九十九由基(呪術廻戦)の徹底解説・考察まとめ

九十九由基(つくも ゆき)とは、『呪術廻戦』の登場人物で、日本に四人しかいない特級術師の紅一点。
主に海外で活動しており、日本には滅多に帰ってこない。“人に仇を為す呪霊という怪物を祓う”ことを生業とする呪術師だが、「呪霊を祓うのではなく、呪霊が生まれないよう世界の在り方を変えるべき」との思想を持ち、旅を続けているのもその手掛かりを求めてのことである。「渋谷事変」と呼ばれる事件によって日本が壊滅の危機に瀕した後、これを解決するために主人公虎杖悠仁らと行動を共にする。

脹相(1コマ目右)と共に羂索(1コマ目左)と戦う九十九。
虎杖たちが死滅回游の終着のためそれぞれに動き、羂索がそれを上回る勢いで様々な謀略を進めていく中、九十九は“元星漿体”という立場で天元と意見を交わしていた。高尚な理屈と大極的な視点から星漿体との同化を続けてきた天元だったが、どういう心づもりで12年前に突如それをやめたのか。同化しなくても大丈夫なら、今まで大義のためだと信じてその身を捧げてきた星漿体たちに対してどう詫びるというのか。敵意にも等しい怒りが込められた九十九の痛罵を黙って聞くと、天元は「もう少し話がしたかった」と言葉を返す。ちょうどそのタイミングで羂索が薨星宮に乗り込んできたことで、2人の対話は終わりを迎える。
先んじて羂索に挑んだ脹相は、九十九が自分より強いことを理解しており、「少しでも羂索の手の内を明かし、消耗させる」ことを目的にしていた。羂索もこれを察し、事実上の捨て石である彼を「これまでに使っていた術式」だけで翻弄。しかしなお奮起する脹相の前に隠していた術式の1つを使わざるを得なくなり、その戦果を賞賛しながら九十九も戦線に参加する。
九十九は自身の術式「星の怒り(ボンバイエ)」を発動して羂索に挑むも、脹相が暴いた相手の手の内を推察してやりにくい相手だと判断する。九十九に対して同様の結論に達したのは羂索もまた同じで、早々に決着をつけるべく領域展開「胎蔵遍野」を発動する。「天元と協力してこれを解体し、羂索が力を使い果たしたところで畳みかける」という策を立てていた九十九だったが、羂索の術のあまりの完成度に予定よりも時間がかかり、大きなダメージを受けてしまう。勝負あったとほくそ笑む羂索に、しかし九十九は猛然と襲い掛かり、さらに彼の背後から脹相が不意打ちを仕掛ける。
大きなダメージを与えるも、羂索は体術だけで九十九と脹相の猛攻を凌ぎ、術式が回復するまでの時間を耐える。それでもここが勝負所だと攻めかかる九十九だったが、羂索は「小規模のうずまき」というさらなる隠し技を用い、彼女に致命傷を負わせる。
命を捨ててでも援護しようとする脹相に「呪いではなく人として生きろ」と伝えると、九十九は彼をむりやり退避させて捨て身の切り札を発動。これさえも凌ぎ切られ、羂索からトドメの一撃を食らって倒れ伏した。
九十九由基の関連人物・キャラクター
夏油傑(げとう すぐる)

