物語のラストの解釈が分かれる映画まとめ!ハッピーかバッドかあなたはどっち?

ここでは結末がハッピーエンドなのかバッドエンドなのか、観た人の解釈が分かれる名作映画をまとめた。「映画史上最も切ないハッピーエンド」と呼ばれる結末が多くの人を涙させた『バタフライ・エフェクト』、ファシズムが席巻するスペインを舞台に少女の過酷な運命を描くファンタジー映画『パンズ・ラビリンス』などを紹介している。
果たしてハッピーエンドなのかそうでないのか、それすら定かではないが、映画制作者自身が丸投げしたエンディングではない。十分に考え抜かれて作られたエンディングなのである。
戦争と幻想を織り交ぜながら描いている大人向けのダークファンタジーでありながら、重厚な人間ドラマと、哲学的な暗示をも提示している、稀に見る傑作です。
出典: ww3.enjoy.ne.jp
スペイン映画「パンズ・ラビリンス」ファンタジーだね。これをファンタジー と捉えられる人とは仲良くなれる。
— 綾瀬 めぐみ (@kk19ia) 2013.04.06 03:20
パンズ・ラビリンスまじトラウマ
— からん (@karan_coron) April 5, 2013
パンズ・ラビリンスって映画を前に見たんだけど、あれは良かった。いい映画だった。残酷な現実から逃避するための幻想が良い対比になってて、ファンタジーかと思いきやラストは案外そうでもなかったり、結構現実的な話だった。映像はすごいしモンスターデザインすごい好き。
— 來は卒業しました (@snkm_rai) 2013.04.05 23:02
@rie_saika 遅うなりました。パンズ・ラビリンスは怖かったですね!でも良かった!!先に観てた友人が「ラストに凹んだ…」て言ってたのですが、あれ、僕はハッピーエンドだと思ってます!
— 藤岡組紐店四代目 - 藤岡潤全 (@igakumihimo) April 3, 2013
▼『永遠のこどもたち』

出典: www.amazon.co.jp
”デル・トロらしいビターで深遠なエンディングは、色々な意見が飛び交う!”
ギレルモ・デル・トロ製作総指揮、J・A・バヨナ監督による2007年の作品。孤児院再建のため同地に移り住んだ夫婦と子供。回りの異変に気づいた時には遅く、愛する我が子は突然姿を消してしまう。子供を取り戻すべく、夫の心配をよそに孤児院の因縁と対峙したとき、彼女は封印されていた驚愕の秘密を知る。静かに迫り来る巧みな恐怖演出を盛り込みながらスリリングに展開するダークなサスペンス・ファンタジー。
ラスト、子供と一緒になれたんだから...いやいやそりゃそうなんだけど...といった色々な意見が飛び交う模様。
『永遠のこどもたち』予告編
僕はゾッとして非常に後味が悪かったです。イイ意味でね。優れた映画というのは、観た者の心に傷を残すものなのかもしれない。
出典: d.hatena.ne.jp
ラストの展開は、ハリウッドの無理やりハッピーエンドや救いの無い絶望バッドエンドと違って、切ない余韻の残る終わり方でした。
死んでいった子供達に殉じたと見るか、厳し過ぎる現実から逃げたと見るか、それによってラストの印象はかなり変わるでしょうね。
出典: www.geocities.jp
ギジェルモ・デル・トロ監督は「パンズ・ラビリンス」の人ですね。ファンタジーというには危険なほどの危うさと残虐さを持ったお話。現実と空想の入り混じる様、映像の美しさは見事。「永遠のこどもたち」も切なくて美しかった。
— ぐにゃ (@poochi_s) April 5, 2013
永遠のこどもたちはゲオいって借りたかいがあった物凄く好きな映画。綺麗だよ凄く
— アルカイックスマイルゴリラ (@upppheytun) 2013.04.03 02:49
『永遠のこどもたち』 ★★★★★5.0点。 ホラーじゃない。だから観て。ニコールキッドマンのアザーズっぽいジャケットで損してる。あーいうのでもない。ただただ美しく切なく悲しい物語。死人が生きてたり生者が死んで… http://t.co/ZcIC67u3Y6
— アレル原ゲンです (@dowaiki) April 1, 2013
@MmkMmts よかった..パンズの監督ギレルモ・デル・トロさんの作品だとあと
— 無し (@moltomedico) March 30, 2013
「永遠のこどもたち」がなかなか悲しいホラーでした 美女と野獣もギレルモ監督が撮るらしいです(´w`)楽しみ
▼『キング・オブ・コメディ』

