鬼滅の刃(漫画・アニメ)のネタバレ解説・考察まとめ

『鬼滅の刃』とは、吾峠呼世晴による漫画作品。2016年11号から2020年24号まで『週刊少年ジャンプ』にて連載され、2019年にはufotable制作でアニメ化された。舞台は大正時代。炭焼きの家の長男・竈門炭治郎は町へ炭を売りに行ったが、家に帰ると家族が何者かに惨殺されていた。そして1人生き残った妹の禰豆子は鬼になってしまう。炭治郎は妹を人間に戻す為、そして惨殺された家族の仇討ちの為、厳しい訓練の末に鬼狩り組織「鬼殺隊」に入隊する。鬼との過酷な死闘を描く和風ダークファンタジー。

CV:置鮎龍太郎

上弦の壱。6つある目と侍のような姿が特徴で、刀を持っている。日の呼吸を使うとされる「始まりの呼吸の剣士」に容姿が酷似している。炭治郎と同じような痣を持っている。無惨からの評価は「ビジネスパートナー」。

上弦の陸・妓夫太郎と堕姫が倒されたことで上弦の鬼が集められた際に初登場。上弦の弐である童磨に敵意をむき出しにする猗窩座を諫めるなど、序列を重んじる性格をしており、荘厳な雰囲気の口調で話す。始まりの呼吸の剣士・継国縁壱(つぎくによりいち)の双子の兄であり、元々は鬼殺隊創設に関わった「始まりの呼吸の剣士達」の1人であった。人間であった時から用いている「全集中・月の呼吸」と血鬼術を合わせた攻撃を得意としており、その威力は絶大かつ広範囲。刀は自身の細胞から創り出したものであり、折られても再生する。本気を出す際には刀が枝分かれしたような形状の大剣に変わる。現在の霞柱・時透無一郎は縁壱の子孫であると言われていたが、正しくは厳勝の子孫である。痣を発現させた無一郎を圧倒しつつも、その強さを惜しみ鬼になるように勧誘した。また、鬼殺隊の隊士であり善逸の兄弟子であった獪岳から命乞いをされ、無惨の血を与えたことで鬼にしている。

無限城での最終決戦にて無一郎、不死川玄弥と交戦するも、その圧倒的な力に2人は為すすべなく倒される。そこに風柱・不死川実弥と岩柱・悲鳴嶼行冥がかけつけて交戦。戦いの中で覚醒した悲鳴嶼や、実弥の強靭的なタフさ、赫刀を発現させた無一郎、黒死牟の細胞を取り込み血鬼術を発動させた玄弥全員の攻撃によりついに黒死牟の首が落とされる。しかし黒死牟は首を再生し弱点を克服。異形の鬼へと姿を変えるが、実弥の刀の刀身にうつった自身の醜い姿を見て、負けを認めずにあがく自身を「生き恥」と評し、自身の過去が走馬灯のように思い起こされた。

人間であった時の名前は継国厳勝(つぎくにみちかつ)。戦国時代の武家に双子の兄として生まれた厳勝は、弟・縁壱を不憫に思っていた。双子は跡目争いの元となるため忌み嫌われていたうえに、縁壱には生まれつき顔に奇妙な痣があったため、父親に殺されそうになっていたためである。しかし、母親がそれに怒り阻止したことで殺されはせず、10歳になったら出家させるということになった。跡継ぎ候補である自分と違いぞんざいな扱いを受け、いつも母の傍にピタリとくっついている弟を哀れんだ厳勝は、弟の部屋に内緒で遊びに行き、自分の手作りの笛を渡すなどしていたが、縁壱が7歳の時に初めて木刀を握り、戯れで稽古を受けた際、鮮やかな動きで厳勝の師範に4発打撃を入れ失神させたことから弟の見方が変わる。厳勝が縁壱に話を聞くと、縁壱には生まれつき生き物の身体が透けて見えており、それで筋肉の動きを見ていたのだと知る。加えて7歳で大人を打ち負かす身体能力を生まれつき持つ弟を見て、厳勝は「跡継ぎになるのは縁壱だ」と絶望するが、縁壱は母が亡くなった日の夜、自身が跡継ぎに据えられることを予感して、兄のために10歳になる前に家を出てしまう。母の日記を読んだ厳勝は、縁壱は寂しさから母にくっついていたのではなく、体が不自由になってしまった母の不調を感じ取り支えていたのだと知り、その才能に激しい嫉妬心を覚える。

その後、縁壱は寺に行っていなかったことがわかり消息不明となる。厳勝は家を継ぎ、結婚して子供にも恵まれていたが、野営中に鬼に襲われた際に剣士となった縁壱に救われる。縁壱に抱く激しい嫉妬心を思い出した厳勝は、妻も子も捨てて縁壱とともに鬼狩りの道に進み、その強さ・剣技を自身も手に入れたいと願った。縁壱の周りには、縁壱が用いる呼吸法から派生した呼吸で剣を極め、痣を出現させる剣士たちがいたが、痣の代償で皆25歳になる前に亡くなっていき、痣を発現させていた厳勝も自身がこの先長くないことを知る。どれだけ鍛錬をしても日の呼吸には、縁壱の強さには届かないと絶望していたが、その心を鬼舞辻無惨に付け入られ、永遠の命を求めて鬼になることを選んだ。

その数十年後、鬼・黒死牟となった厳勝は老いた縁壱と再会する。痣を発現させていたのに80歳を超えても死んでおらず、老いてなお自信を上回る強さを持つ縁壱に黒死牟は憎しみを覚えるが、縁壱はその戦いのさなかで立ったまま亡くなってしまった。自分に劣等感を与えるだけ与えて死んでいった縁壱の遺体を黒死牟は切り刻むが、その際に縁壱の胸から木でできた笛が出てきたのを見る。それは、幼少期に厳勝が縁壱にあげた笛であった。黒死牟はそれを見て涙する。縁壱は憎くてたまらない相手であったが、同時に大切な弟でもあった。400年以上生きてきた今、両親や妻、子供の顔すらも忘れてしまったというのに、縁壱の顔だけは鮮明に覚えていた。「私はただ 縁壱 お前になりたかったのだ」そんな嫉妬と裏返しの、縁壱への憧れの気持ちを認められていなかった黒死牟は、妻も子も、侍であることまで捨てたというのに何も手に入れられなかったことを嘆き、自分の生まれた意味を縁壱に問いながら消滅していった。黒死牟が消えたあとには、縁壱が持っていた木の笛が転がっていた。

