スパイラル（推理の絆）のネタバレ解説・考察まとめ
『スパイラル（推理の絆）』とは、『月間少年ガンガン』にて『名探偵に薔薇を』でデビューした推理小説家の城平京（しろだいらきょう）が原作を担当し、『裏世界ピクニック』の水野英多（みずのえいた）が作画を担当した、1999年8月から2005年10月まで連載されたミステリーアドベンチャー漫画である。ブレード・チルドレンと呼ばれる常人より優れた能力を持つ少年少女たちとの命を賭けた戦いを、主人公である高校生・鳴海歩が身体能力ではなく持ち前の推理能力で切り抜けていく鮮やかさが魅力となっている。
鳴海 まどか（なるみ まどか）
CV：三石琴乃
清隆の妻であり、警部補。作中では夫婦二人で暮らしていたマンションで、義弟の歩と暮らしている。料理が壊滅的に下手。外側は凛とした女性だが内面は脆く、清隆が失踪した際には生活が困難なレベルまで錯乱したため、歩がマンションにやってきて二人で暮らし始めた経緯がある。
ブレード・チルドレン
アイズ・ラザフォード
CV：石田彰
香介、理緒らのリーダーのような立ち位置にいる天才美少年ピアニスト。他のブレード・チルドレン達とは違い火澄の存在まで知っていたが、それでも神の祝福があることを願い続け、歩に希望を託していた。一見クールだが情に厚く、仲間たちのことを心から大切に思っている。中でも幼馴染であり、親友のカノンには深い信頼と友情を抱いていた。歩と清隆の対決後、一年は生き残ったブレード・チルドレン達と接触し、その説得や問題の解決にあたっていたが、その後は「音楽は世界を救う」とばかりに精力的にピアニストとしての活動している。
浅月 香介（あさづき こうすけ）
CV：草尾毅
残虐で挑発的な面もあるが、仲間たちのことは大切に思っており、中でも幼馴染であった亮子のことは一際大切にしている。亮子に兄妹以上の好意を抱いている模様。途中で月臣学園に転入しており、卒業後は大学に通ってゆっくり人生設計をしている。生き残ったブレード・チルドレンの中では最年長であり、最初に呪いが降りかかると思われる。だが本人は呪いに負ける気がなく、歩が生きているうちにちゃんと呪いに勝ったブレード・チルドレンがいるというところを見せたいと思っている。
竹内 理緒（たけうち りお）
CV：堀江由衣
月臣学園二年生。年齢以上に幼い容姿をしており、本人も表面上はその外見に似合う振舞いをしているが、非常に頭の回転が速い爆発物取り扱いのエキスパート。「破壊の魔女」「爆炎の妖精」の異名を持つ。彼らの基本的なリーダーはアイズだが、アイズの不在時は彼女が作戦立案の役割を担っている。自分や仲間を守るためとはいえ殺人を繰り返してきたことに深い罪悪感を抱いており、清隆を信奉し、死以外の償いの時間が与えられることを心から願っている。歩と清隆の対決後、学園を中退し、紛争・内乱のあった地域の地雷撤去に従事している。
カノン・ヒルベルト
CV：野島健児
本来は温厚で繊細だが、幼い頃から殺人技術を叩き込まれ続け、率先してハンターを殺し続けていた。火澄の存在を知ってブレード・チルドレンに希望などないことを知り、ブレード・チルドレンを皆殺しにしようと決意する。殺人の繰り返しで「スイッチ」が非常に入りやすい状態になっており、本人もそれを防ぐためにブレード・チルドレン以外は殺さないとの頑なな決意を抱いていた。「ガン・ウィズ・ウィング（翼ある銃）」の二つ名を持っている。
高町 亮子（たかまち りょうこ）
CV：加藤ひとみ
仲間のブレード・チルドレンたちとは違い、殺人を忌避しているため彼らとは距離を置いていた。明るくさばさばとした性格で、幼馴染の香介の扱いは荒いが彼に深い信頼と、兄妹以上の情を抱いている模様。陸上部に所属しており、高校新記録を二年連続で叩き出している。カノン来日にあたり、カノンを殺さずに止めたいと願っていたアイズが改めて仲間に引き入れた。学園卒業後は香介と同じ大学に通い、陸上選手として将来を嘱望されている。
