ろくでなしBLUES(ブルース)のネタバレ解説・考察まとめ

『ろくでなしBLUES(ブルース)』とは、森田まさのりによる『週刊少年ジャンプ』に連載された学園ヤンキー漫画で、コミック版は全42巻。東京の吉祥寺を舞台に、帝拳高校のヤンキー達が暴れ回る。ギャグをちりばめた短編と、他校の強敵とのバトルがメインの長編ストーリーの組み合わせによって構成されており、特に他校とのバトルをメインにした長編シリーズはストーリーの完成度が高く、本作の人気を不動の物にしている。

CV:鷹森淑乃(アニメ1992年版)/演:堀川早苗(映画1996年版)、小沢真珠(映画1998年版)、 山口もえ(ドラマ版)
太尊の同級生で、優しい性格が色々な人から慕われている。髪型はポニーテールだったが、ショートカットになり、その後ポニーテールに戻すために伸ばしている。太尊とは両思いだが、互いに奥手で関係がなかなか進展しないため、太尊が他の女子に言い寄られたりすると嫉妬をしたり、不安になって涙する純情な性格。

今井 和美(いまい かずみ)

CV:伊藤美紀(アニメ1992年版)/演:小畑由香里(映画1996年版)、深海理絵(映画1998年版)、 北原里英(ドラマ版)
太尊の同級生で、勝嗣と交際している。千秋の親友だが、活発で明るく千秋とは正反対の性格をしている。よく喋り、人の噂を広めてしまう。可愛らしい容姿で、バイト先の客である福田にしつこく交際を迫られたり、協栄の赤城に惚れられたり、修学旅行生に芸能人と間違われて追いかけられたりとモテる。

中田 小兵二(なかた こへいじ)

CV:屋良有作(アニメ1992年版)、矢尾一樹(アニメ1993年版)/演:平田祐二(映画1996年版)、田中優樹(映画1998年版)

帝拳高校の生徒で元野球部の自称番長。太尊のライバルを勝手に名乗り、千秋に恋心を抱いているが、太尊からも千秋からもほとんど相手にされていない。地位に興味の無い太尊は小兵ニを帝拳高校の番長と言っているが、校内では馬鹿にされている存在。「小兵二軍団」を結成し、初代総帥となっている。ケンカは負けることも多いが、渋谷や浅草との抗争では一人で数人を倒したりと、それなりの実力者である。太尊との争いでは悪だくみを企てては成敗され、ずり下ろされたパンツ一丁の姿で校庭に放置され、制服は丁寧に傍に畳まれて置かれている姿が印象的。

中田 三兵太(なかた さんぺいた)

帝拳高校の生徒で小兵二の弟。兄とは正反対の性格で、非常にしっかりしている常識人。野球部に所属している。太尊のことを尊敬しており、太尊も三兵太のしっかりした性格を買っている。野球も上手く、童顔でハンサムなのでモテる。

輪島 倍達(わじま ますたつ)

演:小林明男(映画1996年版)、阿部亮平(ドラマ版)
帝拳高校の生徒で元応援団長。留年を繰り返し、高校在学中に20歳となった。帝拳に入学してきた太尊にタイマンを挑むが一発でKOされ、以後は応援団もろともで太尊の下につく。巨漢で喧嘩の実力は高い。家業は建築業で、卒業直前から会社に入り仕事を勉強していた。

武藤 章圭(むとう あきよし)

演:川畑忍(映画1996年版)、吉川秀樹(映画1998年版)
帝拳高校の生徒で応援団所属。輪島卒業後応援団長を引き継ぐ。ボクシング部の大橋とは元々犬猿の仲だったが、後に親友となる。右目下の傷は、恋敵だった杉谷とのケンカによるものではなく、拳に釘を仕込んでいたことを忘れてうっかり顔を拭った際に付けてしまったものである。卒業後を見越して在学中からパン屋でアルバイトをしていた。

畑中 陽太郎(はたなか ようたろう)

演: 春川恭亮(ドラマ版)
帝拳高校の生徒でボクシング部主将。太尊が帝拳に入学した時は、ボクシング部と応援団との抗争の責任を取って無期停学となっていた。才能ある真面目なボクサーで人望もあり、オリンピックを目指す。太尊とはスパーリングで2度対戦しており、最初の対戦ではバックドロップで負けるが、2戦目は太尊の無理な減量による体調不良により勝利する。高校卒業後は辰東大ボクシング部に推薦入学して本格的にボクシングに打ち込む。

浜田 弘樹(はまだ ひろき)

演:鈴之助(ドラマ版)
帝拳高校の生徒でボクシング部部員。ケンカの実力は輪島と並ぶ。畑中が卒業した後はボクシング部の主将として活躍した。応援団との抗争に絡んでくる太尊を潰そうとしていたが、抗争中に太尊に命を助けられてからは太尊の下につき、応援団との抗争もやめ直々に校長に応援団の再結成を申し出た。校長のコネにより一流ホテルへの特別待遇での就職が決まっていたが、進路指導の沼田に嵌められた太尊と誠二を守るため沼田を殴り、卒業を目前にして退学となり、ホテルへの就職の話も取り消しとなってトラック運転手になった。

大橋 英和(おおはし ひでかず)

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