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童磨(どうま)

CV:宮野真守

上弦の弐。血を被ったような髪と虹色の瞳が特徴。いつもニコニコとしておりフレンドリーな姿勢を見せるが、実際は残虐な性格をしており、他の鬼などからは鬱陶しがられている。特に上弦の参・猗窩座にはかなり嫌われている。無惨からの評価は「あんまり好きじゃない」。

普段は人間を装い、「万世極楽教」という宗教の教祖をしながら信者の女性を喰っている。「万世極楽教」は童磨の両親が立ち上げた宗教である。童磨の瞳が綺麗な虹色をしていたために特別視され、教祖にされたが、童磨は子供の頃からそんな両親や極楽を求める信者達の事を「頭が悪い」と思っていた。童磨には生まれつき人間らしい感情が欠落しており、「楽しい」「悲しい」などの気持ちを感じることができず、天国や地獄があると信じる人間たちを愚かだと見下すあまり涙を流していた。そして、そんな人間を救うことが自身の使命だと信じており、鬼になった現在では極楽を求める愚かな人間を喰って殺すことで救済できていると主張している。しのぶの姉・カナエ、嘴平伊之助の母・琴葉を殺害している。上弦の陸・妓夫太郎と堕姫を鬼へと勧誘したのは童磨であり、その時は童磨が上弦の陸だった。鬼になったのは猗窩座よりも後であるが、猗窩座よりも上の階級となっており、そのことを猗窩座の目の前でわざとらしく主張した。

武器は2対の鉄でできた扇。氷を操る血鬼術を得意としており、その氷による冷気を吸うと肺を傷つけてしまうため、全集中の呼吸を用いる鬼殺隊士にとってはかなり苦しい戦いを強いられる。無限城での決戦ではしのぶと遭遇し交戦。童磨が姉の仇であると気づいたしのぶは復讐に燃え、毒を幾度となく打ち込むが、童磨はそれをすべて体内で分解・解毒する。駆け付けたカナヲの目の前でしのぶを殺して吸収。続けてカナヲと交戦している間に猗窩座が炭治郎によって倒され、「1番の友人だったのに…」と言って涙を流したが、それを見たカナヲに「感情があるふりをしているだけ」と看破され、生まれた意味がないと罵倒される。それに不快感を覚えた童磨はカナヲを追い詰めるが、そこに伊之助が乱入。伊之助の素顔を見た童磨は、伊之助の母がかつて自身の宗教にいた琴葉という女性だということに気づく。童磨がしのぶを殺し、また自身の母の仇でもあると知った伊之助は童磨に襲い掛かるも、実力に差があり攻めきれない。しかし、しのぶが体に仕込んでいた多量の藤の花の毒がまわったことで童磨の身体が崩れたところをカナヲと伊之助が逃さずに攻め込み、首を斬ることに成功する。無惨や黒死牟、猗窩座のように首の弱点の克服を試みるもうまくいかず死を確信するが、自身の死を悟ってもなお何も感じることはなかった。

しかし死の最中の童磨の脳裏にしのぶの幻影が現れ、笑顔で罵倒されたことと、しのぶの仲間を想う慈悲深い表情に何かを感じてドキドキとし、初めて感情のようなものを抱く。そして頬を赤らめながら「俺と一緒に地獄へ行かない?」と問うも、しのぶに「とっととくたばれ糞野郎」と笑顔で返され、消滅した。

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猗窩座(あかざ)

CV:石田彰

上弦の参。顔と体にある刺青のような模様が特徴。強さを追い求め、弱者を嫌う。それ故、老いて朽ちていく人間という存在自体を嫌っている。無惨からの評価は「忠実で真面目なのでお気に入り」。

武器は持たず、拳のみで戦う。血鬼術は「破壊殺」といい、身体能力を強化して放つ徒手攻撃。拳の破壊力は凄まじく、衝撃波で離れた敵を攻撃できるほど。「術式展開 破壊殺・羅針」という技で敵の闘気を読んで攻撃を察知することもできる。上弦の中でも上位なだけあって治癒能力も凄まじく、切られた腕を瞬時に繋げてみせた。

下弦の壱である魘夢を倒し、満身創痍の炭治郎達の前に突如現れ、それを炎柱・煉獄杏寿郎が迎え撃った。煉獄の練り上げられた強さを認め、何度も鬼になるよう勧誘するが、煉獄はそれを断る。その後、体力の限りと、負傷に苦しむ煉獄を徐々に圧倒し、遂には煉獄の胸を腕で貫くが、煉獄はそれを逆手にとって猗窩座の動きを封じ、首を斬ろうとする。夜明けが迫っていたこともあり、猗窩座は腕をちぎり逃走。炭治郎は逃げる猗窩座に刀を投げて刺し「逃げるな卑怯者!」と罵倒した。この言動に加え、報告の際に無惨に炭治郎達を殺せなかったことを咎められた事により、炭治郎に深い憎しみを持つ。また、この戦いで煉獄が死亡してしまったことにより、炭治郎にとっても猗窩座は仇となる。

その後、無限城にて炭治郎・義勇の2人と交戦。義勇が「柱と同等」と評するほどにまで成長した炭治郎、痣を発現させた義勇、その2人を相手にしてもなお圧倒していた。しかし、戦いの最中で相手の身体を透かして見ることで相手の動きを察する「透き通る世界」の境地に達し、闘気を消して攻撃をするようになった炭治郎に隙をつかれて首を斬られる。これで決着がついたかのように思われたが、猗窩座はそれでもなお戦うことをやめようとしなかった。普通の鬼であれば首を斬り落とした時点で体の崩壊が始まるのだが、猗窩座は首がない状態で戦い続け、ついには頭を再生し始めた。この時の猗窩座の状態を、上弦の壱である黒死牟は「更なる高み」、上弦の弐である童磨は「何か別の生き物」と形容していた。無惨以外で首の弱点を克服した鬼は猗窩座が初。しかし、猗窩座が人間の頃の記憶を取り戻し、潔く負けを認めたことと、1番憎んでいたのは自分自身であったことを思い出し、炭治郎に感謝の意を込めた笑みを浮かべながら血鬼術による攻撃を自分自身の身体に放つ。そして、戦うことを放棄して体が崩壊し死亡した。

