零~月蝕の仮面~(Fatal Frame IV)のネタバレ解説・考察まとめ

『零~月蝕の仮面~』は和風ホラーゲーム・『零』シリーズの第4作目である。「恐怖を体験する。」がキャッチコピー。時代背景は1980年代の日本。全12章の構成で水無月流歌、麻生海咲、月森円香、霧島長四郎の4名の視点で進行する。舞台は朧月島という離島。朽ちた廃墟と化した病院や和風建築の屋敷での探索及び怨霊との戦闘がメインとなる。

灰原病院を探索する海咲の前に現れる彼女と瓜二つの少女。正体は朔夜が海咲に譲った人形である。最初は月幽病が進行した朔夜の所有物で、朔夜と名付けられて話しかける事で辛うじて自我を保っていたが、手遅れだと自覚した頃に海咲が己と同じ道を歩まぬようにと二人の名前を足した海夜と名付けて贈る。海咲は最初彼女こそが「大切な人」だと勘違いしていたが、本来は朔夜こそが大切な人だった。

遠野椿(とおの つばき)

十年前の臘月神楽の器役。灰原病院の看護婦をしていた島外出身の23歳。
元々は海咲や流歌が入院していた3階の担当であり、責任感が強く真面目な性格で職場や島民との関係も良好だった。しかし臘月神楽の裏で行われていた帰来迎の失敗の影響を受け、最中に心不全で急死。院内を徘徊する怨霊となる。

桐谷氷見子(きりみや ひみこ)

灰原病院に入院していた患者。月幽病の治療を目的とした重人によって非道な実験手術を受け死亡し怨霊となる。実験の名残りである、グロテスクな見た目の器具を装着している。

『零~月蝕の仮面~』の用語

霊子(れいし)

射影機で浮遊霊や怨霊の撮影に成功すると蓄積されるゲージ。

フェイタルフレーム

個別に名前をもつ難易度の高い敵にはそれぞれ弱点が設定されており、これは画面に顔が大写しになる至近距離にまで迫らないと表示されない。この最も敵にダメージを与えやすく、コンボが成立しやすい瞬間をフェイタルフレームという。

フィラメント

ファインダー付近にある豆電球大の筒状コイル型発光器。通常ありえないとされる気配、即ち霊的な現象や存在を感知する特殊なレーダー。浮遊霊や怨霊などには赤く、地縛霊や封印霊などには青く点灯。光度の濃淡でその方向や距離を告げる。フロントビュー視点で設計された本作では操作まわりの仕様変更に応じ「霊フィラメント」という名前の十字型ランプに差し替えられ、前後左右のどこに霊が出現したかわかりやすく教えてくれる。

フィルム

朧月島の面打ち用の塗料を改良した写真フィルム。射影機の除霊能力の根幹部分を担う大切な要素。『零シリーズ』それぞれでデザインが異なっており、本作では左斜め向きの5種である。大体威力の差で区別されるが、総合ダメージ値は撮影者の霊感の有無や強弱(プロフィール上で表示)でも差ができる。

射影機(しゃえいき)

神秘科学者・麻生邦彦が製作した現世と幽世を繋ぐカメラ。レトロな見た目をしているが霊を撃退する効果がある。本作では病院の麻生邦彦記念室で円香が入手し後に流歌が拾った物と、海咲が実家から持ち出した物の二個が存在する。

ゴーストハンド

フィールドに落ちているアイテムを拾おうとするとランダムで伸びてくる白い幽霊の手。これに掴まれたら振りほどかないと動きがとれない。

懐中電灯

『零シリーズ』全てで装備する光源。コントローラーの操作である程度自在に動かすことができる。本作では隠されたアイテムを発見できる効果が付与されている。

カセットテープ

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