怪獣8号(漫画)のネタバレ解説・考察まとめ

『怪獣8号』とは、『少年ジャンプ+』で2020年より連載している松本直也による漫画作品。シン・ゴジラやパシフィック・リム等の怪獣を自然災害に暗喩した作品の系譜にある。怪獣の発生する世界で、怪獣から国を守る防衛隊に入る事が叶わずに怪獣の死体清掃の仕事を続ける主人公・カフカが、もう一度防衛隊を目指そうと決意するも、謎の小型怪獣に体内へ侵入され、人知を超えた怪獣の力を手にする。「怪獣8号」と呼ばれるようになってしまったカフカがその力と怪獣の知識を駆使して、怪獣に立ち向かっていくバトル漫画である。

怪獣15号との激戦を終えたキコルは、敵が消滅する間際に思念をキャッチした。そこで分かったのは、15号が「パパ」と呼ぶ9号の愛情を求めていたこと、同じように娘に厳しく接する勲の行動の根底にはキコルへの愛情があったものの、自分は9号のコマでしかなかったと悲しむ気持ちだった。「多くの命を奪った相手を好きになることはできない」と前置きした上で、「私がアンタの分も9号をぶん殴ってきてあげる」と言った。圧倒的な強さを見せた後で発せられた、人間味あふれる一言である。敵が抱えていた痛みを理解する懐の広さや、彼女の優しさが感じられるセリフである。

鳴海 弦「格の違いを見せてやるよ バカ弟子」

自分を狙う識別怪獣との戦いに苦戦していた鳴海。しかしカフカによって覚醒し、怪獣15号を倒したキコルから、「今度はそっちの番ですよ。弟子の私に実力示してくださいバカ師匠」と発破をかけられる。その言葉を耳にした鳴海の目には力が戻り、「格の違いを見せてやるよ バカ弟子」と言い放った。今までとは打って変わった自信溢れる表情になっており、強大な力を持つ敵を相手との戦いに期待を抱かせる名セリフである。

『怪獣8号』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

怪獣出現は室町時代以前から

保科は「室町時代から続く怪獣討伐隊の家系の出身」だと言う。つまり室町時代には既に怪獣が出没していた事になる。時代を追う毎に怪獣が大型化しているという発言もあり、怪獣も時代に合わせて進化していることが分かる。

コミックスのCMはニュース番組調

コミックスの発売時に、まるでニュース番組のようなCMが作られている。他にも動画が沢山作られており、怪獣8号の頭部を立体化する企画等の様々な動画があり、それらの動画をYouTubeで見る事が出来る。

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