生前は狛治(はくじ)という名前の青年で、病弱な父と暮らしていた。狛治は父の薬代のために盗みを繰り返し、奉行所に捕まって百叩きにされようとも依然として盗みを止めようとしなかった。猗窩座の身体の模様は、この時に入れられた犯罪者の証である刺青が元になっている。狛治は父が生きてくれるのであればそれで良いと思っていたが、父はそれを良しとせず「人様から金品を奪ってまで生き永らえたくはない」と書き残して首を吊ってしまう。それを機に狛治はさらに自暴自棄になり、ケンカばかりの荒れた生活を送る。

ある日、7人の大人を素手で圧倒していたところに慶蔵という男が現れる。慶蔵は武道の達人で道場を開いていた。慶蔵は荒れ狂う狛治を素手で倒し、自身の道場に連れ帰った。慶蔵の営む道場は隣接する道場から嫌がらせをされており、門下生が1人もいなかった。さらに慶蔵には病弱な恋雪という娘がおり、その世話をしていた妻は娘の将来を悲観するのと介護の疲れから自殺をしてしまっていた。そこで慶蔵は狛治を弟子にし、恋雪の生活の面倒を見てもらうことにしたのである。慶蔵の下で暮らすようになって3年、恋雪との交流の中で狛治は穏やかな性格になり、恋雪もまた狛治の献身的な看病により普通に生活できるほどの身体となっていた。そして、お互いを支え合う存在となった2人に慶蔵は自身の道場を継がせることと、恋雪と夫婦になることを勧め、2人は祝言を挙げる事となった。しかし、狛治が父の墓前に結婚の報告に行っている間、恋雪を慕っており狛治を恨んでいた隣接する道場の跡取り息子が、門下生にそそのかされるまま井戸に毒を撒き、慶蔵と恋雪は死んでしまう。それに激怒した狛治は隣の道場を襲撃し、素手で六十七名を惨殺。その後、呆然と歩いている所に無惨が現れ、鬼にされてしまう。当時、無惨は「十二鬼月」を創設することを考えていた。

猗窩座が強さを追い求めていたのは、父、慶蔵、そして恋雪という大切な人を守れなかったことが原因である。また猗窩座は炭治郎のまっすぐさに苛立ちを感じていたが、それは自身に真正面から向き合ってくれた慶蔵のまっすぐさを思い起こさせていたためであった。最期は、無惨の支配により再度体を再生しようとする猗窩座を恋雪が迎えにいき、猗窩座は狛治の姿に戻って守れなかったことを涙ながらに謝り、無惨の支配を逃れて消滅していった。

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半天狗(はんてんぐ)

CV:古川登志夫

上弦の肆。額にあるコブと2本のツノが特徴的な老いた鬼。常に何かに怯えている。無惨からの評価は「普通、たまにうざく感じるが許容範囲内」。

刀鍛冶の里を上弦の伍である玉壺と共に襲撃し、炭治郎達と戦った。気配を隠すことに優れており、炭治郎、無一郎は襖の向こうに誰かが来ているのは分かったが、姿を見るまで鬼だと認識できなかった。危機に陥った際に生まれる感情を血鬼術により具現化して分身体を生み出し、追い込まれれば追い込まれるほど強くなる。分身体には「喜」「怒」など、感情を表す漢字が舌に刻印されている。最初に「積怒」「可楽」「空喜」「哀絶」の4体、その後「憎珀天」「恨の鬼」の2体と計6体の分身体が生み出された。分身は基本的に若い見た目をしているが、これは半天狗が人間だった時の若い姿である。本体はネズミほどの体躯で、舌に「怯」の字が刻まれており、戦闘が始まると分身体に任せて姿を隠す。小さな体であるがその首は硬く、不死川玄弥の日輪刀を折り、銃撃を受けても無傷だった。それに加えて移動も素早い。

「積怒」は「怒」の字が刻まれた鬼。錫杖を持ち、雷を落として攻撃する。
「可楽」は「楽」の字が刻まれた鬼。葉でできた団扇を持ち、それを振ると突風は発生する。戦いを楽しんでおり、それを積怒に咎められていた。
「空喜」は「喜」の字が刻まれた鬼。体の半分が鳥のようになっており、口から超音波を発して攻撃する。炭治郎が足を切り落とした時には、その断片が顔に変わって攻撃した。
「哀絶」は「哀」の字が刻まれた鬼。十時槍を使って戦闘する。玄弥と戦った。
「憎珀天」は積怒が可楽、空喜、哀絶を吸収して生まれた鬼。「憎」の字が刻まれている。雷神のような太鼓を背負い、体格は子供のように小柄。喜怒哀楽、それぞれの技を使う上に、樹木を操る攻撃を繰り出す。本体を「小さき者」とし、それを狙う炭治郎達を「極悪非道」「鬼畜の所業」と罵った。半天狗が生み出す鬼の中では最も強く、痣を発現させた恋柱・甘露寺を追い詰める。
「恨の鬼」は「恨」が刻まれた鬼。本体が首を切られる寸前に生み出された。容姿は本体と一緒だが、体が大きい。心臓に本体を隠していた。

最初は炭治郎、無一郎と交戦するが、4人に分身したうちの可楽の能力で無一郎は遠くに吹き飛ばされる。その後は炭治郎と禰豆子と玄弥で交戦、苦戦しつつも禰豆子の血鬼術で刀が赤くなった炭治郎のヒノカミ神楽により優勢に立ち、隠れていた本体を発見して追い詰めるが、直後に積怒が他3体を吸収し憎珀天に変化。駆け付けた甘露寺が苦戦しつつも痣を発現しながら憎珀天を足止めし、その間に炭治郎、禰豆子、玄弥で本体を追い詰める。最期は苦し紛れに分身した恨の鬼の中に隠れていた本体を炭治郎が斬り、消滅する。

