ベヨネッタ2(BAYONETTA 2)のネタバレ解説・考察まとめ

『ベヨネッタ2』とは、美しく妖艶な魔女ベヨネッタが天使達を華麗に叩きのめすクライマックス・アクションゲーム『ベヨネッタ』の続編。
諸事情で一度開発中止となりながらも、パワーアップした操作感とヴィジュアルを伴いより爽やか且つスタイリッシュに進化した形で世に生み出され、「究極を超える究極」が盛り込まれたよりスケールアップしたアクションを体感できることとなった。本作では世界の目を含む天地創造やベヨネッタの父母に関する真相など前作に残された伏線や謎も描かれており、見どころの一つとなっている。

自動マッチング、又は協力要請を送って他のプレイヤーと協力しながら戦う。
ゲーム終了後にフレンド申請が可能。

サーチパートナー

他のプレイヤーやフレンドスト等から、任意のプレイヤーを選択して協力しながら戦う。
ゲーム終了後にフレンド申請が可能。

CPUと共闘

CPUと共闘しながら、他のプレイヤーからの協力要請を待つ。
プレイ中に他のプレイヤーから協力要請を受けた場合、メニューを開いて要請に「応える」か否かを選択できる。
「STORY」(本編)をプレイ中に協力要請を受ける場合もある。

『ベヨネッタ2』の登場人物・キャラクター

ベヨネッタ(Bayonetta)

CV:Hellena Taylor / 田中敦子
主人公。アンブラの魔女の生き残りの内の一人であり、最強の賢者と魔女の血を引く絶大な力を持つ魔女。
神の力である「闇の左目」の継承者でもあるが、物語終盤その目の本来の持ち主である神と共に「闇の左目」は消滅する。
前作で記憶と共に「セレッサ」という本名も思い出したが、親友のジャンヌ以外は相変わらず(大抵は「ガラじゃない」という理由で)彼女を銃剣を意味する「ベヨネッタ」と呼ぶ。
本作では自分を庇った魔界に引きずり込まれた親友ジャンヌの魂を取り戻すために奔走するなど緊迫した場面も多いが、ドレスアップして優雅に買い物をするシーンや、ジャンヌと生活を共にしエンツォの家族との交流を感じられるセリフなどから、人間らしい生活を大いに楽しんでいる様子が見られる。

ジャンヌ(Jeanne)

CV:Grey DeLisle / 園崎未恵
ベヨネッタと同じくアンブラの魔女の生き残りであり、彼女にとって掛け替えのない親友。
今作ではベヨネッタが召喚した魔獣の暴走から彼女を庇い、魂が魔界へ引きずり込まれてしまう。
そのため登場シーンは前作ほど多くはないが、戦闘などに於いて阿吽の呼吸でベヨネッタを絶妙な形でサポートし、オフの日には元気にバイクを乗り回したりベヨネッタとドレスアップして一緒に買い物しているシーンも見られ、個人としてもベヨネッタのパートナーとしても人生を楽しく謳歌している様子が感じられる。

ロキ(Loki)

CV:Mark Daugherty / 皆川純子
水の都「ノアトゥーン」で出会う少年。褐色の肌と銀髪を持ち、額に三角形を突き合わせた形の紋章がある。
悪戯好きで口も悪く生意気な態度、所謂「悪ガキ」な雰囲気だが、性根は素直で優しく思いやりがある。
また男性としてのプライドが高いのか、大人の女性のベヨネッタに対し「男ってのはそういうものだ」といった見栄の切り方をする描写も見受けられる。
霊峰フィンブルヴェトルに行かなければならないという目的以外の記憶を失っており、単身その場所に向かう途中ベヨネッタと出会い、二人で協力しながら目指す。
当初は目的地が一致している同行者のような雰囲気だったが、次第に友情を育んでいく。
身体能力が大変高く、それ以上にプルガトリオへの行き来が可能、特殊な力を込めたカードを操って戦う、時空を操る等といった賢者や魔女の力とも違う人間離れした能力を操る。
その正体は混沌の神エーシルが自身の力を分けた際にできた半身で、善の意思と采配の力(正確には「無」の力)を抜け殻となる筈だった肉体に引き継ぎ、500年前に悪の半身ロプトの手から逃れた後、今世に転生してきた。
本編ラストでは全ての記憶を思い出した上で、人間の可能性を信じて自身に残された力により神としての力を滅ぼし、ベヨネッタと再会の約束を交わして消滅した。
エンディングではベヨネッタがショッピング中にすれ違ったベビーカーから、彼が使っていたカードが舞い落ちるシーンが見られる。