出典: www.amazon.co.jp
”遂にステージに立ったというカタルシスもあるが、後日譚は本当なのか?”
マーティン・スコセッシ監督&ロバート・デ・ニーロ主演コンビによる1983年の作品で、ジェリー・ルイスが共演。スターを夢見るが、一向に売れないコメディアンの男が人気コメディアンを誘拐、彼の命をタテにして一晩だけのTV出演を強要する。願望実現のために常軌を逸する男と現代社会に息づくささやかな狂気をリアルに描く。サンドラ・バーンハード演じる女ストーカーの存在感も凄いんです!
ジャケット写真にモロなんですが、何はともあれステージに立ててテレビに出演して演技したパプキン。そして...の部分に、間違っているよなあ...って意見、○○でしょう?ってのもあり。
『キング・オブ・コメディ』予告編
ラストカットは現実なのだろうか、それともあれも彼の妄想なのだろうか。それは明示されない。観る者に丸投げされるわけだが、ぼくは彼には痛いままで終わってほしい。
出典: d.hatena.ne.jp
ラストシーンはどう解釈するか別れるように仕向けられていますね。あの終わり方はあり得ないでしょうと思う反面、ああだったら愉快だよな、というのもパプキンが好きだからこそ思ってしまう。
ドン底で終わるより、一夜でも喜劇王になりたかった。笑ってもらえてうれしい、TVに出た甲斐があった。
「君らは僕がイカれてると思うだろう」「だが ドン底で終わるより一夜の王になりたい」‐ルパート・パプキン/映画『キング・オブ・コメディ』、1983年
— 台詞、会話、言葉_bot (@insyou_bot) 2013.04.05 23:11
▼『この森で、天使はバスを降りた』
Related Articles関連記事

パンズ・ラビリンス(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『パンズ・ラビリンス』とは、「パシフィック・リム」「シェイプ・オブ・ウォーター」のギレルモ・デル・トロ監督による、内戦後もゲリラ戦が続くスペインを舞台にしたダークファンタジー。母の再婚相手である軍人が暮らす山奥の砦にやって来た少女が、つらい現実から逃れるため童話の世界に浸っていく物語で、現実世界と少女が見る幻想世界が巧みに絡み合うストーリー展開。06年スペイン・メキシコ・アメリカ製作ながら第79回アカデミー賞で撮影賞・美術賞他を受賞。07年・日本公開。
Read Article

シェイプ・オブ・ウォーター(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『シェイプ・オブ・ウォーター』とは、2017年にアメリカで制作・公開された、声を発することのできない中年女性と半魚人が愛を育むラブ・ロマンスを描いた映画である。2018年に日本でも公開され話題になった。1962年冷戦下アメリカの機密機関で働く声を失った女性清掃員イライザと、アマゾン奥地からそこに運び込まれた正体不明の半魚人との心の交流を中心に描いている。前代未聞のラブストーリーということで、ギルレモ・デル・トロ監督作品の中でも傑作と呼ばれた。
Read Article

パシフィック・リム(Pacific Rim)のネタバレ解説・考察まとめ
日本のマンガやアニメ、特撮作品への造詣も深いギレルモ・デル・トロ監督による2013年公開のアメリカ映画。巨大怪獣と人型巨大ロボットとの戦いを圧倒的スケールで描き出したSFアクション超大作。太平洋の海底から巨大怪獣が現れ、全世界の大都市を襲撃する。人類滅亡の危機を救うため、名パイロットのローリーと日本人研究者の森マコがペアとなって操縦する人型巨大ロボット"イェーガー"で、怪獣に立ち向かう姿を描く。
Read Article

ヘルボーイ(Hellboy)のネタバレ解説・考察まとめ
「ヘルボーイ」とはアメリカの人気コミックを映像化した2004年制作のアメリカ映画。異界から産み落とされた悪魔の子ヘルボーイが、人間によって育てられ、正義のヒーローとして、半魚人や念動発火能力を持つ女性と共に、邪悪な者たちと戦うアクション・アドベンチャー。監督は、「ミミック」「パシフィック・リム」のギレルモ・デル・トロ。個性的な風貌のロン・パールマンがヘルボーイを快演し、彼の代表作のひとつとなった。
Read Article

ギレルモ・デル・トロの驚異の部屋(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ
『ギレルモ・デル・トロの驚異の部屋』とは、ギレルモ・デル・トロがエグゼクティブ・プロデューサーを務めた、Netflixのホラーアンソロジーシリーズ。ギレルモ・デル・トロを始めとするプロデューサーが監督を指名した、1話完結型で全8話の短編ホラードラマ集だ。原作はH・P・ラヴクラフトなどの、ゴシックやグラン・ギニョールの流れを汲む作品が中心。 レビュー収集サイト「Rotten Tomatoes」では、調査対象の批評家47人のうち94%が本作に好意的な評価を与え、平均評価は7.6/10となっている。
Read Article

スケアリーストーリーズ 怖い本(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『スケアリーストーリーズ 怖い本』とは、2019年に公開されたアンドレ・ウーヴレダル監督のホラー映画。アルヴィン・シュワルツの『誰かが墓地からやってくる』と『死んだ男の手首』のシリーズを原作としている。映画監督として名高いギレルモ・デル・トロが脚本や制作に携わっていることで注目された。 1968年、ペンシルベニア州の田舎町を舞台に、少女が恐ろしい出来事と過去の悲劇に直面する物語だ。 映画批評集積サイトの批評家支持率は81%、平均点は10点満点で6.51点を獲得した。
Read Article

ギレルモ・デル・トロのピノッキオ(アニメ映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『ギレルモ・デル・トロのピノッキオ』とは、ギレルモ・デル・トロが監督を務め、Netflixで公開したミュージカル・ファンタジー・ストップモーションアニメ映画。タイトルの通り『ピノッキオの冒険』を原作としている。デル・トロならではのキャラクター造形と具体的な時代背景を追加したユニークなストーリーが評価され、第80回ゴールデングローブ賞ではストリーミング作品として初めてアニメ映画賞を受賞、第95回アカデミー賞では長編アニメ映画賞を受賞している。
Read Article