生前は盲目のふりをして盗みと殺しを繰り返していた。捕まった際には「儂が悪いのではない」「この手が悪い」と責任転嫁をしていた。打ち首の前日に無惨が現れたことで鬼となり、自身を捕まえた奉行を殺している。その際、奉行に「その薄汚い命をもって罪を償う時が必ずくる」と言われており、炭治郎によって首を斬られる際に走馬灯として思い起こしていた。

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玉壺(ぎょっこ)

CV:鳥海浩輔

上弦の伍。目の部分に口があり、口と額に目がある。無数の手が生え、壺から体を出す異形の鬼。芸術家を気取っており、殺した人間で作品を作る。無惨からの評価は「わりとお気に入り。壺がなかなか綺麗だし高く売れる」。

隠されていた刀鍛冶の里を発見。鬼舞辻無惨の命により、上弦の肆・半天狗と共に里を強襲した。壺を掌から生み出し、その壺から水や、魚など水棲生物を模した鬼を生み出す血鬼術を使用する。玉壺はその壺を行き来でき、その速度は非常に素早い。本気を出すと壺から這い出て、金剛石よりも硬い鱗に覆われた真の姿となる。下半身は蛇のような体で、そこから生み出されるバネで縦横無尽に移動して殴撃を加え、この拳に触れたものは鮮魚へと変化してしまう。自身の作品や感性を馬鹿にされると激怒する。戦いの途中で刀を研ぐ鋼鐵塚を見つけ攻撃するが、それを物ともせずに集中して刀を研ぎ続けた鋼鐵塚に「芸術家として負けている」ような気になり、鋼鐵塚を振り向かせることに執着していた。

刀鍛冶職人を殺して回っていたところで無一郎と出くわし戦闘となる。水の中に閉じ込める血鬼術「水獄鉢」で無一郎を閉じ込めて窒息死を狙い、その間に刀鍛冶の里を壊滅させようとした。しかし、記憶を取り戻して覚醒し、水獄鉢を抜け出した無一郎と再度交戦。この時、無一郎は痣を発現しており、決起術を繰り出すもことごとく斬られるなど圧倒されていた。そこで真の姿を見せて戦うも、無一郎の動きにはついて行けず、首を斬られて死亡した。

人間であった時は漁村に生まれ住んでいたが、鬼になる前から動物や魚を悪戯に殺しては死体を縫い付けて「芸術だ」と言い張るなど異常な行動をしており、蔑まれ孤立していた。

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妓夫太郎(ぎゅうたろう)・ 堕姫(だき)

CV:逢坂良太(妓夫太郎)、沢城みゆき(堕姫)

上弦の陸。作中で唯一の2体で1体の鬼であり、兄妹。堕姫は妖艶な顔した若い女の姿をしており、妓夫太郎は顔に痣がある、肋骨から下が異常に痩せ細った異様な姿の男。
普段は堕姫が主体で行動し、妓夫太郎は身体を薄くして堕姫の背中に張り付いている。音柱の宇髄と、宇髄に連れられて来た炭治郎達と交戦した。当初は堕姫1人で上弦の陸だと思われていたが、宇髄が堕姫の首を刎ねても死なず、堕姫の体から妓夫太郎が姿を現した。どちらか一方の首を刎ねても死なずに再生する。殺すためには妓夫太郎・堕姫、両方の首を同時に落とす必要がある。無惨からの評価は妓夫太郎は「お気に入り 境遇と貪欲な性格を高く評価」、堕姫は「頭の悪い子供」。

堕姫は「蕨姫花魁」という名の花魁として遊郭に潜んでいた。100年ほど前から遊郭に潜んでおり、源氏名と店を変えながら花魁として生きてきた。長く遊郭にいる人の中には、「かなりのべっぴんだが性悪で、姫という名前を好んで使う花魁を数十年単位で見た」という話をする人もいたほど。高圧的で傲慢、暴力的な性格で、「蕨姫花魁」の姿の時も周囲の人間に恐れられていた。醜いものを嫌い、美しい女性を狙って喰っている。帯を操る血鬼術を使用し、帯で攻撃するほか、人間を帯の中に取り込んで帯の中に収納するように捕まえることが出来る。切り離していた帯を体に取り込んだ後は、黒色だった髪が銀髪になり、力を増した。首を軟化することができ、複数の方向からの斬撃や、張り詰めた状態で切断しなければならない。善逸・伊之助2人相手にも渡り合ったが、ヒノカミ神楽で死ぬ直前まで体を追い込んだ炭治郎や暴走した禰豆子には劣勢であった。上弦の鬼としては力不足で、宇髄は簡単に首を落とし「上弦じゃないだろう、弱すぎる」と告げた。

堕姫が宇髄に首を落とされた後、堕姫の体から妓夫太郎が姿を表す。容姿端麗で、嫁を三人も持つ宇髄を羨み嫉妬心をあらわにした。宇髄の強さを称賛するが、宇髄自身には「自分程度でそう見えるならテメェの人生幸せだな」と言われている。堕姫とは比べ物にならないほどに強く、これまでに15人の柱を喰っている(堕姫は7人)。左目を堕姫に貸し与え、堕姫を操りながら戦った。武器は自身の血で作った2本の鎌。この鎌も妓夫太郎の血鬼術のひとつである。妓夫太郎の血は猛毒で、この鎌で斬りつけれれば毒に犯される。他にも血の斬撃を放つ血鬼術を持っており、この攻撃にも毒が含まれている。炭治郎と宇髄、2人を相手取ってもなお圧倒した。宇髄を倒し、這いつくばる炭治郎を見下ろしていたが、炭治郎が虚をついて藤の花の毒がついたくないを刺して体の自由を奪う。さらに動けないと思われていた宇髄も割って入る。宇髄を捌きながら、迫り来る炭治郎の顔に鎌を突き刺すが、土壇場で痣を発現させた炭治郎によって首を斬られた。それと同時に堕姫も力を振り絞った善逸と伊之助によって首を落とされた。