日本に四人しかいない特級術師の一人。人間の醜悪な本性と、それを守るために自分たち術師が戦って命を落としていく現状に絶望し、「非術師を皆殺しにして、全ての術師にとっての楽園を作り上げる」という危険思想を抱くようになる。この実現のため悪の道に走り、その中で集めたラルゥを含む仲間たちと共に様々な事件を起こした。最終的に親友たる五条にトドメを刺される形で死亡する。
夏油が上記の苦悩に精神的に追い詰められていた際に出会い、自身の「呪霊に対する原因療法」という思想を披露。それを聞いた夏油が出した「非術師を皆殺しにする」というアイデアをまったく悪気もなく肯定的に評価してしまい、彼が呪詛師(=呪術を悪用する者のこと)となる大きなきっかけの一つとなった。
夏油傑(呪術廻戦)の徹底解説・考察まとめ | RENOTE [リノート]
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夏油傑(げとう すぐる)とは、『呪術廻戦』の登場人物で、体内に宿した数千もの呪霊を使役する呪霊操術の遣い手。呪術を悪用する呪詛師の中でも特に強力な存在である。 『呪術廻戦』本編が始まる一年前に起きた百鬼夜行事件の首謀者で、自身の持つ全ての呪霊をも超える力を有する特級呪霊祈本里香を我が物にせんと、その被呪者たる乙骨憂太と激しい戦いを繰り広げた。 かつては人々のために尽くさんとする高潔な呪術師を志し、最強の呪術師五条悟とは親友の間柄だった。道を違った現在も、五条とは互いに友情を捨て切れずにいる。
東堂葵(とうどう あおい)

京都府立呪術高等専門学校の生徒。高校生ながら一級術師で、学生どころかプロを含めても日本トップクラスの実力者。ただし性格は孤高にして傲岸不遜、思い込みが激しく友情に厚いというか暑苦しい人物。
小学生の頃にはその片鱗をすでに発露しており、体格で優る高校生と正面からケンカして叩きのめすほどの力を持っていた。その現場を見ていた九十九に見出され、誘われるまま彼女の弟子となって呪術師を志す。
九十九の「初対面の相手には好みのタイプを尋ねる」というスタイルも受け継いでいる。東堂自身は「身長と尻がデカい女が好き」と語っているが、これは彼が“背が高くスタイルもいい”九十九に憧れ、同じような体形の女性に惹かれるようになったためである。
東堂葵(呪術廻戦)の徹底解説・考察まとめ | RENOTE [リノート]
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東堂葵(とうどう あおい)とは、『呪術廻戦』の登場人物で、京都府立呪術高等専門学校の三年生にして一級の資格を持つ呪術師。単身で特級呪霊をも祓う実力者。 粗暴にして唯我独尊、屈強な肉体とドレッドヘアがトレードマーク。高田というアイドルの熱狂的なファンで、自分の嗜好や好悪の感情次第で極端に態度を変える扱いにくい男。 主人公・虎杖悠仁とは趣味が合い、彼を一方的に“超親友(ブラザー)”と認定。共に肉弾戦を主とするため戦闘での相性は抜群で、彼と共闘した際は作中屈指の高位呪霊である花御をも翻弄した。
ラルゥ

かつて夏油と共に、彼の理想の実現のために活動していた呪詛師。名前や外見から外国出身の術師だと思われるが詳細は不明。
筋骨隆々のたくましい体つきの持ち主だが内面は女性という、いわゆる“オネエ”である。夏油の仲間たちの中では縁の下の力持ちタイプで、時に優しく時に強引に彼らを支えた。
渋谷事変の最終局面で、九十九と協力して呪術師たちの撤退支援を行う。これが以前から手を組んでいて決めたことなのか、突発的に話をまとめたものなのかは不明。
ラルゥ(呪術廻戦)の徹底解説・考察まとめ | RENOTE [リノート]
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ラルゥとは『呪術廻戦』および前日譚『呪術廻戦0巻』に登場するキャラクターであり、夏油傑に与する一派に属する呪詛師である。常に半裸で女性のような口調でしゃべる一見穏やかな性格であるが、方針の相違で揉めていた仲間を一喝し場を収めるなどの行動をとることもある。一派に対しては家族のような感情を抱いていることが本人から語られている。
天元(てんげん)

