ジュラシック・パークIII（Jurassic Park III）のネタバレ解説・考察まとめ

日本語吹き替え：朴璐美
大学生でアランの教え子の1人。ビリーに教えてもらいながら、フォート・ペック・レイク発掘場で発掘の手伝いをしていた。

作中に登場する恐竜

スピノサウルス

今作から新たに登場した大型の肉食恐竜である。実際に生息していた種は、全長12.6から18メートルほどで、肉食恐竜の中で最大の大きさである。前作までの「王」であるティラノサウルスよりも戦闘力が高いとされ、作中では両者の格闘も描かれている。水中での移動が可能であり、アランたちを何度も苦しめる。

ティラノサウルス・レックス

『ジュラッシク・パーク』シリーズを象徴とする大型肉食恐竜。過去作よりも今作は出番が少なく、スピノサウルスとの戦いで首をへし折られ、殺されてしまう。実在していた種としては、最大全長約13メートル、最大体重約9トンと大型である。

ヴェロキラプトル

過去作でも登場している小型恐竜。知能が高く、群れで行動し、コミュニケーションを取る様子がみられる。実在していた種としては、全長約2.07メートル、最大体重約15キログラムほどである。作中では罠を仕掛けたりと知能の高さがみられる。

『ジュラシック・パークIII』の用語

インジェン・コンパウンド

サイトBにある恐竜の製造と育成を目的に建てられた研究所。ハリケーンの後施設は放置され、廃墟と化していた。サンディエゴの事件後、アメリカではジーンガード法というインジェンリストに載ってない他の種の恐竜のクローニングと消滅を禁止する法案が可決された。マスラニ・グローバル社がインジェン社を買収した後、マスラニの下でインジェン社の一部の遺伝子学者のメンバーが放置されたこの施設に送られ、違法に恐竜が造られていたという。

N622DC

ポール・カービー所有の小型飛行機。サイトBで行方不明となったエリックを探し出すために、アラン達を乗せてサイトBへ向かった。スピノサウルスから逃げようと離陸する時にスピノサウルスにぶつかり、墜落した。

『ジュラシック・パークIII』の名言・名セリフ／名シーン・名場面

ティラノサウルスVSスピノサウルス

アラン達がやっとの思いでスピノサウルスの襲撃から逃れたところで、目の前にティラノサウルスが立ちはだかる。ティラノサウルスから逃げる一行だが、そこに先ほどのスピノサウルスが現れ2頭の大型肉食恐竜が激しい戦いを始める。前作から4年越しに製作された今回の作品であるが、CGの技術向上によって恐竜の動きがよりリアルになっている。特にこの2頭の戦いは迫力満点であり、恐竜の恐ろしさを体感できる。

アラン「いいや、神の真似事だ」

アラン達は恐竜たちを孵化させ、育成していた施設に辿り着く。アマンダが「こうして恐竜を作るの？」と尋ねると、アランは「神の真似事だ」と答える。『ジュラシック・パーク』シリーズの永遠のテーマともいえる「人間が神の真似事」をすることへの批判精神がよく伝わる場面。アランは一作目でも「ジュラシックパーク」創設者のグラント博士が恐竜を作り出すことに反対をしていた。シリーズを通して人間の愚かさを伝えている『ジュラシック・パーク』は、現代で科学が進む中、自然を操作しようとする動きが正しいのかを考えさせるものでもある。