鬼になる前は、羅生門河岸(遊郭の最下層)で2人で暮らしていた。妓夫太郎は生まれながらに醜い出で立ちで、母親から嫌われ、周りの人間からも罵詈雑言を受けて育った。しかし妓夫太郎は人間だった頃から腕っぷしが強く、取立屋となった。妓夫太郎の「妓夫」とは、遊郭において集金をしていた役職の呼び名で、彼の名前は役職をそのままつけられている。堕姫の生前は「梅」という人間であり、その名前は死んだ母親の病気から取られた。梅は子供の頃から大人がたじろぐほどに美しく、それを活かして花魁となった。妓夫太郎は周りの者が、醜く、そして強い自身を恐れることが快感だった。そして美しい梅の存在が自身の劣等感を吹き飛ばしていた。だがある日、梅が客であった侍の眼を簪で突いて失明させる。梅はその報復で縛り上げられ生きたまま焼かれた。仕事から帰ってきた妓夫太郎は、丸焦げになり瀕死の梅を目にし「俺から取り立てるな!何も与えなかったくせに取立やがるのか!許さねえ!」と泣きながら叫んでいる。さらに妓夫太郎を雇っていた人間が、妓夫太郎の素行の悪さを理由に侍に殺すように依頼する。妓夫太郎は侍と依頼人を殺し、焼け焦げた梅を抱えて歩き出す。その先で当時の上弦の陸であった童磨と出会い、無惨の血を与えられて鬼となった。この時、妓夫太郎は「幸せそうな他人を許さない。必ず奪って取り立てる妓夫太郎になる」と決意している。

炭治郎たちによって同時に首を落とされたあとは、2人で首だけで言い争いをしていた。「きっと血が繋がっていない 出来損ないの醜い奴よ!」「お前さえいなけりゃ俺の人生はもっと違ってた!お前なんか生まれてこなけりゃ良かった」と罵り合うが、それを炭治郎は「嘘だよ」と止めた。心の音を聞ける炭治郎は、お互いのその言葉が本心ではないと知っていた。そして、この世でたった2人の兄弟なんだから、せめて2人だけはお互いを罵り合ったらダメだと諭す。それに反発し、泣きながら消滅した堕姫を見て妓夫太郎は「梅!」と叫び、堕姫の本当の名前を思い出す。妓夫太郎は鬼になったことに後悔はなかったが、梅が自分と共に育っていなければ真っ当な人間になったのではないか、という気がかりがあった。死の間際、暗闇の中で妓夫太郎は自身について来ようとする梅に「お前とはもう兄妹でもなんでもない。俺はこっちに行くからお前は反対の方 明るい方へ行け」と言って突き放す。しかし梅は「ずっと一緒にいるんだもん!約束したの覚えてないの!?」と言って妓夫太郎に覆い被さって泣いた。妓夫太郎は鬼になる前、雪が降り寒さに泣く梅を抱きながら「俺たちは2人なら最強だ。約束する。ずっと一緒だ。絶対離れない。」と約束したことを思い出す。そして妓夫太郎は梅をおぶったまま暗闇へと消えていった。

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獪岳(かいがく)

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『鬼滅の刃』とは、吾峠呼世晴による漫画作品。2016年11号から2020年24号まで週刊少年ジャンプにて連載され、2019年にはufotable制作でアニメ化された。 家族を鬼によって惨殺された竈門炭治郎。一人生き残るも鬼にされてしまった妹の禰豆子を人間に戻すため、家族の仇を討つため、鬼との過酷な死闘に身を投じていく。本記事では、戦いに勝利をおさめ、平和に暮らす炭治郎たちのその後を描いた『炭治郎の近況報告書』についてまとめていく。

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鬼滅の刃 無限列車編のネタバレ解説・考察まとめ

鬼滅の刃 無限列車編のネタバレ解説・考察まとめ

『鬼滅の刃 無限列車編』とは、吾峠呼世晴の漫画作品『鬼滅の刃』の54話から66話に渡って描かれた物語である。ufotableによって劇場版アニメが制作され、400億円を超える脅威的な興行収入を記録した。 大正時代。人食いの怪物・鬼に家族を殺された少年竈門炭治郎は、鬼を狩る組織「鬼殺隊」の一員となる。幾多の戦いを経て成長した炭治郎は、新たな任務を与えられ、同期の戦友の我妻善逸、嘴平伊之助、さらに鬼殺隊最強の剣士の1人である煉獄杏寿郎と共に、鬼が潜むと噂される列車へと乗り込む。

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鬼滅の刃 鼓屋敷編のネタバレ解説・考察まとめ

鬼滅の刃 鼓屋敷編のネタバレ解説・考察まとめ

『鬼滅の刃 鼓屋敷編』とは、吾峠呼世晴原作『鬼滅の刃』のアニメ第1期シリーズの内容を編集した特別番組である。2021年9月25日にTV初放送となる『劇場版 鬼滅の刃 無限列車編』に先駆けて放送されることとなった。 鬼殺隊の新人剣士・竈門炭治郎と我妻善逸は、鬼に拉致された子供を追って不可思議な屋敷へと踏み込む。屋敷内を徘徊する鬼を倒し、子供の救出に成功するも、先んじて屋敷に乗り込んでいた同輩・嘴平伊之助とのトラブルもあり、三人はそれぞれに負傷。その治療のため、しばしの共同生活を送ることとなる。

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鬼滅の刃 柱合会議・蝶屋敷編のネタバレ解説・考察まとめ

鬼滅の刃 柱合会議・蝶屋敷編のネタバレ解説・考察まとめ

『鬼滅の刃 柱合会議・蝶屋敷編』とは、吾峠呼世晴原作『鬼滅の刃』のアニメ第1期シリーズの内容を編集した特別番組である。2021年9月25日にTV初放送となる『劇場版 鬼滅の刃 無限列車編』に先駆けて放送されることとなった。 鬼殺隊の新人剣士竈門炭治郎は、鬼にされてしまった妹の禰豆子を人間に戻すために戦い続けていた。しかしその禰豆子の存在が問題視され、鬼殺隊最高位の剣士“柱”が集う場へと連行される。鬼なら例外なく殺すべきと迫る柱の剣士たちに炭治郎が抗う中、彼に予想外の救いの手が差し伸べられる。

