こちら葛飾区亀有公園前派出所(こち亀)のネタバレ解説・考察まとめ

『こちら葛飾区亀有公園前派出所(こち亀)』とは、秋本治による日本の漫画作品。『週刊少年ジャンプ』において1976年から2016年まで連載され、その後実写やアニメ、ゲームなどに展開されている。「最も発行巻数が多い単一漫画シリーズ」として、ギネス世界記録にも認定されている。東京都葛飾区にある亀有公園前派出所に勤務する警察官の両津勘吉を主人公とし、その周辺の人物が繰り広げるギャグ漫画。連載期間40年間で、一度も休載することなく連載され、2016年6月時点で累計発行部数は1億5650万部を記録している。

アメリカ海兵隊の指導教官を務めており、航空母艦エンタープライズに乗艦している人物。過去には、アメリカ特殊作戦群「SOCOM」の教官でさらに、カール・ヴィンソンに乗艦していたことからジョディーの上官でもあった。泳ぎを得意としており、ものすごい速さで泳ぐことが可能。

『こちら葛飾区亀有公園前派出所』の用語

派出所

「派出所」とは交番の旧称であり、日本の警察が設置している施設で、市街地の各所に設けられた警察官の詰め所のこと。通常は警察署地域課の警察官が2人以上交代で勤務している。両津たちが勤務する派出所は、葛飾警察署の亀有公園前派出所である。

中川財閥

中川コンツェルンとも呼ばれる架空の世界的な規模の企業グループ。明治時代から続く財閥で、その規模は日本及び世界有数である。現在の当主は中川圭一の祖父であるポール中川で、ポールの父、龍之介は旧男爵であり、中川家は戦前、男爵の爵位を受けていた家柄であったようである。現在、主要グループ会社はポール及びその兄弟、ポールの長男の龍一郎、龍一郎の長男圭一、長女のとしえなど中川一族によって経営されている模様である。

こち亀

今では広く定着した、本作の略称『こち亀』であるが、これは1988年に発売された『こちら葛飾区亀有公園前派出所―下町奮戦記下町奮戦記』の巻末にて、原作者の秋本が「これからはこち亀と略してください」とコメントしたことがはじまりであり、連載初期には『派出所』と略されたこともあるが、『こち亀』が公式の略称となった。ちなみにはじめて「こち亀」を使用したのは、コミックス第18巻の巻末にコメントを寄せた林家しん平である。

新葛飾警察署

亀有公園前派出所の所属する警察署は、本作の連載開始から十数年の間、実在する「亀有警察署」であったが、1992年頃に、架空の警察署である「葛飾警察署」に修正した。しかし、2002年に葛飾区南部を管轄する本田警察署が葛飾警察署と改称してしまい、「葛飾警察署」が実在する警察署になってしまったことから、作中の「葛飾警察署」を改築させて「新葛飾警察署」へと再度変更された。ネタで何度も倒壊したり炎上したりしており、アニメ版では「かつしか署」と表記されている。

超神田寿司

纏の実家である擬宝珠家が経営する寿司屋で、両さんがアルバイトとして働いた事がきっかけで、浅草一郎として寿司職人の道を歩む事になる。両津と纏が外国人客相手にどんな寿司をプロデュースすべきかで意見が割れ、2店舗同時に試験出店して競ったこともある。両さんは「ジャパン寿司『GETA』と『FUJI』」という創作寿司を考案し、外国人受けを狙った。

空母カール・ヴィンソン

カール・ヴィンソン とは、アメリカ海軍の航空母艦で、ニミッツ級航空母艦の3番艦。艦名は第二次世界大戦前後に海軍力増強に努めたカール・ヴィンソン下院議員にちなんで付けられた。歴史の中で生存中の人名を付けた最初の空母である。

カッパのバッジ

1956年の大東京祭以降、東京都は都民の日を記念したバッジ「大東京祭記念徽章」を毎年発売した。このバッジは都営施設の無料入場を認める際の目印として用いられ、都内の各区市町村の窓口や宝くじ売り場などで一般販売を行った他、都内の小中学校などでも組織購入が行われた。このため、1960年代から1990年代ごろまでの間に都内で幼少期を過ごした世代には、カッパバッジとして広く親しまれることになった。しかし、1972年からプラスチックケースに入った色違いの5個セットも販売されるようになり、子供が購入するには高価になりすぎたこと、また、無料公開される施設が減少するなどバッジの目的が薄れたため、1997年の都民の日を最後にバッジの販売は行われなくなった。

モトグチ・モータース

大手バイク輸入会社であり、社長は元レーサーの本口総一郎。また社長令嬢は、交通機動隊隊員でもある本口リカ。飼い犬の元五郎を愛車のモトグッチのサイドカーに乗せ、交通違反を取り締まっていた。総一郎はバイク専門にこだわりがあり、いつの日か自社製の大型バイクを売り出すことを夢見て開発を続けているが、出来るのは変わりものバイクばかりである。

『こち亀』の舞台版

本作の舞台は、テレビアニメで両津の声を担当したラサール石井が主演で、脚本・演出も担当している。原作者の秋本によると、こち亀の舞台化は過去に何度か持ち上がってたものの、両津役のキャスティングが難航し頓挫し続けていたが、アニメで両津の声を担当したラサールが適任だと考え、舞台化に漕ぎ着けた。テレビアニメの主題歌として使われた「おいでよ亀有」「亀有は昨日も晴れだった」は元々この舞台版の主題歌であった。

秋本貿易

秋本麗子の父、秋本飛飛丸が社長を務める、神戸を本拠地とした貿易会社。 年商は約2000億円の大企業で、宝石から石油まで扱っている。 貿易業以外にも海外でのホテル経営等様々な業種を手広く手掛けている。 ちなみに白鳥麗次の父親が経営している白鳥鉄工は秋本貿易の下請け会社であった。

『こちら葛飾区亀有公園前派出所』の名言・名セリフ/名シーン・名場面

両津「カール・ルイスに演歌を歌わせたらわしの方が勝つ」

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