れないだろう」と思ってはいたとのこと。しかし、ここまで差が出る事はクリプトン側も予想外であったようで、後にこの時の事をIT系ニュースサイト「ITmedia 」で行なわれたインタビューにて、「男じゃダメなんだと思った」と明かしている。なお、このような結果になってしまったのは、DTMユーザーの大半が男性であり、男の歌声に対する需要が少なかった為と推測されている。
だが、2007年に発売された、『VOCALOID』の後継機である『VOCALOID2』をもとに制作された音声合成ソフト『初音ミク』が、年間で約4万2000本も売れるという爆発的ヒットを起こした事がきっかけで、KAITO達『VOCALOID』システムを使った音声合成ソフト『VOCALOID(通称:ボカロ)』が、ネットを中心に多くの人気を獲得し始める。KAITOは初音ミク関連のボカロキャラクター、ソフトとして、DTMユーザーの枠を越えた多くの人々から注目を集める事となる。結果、貴重な男性ボイスを持ったボカロとして、ボカロユーザー・ファンから重宝されるようになり、KAITOは初音ミク達と共にその名前を世間に広めていく事となったのだった。
KAITOの歴史
2006年2月17日、KAITO誕生
2006年2月17日、KAITO発売。ヤマハが開発した音声合成システム『VOCALOID』を使った初の男性ボイスのDTMソフトとして売り出された。同システムを使用した女性ボイスのボカロ・MEIKOに続く2人目のボカロとして誕生することとなった。
ボイスのもとになったのは、スタジオ・ミュージシャンとして活躍していた風雅なおと。発売時に公開されたクリプトンの製品ページには「清涼感の有る男性ボーカル」、「素直で伸びの有る声質」として仕上げられたことが記載されており、その説明どおり、伸びやかで清涼感のある歌声に仕上がっている。ポップス、ロック、ジャズ、R&B、童謡まで幅広く歌いこなす事が可能。さらには前作のMEIKOとのデュエットが行われる事も想定され、MEIKOと一緒に歌唱する事も可能なボカロとして制作が行われた。結果、実際にKAITO発売後は、KAITO単体の歌唱楽曲だけではなく、MEIKOとのデュエットソングも多く投稿される事となった。
不遇の一年
ボカロ・MEIKOに続く2人目のボカロとして制作されたKAITOであったが、その売れ行きはあまり良いものではなかった。初年度で3000本売れたMEIKOに対し、KAITOの初年度の売り上げは500本。MEIKOとの売り上げの差はもちろんのこと、これはDTMソフトウェア業界全体を通して見てもあまり良い数字とは言えなかった。
後にクリプトンはこの時の出来事をIT系ニュースサイト「ITmedia」で行なわれたインタビューにて、「男じゃダメなんだと思った」と明かしている。もともとMEIKOよりもKAITOはあまり売れないのではないか、という推測のもと販売していたとの事だったが、ここまでMEIKOと差がつく事は予想外だったそうだ。なお、このような結果になったのは当時の客層に理由があったと推測されている。当時、ボカロはアマチュアDTM愛好家の間で流行っていたソフトウェアで、この愛好家達の大半は男性であった。その為、男の歌声に対する需要が少なかったからではないか、というのがその推測の理由となっている。
結局、KAITOはMEIKOほどの注目を浴びる事はないまま、発売から1年という時が経ってしまう。だが2007年、KAITOの不遇な状況を変える出来事が起こる。
2007年、初音ミクの登場によりボカロブームが巻き起こる
2007年、ボカロの人気の火付け役ともいうべきボカロ『初音ミク』が誕生。初音ミクは、KAITOで使用されたシステム『VOCALOID』の後継機にあたる『VOCALOID2』を使用して制作された最初のボカロであり、同時にボカロ初の「萌え」を意識して作られたキャラクターでもあった。当時、ボカロとして発売されていたKAITOとMEIKOにも人間のキャラクターとしての容姿は与えられていたが、あくまでも「歌う」ことを主張としたデザインにされており、初音ミクのような「萌え」が詰まったボカロは初音ミクが初の事となる。
