イエスタデイ(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『イエスタデイ』はイギリスで制作されたスタイリッシュでハートフルなラブコメディ映画である。売れないシンガーソングライター、主人公のジャックはある日バスに跳ねられる。意識不明の状態から回復したものの、目覚めた世界には伝説のバンド「ビートルズ」が存在していなかった。なぜかジャックだけがビートルズを憶えている。記憶を頼りに披露した曲「イエスタデイ」をきっかけに、ジャックの平凡な人生が徐々に変化していく。ファンタジーな要素とリアルを織り交ぜながら友情、恋愛、苦悩をビートルズの名曲と共に楽しめる映画だ。
吹き替え:園崎未恵(成長後のエリー)
ジャックの幼馴染。マネージャー兼ドライバーをしてジャックの音楽活動を支えている。本業は中学教師。ジャックの可能性を信じ続ける献身的でキュートな女性。幼少期に学校の舞台で歌うジャックの歌声に惚れ込み、ジャックを好きになる。長年ジャックへの思いを密かに温めていたが、スターへの階段を駆け上って行くジャックへ距離感を感じてしまう。地元のサフォークを愛している。
ロッキー(演:ジョエル・フライ)
吹き替え:鶴岡聡
ジャックの旧友。元アル中でドラッグ依存など、どうしようもない奴だったが、ひょんな事からジャックの付き人になる。根は優しくて明るい良い人。空気を読むのが下手。意外と真面目なので、ジャックとの仕事も頑張り更生していく。作中でシリアスな場面でも、彼の行動や一言で重たくなり過ぎず、コメディ要素を担っている。
ギャビン(演:アレクサンダー・テンアーノルド)
地元に小さなスタジオを持ち、売れていない時代のジャックにCDを作らないかと声をかけた。ジャックが歌うビートルズの曲の良さにいち早く気が付き、全面的に協力してくれる。ジャックのデビュー時も楽屋まで駆けつけてくれ、心から喜んでくれた。後にエリーの彼氏となる。とても優しく理解力のある人物。最後はジャックとエリーの為に自分が身を引く、潔い一面も。
ニック(演:ハリー・ミシェル)
ジャックの地元の友人。ジャックの快気祝いやロサンゼルスへ旅立つ前のパーティー、アルバム発表ライブ等集まりには必ず駆けつけてくれる。いつも冗談を言ったりしておちゃらけているが、ジャックが助言を求めるときは応えてくれる。デビューライブの際はジャックの自作曲である「サマーソング」を歌って!というプラカードを持参するなど、友人思い。明るく面倒見の良い性格。
キャロル(演:ソフィア・ディ・マルティノー)
ジャックとエリーの友達。いつもニックと一緒にいる。事故後のジャックの退院を一緒に祝ってくれた。ジャックが「イエスタデイ」を披露した場にも同席しており、曲の美しさにとても感動する。エリーの良き理解者。
ルーシー(演:エリス・チャペル)
エリーの職場の同僚。ジャックにモスクワ行きの付き添いを打診されるが、自身の音楽クラブのサポートがある為断る。控えめだが何かとイベントごとには参加してくれている。最後はギャビンと仲良くなっている様子も流れる。
ジャックの仕事仲間
デブラ・ハマー(演:ケイト・マッキノン)
吹き替え:深見梨加
エド・シーランのマネージャー。とにかくお金儲けが大好き。マネージメント能力も高く、ビートルズを歌うジャックが金になると直ぐに目をつけスカウトしてきた。何事にもストレートな人物。ジャックに対しても曲とジャックが生み出すお金にしか興味がなく、ジャックを「商品」と呼んだりかなり強気な性格。
エド・シーラン(演:エド・シーラン)
吹き替え:勝杏里
本人役で登場。主人公ジャックの運命を大きく動かす重要な役回りを演じている。音楽に情熱があるため、ジャックのレコーディングしていた「Hey Jude」のタイトルを「Hey Dude」に変えようとアドバイスをしたりする。ジャックに一目置いており、何かと気にかけ助けてくれる。懐の深い人物。今作の為に2曲書き下ろし、挿入歌として作中で流れている。
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目次 - Contents
- 『イエスタデイ』の概要
- 『イエスタデイ』のあらすじ・ストーリー
- 音楽の夢と事故
- ビートルズの存在しない世界
- エドとの出会いとツアーへの参加
- イギリスからの旅立ち
- ビートルズを知る他の人物
- ジョン・レノンとの出会いと結末
- 『イエスタデイ』の登場人物・キャラクター
- 主人公
- ジャック・マリック(演:ヒメーシュ・パテル)
- ジャックの友人達
- エリー・アップルトン(演:リリー・ジェームズ)
- ロッキー(演:ジョエル・フライ)
- ギャビン(演:アレクサンダー・テンアーノルド)
- ニック(演:ハリー・ミシェル)
- キャロル(演:ソフィア・ディ・マルティノー)
- ルーシー(演:エリス・チャペル)
- ジャックの仕事仲間
- デブラ・ハマー(演:ケイト・マッキノン)
- エド・シーラン(演:エド・シーラン)
- ジャックの家族
- ジェッド・マリック(演:サンジーヴ・バスカー)
- シェリア・マリック(演:ミーラ・サイアル)
- ジャックを取り巻くキーマン
- レオ(演:ジャスティン・エドワーズ)
- リズ(演:サラ・ランカシャー)
- ジョン・レノン(演:ロバート・カーライル)
- 『イエスタデイ』の用語
- ビートルズ
- ラティチュードフェスティバル
- ウェンブリー・スタジアム
- 『イエスタデイ』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- ロッキー「俺には時間の概念がない」
- エド「君はモーツァルト、俺はサリエリだ」
- デブラ「かな。は要らない。イエスと言って」
- ロッキー「まだ道は続くぞ」
- リズ「ビートルズのいない世界はたまらなく退屈」
- ジョン・レノン「幸せだった。それ以上の勝ちはない。」
- 世界規模で停電になる場面
- ジャックがビートルズを検索するシーン
- 「Help!」を熱唱するシーン
- ウェンブリースタジアムでのステージ
- 『イエスタデイ』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- エド・シーランのキャスティング
- 主役を掴んだ、ヒメーシュ・パテルの歌声
- ビートルズ以外にも存在しない物たち
- 『イエスタデイ』の主題歌・挿入歌
- OP(オープニング):ヒメーシュ・パテル『サマーソング』
- ED(エンディング):The Beatles『Hey Jude』
- 挿入歌:The Beatles『Yesterday』
- 挿入歌:The Beatles『I Want To Hold Your Hand』
- 挿入歌:The Beatles『In My Life』
- 挿入歌:The Beatles『Back In The U.S.S.R』
- 挿入歌:The Beatles『Help!』
- 挿入歌:The Beatles『All You Need Is Love』
- 挿入歌:The Beatles『Ob–La–Di、Ob–La–Da』
- 挿入歌:Ed Sheeran『Penguins』
- 挿入歌:Ed Sheeran『One life』