イエスタデイ(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『イエスタデイ』はイギリスで制作されたスタイリッシュでハートフルなラブコメディ映画である。売れないシンガーソングライター、主人公のジャックはある日バスに跳ねられる。意識不明の状態から回復したものの、目覚めた世界には伝説のバンド「ビートルズ」が存在していなかった。なぜかジャックだけがビートルズを憶えている。記憶を頼りに披露した曲「イエスタデイ」をきっかけに、ジャックの平凡な人生が徐々に変化していく。ファンタジーな要素とリアルを織り交ぜながら友情、恋愛、苦悩をビートルズの名曲と共に楽しめる映画だ。
ジャックの家族
ジェッド・マリック(演:サンジーヴ・バスカー)
ジャックの父親。マイペースで大らかな性格。少し空気の読めないところがあり、エド・シーランが初めてジャックの家を訪ねてきた時も、キッチンで話すジャックとエドの会話の邪魔をする。エド本人に向かって「エド・シーランに似てるね」と話しかけ、ジャックをヒヤヒヤさせた。心優しく憎めない人。
シェリア・マリック(演:ミーラ・サイアル)
ジャックの母親。優しく大らかな性格。ジャックのことを愛情深く大切に育てている。ジャックのことは大好きだが、音楽にはあまり興味なし。ジャックが自宅で曲を披露する際も、お客様優先でお茶を出したりと動き回ってしまう。ジャックをいつも応援し、見守ってくれている。
ジャックを取り巻くキーマン
レオ(演:ジャスティン・エドワーズ)
レオはジャック以外にビートルズを知っている人物の一人。モスクワでのエド・シーランのライブに観客として参加していた。その時にオープニングアクトとして登場し、ビートルズの曲を演奏したジャックに衝撃を受ける。自宅に帰り、ジャックがスーパーで配布したCDのリストをみて、ジャックがビートルズを覚えていると確信する。ビートルズをとても愛している人物。
尚、作中ではレオの名前は明かされていない。
リズ(演:サラ・ランカシャー)
ジャック以外にビートルズを覚えているもう一人の人物。ジャックがリバプールに到着した時の空港で最初に登場する。その後、ビートルズ所縁の地を巡るジャックとロッキーを追いかけるように各所で登場し、陰から様子を伺う。
デビューステージを終わらせたジャックの楽屋を訪ね、ビートルズの楽曲をこの世界に残してくれた感謝を伝えると、悩めるジャックに自分で調べたジョンの住所の書いた紙を渡す。ビートルズをとても愛している人物。
尚、作中ではリズの名前は明かされていない。
ジョン・レノン(演:ロバート・カーライル)
ビートルズにならなかっため存在し、海の側の家で犬と暮らしているジョン。悩むジャックに生きるヒントを与える。
突然訪ねてきたにも関わらず、ジャックを快く招き入れてくれ、相談に乗ってくれた。このパラレルワールドではジョンは船乗りで、いろいろあったが愛する人と幸せに過ごせたと語る。愛と平和を願う穏やかな人物。
『イエスタデイ』の用語
ビートルズ
正式には「The Beatles」。1962年にレコードデビューし、1970年に解散。8年間しか活動していないにも関わらず、多くの名曲を残し、20世紀最高のロックバンドと言われている。 メンバーはジョン・レノン、ポール・マッカートニー、リンゴ・スター、ジョージ・ハリスンの4人。全音イングランドのリバプール出身。世界的に凄まじい人気だった為、数々の伝説を残している。
ラティチュードフェスティバル
正式には「Latitude Festival」。イングランドのサフォーク州で夏頃開催される音楽フェスティバル。初年度は2006年開催。会場は4つのステージで構成され、多くのミュージシャンやバンドが参加する。
作中でジャックは小さなサブステージでの参加だったが、メインステージではビッグミュージシャンが演奏していた。ジャックとエリーの地元であるサフォークでの大型フェスなので、参加できるだけでも二人は大喜びした。
ウェンブリー・スタジアム
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目次 - Contents
- 『イエスタデイ』の概要
- 『イエスタデイ』のあらすじ・ストーリー
- 音楽の夢と事故
- ビートルズの存在しない世界
- エドとの出会いとツアーへの参加
- イギリスからの旅立ち
- ビートルズを知る他の人物
- ジョン・レノンとの出会いと結末
- 『イエスタデイ』の登場人物・キャラクター
- 主人公
- ジャック・マリック(演:ヒメーシュ・パテル)
- ジャックの友人達
- エリー・アップルトン(演:リリー・ジェームズ)
- ロッキー(演:ジョエル・フライ)
- ギャビン(演:アレクサンダー・テンアーノルド)
- ニック(演:ハリー・ミシェル)
- キャロル(演:ソフィア・ディ・マルティノー)
- ルーシー(演:エリス・チャペル)
- ジャックの仕事仲間
- デブラ・ハマー(演:ケイト・マッキノン)
- エド・シーラン(演:エド・シーラン)
- ジャックの家族
- ジェッド・マリック(演:サンジーヴ・バスカー)
- シェリア・マリック(演:ミーラ・サイアル)
- ジャックを取り巻くキーマン
- レオ(演:ジャスティン・エドワーズ)
- リズ(演:サラ・ランカシャー)
- ジョン・レノン(演:ロバート・カーライル)
- 『イエスタデイ』の用語
- ビートルズ
- ラティチュードフェスティバル
- ウェンブリー・スタジアム
- 『イエスタデイ』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- ロッキー「俺には時間の概念がない」
- エド「君はモーツァルト、俺はサリエリだ」
- デブラ「かな。は要らない。イエスと言って」
- ロッキー「まだ道は続くぞ」
- リズ「ビートルズのいない世界はたまらなく退屈」
- ジョン・レノン「幸せだった。それ以上の勝ちはない。」
- 世界規模で停電になる場面
- ジャックがビートルズを検索するシーン
- 「Help!」を熱唱するシーン
- ウェンブリースタジアムでのステージ
- 『イエスタデイ』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- エド・シーランのキャスティング
- 主役を掴んだ、ヒメーシュ・パテルの歌声
- ビートルズ以外にも存在しない物たち
- 『イエスタデイ』の主題歌・挿入歌
- OP(オープニング):ヒメーシュ・パテル『サマーソング』
- ED(エンディング):The Beatles『Hey Jude』
- 挿入歌:The Beatles『Yesterday』
- 挿入歌:The Beatles『I Want To Hold Your Hand』
- 挿入歌:The Beatles『In My Life』
- 挿入歌:The Beatles『Back In The U.S.S.R』
- 挿入歌:The Beatles『Help!』
- 挿入歌:The Beatles『All You Need Is Love』
- 挿入歌:The Beatles『Ob–La–Di、Ob–La–Da』
- 挿入歌:Ed Sheeran『Penguins』
- 挿入歌:Ed Sheeran『One life』