初音ミクはその可愛らしい外見とボイスの調整のしやすさから多くの支持を得ていく。動画投稿サイトへの楽曲投稿はもちろんのこと、イラスト投稿サイトへの初音ミク関連の派生作品も投稿されるようになり、初音ミクは一大ブームメントをネット上に巻き起こす。その後、さらにいくつかの新しいボカロソフトおよびキャラクター達も増えていき、ボカロの人気はどんどんと拡大していく事となる。するとボカロの最初期のモデルであったMEIKO、KAITOへの注目も再び集まり出す。その結果、KAITOは初音ミク関連のキャラクターとして人気になると同時に、貴重な男性ボーカルのソフトウェアとして重宝されるようになる。後にKAITOのように男ボイスを持ったボカロ達が多く誕生するようになるが、すると今度はそれらの「長男」キャラクターとして注目されるようにもなり、その人気が下がる事はなかった。こうしてKAITOは、初音ミクと共にボカロシーンを盛り上げる1人となったのだった。
ニコニコ動画を通して様々な「キャラクター性」を生み出していくKAITO
ボカロとして再び人々に注目されるようになったKAITOは、初音ミクの誕生以降、多くの楽曲がニコニコ動画にて公開されていくようになる。しかし他のボカロ曲とは異なり、なぜかKAITOは「ネタ曲」と呼ばれるギャグ系の楽曲が増え始めていく事となる。
ボイスの調整により、女ボイスのような歌声で歌唱された楽曲や見るからにバカげた内容の歌詞で作られたギャグソング、それらに合わせたふざけたタッチのイラスト作品などが多く生まれ、ニコニコ動画では「仕事を選べないKAITO」、「芸の幅に定評のあるKAITO」、「KAITO迷曲リンク」といったタグすらも生み出すまでとなってしまう。バカとカイトを掛けた「バカイト」というあだ名も生まれ、愛すべきバカキャラクターとしてKAITOは人気を博していく事となる。
しかしその反面で、ネタ曲とは異なる「ガチ曲」、いわゆる真面目な楽曲達も多く生み出されており、ガチもネタもなんでもこなせるボカロとしての認知をボカロファンの間に広げていく事となる。
またMEIKO以外のボカロとの歌唱も増えていくようになり、この事からボカロをキャラクターとして好きになったファンの間では、KAITOと初音ミクをかけ合わせたカップリング「カイミク」や、KAITOとMEIKOをかけあわせたカップリング「カイメイ」、「年長組」(年長組に関してはカップリング設定だけではなく、KAITOとMEIKOをセットで呼ぶだけの時にも用いられる呼称でもある)といったものが誕生するようにもなる。このような経緯から、KAITOは音楽ソフトウェアとしてだけではなく、KAITOという「ボカロキャラクター」としても、多くのボカロユーザーから愛されるボカロとなったのだった。
広がり続けるKAITOの様々なメディア展開
初音ミクの誕生により、巻き起こったボカロへの人気はその後、音楽の枠を越えた様々なメディア展開も見せていく事となる。初音ミクやKAITO達ボカロの「キャラクター」としての側面を活かしたフィギュアなどの様々なグッズ制作に加え、『初音ミク ライブパーティー(通称:ミクパ)』や『マジカルミライ』といったボカロ関連のライブ・イベントが開催されるようになる。
さらに2011年頃から、「ボカロ小説」と呼ばれる小説ジャンルが流行りだす。「ボカロ小説」とはボカロ音楽を原作に作りあげられた小説のことである。誕生当初は1冊完結型が多かったが、次第に『カゲロウプロジェクト』のような同世界観で作られた複数の楽曲で構成されている『楽曲シリーズ』系をもとにした、長いシリーズものも作られるようになる。そのなかにはKAITOが歌唱に参加した楽曲が原作となったものも存在しており、ボカロP 黒うさP/WhiteFlameによるKAITO&初音ミク&巡音ルカ歌唱の楽曲「ACUTE」や、シグナルPによるKAITOと初音ミクのデュエットソング「サンドリヨン」など、数多くの楽曲が小説化した。