ロプト(Loptr)

ロキのビジョンに度々現れる謎の少年。容姿・能力共にロキと瓜二つだが、額の紋章は菱形をしており、服装の色も寒色系である。
その正体は混沌の神エーシルが自身の力を分けた際にできた半身であり、預言の者の少年の姿。
ローサを殺害した張本人であり、夫バルドルと娘ベヨネッタの真の仇ともいえる存在。
※詳細は「預言の者」の項目を参照。

仮面の賢者(Masked Lumen)/バルドル(Balder)

CV:Crispin Freeman / 子安武人
ロキを付け狙う謎の男。非常に高い戦闘能力を有しており、アンブラの魔女の中でも最強のベヨネッタを圧倒する程。
愛する人を殺され、復讐に燃えている。
賢者の宿敵ともなった魔女であるベヨネッタに対してはあくまでロキを庇う邪魔者として敵対するものの、彼女本人への憎しみや敵愾心はなく、寧ろ度々自らの邪魔をするベヨネッタを倒すと決意した際に「(ベヨネッタは)私が初めてこの手に掛ける魔女になる」と宣言する程である。
その正体はルーメンの賢者最後の生き残りで、ベヨネッタの父。
前作『ベヨネッタ』では諸悪の根源としてベヨネッタによって倒され継承していた光の右目と共に消滅したが、預言の者(ロプト)の思惑により500年前の過去からローサの仇を追って現代に現れる。
賢者と魔女の抗争を引き起こし、その過程で妻と娘を不幸に追いやった人物だとされていたが、実は天界とロプトの野望に利用されていただけであり、抗争の最中でも魔女を一度も手に掛けたことすらなく、本来の彼は正義感が強くて誇り高く、魔女である妻ローサと娘セレッサ(ベヨネッタ)への愛に正直な高潔な人物であったことが判明する。
本編中はベヨネッタが自分の娘だとは気付いておらず、彼女も敢えて告げなかったが、ロプトと共に次元の扉に飲まれる際に自分を父と呼ぶようにベヨネッタに懇願した。
その願いが果たされた後、満足そうに消えていった。
エンディング後、ロプトを取り込んだ先で片側を覆う仮面を付け邪悪に微笑み、その先が過去の『ベヨネッタ』に続くことが示唆されるシーンがある。

ロダン(Rodin)

CV:Dave Fennoy / 玄田哲章
スラム街のバー「The Gates of Hell」を営んでいるバーテンダー。
堕天使であるからか天界や魔界についての情報に非常に精通しており、また魔物の魂などを材料とした武器を製造する優秀な鍛冶職人でもあるため、鉄火場に飛び込むベヨネッタを大いにサポートする。
今作ではアウラウネの魂を得るために直接魔界へ赴きベヨネッタと共闘するシーンがあり、その経歴に恥じない圧倒的な戦闘能力を垣間見れる一方、サンタクロースの格好をしてベヨネッタにプレゼントだとラッピングしたラブイズブルーを投げてよこしたり、「店のため」と言いながら裏世界ご用達の場所である筈の「The Gates of Hell」のビラを都会の大通りで撒いたり、エンツォの家まで彼の子供たちへのプレゼントを代行しに行ったついでに食事をご馳走になるなどといった、人間臭く茶目っ気のある面も見られる。

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