イエスタデイ(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『イエスタデイ』はイギリスで制作されたスタイリッシュでハートフルなラブコメディ映画である。売れないシンガーソングライター、主人公のジャックはある日バスに跳ねられる。意識不明の状態から回復したものの、目覚めた世界には伝説のバンド「ビートルズ」が存在していなかった。なぜかジャックだけがビートルズを憶えている。記憶を頼りに披露した曲「イエスタデイ」をきっかけに、ジャックの平凡な人生が徐々に変化していく。ファンタジーな要素とリアルを織り交ぜながら友情、恋愛、苦悩をビートルズの名曲と共に楽しめる映画だ。
ウェンブリースタジアムでのステージ
エドのライブのゲストとしてウェンブリースタジアムのステージに立つジャック。数曲演奏した後、全ての真相と、エリーへの告白をするシーン。正直に気持ちを伝えるジャックとそれを真剣に聞く観客。巨大なスタジアムを埋め尽くすペンライトの光。実際のライブの後に撮影されたとだけあり、会場雰囲気も観客のリアクションもリアルで臨場感がある。
『イエスタデイ』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
エド・シーランのキャスティング
本作では有名ミュージシャンの役どころとして、イギリス出身のエド・シーランが本人役で起用されている。世界的アーティストのエドが出演しているということで公開前から話題になったが、実は別のミュージシャンをキャスティング予定だったという。その人物はこれまた有名なコールドプレイのクリス・マーティンだったとのこと。インタビューで「映画の撮影期間と、僕のツアーの時期が被っていたから観客の映像が撮れた」とエドが冗談めかして話している。実際、最後のウェンブリースタジアムのシーンは本当のエドのライブ後に撮影されている。
主役を掴んだ、ヒメーシュ・パテルの歌声
オーデションにより、主役のジャック役に抜擢された新鋭のヒメーシュ。監督は彼の歌声を聞き、決めたと言う。プロのミュージシャンではない彼の歌声がとても役にマッチしていた。もともとは撮影とは別に録音した音を充てる予定だったが、彼の歌声を聞き、全てライブ音源での撮影に切り替えたそう。実際オープニングで街角で歌う「サマーソング」を始め、6千人を集めたピア・ホテル屋上でのパフォーマンス、最後のウィンブリー・スタジアムでのステージ演奏も全てライブ形式で撮影され、ヒメーシュの歌声を届けた。
ビートルズ以外にも存在しない物たち
ジャックが事故の後目覚めた世界はビートルズの存在しない、パラレルワールドとして展開している。その世界ではビートルズの他にも有名バンドのオアシス、コカ・コーラやハリー・ポッターそしてタバコが存在していない。なぜそれらが無くなっているのかは作中では謎のままだが、タバコだけは、「ビートルズのメンバーだったジョージ・ハリスンが肺がんで亡くなっているから」とボイル監督が発言している。
『イエスタデイ』の主題歌・挿入歌
OP(オープニング):ヒメーシュ・パテル『サマーソング』
ED(エンディング):The Beatles『Hey Jude』
挿入歌:The Beatles『Yesterday』
挿入歌:The Beatles『I Want To Hold Your Hand』
挿入歌:The Beatles『In My Life』
挿入歌:The Beatles『Back In The U.S.S.R』
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目次 - Contents
- 『イエスタデイ』の概要
- 『イエスタデイ』のあらすじ・ストーリー
- 音楽の夢と事故
- ビートルズの存在しない世界
- エドとの出会いとツアーへの参加
- イギリスからの旅立ち
- ビートルズを知る他の人物
- ジョン・レノンとの出会いと結末
- 『イエスタデイ』の登場人物・キャラクター
- 主人公
- ジャック・マリック(演:ヒメーシュ・パテル)
- ジャックの友人達
- エリー・アップルトン(演:リリー・ジェームズ)
- ロッキー(演:ジョエル・フライ)
- ギャビン(演:アレクサンダー・テンアーノルド)
- ニック(演:ハリー・ミシェル)
- キャロル(演:ソフィア・ディ・マルティノー)
- ルーシー(演:エリス・チャペル)
- ジャックの仕事仲間
- デブラ・ハマー(演:ケイト・マッキノン)
- エド・シーラン(演:エド・シーラン)
- ジャックの家族
- ジェッド・マリック(演:サンジーヴ・バスカー)
- シェリア・マリック(演:ミーラ・サイアル)
- ジャックを取り巻くキーマン
- レオ(演:ジャスティン・エドワーズ)
- リズ(演:サラ・ランカシャー)
- ジョン・レノン(演:ロバート・カーライル)
- 『イエスタデイ』の用語
- ビートルズ
- ラティチュードフェスティバル
- ウェンブリー・スタジアム
- 『イエスタデイ』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- ロッキー「俺には時間の概念がない」
- エド「君はモーツァルト、俺はサリエリだ」
- デブラ「かな。は要らない。イエスと言って」
- ロッキー「まだ道は続くぞ」
- リズ「ビートルズのいない世界はたまらなく退屈」
- ジョン・レノン「幸せだった。それ以上の勝ちはない。」
- 世界規模で停電になる場面
- ジャックがビートルズを検索するシーン
- 「Help!」を熱唱するシーン
- ウェンブリースタジアムでのステージ
- 『イエスタデイ』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- エド・シーランのキャスティング
- 主役を掴んだ、ヒメーシュ・パテルの歌声
- ビートルズ以外にも存在しない物たち
- 『イエスタデイ』の主題歌・挿入歌
- OP(オープニング):ヒメーシュ・パテル『サマーソング』
- ED(エンディング):The Beatles『Hey Jude』
- 挿入歌:The Beatles『Yesterday』
- 挿入歌:The Beatles『I Want To Hold Your Hand』
- 挿入歌:The Beatles『In My Life』
- 挿入歌:The Beatles『Back In The U.S.S.R』
- 挿入歌:The Beatles『Help!』
- 挿入歌:The Beatles『All You Need Is Love』
- 挿入歌:The Beatles『Ob–La–Di、Ob–La–Da』
- 挿入歌:Ed Sheeran『Penguins』
- 挿入歌:Ed Sheeran『One life』