これらのボカロジャンルの展開は、その後も進化を遂げていき、小説化のみならず漫画化やアニメ化、コミカライズ化やアニメ化、さらには舞台化なども行われ、ボカロは世間の人々の関心をどんどんと集めていく事となる。
またボカロPやボカロ曲等をカバーしていた歌い手達の中から、ボカロ曲を通してメジャーCDの発売やボカロを介さないアーティストとしてデビューをする者が続出。ボカロ曲を制作していた時の経験を活かし、作曲家としてアニメのOPやゲームの挿入歌などの様々な形で他アーティストへの楽曲提供をする者や、ボカロとは別にアーティストとしてのオリジナルソングの発表など様々な活動を展開する者が増え、米津玄師や須田景凪、まふまふやEveと、続々と人気アーティストが生まれていく。
そのような展開の広がりから、ボカロ音楽はさらに世間からの認知度を高めていく事となり、ネット音楽と呼ばれるジャンルの1つとして名を馳せる事となる。KAITOの名前もこれらの流れと共に世間に広まっていく事となったのだった。
KAITOのソフト一覧
KAITO
KAITOシリーズ最初のソフト。発売日は2006年2月17日に発売された。ヤマハが開発した音声合成システム『VOCALOID』シリーズの最初のバージョンにあたる『VOCALOID』をもとに作りあげられた。『VOCALOID』を使用した最初の音声合成ソフト『MEIKO』に次ぐ、2番目の音声合成ソフトである。
スタジオ・ミュージシャンとして活躍する風雅なおと(代表作:『仮面ライダーアギト』1st・2nd EDテーマ担当)の声をもとに作られた。適する音楽ジャンルやBPMなどは特に明記されておらず、どのような音楽ジャンルであっても歌う事が可能とされている。また先に発売されたMEIKOとのデュエットも想定して作られているとの事で、デュエットソングに対応した音声ライブラリとして仕上げられてもいる。
外見は、横はね気味の青い髪とややつり目気味の目が特徴的な男性キャラクターとなっている。また青色がイメージカラーであるらしく、首に巻いているマフラーが青であったり、身につけている白のロングコートにも青色がアクセントとして使われていたりと、青が強調された格好をしている。左耳に黒いインカムマイクがついている。またパッケージでは見えていないが、公式で公開されている初期デザインの全身絵からは、紺、黄、青の色が入った白い靴を履いている事が明らかとなっている。
なお、人型のデザインがパッケージに行なわれたのは、前作のMEIKOが人型のデザインを描いたパッケージで発売を行い、結果ヒットした為、それに合わせて後続機のKAITOも人型のデザインを行うことになったのだという。
KAITO V3
Related Articles関連記事
初音ミク(VOCALOID)の徹底解説まとめ
初音ミク(はつねミク)とは、音楽制作ソフトの開発・販売等を行っている会社「クリプトン・フューチャー・メディア(通称:クリプトン)」から発売されている音声合成ソフト・デスクトップミュージック(DTM)用のボーカル音源の1種およびキャラクターである。声優・藤田咲(ふじた さき)の声をもとに制作され、ヤマハが開発した音声合成システム『VOCALOID(通称:ボカロ)』に対応したボーカル音源となっている。ボカロブームを日本に生み出したきっかけのソフトであり、ボカロを代表するキャラクターでもある。
Read Article
鏡音リン・レン(VOCALOID)の徹底解説まとめ
鏡音リン・レン(かがみね リン・レン)とは、音楽制作ソフトの開発・販売等を行っている「クリプトン・フューチャー・メディア」から発売されている音声合成ソフト・デスクトップミュージック(DTM)用ボーカル音源の1種およびキャラクターである。声優・下田麻美(しもだ あさみ)の声をもとに制作され、ヤマハが開発した音声合成システム『VOCALOID(通称:ボカロ)』に対応したボーカル音源となっている。ボカロブームのきっかけとなった初音ミクの次に制作され、約7ヶ月で2万本という売上数を出した。