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鬼滅の刃 那田蜘蛛山編のネタバレ解説・考察まとめ

鬼滅の刃 那田蜘蛛山編のネタバレ解説・考察まとめ

『鬼滅の刃 那田蜘蛛山編』とは、吾峠呼世晴原作『鬼滅の刃』のアニメ第1期シリーズの内容を編集した特別番組である。2021年9月25日にTV初放送となる『劇場版 鬼滅の刃 無限列車編』に先駆けて放送されることとなった。 鬼殺隊の新人剣士である竈門炭治郎は、同輩である我妻善逸、嘴平伊之助と共に、那田蜘蛛山に潜む鬼の討伐に向かう。そこには今まで以上に強大な鬼が待ち構えており、先遣隊はすでに壊滅。炭治郎たちも個々に窮地に追い込まれる。万策尽きた刹那、炭治郎は父の教えを思い出し、かつてない力を発揮する。

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鬼滅の刃 兄妹の絆のネタバレ解説・考察まとめ

鬼滅の刃 兄妹の絆のネタバレ解説・考察まとめ

『鬼滅の刃 兄妹の絆』とは、吾峠呼世晴原作『鬼滅の刃』のアニメ第1期シリーズの内容を編集した特別番組である。2021年9月25日にTV初放送となる『劇場版 鬼滅の刃 無限列車編』に先駆けて放送されることとなった。 炭焼きの家に生まれた少年・竈門炭治郎。彼の不在中に一家は人食いの怪物・鬼に襲われ、妹の禰豆子を残して全滅。その禰豆子もむりやり鬼に変えられてしまっていた。妹を守るため、彼女を人間に戻す術を探すため、鬼を狩る組織・鬼殺隊への入隊を目指して炭治郎の修行の日々が始まる。

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鬼滅の刃の呼吸法と必殺技まとめ

鬼滅の刃の呼吸法と必殺技まとめ

『鬼滅の刃』とは、吾峠呼世晴による漫画、およびそれを原作としたアニメなどのメディアミックス作品。 竈門炭治郎が炭を売って家へ戻ると家族は惨殺され、生き残った妹は鬼となっていた。炭治郎は鬼を滅する「鬼殺隊」へと入隊し、妹を人間に戻すため、そして諸悪の根源である鬼舞辻無惨を倒すための戦いを始める。 鬼殺隊士が、人間とはかけ離れた身体能力と「血鬼術」と呼ばれる特殊能力を持つ鬼と戦うために使用する操身術が「呼吸」である。鬼殺隊士それぞれに適した呼吸があり、作中では様々な呼吸法と必殺技が登場する。

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鬼滅の刃の十二鬼月と血鬼術まとめ

鬼滅の刃の十二鬼月と血鬼術まとめ

『鬼滅の刃』とは、吾峠呼世晴による漫画、およびそれを原作としたアニメなどのメディアミックス作品。 竈門炭治郎は鬼舞辻無惨により家族を惨殺され、唯一生き残った妹・禰豆子を鬼へと変えられた。炭治郎は鬼を退治する組織『鬼殺隊』に入り、禰豆子を人間に戻し、無惨を討つ旅に出る。 『十二鬼月』とは、無惨直属の配下であり、圧倒的な力を持つ鬼である。それぞれが持つ力と複雑な過去は、敵でありながらも魅力的であり、ファンからも人気が高い。

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鬼滅の刃の大正コソコソ噂話・小ネタ・エピソードまとめ

鬼滅の刃の大正コソコソ噂話・小ネタ・エピソードまとめ

『鬼滅の刃』とは、吾峠呼世晴による漫画作品、およびそれを原作としたアニメなどのメディアミックス作品。 炭焼きの家に生まれた少年・竈門炭治郎が炭を売って家へ戻ると、家族が惨殺されており、生き残った妹は鬼となっていた。炭治郎は鬼を滅する「鬼殺隊」へと入隊し、妹を人間に戻すため、そして諸悪の根源である「鬼舞辻無惨」を倒すための戦いに身を投じる。 『鬼滅の刃』では、本編では語られなかった裏話や細かい設定が「大正コソコソ噂話」として紹介されている。本記事ではそれらの情報をまとめていく。

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鬼滅の刃の表紙・カバー下イラスト・扉絵・挿絵まとめ

鬼滅の刃の表紙・カバー下イラスト・扉絵・挿絵まとめ

『鬼滅の刃』とは、吾峠呼世晴による漫画作品、およびそれを原作としたアニメなどのメディアミックス作品。 炭焼きの家の少年・竈門炭治郎は家族を殺され、生き残った妹は鬼となっていた。炭治郎は鬼を滅する「鬼殺隊」へと入隊し、妹を人間に戻すため、そして鬼の始祖「鬼舞辻無惨」を倒すための戦いに身を投じる。 『鬼滅の刃』の原作コミックスには、表紙のイラストの他、カバー裏や扉絵、話の合間など多くのイラスト・挿絵が描かれている。この記事ではそれらの絵をまとめていく。

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【最終回】鬼滅の刃の子孫・転生者まとめ【現代・未来】

【最終回】鬼滅の刃の子孫・転生者まとめ【現代・未来】

『鬼滅の刃』とは、吾峠呼世晴による漫画作品、およびそれを原作としたアニメなどのメディアミックス作品。 炭焼きの家の少年・竈門炭治郎は家族を殺され、生き残った妹は鬼となっていた。炭治郎は鬼を滅する「鬼殺隊」へと入隊し、妹を人間に戻すため、そして鬼の始祖「鬼舞辻無惨」を倒すための戦いに身を投じる。 鬼滅の刃の原作最終回では平和になった現代の様子が描かれているが、そこでは登場人物たちの子孫や生まれ変わりと思われる人物が多数登場している。本記事では、それらのキャラクターについてをまとめていく。

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鬼滅の刃の柱まとめ

鬼滅の刃の柱まとめ

『鬼滅の刃』とは、吾峠呼世晴による漫画作品である。2019年にはアニメ化された。 町に炭を売りに行った炭治郎が家に戻ると、家族が惨殺されていた。唯一息があった妹の禰󠄀豆子を連れて炭治郎が山を下っていると、禰󠄀豆子が突然暴れ出す。禰󠄀豆子は人を喰う鬼になっていた。炭治郎は禰󠄀豆子を鬼にした鬼舞辻無惨を倒すべく刀を取る。 鬼殺隊の中で最高位の剣士が「柱」である。変人が多いが、過酷な過去を背負いつつも他人を守ろうとする柱は非常に人気が高い。

