下弦の伍・累（鬼滅の刃）の徹底解説・考察まとめ

その場に炭治郎が現れ、ノコノコとやってきた討伐隊の生き残りを一蹴しつつ、彼と交戦。下弦の伍に相応の圧倒的な力を見せつけ、炭治郎を追い詰めてトドメを刺そうとするも、兄の危機を見て取った禰豆子が身を挺して彼を庇う。それは累が焦がれてやまない「本当の家族」の姿であり、なんとしても禰豆子を我が物にすることを望み、炭治郎に「見逃してやるから妹を寄越せ」と持ち掛ける。
鬼にされてしまった妹を救うために戦い続けている炭治郎はこれを即座に却下し、「そんなやり方では本物の家族は手に入らない」と反論するも、これに立腹して禰豆子を糸で絡めとって宙吊りにする。激昂した炭治郎に斬りかかられるも、刀を砕くほどの強度の糸を放って反撃。逆に炭治郎を死地に追い込む。しかし、ここで炭治郎が先祖伝来の「ヒノカミ神楽」の真価に気付き、これを利用して窮地を脱出。さらに宙吊りにしたままの禰豆子が自らの血を爆発させる術を獲得し、これを使って兄を援護。一転して自身が追い詰められる。

「炭治郎に首を斬り飛ばされる前に、自分で自分の首を斬り落とす」という奇策でなんとか死を免れ、死力を使い果たして身動きできない炭治郎を今度こそ倒そうとするも、その場に鬼殺隊最高位の剣士・柱である冨岡義勇（とみおか ぎゆう）が到着。手強しと見て奥の手を出すも歯が立たず、一瞬で首を斬り落とされて死亡した。
今わの際に、自身が人間だった頃の記憶を取り戻し、「本当の家族を殺した自分は地獄行きだ」と絶望する。しかし、自分が死ぬまで霊と化した両親が来世に行くのを待っていてくれたこと、共に地獄に行くと言ってくれたことで救われ、「僕が悪かった」と今までの罪を悔いながらあの世へと旅立っていった。

累の関連人物・キャラクター

竈門炭治郎（かまど たんじろう）

鬼殺隊の新人剣士。やや天然なところはあるものの、真面目で責任感が強く、非常に優しい性格。竈門家の長男で、禰豆子からすると兄にあたる。
鬼にされてしまった妹の禰豆子を人間に戻すために戦い続けている。人並外れて鋭い嗅覚を持ち、またまともにぶつければ鬼ですらひるむほどの石頭である。
那田蜘蛛山に送り込まれた討伐隊の増援として派遣され、戦いながら山中を突破し累の前に立つ。そのまま交戦し、絶体絶命の状況に追い詰められるが、その刹那に先祖伝来の「ヒノカミ神楽」が戦闘にも転用できることに気付いて戦況を覆す。
累が冨岡に斬り捨てられた後、その体から立ち上る“悲しみの臭い”を嗅ぎ付け、彼の死を悼んだ。

竈門炭治郎（鬼滅の刃）の徹底解説・考察まとめ - RENOTE [リノート]

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竈門炭治郎（かまど たんじろう）とは、『鬼滅の刃』の主人公で、鬼を滅する組織『鬼殺隊』に所属する剣士である。『水の呼吸』と『ヒノカミ神楽（日の呼吸）』の使い手で、嗅覚に優れている。
炭治郎はある日、鬼の首魁である鬼舞辻無惨によって家族を惨殺される。唯一、生き残っていた妹の禰󠄀豆子は鬼にされていた。炭治郎は『鬼殺隊』へと入隊し、無惨の打倒と、禰󠄀豆子を人間に戻すべく戦いを繰り広げる。

竈門禰豆子（かまど ねずこ）

炭治郎の妹。炭治郎が不在のある晩に無惨の襲撃を受け、家族は惨殺。自身も無惨に血を流し込まれて鬼にされてしまう。強靭な精神力と鱗滝に施された暗示で人喰いの衝動はほぼ抑え込んでいるが、その反動か情動が幼子のような状態にまで退行している。
「妹を人間に戻す」ことを目的に旅を続ける炭治郎に同行し、時に鬼としての力を振るって兄を助ける。鬼は日光に弱いため、昼間は炭治郎の背負う箱の中に体を縮めて身を潜めている。
那田蜘蛛山の戦いで身を挺して炭治郎を庇い、その姿を「本物の家族の絆だ」として累を感動させる。その後なんとしても彼女を疑似家族に加えようとした累に囚われるも、再び窮地に陥る兄を見て、自身の血を爆発させる血鬼術に覚醒。累の糸で空中に拘束されたまま、炭治郎を懸命にサポートした。