Read Article
MEIKO(VOCALOID)の徹底解説まとめ
MEIKO(めいこ)とは、音楽制作ソフトの開発・販売等を行っている会社「クリプトン・フューチャー・メディア(通称:クリプトン)」から発売されている音声合成ソフト・デスクトップミュージック(DTM)用ボーカル音源の1種およびキャラクターである。ヤマハが開発した音声合成システム『VOCALOID(通称:ボカロ)』に対応したボーカル音源として、最初に生み出された。シンガーソングライター・拝郷メイコ(はいごう めいこ)の声をもとに制作されており、様々な音楽ジャンルに適応したソフトとなっている。
Read Article
巡音ルカ(VOCALOID)の徹底解説まとめ
巡音ルカ(めぐりね ルカ)とは、音楽制作ソフトの開発・販売等を行っている会社「クリプトン・フューチャー・メディア(通称:クリプトン)」から発売されている音声合成ソフト・デスクトップミュージック(DTM)用ボーカル音源の1種およびキャラクターである。声優・浅川悠(あさかわ ゆう)の声をもとに制作され、ヤマハが開発した音声合成システム『VOCALOID(通称:ボカロ)』に対応したボーカル音源となっている。VOCALOID(通称:ボカロ)初の日本語と英語、2つの言語に対応したソフトとして作られた。
Read Article
可不/KAFU(VOCALOID)の徹底解説まとめ
可不(カフ、KAFU)とは、クリエイティブレーベル「KAMITSUBAKI STUDIO」が企画を行い、名古屋の複数の企業からなる会社「CeVIO」が自社の音声合成ソフト『CeVIO AI』を用いて制作した音声合成ソフト・デスクトップミュージック(DTM)用のボーカル音源の1種およびキャラクターである。正式名称は「音楽的同位体 可不(KAFU)」。KAMITSUBAKI STUDIO所属の人気バーチャルYouTuber「花譜」の声をもとに制作された事で話題となった。
Read Article
IA(VOCALOID)の徹底解説まとめ
IA(いあ)とは、音楽や映像、ソフトウェア等の企画・開発・販売を行っている会社「1st PLACE」から発売されている音声合成ソフト・デスクトップミュージック(DTM)用ボーカル音源の1種およびキャラクターである。1st PLACE所属のアーティスト・Lia(りあ)の声をもとに制作された。音声合成ソフトである他、1st PLACE所属の「バーチャルアーティスト」としてバーチャル空間プロジェクト「仮想惑星HABINA」に携わるなど、様々な活動を展開している。
Read Article
GUMI(VOCALOID)の徹底解説まとめ
GUMI(ぐみ)とは、DTMなどのソフトウェアの開発・販売等を行っている会社「インターネット」から発売されている音声合成ソフト・デスクトップミュージック(DTM)用ボーカル音源の1種およびキャラクターである。ヤマハが開発した音声合成システム『VOCALOID(通称:ボカロ)』に対応したボーカル音源として生まれた。正式名称は『Megpoid』であり、GUMIは愛称。声優兼歌手の中島愛(なかじま めぐみ)の声をもとに、「人間らしいボイス」を目指して制作されたボカロとなっている。
Read Article
v flower(VOCALOID)の徹底解説まとめ
v flower(ぶい ふらわ)とは、ボカロを中心とした次世代のアーティストの発掘育成を行っているレーベル「ガイノイド」から発売されている音声合成ソフト・デスクトップミュージック(DTM)用ボーカル音源の1種およびキャラクターである。ヤマハが開発した音声合成システム『VOCALOID(通称:ボカロ)』に対応したボーカル音源として生まれた。キャラクター名は「flower」。愛称は「花ちゃん」。ロックに特化したパワーのある中性的な女性ボイスのボカロとして制作された。音声提供者は非公開にされている。