日本呪術界の中枢たる存在。不死の術式を持ち、少なくとも五百年以上昔から生き続け、呪術師たちの拠点に常時結界を張り巡らして彼らの活動をサポートしている。純粋な人間であるかどうかも含めてほとんど語られていない、謎の多い存在。
九十九は天元との間になんらかのトラブルを抱えているらしく、虎杖たちと共に彼の住居である薨星宮(こうせいぐう)に赴いた際、面会を拒絶されたことを悟るや「自分のせいかもしれない」と語っている。
天元(呪術廻戦)の徹底解説・考察まとめ | RENOTE [リノート]
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天元(てんげん)とは、『呪術廻戦』の登場人物で、高度な結界術を操る呪術界の中枢的存在。 不死の術式を持ち、少なくとも千年以上の時を生きている。その強大な呪力で国内の主要な結界を補強し、呪術大国としての日本を支える屋台骨。普段は薨星宮で隠遁生活を送り、人前には姿を見せない。不死ではあるが不老ではなく、五百年に一度自身と適合する人間と同化することで意識を保っている。 渋谷事変を経て日本が存亡の危機に立たされる中、この状況を打破するための情報を求めて薨星宮に侵入した主人公虎杖悠仁らの前に現れる。
九十九由基の名言・名セリフ/名シーン・名場面
「どんな女が好み(タイプ)かな?」

九十九が初対面の相手に必ず聞く言葉。性癖にはその者の嗜好や欲求、人生観など様々なものが含まれており、それを知れば相手の本質も見えてくる。九十九はそのように考えているらしく、相手のことを手っ取り早く知るために問いかけている。
これは男性に対して尋ねる場合のパターンで、相手が女性なら「どんな男が」となる。その傾向が多いからこそこういう言葉を使っているだけで、同性愛でも両性愛でも構わないとのこと。かくいう九十九自身がどのような異性を好むのかについては、特に語られていない。
九十九由基の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
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秤金次(呪術廻戦)の徹底解説・考察まとめ
秤金次(はかり きんじ)とは、呪術を巡る術師たちの戦いを描いた『呪術廻戦』の登場人物で、都立呪術高等専門学校における主人公・虎杖悠仁の2つ上の先輩。 “現代最強の術師”五条悟も期待する有力な若手ながら、人格的には難のある少年で、任務中に先輩術師と揉めた上に暴力沙汰を起こして停学中。その後物語の本筋にはほとんど関わらないまま、術者同士の賭け試合の胴元となっていた。実力は高く評価されており、日本に4人しかいない特級術師の1人である乙骨憂太は「調子のいい時の秤は自分より強い」と語っている。
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七海建人(呪術廻戦)の徹底解説・考察まとめ
七海建人(ななみ けんと)は、『呪術廻戦』の登場人物で、主人公・虎杖悠仁の担任・五条悟の後輩でもある1級呪術師。 言動は慇懃なサラリーマンといった風だが内には強い使命感を持っており、理屈より自身の感情を己の原動力としながらもクールに冷徹に立ち回る。一度は呪術師という仕事への失望から一般企業へと就職するも、自分がやりがいや誰かに必要とされることを望んでいたことに気づき、呪術の世界に舞い戻った。虎杖の成長を見守り、兄貴分的存在になるが、渋谷事変で特級呪霊・真人の術式「無為転変」を受け死亡した。
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日車寛見(呪術廻戦)の徹底解説・考察まとめ
日車寛見(ひぐるまひろみ)とは『呪術廻戦』に登場するキャラクターであり、羂索が企てたゲーム「死滅回游」の泳者(プレイヤー)である。東北地方の国選弁護人として立場の弱い人々を護るために尽力していたが、検察側の不当な裁判によって無罪を覆される。担当していた被告人からも恨みのこもった目を向けられた日車は、怒りの表情で槌を叩き付け式神らしきものを召喚。その場にいた裁判官と検事を殺し、東京第1結界にて「死滅回遊」に参戦。虎杖悠仁との戦闘の末に初心に帰り、虎杖の希望するルールを追加した後姿を消した。
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