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鬼滅の刃の日輪刀まとめ

鬼滅の刃の日輪刀まとめ

『鬼滅の刃』とは、吾峠呼世晴による漫画作品、およびそれを原作としたアニメなどのメディアミックス作品。 炭焼きの家の少年・竈門炭治郎は鬼に家族を殺され、生き残った妹は鬼となっていた。炭治郎は鬼を滅する「鬼殺隊」へ入隊し、妹を人間に戻すため、鬼の始祖「鬼舞辻無惨」を倒すための戦いに身を投じる。 鬼と戦う剣士たちは、特殊な刀「日輪刀」を用いて戦うが、この日輪刀には持ち主の才能によって違う色に変わるなどの特徴がある。本記事では、その日輪刀についてまとめていく。

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鬼滅の刃の恋愛関係・カップル・カップリング・夫婦・恋人まとめ

鬼滅の刃の恋愛関係・カップル・カップリング・夫婦・恋人まとめ

『鬼滅の刃』(きめつのやいば)とは、 吾峠呼世晴原作の少年漫画及びアニメである。日本の大正時代を舞台に、竈門炭治郎(かまどたんじろう)が鬼になってしまった妹の禰豆子(ねずこ)を人間に戻すため、鬼たちとの戦いを繰り広げる和風の剣戟奇譚である。登場人物・キャラクターのほとんどが若いため、厳しい環境の中でも生まれた淡い恋心や青春が詰まったカップリングが多い。最終話では現代編が描かれ、夫婦になったカップルや命を落としてしまったけれど生まれ変わって結ばれたカップルなどが分かる。

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鬼滅の刃の料理・食事・食べ物・お菓子・飲み物まとめ

鬼滅の刃の料理・食事・食べ物・お菓子・飲み物まとめ

2016年に『週刊少年ジャンプ』で連載がスタートした、吾峠呼世晴の『鬼滅の刃』。作中には非常にリアルで美味しそうな食事やお菓子が多数登場している。さらにアニメや映画の作画が非常に良かったため、ファンの間では「飯テロアニメ」として話題となった。本記事では『鬼滅の刃』に登場した料理・食事・食べ物・お菓子・飲み物をまとめて紹介している。

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鬼滅の刃の「双六大好き善逸の今日の一振り!」まとめ

鬼滅の刃の「双六大好き善逸の今日の一振り!」まとめ

「双六大好き善逸の今日の一振り!」とは、テレビアニメ『鬼滅の刃 刀鍛冶の里編』の本編開始前に流れるオリジナルアバン作品。 『鬼滅の刃』のキャラクターの中でも特に人気の高い我妻善逸が、双六を進めていきながら止まったマス目に書いてあるお題についてあれこれと夢想するというもの。1話15秒で、本編とは無関係に話が進む。「刀鍛冶の里編」では出番の無い善逸にむりやり出番を作るための演出であり、フジテレビ系列の放送局でのみ公開されている。

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鬼滅の刃キャラクターの誕生日・年齢まとめ

鬼滅の刃キャラクターの誕生日・年齢まとめ

『鬼滅の刃』とは、吾峠呼世晴による漫画。人を食う鬼と、鬼を狩ることを役目とする鬼殺隊の壮絶な戦いの中で、鬼にされてしまった妹を救うために命を賭して剣を振るう少年の活躍を描いた作品だ。 物語の舞台は大正時代の日本で、主要なキャラクターは個別のプロフィールがかなりしっかり設定されている。物語の中では第1話から最終決戦までで2〜3年が経過しており、それと同じ分キャラクターも加齢している。ここでは、『鬼滅の刃』に登場する主要キャラクターの誕生日と年齢を紹介していく。

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鬼滅の刃の鬼は伝染病・疫病が由来・元ネタ・モデル!?【ネタバレ解説・考察まとめ】

鬼滅の刃の鬼は伝染病・疫病が由来・元ネタ・モデル!?【ネタバレ解説・考察まとめ】

『鬼滅の刃』とは、吾峠呼世晴による和風アクション漫画、およびそれを原作としたアニメなどのメディアミックス作品である。大正時代を舞台に、主人公竈門炭治郎及びその妹禰豆子と、人食い鬼達との戦いを描く。作中には様々な鬼が登場し、圧倒的な力で炭治郎と彼の所属する鬼殺隊を追い詰める。その中でも特に強力とされるのが、鬼の首魁鬼舞辻無惨直属の「十二鬼月」である。「十二鬼月」でも別格の強さを誇る「上弦」について、その名前の由来が大正時代に流行した疫病・伝染病であるという説がある。

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鬼滅の刃の回収済み・未回収の伏線・謎まとめ

鬼滅の刃の回収済み・未回収の伏線・謎まとめ

『鬼滅の刃』とは、吾峠呼世晴による和風アクション漫画、およびそれを原作としたアニメなどのメディアミックス作品である。連載は人気絶頂の内に終了したが、中には回収されていない伏線もあり、多くの謎が残ったままである。現段階で明らかになっている伏線と、いまだに謎のままの伏線、また、一応の解説がされているものの謎の多い描写について解説する。

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鬼滅の刃の名前の由来・元ネタ・モデルまとめ【登場人物・キャラクター】

鬼滅の刃の名前の由来・元ネタ・モデルまとめ【登場人物・キャラクター】

『鬼滅の刃』とは、吾峠呼世晴による和風アクション漫画、およびそれを原作としたアニメなどのメディアミックス作品である。時は大正時代、竈門炭治郎は家族を鬼に惨殺され、唯一生き残った禰豆子も鬼と化してしまう。炭治郎は家族の仇を討ち、禰豆子を人間に戻すため、「鬼殺隊」に入隊して鬼との戦いを繰り広げていく。アニメ化・映画化し社会現象にまでなった本作のキャラクターの由来について様々な観点から解説していく。

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鬼滅の刃の鬼殺隊は十二支が由来・元ネタ・モデル!?【ネタバレ解説・考察まとめ】