Read Article
重音テト(VOCALOID・UTAU・バーチャルアイドル)の徹底解説まとめ
重音テト(かさね てと)とは、日本最大級の電子掲示板「2ちゃんねる」発祥のバーチャルアイドルキャラクターであり、それをモデルとして制作された音声合成ソフト・デスクトップミュージック(DTM)用ボーカル音源の1種およびキャラクターである。音声合成ソフトの『VOCALOID(通称:ボカロ)』から派生して生まれた存在であり、フリーの歌唱用音声合成ソフト『UTAU』として制作された。声のベースはマルチクリエーターの小山乃舞世(おやまの まよ)。
Read Article
神威がくぽ(VOCALOID)の徹底解説まとめ
神威がくぽ(かむい がくぽ)とは、DTMなどのソフトウェアの開発・販売等を行っている会社「インターネット」から発売されている音声合成ソフト・デスクトップミュージック(DTM)用ボーカル音源の1種およびキャラクターである。ヤマハが開発した音声合成システム『VOCALOID(通称:ボカロ)』に対応したボーカル音源として生まれた。正式名称は『がくっぽいど』。神威がくぽはキャラクター名である。歌手のGACKT(がくと)の声をもとに制作された。インターネット社初のボカロソフトおよびキャラクターでもある。
Read Article
音街ウナ(VOCALOID)の徹底解説まとめ
音街ウナ(おとまち うな)とは、CGやキャラクターデザイン等の制作を行っている会社「エム・ティー・ケー」企画による、株式会社「インターネット」社発の音声合成ソフト・デスクトップミュージック(DTM)用ボーカル音源の1種およびキャラクターである。ヤマハが開発した音声合成システム『VOCALOID(通称:ボカロ)』に対応したボーカル音源として生まれた。声優・田中あいみ(たなか あいみ)の声をベースにボイスが作られ、後に株式会社「エーアイ」が開発した「AITalk」を用いた発話用ソフトも開発された。
Read Article
結月ゆかり(VOCALOID)の徹底解説まとめ
結月ゆかり(ゆづき ゆかり)とは、ボカロP達によるVOCALOID制作チーム「VOCALOMAKETS」企画のパソコン系ソフトウェアの開発・発売を行っている会社「AH-Software」による制作・発売が行なわれた音声合成ソフト・デスクトップミュージック(DTM)用ボーカル音源の1種およびキャラクターである。ヤマハが開発した音声合成システム『VOCALOID』と株式会社「エーアイ」が開発した『AI Talk』をに対応したソフトが発売されている。声のもとは声優の石黒千尋(いしぐろ ちひろ)である。
Read Article
MAYU(VOCALOID)の徹底解説まとめ
MAYU(まゆ)とは、株式会社「ポニーキャニオン」が運営する音楽レーベル「EXIT TUNES」から発売されている音声合成ソフト・デスクトップミュージック(DTM)用のボーカル音源の1種およびキャラクターである。歌手・森永真由美(もりなが まゆみ)の声をもとに制作され、ヤマハが開発した音声合成システム『VOCALOID(通称:ボカロ)』に対応したボーカル音源となっている。EXIT TUNESから発売された唯一のボカロソフトおよびキャラクターである。
Read Article
小春六花(VOCALOID)の徹底解説まとめ
小春六花(こはる りっか)とは、キャラクター付き音声合成ソフトの企画やプロデュース、グッズ制作・販売などの音楽に関わる制作を行う合同会社「TOKYO6 ENTERTAINMENT」が行った「キャラクタープロジェクト」の第1弾として制作された音声合成ソフトおよびキャラクターである。クラウドファンデイングを通して資金が集められ、発話用音声創作ソフト『CeVIO AI』と歌声合成ソフトウェア『SynthesizerV』の2つに対応したソフトとして発売された。声のもととなったのは声優の青山吉能。
Read Article
