ろくでなしBLUES(ブルース)のネタバレ解説・考察まとめ

『ろくでなしBLUES(ブルース)』とは、森田まさのりによる『週刊少年ジャンプ』に連載された学園ヤンキー漫画で、コミック版は全42巻。東京の吉祥寺を舞台に、帝拳高校のヤンキー達が暴れ回る。ギャグをちりばめた短編と、他校の強敵とのバトルがメインの長編ストーリーの組み合わせによって構成されており、特に他校とのバトルをメインにした長編シリーズはストーリーの完成度が高く、本作の人気を不動の物にしている。

文尊の弟の娘で、太尊の一歳年下の従妹。小さい頃はよく太尊の実家に泊りに遊びに来ていた。小兵二軍団の一員。ケンカの前には必ず「戦いの舞」を踊る。

ジャッカル三谷(じゃっかる みたに)

37歳にして現役プロボクサーであり、定職につかずコンビニエンスストアでバイトしている。職業病であるパンチドランカーにかかってしまったような症状が見られ、物覚えや物忘れが酷くバイトもままならない。太尊が幼い頃、兄と一緒に三谷の試合を観戦している。

浅川 龍太郎(あさかわ りゅうたろう)

大阪にいた時代の太尊の親友で、アントニオ猪木に顔が似ている。思ったことを口に出せず、煮え切らない態度しか取れない男だったが太尊との再会と春華への告白を経て成長した。自称「炎のハヤブサ」。

春華(はるか)

CV:萩森侚子(アニメ1993年版)
大阪の太尊の中学時代の彼女で、神戸の高校に進学していた。太尊の好きな髪形がポニーテールだったのは彼女の影響。修学旅行で神戸に来た太尊と再会、太尊の気持ちは千秋にあることを知り、また自分の気持ちが龍太郎に傾きつつある自覚もあったため、自ら身を引いて太尊への想いに区切りをつけ、龍太郎が自分に告白できるよう後押しすべく一芝居を打つ。

佐藤 零(さとう れい)

新日本木村大学柔道部員で通称レナード。ナルシストで高慢な性格だが、タイミングの良いところで先輩に殴られたりと憎めない一面もある。島袋の柔道時代のライバルで、試合では怪我をしているように見せるため右足に包帯を巻き、攻撃をさせなかった。太尊のパンチをかわし、豪快な背負い投げを決めており柔道の実力は本物。その後は、本当のことを知った島袋に再戦を申し込まれ、あっさりと投げられ泡を吹いて気絶した。霧子の兄である。

『ろくでなしBLUES』の用語

吉祥寺

東京都武蔵野市にある吉祥寺駅を中心とする街。本作はこの街が舞台であり、実在するスポットや店が登場する。住みたい街ランキングでは常に上位を獲得している。 最新のファッションビルが建ち並ぶ近代的な駅前や、自然がいっぱいの井の頭公園、周辺の狭いながらも趣のある通りには、おしゃれでレアな雑貨屋がひしめいている。また歴史的スポットも点在し、散策に欠かせない食べ歩きグルメも多い。

渋谷

東京都のJR渋谷駅を含む渋谷駅東側の地域の総称である。本作においては楽翠学園の所在地であり、四天王の1人、鬼塚の本拠地でもある。渋谷編では当時渋谷で流行っていたチーマーの影響が見られる。日本有数の繁華街で若者の街として知られており、主に渋谷駅北西側のセンター街方面に大規模な繁華街が広がっている。帝拳高校との抗争では、楽翠の生徒たちが井の頭線に乗って渋谷から吉祥寺にやって来た。

浅草

東京都の中でも活気にあふれ、海外からの観光客から人気が高い浅草。ランドマーク的な雷門や浅草寺をはじめ、東京スカイツリーや合羽橋といった新旧の日本を体感できる見どころが多い。本作では笹崎高校の所在地であり、花やしきや隅田川沿いなど多くの実在の場所が登場する。太尊が「でっけえウンコ乗せたビル」と呼んだ吾妻橋ホールが有名。

池袋

東京都豊島区にある日本有数の繁華街であり、池袋は豊島区における中心的な商業地域である。本作においては正道館高校の所在地であり、四天王最強と言われる葛西の本拠地である。最初に太尊と戦ったのは東池袋中央公園というサンシャインの真横にあるこの公園である。その他サンシャイン水族館のマグロの前に立つ葛西の姿が有名。

アッパーカット

本作で度々登場する太尊の必殺技。ボクシングなどの格闘技で使われるパンチの一種で、肘を曲げたまま下から突き上げるように放つパンチをこう呼ぶ。ボディにアッパーを打つこともあるが、ほとんどの場合、相手の顎を狙うことが多い。顎にこのパンチを受けると、脳が揺れるため意識とは別に体が動かなくなり立っていることができなくなる。

usbn6
usbn6
@usbn6

Related Articles関連記事

ROOKIES(ルーキーズ)のネタバレ解説・考察まとめ

ROOKIES(ルーキーズ)のネタバレ解説・考察まとめ

『ROOKIES(ルーキーズ)』とは、森田まさのりによる高校野球漫画である。『週刊少年ジャンプ』にて連載されていた。二子玉川学園へ赴任してきた新人教師の川藤幸一が、野球部の顧問になって野球部の不良たちと甲子園を目指すストーリーとなっている。川藤が親身になって不良の部員達と向き合うことで成長していくところがこの漫画の面白さである。2008年には同タイトルでドラマ化されている。2009年には『ROOKIES-卒業-』として映画化された。単行本は全24巻のほか文庫版が発売された。

Read Article

べしゃり暮らし(森田まさのり)のネタバレ解説・考察まとめ

べしゃり暮らし(森田まさのり)のネタバレ解説・考察まとめ

『べしゃり暮らし』とは2005年より森田まさのりが『週刊少年ジャンプ』で連載を開始し、2007年から2019年まで『週刊ヤングジャンプ』で連載された、お笑いをテーマにした漫画作品である。「学園の爆笑王」として高校生活を過ごしていた上妻圭右。上妻のクラスに転校してきたのは元芸人の辻本潤だった。上妻は自分のお笑いを貫こうとするが、本物のお笑いを知っている辻本に刺激を受ける。そんな中、上妻は辻本とコンビを組み芸人を目指すこととなる。実際のお笑い芸人やお笑いファンからも絶大な支持を得ている作品である。

Read Article

【藤川則夫】死に際に感動した・死んでほしくなかった漫画キャラ一覧!【日向ネジ】

【藤川則夫】死に際に感動した・死んでほしくなかった漫画キャラ一覧!【日向ネジ】

死ぬのがもったいないと感じた&死に際に感動した漫画キャラクターをまとめてみた。 死は人生における最大のイベントでもあり、漫画においては物語を劇的に盛り上げる効果を持つ。壮絶な最期を遂げたキャラクターは読者に強いインパクトを与え、その胸を揺さぶるものとなっている。

Read Article

目次 - Contents