最高に素晴らしいこと(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『最高に素晴らしいこと』とは、2020年2月28日にNetflixオリジナル作品として配信されたアメリカ合衆国の青春恋愛映画。
姉を交通事故で亡くし心に深い傷をおったバイオレット。同級生であり精神面に問題を抱えたセオドアと出会い徐々に笑顔を取り戻していくが、セオドアの心の闇が現れてしまう。若者達が自死とどう向き合うべきなのかを問う作品。
今作は自殺の兆候を描かずに自殺は突発的に起こりうるものであるという非常にセンシティブなテーマを扱ってる作品である。

バイオレットのボーイフレンド。バイオレットとセオドアとは同じ学校の同級生。姉の死で落ち込んでいるバイオレットに対して、心無い言葉をかけて怒らせてしまう。セオドアの事をあまり良く思っておらず、殴り合いの喧嘩を起こしてしまう。

アマンダ (演:ヴァージニア・ガードナー)

日本語吹替:潘めぐみ
バイオレットの友人。バイオレットとは同級生で、悲惨な経験をした彼女の事を気にかけている。学校では社交的で明るい性格に見えているが、実際は過食と自殺願望に悩んでおり、サポートグループに参加している。

チャーリー (演:ラマー・ジョンソン)

右側の男性

セオドアの友人。セオドアとは同級生で、ブレンダとセオドア3人でよく一緒に居る。セオドアがバイオレットの事を目で追っていると茶化したりする。セオドアはたまに連絡がつかなくなる事があるとバイオレットに忠告してあげる。

ブレンダ (演:ソフィア・ハスミク)

セオドアの友人。セオドアとは同級生で、チャーリーとセオドア3人でよく一緒に居る。セオドアと連絡が取れなくなり、姿を消してしまった事を不安に思っているバイオレットに対して「彼と付き合うのならそういう事にも慣れないと」と伝える。

『最高に素晴らしいこと』の用語

底のない湖

セオドアがバイオレットに紹介したお勧めの場所。セオドアが1人で考えたい時によく行く場所であり、彼にとっては特別な場所である。2人の思い出の場所となったが、セオドアは最後にこの場所で自死を選んでしまう。

ヴァージニア・ウルフ

イギリスの小説家で、ロンドン文学界の重要な人物である。セオドアはヴァージニア・ウルフを敬愛している。
バイオレットに自分の思いを伝える際もヴァージニア・ウルフの言葉を引用した。

サポートグループ

精神障害、過食症、自傷などに悩む若者達が集う集会。数人が円になって座り、自身の悩みを打ち明けていく。セオドア自身も誰にも言えない深い闇を抱えており参加している。セオドアが参加したサポートグループには同じ学校に通うアマンダの姿もあり、自殺願望に悩んでいた。

名所レポート

クラスメイトとペアを組んでインディアナ州の名所を調べて2カ所以上巡り、レポートにまとめるという課題が地理の授業で出される。この課題のおかげでセオドアはバイオレットとペアになろうと近づく事ができ、2人の関係が進展していく。

『最高に素晴らしいこと』の名言・名セリフ/名シーン・名場面

セオドア「興味があるだけだよ。だめなのか?」

バイオレットが高所から飛び降りようとしているところにたまたま遭遇したことから、バイオレットに興味を持ったセオドア。
バイオレットを目で追っているセオドアを見た友人から彼女に関して聞かれた際に言ったセリフ。何故その人と喋るのかなんて深い意味等なく、ただその人に興味があるだけでいいのだ。自分の気持ちをストレートに伝えるセオドアの気持ちの良い返しである。

バイオレット「山を登らなくても世界を一望できると。みにくい場所にも美しさがあると。時間があればわかると。迷うのは悪くないと。帰り道さえあれば。」

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