Lily(VOCALOID)の徹底解説まとめ
Lily(リリィ)とは、DTMなどのソフトウェアの開発・販売等を行っている会社「インターネット」から発売されている音声合成ソフト・デスクトップミュージック(DTM)用ボーカル音源の1種およびキャラクターである。ヤマハが開発した音声合成システム『VOCALOID(通称:ボカロ)』に対応したボーカル音源であり、元はアニソンカバーアルバム『anim.o.v.e』のイメージキャラクターとして制作された。声のベースは、音楽グループ・m.o.v.eのボーカルであるyuri。
Read Article
MMDの始め方&使い方まとめ!初心者向け説明動画なども紹介!【MikuMikuDance】
MMD(MikuMikuDance)の始め方や使い方、初心者向けの動画などをまとめてみました。MMDとは、「樋口M」こと樋口優が個人で開発し、自身のウェブサイト「VPVP(Vocaloid Promotion Video Project)」で無償公開しているフリーの3DCGムービー製作ツールです。「MMDを使い方を知りたい」「ニコニコ動画に動画を投稿してみたい」という方にオススメの記事となっています。
Read Article
MMDモデルの改造方法まとめ!オリジナルの動画を作ってみよう!【MikuMikuDance】
MMD(MikuMikuDance)のモデルの改造方法についてまとめてみました。ボーンの追加、モデルの色変え、表情の追加、モデルの光らせ方などについて紹介しています。初心者向けの解説サイトなども掲載しているので、ぜひ参考にしてみてください。
Read Article
MMDモデルの改造方法まとめ!自分好みの見た目にしたい方必見!【MikuMikuDance】
MMDモデルの改造方法をまとめてみました。アクセサリを装着する方法、うさ耳の付け方、タトゥーの入れ方、着替え方などを紹介しています。モデルの見た目を自分好みにカスタマイズして、オリジナルの動画を作ってみたい方はぜひ参考にしてみてください。
Read Article
音楽業界のSEKAI NO OWARIに到達したか?VOCALOID「Fukase」の本気
初音ミク、鏡音リン・リン、KAITO、巡音ルカ……もはや日本の「アーティスト」としての地位を確立し、人気を伸ばしているボーカロイドは、紅白出場をはじめアーティストとしての活動で音楽業界へさらに進出するのではないかと語られています。そんな最中、あのアーティストがボーカロイドになってしまいました。「どういうこと?」と思うかもしれませんが、とにかく参考動画を見たら驚くはず。
Read Article
【ボカロ】桜がテーマのVOCALOIDソング集!和を感じられるオススメ曲10選!【桜の季節】
桜をテーマにした和風のVOCALOID曲を集めました。ここで掲載しているのは、別れを歌った「桜の季節」や和風ロック調が格好いい「桜前線異常ナシ」など、和を感じられる10曲。各曲、本家の動画とオススメの歌い手の動画リンクを紹介していきます。
Read Article
おすすめのボカロジャズ楽曲まとめ!大容量の24曲を紹介!【JAZZ】
ボーカロイドの世界には様々な音楽ジャンルが存在するが、本記事ではその中からジャズ楽曲を紹介する。「ミラクルペイント」「ゴシップ」「バスルームガーデン」などMV付きで24曲まとめたので、ボカロやジャズに興味のある方はぜひチェックしてみてほしい。
Read Article
【ボカロ】バレンタインにオススメの「歌ってみた」10選 甘い恋の歌から悲恋の歌まで勢揃い!【VOCALOID】
バレンタインにオススメのVOCALOIDの「歌ってみた」を10曲紹介する。歌詞も曲調も可愛くて人気な「ちょこまじ☆ろんぐ」や、ロック調のバレンタイン曲「恋想拡大チョコレイホリック」、切ない恋模様を歌う「常連パティシエー」など。甘くて癒されるものから、胸が痛くなる悲恋の歌まで、それぞれの気分や好みに合わせて聞ける曲が盛り沢山となっている。
