零〜紫の日記〜(心霊カメラ〜憑いてる手帳〜)のネタバレ解説・考察まとめ

『零〜紫の日記〜(心霊カメラ〜憑いてる手帳)〜』とは、2012年任天堂から発売された3DS用のゲームソフトである。「紫の日記」に、あるはずのない文字を見てしまった者は、顔の削がれた遺体となり見つかるという都市伝説。主人公はある日、手元に届いた日記に囚われた少女「眞夜」と共に「紫の日記」の謎を解明していく。3DSを射影機に、ARノートを紫の日記に見立て進めていく本作は、より現実世界とゲームとの境界を曖昧にし、恐怖が侵蝕してくる様を体験できる。

眞夜(まや)

「紫の日記」に囚われた少女。自分の名前しか覚えておらず、「黒い服の女」がいる家に囚われている理由も、いつから囚われているのかも記憶にない。失った記憶を取り戻し、「紫の日記」の謎を解くため、主人公と共に行動することになる。しかし正体は常世見の儀式の巫女。人とのつながりを絶ちひとり育てられ、十五歳になった時に神の器となり村の災厄を払い除ける役目を負うことになる。しかし眞夜が自分の中にもう一つの人格を作っていたため、人とのつながりを絶ちきれず儀式は失敗。彼女の体から闇が溢れ、それと同時に記憶を失ってしまう。そうして「紫の日記」に囚われた。最後は記憶を取り戻し、もうひとりの自分「魔夜」と共に日記に封印されることになる。

長谷部 海斗(はせべ かいと)

妹を救い出すために「紫の日記」を調べるうちに、自身もその呪いに囚われてしまった。正気を失い、黒い服の女によって顔を削がれた彼は、同じように日記を調べる人々を呪いへと誘う。妹の言うことを信じてやれなかったことを後悔していた。

長谷部 紫織(はせべ しおり)

長谷部海斗の妹。黒い服の女が好きな曲を弾いてしまったせいで紫の日記に囚われてしまう。誰かの代わりに人形のようにされてしまう。

仮面の少年(あきら)

かつて「紫の日記」に囚われ、神隠しに遭ってしまった少年。日記を調べるものに対して遊びに誘い、負けてしまったものは少年と同じように神隠しに遭ってしまう。寂しさから黒い服の女を姉のように求め、そして囚われてしまった。眞夜たちに秘密を話そうとしたが、黒い服の女に捕まり顔を削がれてしまった。

老婆

老婆が唱える呪文には、「紫の日記」に関わる秘密が隠されているという。古より伝わる村の儀式を行うのもこの老婆である。

黒い服の女(魔夜)

儀式のため、神の「器」となるべく、孤独に過ごしていた眞夜が作り出した、もうひとりの自分。離れてしまった眞夜を呼び戻そうと探していた。儀式の際に記憶をなくした眞夜と入れ替わるように魔夜は目覚め、代わりに闇に囚われてしまう。闇に囚われたせいで孤独に耐えられず、人々を日記に引きずり込んだ。

『零〜紫の日記〜』のアイテム

ブローチ

真ん中に紫色の石がはめ込まれたブローチ。石の部分は開くことができ、中には眞夜の写真が収められていた。顔のない少年と「かくれんぼ」をして勝つことで手に入れることができる。

ファイル

メモや日記など死者たちが伝えてくるメッセージ。ストーリー上「射影機についてのメモ」「男が残したメモ」「浮かび上がった手帳」「海斗が遺した手帳」「破れた日記」「女性の日記」「乱れた文字の日記」「長谷部海斗の日記」「老婆の手記」となっている。

死者の声

jyuka12253
jyuka12253
@jyuka12253

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