ミズシロ 火澄（ミズシロ ヒズミ）
ヤイバの「弟」であり、歩の対となる十六歳の少年。ヤイバ同様あらゆる能力に優れた人当たりのいい朗らかな少年だが、自分がヤイバのクローンであること、二十歳まで生きられない身体であることを知っており、世界で唯一同じ立場である歩に殺されるか、共にあってほしいと願っていた。
白長谷 小夜子（しらながたに さよこ）
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目次 - Contents
- 『スパイラル（推理の絆）』の概要
- 『スパイラル（推理の絆）』のあらすじ・ストーリー
- 導入編
- 事件編
- 解決編
- 『スパイラル（推理の絆）』の登場人物・キャラクター
- 主人公サイド
- 鳴海 歩（なるみ あゆむ）
- 結崎 ひよの（ゆいざき ひよの）
- 鳴海 まどか（なるみ まどか）
- ブレード・チルドレン
- アイズ・ラザフォード
- 浅月 香介（あさづき こうすけ）
- 竹内 理緒（たけうち りお）
- カノン・ヒルベルト
- 高町 亮子（たかまち りょうこ）
- ミズシロ 火澄（ミズシロ ヒズミ）
- 白長谷 小夜子（しらながたに さよこ）
- 野原 瑞枝（のはら みずえ）
- 辻井 郁夫（つじい いくお）
- その他
- 鳴海 清隆（なるみ きよたか）
- ミズシロ・ヤイバ
- 和田谷 末丸（わたや すえまる）
- 園部 隆司（そのべ たかし）
- 土屋 キリエ（つちや キリエ）
- 今里（いまざと）
- 斉木 享（さいき とおる）
- 小日向グループ
- 小日向 くるみ（こひなた くるみ）
- 小日向 紋十郎（こひなた もんじゅうろう）
- 八島 いずみ（やしま いずみ）
- 小説版のみの登場人物
- 桜崎 緋芽子（さくらざき ひめこ）
- 黒峰 キリコ（くろみね キリコ）
- 桜崎 健吾（さくらざき けんご）
- 千原 初美（ちはら はつみ）
- 千原 陣八（ちはら じんぱち）
- 牧野 千影（まきの ちかげ）
- 荒木 三郎太（あらき さぶろうた）
- 相沢 竜馬（あいざわ りょうま）
- 京谷 淑子（きょうや としこ）
- 稲葉 弘志（いなば ひろし）
- 永森 新吾（ながもり しんご）
- 柚森 史緒（ゆずもり ふみお）
- 柚森 珠喜（ゆずもり たまき）
- 『スパイラル（推理の絆）』の用語
- ブレード・チルドレン
- 騎士団（ナイツ）
- ハンター
- ウォッチャー
- セイバー
- 月臣学園
- 創造主
- 『スパイラル（推理の絆）』の名言・名セリフ／名シーン・名場面
- ひよの「はい上がる距離が長いほど 男の子はずっと強く素敵になりますから」
- アイズ「俺は願い続けよう どれだけ迷っても この孤独の中で神の祝福を最後まで願い続けよう」
- 歩「ささやかで後ろ向きで 何一つ報われないかもしれないけれど それは祈りのような幸せだった 俺の気持ちに嘘はない 俺はずっと まどかさんを愛してきたよ」
- 結崎ひよのを名乗っていた女性「さよならの前に、一度握手を」
- 『スパイラル（推理の絆）』の裏話・トリビア・小ネタ／エピソード・逸話
- 連載当初に構想されていたもっと現実的な「解決編」
- 香介の眼鏡使い分け
- 原作者が思う「かっこいい女性」は竹内理緒
- 『スパイラル（推理の絆）』の主題歌・挿入歌
- OP（オープニング）：Strawberry JAM「希望峰」
- ED（エンディング）：Hysteric Blue「カクテル」