Read Article
感動するボカロ曲まとめ【パプリカ・最初の一歩から】
ここでは聞くと自然と涙が流れるような、感動するボカロ曲をまとめた。米津玄師の「パプリカ」やsupercellの「君の知らない物語」といったカバー曲から、「アイラ」「最初の一歩から」などのオリジナルソングまで幅広く紹介している。
Read Article
冬・クリスマスのボカロ曲まとめ【VOCALOID】
ここでは冬やクリスマスをテーマにしたボカロ曲をまとめた。初音ミクや巡音ルカ、鏡音リン・レン、Lilyといった人気ボーカロイドが、オリジナル曲や有名なクリスマスソングのカバーを歌っている。好きなボカロ曲を聞いて、クリスマスを盛り上げよう。
Read Article
【初音ミク】厳選10曲!クリスマスに聴きたいボーカロイドの名曲を紹介!【GUMI】
メリークリスマス!リア充な方もさみしい方も切ない方も!ボカロのクリスマスソングを聴いて良い夜を過ごしましょう! オススメの"歌ってみた"と"本家"を厳選して10曲紹介しています。ネガティブなネタ曲から切ない曲、温かい曲もあるので、共感できるクリスマス曲があれば嬉しいです。
Read Article
【ボカロ】おすすめのVOCALOID春ソング10選【STEP TO YOU】
VOCALOID春ソングを集めました。カラオケ配信もされている有名曲「STEP TO YOU」や、春を感じる「晴れのち桜」など、出会いと別れの季節にぜひ聴いてほしい、爽やかな曲をまとめています。全10曲、本家の動画とオススメの歌い手の動画リンクを紹介していきます。
Read Article
おそ松さん×ボカロの動画まとめ!涙腺崩壊&鳥肌が止まらない【話譚シリーズ解説あり】
人気アニメ『おそ松さん』×ボカロの動画を集めました。「独りんぼエンヴィー」や「ナキムシロボ」、「自傷無色」や「夜な夜な夜な」など、イラストと曲の世界観がたまらないと話題のボカロ曲を紹介。おそ松さんファンの感想も掲載しています。
Read Article
おすすめのボカロ曲まとめ【難聴系男子が倒せない・ヒバナ】
この記事ではボーカロイドが歌うおすすめの曲をまとめた。初音ミクや鏡音リン・レン、巡音ルカといったおなじみのキャラクターが歌う、伝説入り・殿堂入りの楽曲を中心に紹介している。どれも中毒性の高い名曲ばかりだ。
Read Article
【ボカロ】おすすめのVOCALOID卒業ソング10選【桜ノ雨】
おすすめのVOCALOID卒業ソングをまとめました。ここに掲載しているのは、卒業式でも歌われる「桜ノ雨」をはじめ、心に沁みる歌詞に注目して欲しい10曲。人気のボカロソングの本家の動画と、オススメの歌い手の動画リンクを紹介していきます。
Read Article
「メルト」で有名なボカロP・ryoを紹介!神曲・PVまとめ!
「メルト」「ワールドイズマイン」など、有名な曲を多く作っているボカロP・ryoについて紹介する。ニコニコ動画出身のアーティストグループである『supercell』に所属しており、楽曲を投稿する時はメンバーの絵師とタッグを組んでイメージイラストやPV付き動画を制作している。
Read Article
VOCALOID(ボカロ)の楽曲につくタグまとめ
VOCALOIDを使用した楽曲につく独自のタグをまとめました。「キラキラポップ」、「メンヘラロック」、「ボカロック」、「ボカロメタル」、「ボカログランジ」、「バカロック」など、VOCALOIDのタグは独創的で面白いものばかりです。
Read Article
サーキットに舞い降りた歌姫!初音ミクの歴代「レーシングミク」をフィギュアで振り返る!
初音ミクと言えばネットの世界から一躍有名になったポップカルチャーの象徴ですよね。様々なシーンで活躍する初音ミクはなんとレーシングチームの公式マスコットとしてサーキットに舞い降りていました!今回はそんな「レーシングミク」をフィギュアでご紹介☆登場以来、毎年サーキットで輝く初音ミクの姿は要チェックです!
