「知る人ぞ知る」隠れた名作映画を45タイトル紹介! 『惑星ソラリス』や『サボテン・ブラザース』など

本記事では「知る人ぞ知る」隠れた名作映画45タイトルをまとめて紹介している。世界中で日々さまざまなジャンルの映画が制作・公開されているが、幅広い世代に受け入れられる「名作」の他にも、「知る人ぞ知る」隠れた名作映画も多数存在する。記事中では多くの有名監督が高く評価をしている『サボテン・ブラザース』や、実話を元にした監獄からの脱出映画『穴』などを掲載した。
色気と強烈な緊張感を放つ会心の作

出典: www.amazon.co.jp
『バウンド』
【解説・あらすじ】
5年の刑期を終えて出所し、マフィアのビアンキーニ一家の下で働くことになった泥棒のコーキー。彼女はシーザーの情婦ヴァイオレットと知り合い、女同士で恋に落ちる。ヴァイオレットはコーキーに、組織の金二百万ドルを奪い、ビアンキーニの息子のせいにして逃亡しようと持ちかけた。二人はまんまと金を奪うことに成功するのだが……。バイオレンスとセックスにまみれた女たちの生きざまを、ウォシャウスキー兄弟がスタイリッシュに描き上げた新感覚のフィルム・ノワール。
【監督】
アンディ・ウォシャウスキー 、ラリー・ウォシャウスキー
本作のサスペンスぶりは、尋常ではない。とにかく、最初から最後まで、息抜きもなく続く、ピリピリに張り詰めっぱなしの緊張感が凄い。
映像とマッチする音楽と、エロとサスペンスとバイオレンスのバランスが完璧に融合した作品だと思います。
巧みな話術に映画の面白さを再発見
『テキサスの五人の仲間』
【解説・あらすじ】
テキサスの金持ち連中五人が集まって、ポーカーの大勝負が行われる。そこへ、ポーカー好きの男がやってきて、勝負に加えて欲しいと頼み込む。しかし、男は瞬く間に金をスッてしまい、男の妻が代わって挑むことになるが……。ポーカー勝負を軸に展開するコメディ・ウェスタン。

出典: ameblo.jp
【監督】
フィルダー・クック
たった90分程度の映画でこの内容はちょっと凄すぎる。
見事なオチに、もうしてやられた!と脱帽するばかり。この映画を見てしまうと、そこらヘンのドンデンものなんて霞んじまうぞ。
人物設定の妙が生むシチュエーションコメディ

出典: www.amazon.co.jp
『ブロードウェイと銃弾』
【解説・あらすじ】
20年代のブロードウェイの芝居をめぐって、それに絡んだ様々な人間模様を描いた舞台劇。主人公のデビットは若い劇作家。新作の上演が決まったまではよかったが、彼には次々と思いがけない問題が降りかかる。ギャングの顔役に演技力ゼロのショーガールを押しつけられ、主演女優をめぐる三角関係の愛に悩み、脚本のリライト騒動がおき、やがて殺人事件にも巻き込まれていく……。
【監督】
ウディ・アレン
人間の愚かしさ、可笑しさ、哀しさ、をアイロニーたっぷりにスタイリッシュなギャグとして描いています。
登場人物同士の掛け合いがとっても見事。見事の一言。
人間の性(さが)に訴えかける緻密な脚本

出典: www.amazon.co.jp
『クライング・ゲーム』
【解説・あらすじ】
アイルランド、川辺りの移動遊園地。そこに出会ったばかりの男女がいた。イギリス軍黒人兵士ジョディと、ブロンドの女ジュード。遊園地を出ると女は男を誘い、2人は抱き合ってキスを交わす。と、その時、男の頭上で拳銃の撃鉄を上げる音がした。慌てて見上げるジョディ。するとそこには、銃口を向けた男が立っている。驚く間もなく彼は、数人の男に押さえつけられると顔に袋を被せられ、いずこかへ連れ去られた……。
【監督】
ニール・ジョーダン
映画全体がとても洗練されていて、ロマンティックで、あるいみ哲学的でもあり、それでいてコミカル。
巧妙に練られたプロットと切れのある演出、興味深く予想できないインパクト、夜中に観ても寝かせてもらえぬ次の展開への期待感。1993年アカデミー脚本賞受賞作。
00年代の隠れたエンターテインメントの傑作

