ウルキオラ・シファー（BLEACH）の徹底解説・考察まとめ

黒崎一護のクラスメイト。胡桃色のロングヘアが特徴であり、いつも6枚の花弁をもつ花の形のヘアピンを着けている。このピンを触媒とした盾舜六花（しゅんしゅんりっか）という攻守・治療・復元の霊能力の使い手。美少女でクラスメイトの本匠千鶴からセクハラされたり、ナンパされることも多い。一人称は「あたし」。

奇怪な発想を繰り出す天然ボケだが、学年でもトップクラスの成績優秀者で、中学の頃から勉強は出来ていたと語られている。運動神経も良いらしく幼馴染である有沢竜貴の指導により、空手初段程度の実力を持つ。かなり石頭である。「破面篇」では盾舜六花の能力に藍染惣右介が興味を持ち、ウルキオラ・シファーによって拉致される。元々ウルキオラは藍染の命令で織姫の監視役と教育係に任命されていたが、織姫の言動から心を持たなかったはずのウルキオラは人間の心に興味を抱くようになる。

黒崎一護に敗北して灰になってしまう寸前、ウルキオラの「俺が怖いか」という問いかけに対し織姫が「怖くないよ」と答え、ウルキオラが人間の心を理解しながら消えていく場面は作中屈指の名シーンである。

グリムジョー・ジャガージャック

右顎を象った仮面の名残を着けた、端正な顔立ちに水色のリーゼント風の髪をした不良風の男（ナックルヴァールからはワイルドリーゼント野郎と呼ばれていた）。一人称は「俺」。目元に髪と同じ色の仮面紋がある。腹部に孔があり、右腰背面に「6」の刻印がある。非常に好戦的で、障害となる者は、強弱を問わず抹殺すべきとの考えの持ち主。その好戦的な性格のために他の破面と意見が衝突したり、先走った行動に出ることも多い。藍染にも完全に忠誠を誓っているわけではないようだが、実力差を悟っているのか表立って反目することはない。左腕を治してくれた織姫をロリとメノリから救うなど、恨みも恩も忘れない性格。「破面篇」では、黒崎一護達が虚圏に攻め入って十刃が一堂に会した際には、一護と戦うために中座しようとしたので藍染に叱咤され、腰を抜かしてしまう。一護がウルキオラにやられた後は一護とフェアな勝負をするため、織姫をさらってきて一護の治療をさせた。その治療中に織姫の世話役であるウルキオラと激突するが、「反膜の匪（カハ・ネガシオン）」でウルキオラを閉次元に閉じ込める事に成功する。ウルキオラや一護とは犬猿の仲である。

ウルキオラ・シファーの名言・名セリフ／名シーン・名場面

「心か」

黒崎一護の完全虚化の攻撃によってダメージを負い、再生が追いつかずに灰化していくウルキオラ。最後の最後に、ウルキオラは一護や織姫に興味を持ちはじめていたことを打ち明ける。
さらには、織姫がウルキオラに対して「怖くないよ」と言ったことを思い出しながら、織姫に手を伸ばす。織姫がウルキオラに手を伸ばすものの、灰化してしまいウルキオラに触れることは叶わなかった。
ウルキオラは自分の手のひらのなかにあるものこそが「心」だと知り、「これが心か」と思いながら消えていくのであった。
心というものを理解した、その直後には消えてしまう切なく儚い場面であり、BLEACHのなかでも名セリフとして多くのファンに愛されているシーンである。

ウルキオラ・シファーの裏話・トリビア・小ネタ／エピソード・逸話

「ムルシエラゴ」は、スペイン語で「蝙蝠」

ウルキオラ・シファーの帰刃「黒翼大魔（ムルシエラゴ）」。
それを発動することにより虚時代に近い容姿になる。（虚時代の容姿はファンブック『UMMASKED』で確認することができる。）
作中でムルシエラゴは「黒翼大翼」と表記されるが、本当の意味はスペイン語で「蝙蝠（コウモリ）」である。

ウルキオラという名はファミリーネームとして使われることが多い名前

ウルキオラという名はファーストネームと思われがちだが、実はファミリーネームとして用いられることが多い名前である。ちなみに、ウルキオラのようなフルネーム形式はイタリアの公式書面などで多く見られる。