Read Article
【ボカロ】VOCALOID初音ミクの可愛い壁紙とイラスト画像まとめ!【1200枚超】
ミクさんの可愛い壁紙とイラスト画像をまとめています!初音ミクは、クリプトン・フューチャー・メディアから発売されている音声合成・デスクトップミュージック用のボーカル音源、およびそのキャラクターである。年齢16歳、身長158cm、体重42kgの設定。
Read Article
《基地外》日本▶︎中国化したキャラクター達の豹変変貌まとめ
日本の大人気アニメや漫画は、その注目度ゆえパロディや真似されることが多々あります。そんな中みなさんご存知中国では、とんでもない容姿に豹変してパクられています。今回はそんな中国化した日本のキャラクター達の豹変ぶりをまとめてみました。
Read Article
【初音ミク】『DIVA』だけじゃない! 初音ミクが主人公のゲーム作品まとめ 【ボカロ】
ボーカロイドとして有名な初音ミクですが、その人気からさまざまなメディアミックスが展開されています。 このまとめでは初音ミクをはじめとするボカロキャラクターをテーマにしたゲーム作品を紹介します。
Read Article
色んなキャラとコラボ!ナノブロック商品
ナノブロックとは、1つの突起が4mmという超ミニサイズのブロックです。(最小4×4×5mm) ブロックのサイズが小さくなった事でリアルにかつ、今までより小さく作れる様になりました。 ここではその特性を生かして様々な作品とコラボしたナノブロックの作品をいくつかご紹介します。
Read Article
タグ - Tags
目次 - Contents
- KAITOの概要
- KAITOの歴史
- 2006年2月17日、KAITO誕生
- 不遇の一年
- 2007年、初音ミクの登場によりボカロブームが巻き起こる
- ニコニコ動画を通して様々な「キャラクター性」を生み出していくKAITO
- 広がり続けるKAITOの様々なメディア展開
- KAITOのソフト一覧
- KAITO
- KAITO V3
- KAITOの活動経歴
- THE VOC@LOiD M@STER
- 初音ミク ライブパーティー
- ミクの日大感謝祭
- マジカルミライ
- HATSUNE MIKU EXPO/HATSUNE MIKU EXPO 2016 JAPAN TOUR
- 初音ミクシンフォニー
- SNOW MIKU
- KAITOの14周年記念プレゼント企画
- KAITOのプロフィール・人物像
- KAITOのディスコグラフィー
- 『HISTORY OF LOGIC SYSTEM』
- 『new;Fable』
- 『EXIT TUNESボカロ』コンピシリーズ
- 『EXIT TUNES PRESENTS Vocalostar feat.初音ミク』
- 『EXIT TUNES PRESENTS Vocalogenesis feat.初音ミク』
- 『EXIT TUNES PRESENTS Vocaloanthems feat.初音ミク』
- 『EXIT TUNES PRESENTS Vocalonexus feat.初音ミク』
- 『EXIT TUNES PRESENTS Vocalonation feat.初音ミク』
- 『EXIT TUNES PRESENTS Vocalocluster feat.初音ミク』
- 『EXIT TUNES PRESENTS Vocalodream feat.初音ミク』
- 『EXIT TUNES PRESENTS Vocaloconnection feat.初音ミク』
- 『EXIT TUNES PRESENTS Vocalosensation feat.初音ミク』
- 『EXIT TUNES PRESENTS Vocalofuture feat.初音ミク』
- 『EXIT TUNES PRESENTS Vocalospace feat.初音ミク』
- 『EXIT TUNES PRESENTS Vocalofantasy feat.初音ミク』
- 『EXIT TUNES PRESENTS Vocalocreation feat.初音ミク』
- 『EXIT TUNES PRESENTS Vocaloseasons feat.初音ミク Autumn』
- 『EXIT TUNES PRESENTS Vocaloseasons feat.初音ミク Winter』
- 『EXIT TUNES PRESENTS Vocaloseasons feat.初音ミク Spring』
- 『EXIT TUNES PRESENTS Vocaloseasons feat.初音ミク Summer』
- 『EXIT TUNES PRESENTS Vocalostream feat.初音ミク』
- 『EXIT TUNES PRESENTS Kaitonation feat. KAITO』
- 『KAITO 10th Anniversary -Glorious Blue-』
- KAITOの代表曲
- 時忘人
- 上弦の月
- あなたを救う花こそあれ
- KAITOのミュージックビデオ(MV/PV)
- カンタレラ
- 恋するアプリ
- あったかいと
- KAITOの裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 一般公募を通して誕生した名前
- 風雅なおともKAITO歌唱楽曲歌っている