竈門禰󠄀豆子（鬼滅の刃）の徹底解説・考察まとめ - RENOTE [リノート]

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竈門禰󠄀豆子（かまど ねずこ）とは、『鬼滅の刃』に登場するヒロインである。
主人公・竈門炭治郎の妹である禰󠄀豆子は、ある雪の日に鬼の首魁である鬼舞辻無惨によって鬼にされてしまう。通常、鬼になってしまった者は人間を襲ってしまうが、禰󠄀豆子は兄である炭治郎を守ろうとし、生かされた。それから禰󠄀豆子は炭治郎と一緒に鬼を討ち、人間に戻る方法を探す旅に出る。
非常に愛らしいキャラクターで、国内外問わずに人気のあるキャラクターである。

冨岡義勇（とみおか ぎゆう）

鬼殺隊最高位の剣士である柱の一員。禰豆子が鬼になったことで途方に暮れていた炭治郎に鬼殺隊に入るよう勧めた人物で、彼らの事情もある程度理解している。剣士としての力量はすさまじいが、口下手な上に口数が少なく、コミュニケーション能力には難がある青年。
那田蜘蛛山の戦いの増援として炭治郎たちのさらに後から駆け付け、「日輪刀で斬られる前に自分で自分の首を落とす」という奇策でからくも炭治郎の攻撃を切り抜けた累と交戦。これをまったく寄せ付けないほどの力を見せつけて一蹴した。
その後炭治郎が過去を思い出した累の死を悼んでいることを見て取ると、わざわざ彼の遺した服を踏みつけて、「鬼に同情するな」と助言している。

水柱・冨岡義勇（鬼滅の刃）の徹底解説・考察まとめ - RENOTE [リノート]

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冨岡義勇（とみおか ぎゆう）とは、『鬼滅の刃』に登場する鬼狩りの剣士である。
鬼殺隊の中で最高位の剣士である『柱』の一人。『水の呼吸』を使う水柱。
炭治郎が初めて出会った鬼殺隊の剣士である。禰󠄀豆子を生かし、炭治郎を鬼殺隊へと導いた人物である。炭治郎と一緒に無惨を倒すために刃を振るう。

鬼舞辻無惨（きぶつじ むざん）

鬼の始祖にして頭領。偏執的なまでに用心深く、一方で残酷かつ横暴な人物。鬼殺隊の剣士が総力でかかってもなお圧倒されるほどの力の持ち主だが、四百年前に花札模様の耳飾りの剣士に一方的に殺されかかったことがある。炭治郎の耳飾りが同じ柄のものだったことから、「あの剣士と何か関係がある人物なのではないか」と疑い、彼を殺すことに固執していく。
無惨自身もかつては病弱で死にかけており、鬼となることで生き永らえている。似たような境遇にある累のことは特に贔屓しており、他の鬼には許していない「集団を作ること」、「自分の力を他の鬼に分け与えること」を特別に認めている。

鬼舞辻無惨（鬼滅の刃）の徹底解説・考察まとめ - RENOTE [リノート]

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鬼舞辻無惨（きぶつじ むざん）とは、『鬼滅の刃』における最大の敵である。
人間を鬼に変えることができる唯一の鬼であり、鬼たちの首魁である無惨を倒す事こそが「鬼殺隊」の宿願となっている。禰󠄀豆子を鬼にし、炭治郎の家族を殺害したのも無惨である。
残虐非道で自己中心的な考えを持ち、自身の願いの為に人間を鬼にして回っている。自分の意に背く者であれば、鬼であっても容赦なく殺害する。
自身が鬼となった原因である「青い彼岸花」と、太陽を克服する方法を探している。

父蜘蛛（ちちぐも）

父の役割をこなしている鬼。筋肉隆々な身体を持っており、頭部だけが蜘蛛の容姿をしている。
知能が低いらしく、短い文章を叫ぶように話す。家族を傷つけるものは許さず、姉の鬼を追う炭治郎と伊之助に襲いかかった。
筋力が非常に高く、木を打ち付けて炭治郎を彼方へと吹き飛ばした。また、皮膚が非常に固く、炭治郎や伊之助の日輪刀は途中で止まってしまった。伊之助は喰い込んだ日輪刀にもう一本の日輪刀を打ち付けることで腕を両断した。
脱皮することが可能で、脱皮すると更に硬く強くなる。伊之助からダメージを受けた後に脱皮し、対峙した伊之助は敗北を予感していた。伊之助を追い詰めるが、応援に駆けつけた義勇により斬り伏せられて死亡した。

母蜘蛛（ははぐも）