怪獣8号(漫画)のネタバレ解説・考察まとめ

『怪獣8号』とは、『少年ジャンプ+』で2020年より連載している松本直也による漫画作品。シン・ゴジラやパシフィック・リム等の怪獣を自然災害に暗喩した作品の系譜にある。怪獣の発生する世界で、怪獣から国を守る防衛隊に入る事が叶わずに怪獣の死体清掃の仕事を続ける主人公・カフカが、もう一度防衛隊を目指そうと決意するも、謎の小型怪獣に体内へ侵入され、人知を超えた怪獣の力を手にする。「怪獣8号」と呼ばれるようになってしまったカフカがその力と怪獣の知識を駆使して、怪獣に立ち向かっていくバトル漫画である。

国会議事堂エリアを制圧したキコルの前に現れた怪獣。キコルに瓜二つの容姿をしており、会話するなど知能は高い。ナンバーズ4を装備したキコルを圧倒するパワーとスピードをもち、精神攻撃をすることもできる。パワーでねじ伏せる、精神攻撃で戦闘不能状態にするなど、幾度となくキコルを追い詰めるが、カフカの言葉がきっかけとなり覚醒したキコルに敗れる。

討伐済みの識別怪獣

怪獣1号

最古の識別怪獣。生物が脳から発する信号を視覚化する未来視の能力を持ち、回避不能な攻撃を放った。功が記録から情報を引用している描写があり、相当古い時代に出現した怪獣である事が窺える。

怪獣2号

1972年に札幌を襲撃し、壊滅寸前にまで陥れた大型怪獣。副長官の伊丹曰く、「凄まじい破壊力と息絶える寸前まで屈しない気位の高さを持つ大怪獣」だったとのこと。防衛隊に討伐されてスーツとアームの素材にされるが、その力は制御困難であり、使いこなせるのは四ノ宮功だけとされている。

怪獣6号

物語が始まる10年前に群発災害を引き起こした怪獣。災害によってキコルの母を含めた隊長3人と隊員200人が犠牲になった。討伐後は兵器化されるものの、適合者不在で封印されていた。

『怪獣8号』の用語

怪獣

地中や上空から発生し、街を破壊し人を喰らう。現れる時は本獣と、周りに小さな余獣が出現する。怪獣のサイズは様々で、小型・中型・大型に別れている。
フォルティチュードという値で強さが設定されており、値が高い程危険度が上がる。6.0以上で大震災レベル、9.0を超えると歴史的大怪獣となる。怪獣ごとに特性を発揮するユニ器官を持っている。その他、倒した怪獣から採取された素材は対怪獣兵器の素材パーツとして使用される事もある。出現した怪獣は防衛隊によって速やかに討伐されるが、時折討伐が難航した怪獣は「怪獣〇号」という名称が付けられる。

フォルティチュード

専用機器による計測で怪獣の危険度を数値化したもの。その概念は地震のマグニチュードに相当し、8.0を超えると「大怪獣」と認定される。

日本防衛隊

発生した怪獣を討伐する組織。自衛隊とは違い、討伐庁の管轄下である。解放戦力が高い隊長・副隊長等の隊員には、各々に合わせた専用武器が作られ、支給される。

防衛隊のスーツ

防衛隊員が着用している、出雲テックスという企業が開発した戦闘用のスーツ。怪獣の筋肉繊維が素材となっている。隊員の体に自動的に同化する作りになっており、着用した者の解放戦力により身体能力を大幅に強化する。様々な機能を備えており、防御シールドや着用者のバイタル、解放戦力の計測を行う事が出来る。

解放戦力

防衛隊の武器・スーツ等の装備の性能を何処まで引き出せるのかを数値化したもの。訓練を積んだ一般隊員で20%程度の数値が観測される。入隊試験受験者の中に、10%超えが年に1人いればいい方だと言う。

識別怪獣兵器/ナンバーズ

識別怪獣をベースにして作られた兵器のこと。従来の怪獣ベースの兵器を圧倒的に凌ぐ能力を持つが、使用者には生命に関わるほど重度の負荷がかかる。また、誰でも使用できるわけではなく、適合者のみがその力を使うことができる。

『怪獣8号』の名言・名セリフ/名シーン・名場面

日比野 カフカ「俺やっぱ諦めない アイツの隣に行かなきゃなんねぇ」

初変身後、無事人間へと戻っていくカフカ

asanto4
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