出典: blog.livedoor.jp
『クライム&ダイヤモンド』
【解説・あらすじ】
場末のホテルの一室、トレバー・フィンチは、彼を捕らえた殺し屋、毒舌ジムに自身の物語を話し始める。無類の映画フリーク毒舌ジムを前に窮地を脱する為にはそうするしかなかった……。フィンチは刑務所で知り合ったマイコーと脱獄し、過去にマイコーが盗んだ大量のダイヤの隠し場所に行こうと計画していた。フィンチはマフィアに既に殺されたクレティス・タウトという男になりすますが、実はまだタウトを狙っているマフィアの殺し屋がいた。マイコーは一人娘テスとの再会直後、マフィアに殺される。フィンチはなんとかテスからダイヤのありかを聞き出すのだったが……。
【監督】
クリス・ヴァー・ヴェル
過去の映画の台詞や名シーンを随所にちりばめた、ファン心理をくすぐる遊び心満載の異色犯罪コメディ。
タグ - Tags
目次 - Contents
- 『2001年宇宙の旅』と並び称される
- ジョン・ウォーターズの伝説コメディ
- 30年にわたる4人の音楽家たちの一大叙事詩
- 痛々しさと青々しさが強烈に脳裏に焼き付く
- 映像と人間の圧倒的面白さで魅了する
- 最高に奇妙で、最高にファンタジック
- 全編にわたる熱気と官能美に溜息
- 息が詰まるほどの緊張感を生み出す脱獄映画
- 弱冠25歳のルイ・マル監督の衝撃デビュー作
- 世界の巨匠フェリーニ監督の最大の野心作
- 80年代を代表するヴェンダースの名作
- 人生の喜怒哀楽がすべて詰まった珠玉のドラマ
- 映画愛が随所に垣間見られるバディムービーの傑作
- これぞ最高のエンターテインメント!
- 現代の愛を限りない優しさでつつむ幻の名作
- 殺し屋たちと少年の息詰まる攻防戦
- 模倣犯を恐れ、地下鉄当局は撮影拒否
- フランス映画のイメージを変えた
- 80年代のミニシアターブームを代表する
- 痛烈な皮肉の効いた絢爛たる反戦映画
- 究極の反戦メッセージ
- ドライでクールな銀行強盗アクション
- 腐敗した組織を敵に回した孤独な男
- 原発はそれを扱う人間の問題である
- 色気と強烈な緊張感を放つ会心の作
- 巧みな話術に映画の面白さを再発見
- 人物設定の妙が生むシチュエーションコメディ
- 人間の性(さが)に訴えかける緻密な脚本
- 00年代の隠れたエンターテインメントの傑作
- 『大脱走』と並ぶ傑作脱獄映画
- 無条件の友情に心揺さぶられる物語
- 『タイタニック』の栄光に割りを食った不運な一作
- スティーブン・キングの原作を映画化
- 変化球ラブコメディ
- ドイツ兵たちの散り際を描く異色アクション
- 豊かなアイデアに感服
- 機関銃乱射と“十字架撃ち”が鮮烈な超ハード西部劇
- スコセッシ&デ・ニーロが生んだ強烈な風刺喜劇
- 人体内部を美しく見せる特撮が秀逸
- 破滅へのカウントダウンを人類は止められるか!?
- 名演出家の自伝的作品
- 時限爆弾ものの傑作として語り継がれてきた作品
- 法廷ミステリーの傑作古典
- ヒューゴー賞も獲得した、SFコメディの傑作
- さまざまなクリエイターがリスペクトしている
- 参考リンク
- 関連まとめ