鬼滅の刃の鬼殺隊は十二支が由来・元ネタ・モデル!?【ネタバレ解説・考察まとめ】

『鬼滅の刃』とは、吾峠呼世晴による和風アクション漫画、およびそれを原作としたアニメなどのメディアミックス作品である。時は大正時代、竈門炭治郎は家族を鬼に惨殺され、唯一生き残った禰豆子も鬼と化してしまう。炭治郎は家族の仇を討ち、禰豆子を人間に戻すため、「鬼殺隊」に入隊して鬼との戦いを繰り広げていく。最高位である「柱」を始めとした鬼殺隊に所属する剣士について、そのモチーフが十二支ではないかという説が広まっている。

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ジャンプの歴代ヒロインまとめ

ジャンプの歴代ヒロインまとめ

日本でもっとも発行部数の多い漫画雑誌『週刊少年ジャンプ』は、人気でも知名度でも漫画という文化の頂点に位置する存在であり、幾多の傑作を生み出してきた。少年漫画であるだけにほとんどの作品の主人公は男性キャラクターだが、彼らを盛り立てるヒロインもまた魅力的な造形の人物ばかりである。 大人に子供、主人公に守られるだけの存在から共に戦う相棒、正規のヒロインを蹴散らして主人公と結ばれた者、“少年漫画”の常識を超えたヒロインかつ女性主人公というタイプ。ここでは、ジャンプ作品を彩ったヒロインたちを紹介する。

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鬼滅の刃の壮絶な過去を持つキャラクターまとめ

鬼滅の刃の壮絶な過去を持つキャラクターまとめ

人食いの怪物「鬼」と、それを狩る「鬼殺隊」の壮絶極まる死闘を描いた『鬼滅の刃』には、“命を懸ける戦い”に赴く理由として十分過ぎる凄惨な過去を持つキャラクターが多く登場する。 鬼に家族を殺された竈門炭治郎。鬼とは無関係に辛酸を味わわされてきた栗花落カナヲ。自業自得気味に苦難を背負ってきた我妻善逸。一方、周囲の悪意によって追い詰められた妓夫太郎、望まずして鬼となった猗窩座など、もともとは人間である鬼たちも多様な過去を持つ。ここでは、特に壮絶な過去を持つ『鬼滅の刃』のキャラクターたちを紹介する。

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鬼滅の刃の死亡キャラ・生存キャラまとめ

鬼滅の刃の死亡キャラ・生存キャラまとめ

『鬼滅の刃』とは、吾峠呼世晴による漫画作品およびそれをもとにしたアニメ。炭焼きをして暮らす少年・竈門炭治郎は鬼に家族を惨殺され、唯一生き残った妹・竈門禰豆子も鬼にされてしまった。炭治郎は元凶である鬼舞辻無惨を倒し、妹を人間に戻すことを目的に鬼殺隊に入隊し、鬼との戦いに身を投じていく。鬼との戦いは苛烈を極め、最終回を迎えるまでに多くのキャラクターが死亡した。ここでは死亡キャラ・生存キャラを紹介していく。

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鬼滅の刃のあらすじ・ストーリーまとめ

鬼滅の刃のあらすじ・ストーリーまとめ

『鬼滅の刃』とは、2016年から2020年まで吾峠呼世晴が『週刊少年ジャンプ』で連載していた漫画、およびそれを原作としたアニメなどのメディアミックス作品。舞台は鬼と鬼狩りの剣士が存在する大正時代の日本。鬼に家族を惨殺された炭焼きの少年・竈門炭治郎が、鬼に変えられた妹の禰豆子を人に戻すため、鬼を滅する組織「鬼殺隊」の隊士となり、仲間たちと共に鬼の脅威から人々を守る戦いを描く。

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鬼滅の刃の名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ

鬼滅の刃の名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ

『鬼滅の刃』とは、吾峠呼世晴による漫画作品である。2019年にはアニメ化され、その高いクオリティから世界的に人気となり、一大ブームを巻き起こした。 炭治郎は鬼舞辻無惨という鬼によって、家族を惨殺された上に妹の禰󠄀豆子を鬼にされた。禰󠄀豆子は強靭な精神力で人間を襲おうとしなかった。炭治郎は『鬼殺隊』という鬼を滅する組織へ入り、禰󠄀豆子を人間にする方法を探す。 この作品の特徴は、人間だけではなく敵である鬼も悲しみを抱えている所である。愛憎渦巻く名言が多数存在している。

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鬼滅の刃の歴代OP・ED主題歌・挿入歌まとめ

鬼滅の刃の歴代OP・ED主題歌・挿入歌まとめ

『鬼滅の刃』とは吾峠呼世晴による和風バトル漫画とそれを原作にしたアニメ・映画・ゲームなどのメディアミックス作品。アニメはufotable制作で2019年4月から放送開始され、社会現象となるほどのブームを巻き起こした。主題歌も大きな注目を集め、大ヒット曲を数多く生み出した。この記事では『鬼滅の刃』のアニメと劇場版で使用されたオープニング・エンディング主題歌、挿入歌を紹介する。

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上弦の陸・妓夫太郎と堕姫(鬼滅の刃)の徹底解説・考察まとめ

上弦の陸・妓夫太郎と堕姫(鬼滅の刃)の徹底解説・考察まとめ

妓夫太郎・堕姫とは、『鬼滅の刃』に登場する鬼である。 鬼舞辻無惨直属の十二人の鬼『十二鬼月』の一体であり、上弦の陸に位している。 兄の妓夫太郎、妹の堕姫の二人で一体の鬼であり、妓夫太郎と堕姫の頸を同時に落とさなければ倒すことができない。遊郭に巣喰い、多数の人間を喰らっていた。

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鬼舞辻無惨(鬼滅の刃)の徹底解説・考察まとめ

鬼舞辻無惨(鬼滅の刃)の徹底解説・考察まとめ

鬼舞辻無惨(きぶつじ むざん)とは、『鬼滅の刃』における最大の敵である。 人間を鬼に変えることができる唯一の鬼であり、鬼たちの首魁である無惨を倒す事こそが「鬼殺隊」の宿願となっている。禰󠄀豆子を鬼にし、炭治郎の家族を殺害したのも無惨である。 残虐非道で自己中心的な考えを持ち、自身の願いの為に人間を鬼にして回っている。自分の意に背く者であれば、鬼であっても容赦なく殺害する。 自身が鬼となった原因である「青い彼岸花」と、太陽を克服する方法を探している。

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