「知る人ぞ知る」隠れた名作映画を45タイトル紹介! 『惑星ソラリス』や『サボテン・ブラザース』など
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本記事では「知る人ぞ知る」隠れた名作映画45タイトルをまとめて紹介している。世界中で日々さまざまなジャンルの映画が制作・公開されているが、幅広い世代に受け入れられる「名作」の他にも、「知る人ぞ知る」隠れた名作映画も多数存在する。記事中では多くの有名監督が高く評価をしている『サボテン・ブラザース』や、実話を元にした監獄からの脱出映画『穴』などを掲載した。
悲劇は、喜劇的に描いた方がより訴える力が強い場合がある。コミカルな展開や軽妙な音楽とは裏腹に、内容は非常に重い。
最高に奇妙で、最高にファンタジック
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『ビッグ・リボウスキ』
【解説・あらすじ】
鬼才コーエン兄弟が放つ、奇妙で可笑しい人間ドラマ。同姓同名の人物と間違われた男が巻き込まれる事件の顛末を、多彩なキャラクターを交えながらユーモラスに描く。無職で気ままに暮らす“デュード”こと、ジャフ・リボウスキ。彼の家に突然、2人のチンピラがやって来る。女房の借金を返せと怒鳴るチンピラに、全く身に覚えがなく呆然とするリボウスキ。その後彼は、同姓同名の大金持ちと間違えられたと気づくが…。
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出典: d.hatena.ne.jp
【監督】
ジョエル・コーエン
コーエン兄弟色全開。このご兄弟の作品、本当に一癖も二癖も何クセもあって、観ていて飽きない。
傑作、名作、迷作、お馬鹿映画?どのように感じるかはあなた次第です。
全編にわたる熱気と官能美に溜息
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『暗殺の森』
【解説・あらすじ】
若い哲学講師のマルチェロは少年の頃、彼を犯そうとした男を射殺した罪悪感に今もさいなまれていた。その苦しみから解放されるためファシズムを選択した彼に、パリ亡命中の恩師である教授を調査するよう密命が下る。ハネムーンを口実にパリに赴いたマルチェロと妻ジュリアは、快く教授に迎え入れられたのだったが……。
【監督】
ベルナルド・ベルトルッチ
光と影のコントラスト、構図、どこを切り取っても絵画のように美しい、計算され尽くした映像。厳しい内容を持った映画ですが甘美で退廃的な美しさに満ちています。
映画における幸福な瞬間。その全てがこの作品に詰まっている。
息が詰まるほどの緊張感を生み出す脱獄映画
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『穴』
【解説・あらすじ】
ジョゼ・ジョバンニが自らの脱獄体験に基づいて書いたノンフィクション小説の映画化。ラ・サンテ刑務所の一室に閉じ込められた4人の男たち。彼らは床に穴を掘って脱獄しようと、細心の注意を払って綿密な計画を練り上げる。そこに入ってきた新たな服役囚。迷った挙句、彼らは新入りに計画を打ち明け、5人で協力して実行するのだが……。
【監督】
ジャック・ベッケル
古き良き名作。映画には欠かせない効果音楽は一切使われていないのに、この緊張感はどこから生まれてくるのだろうか。
この映画、実話というのが凄い。実話も凄いのだが、この映画も凄い。
弱冠25歳のルイ・マル監督の衝撃デビュー作
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『死刑台のエレベーター』
【解説・あらすじ】
大企業社長の側近ジュリアン(モーリス・ロネ)と社長夫人のフロランス(ジャンヌ・モロー)は不倫関係にあり、社長殺害を計画。完全犯罪を成し遂げたはずだったが、ミスに気付いたジュリアンは犯行現場に引き返す途中、無人となった会社のエレベーター内に閉じ込められてしまう。そのころ、彼の車を盗んだ若いカップルが別の犯罪を引き起こしていた……。
【監督】
ルイ・マル
今尚サスペンス映画の見本として絶大な人気を誇っている不滅の名作。
物憂げなジャンヌ・モローとパリの夜、そしてマイルスのトランペットが織り成すこの雰囲気は“大人”そのもの。
世界の巨匠フェリーニ監督の最大の野心作
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『8 1/2』
【解説・あらすじ】
映画監督グイド(マルチェロ・マストロヤンニ)は湯治場に療養にやってくる。新作の撮影準備を進めてから5か月が過ぎ、クランクインが遅れているにもかかわらず、愛人や妻、知人たちの幻影に悩まされ映画の構想はまったくまとまらない。療養中も亡き両親の姿や少年時代の思い出がよみがえり、彼は混乱してしまい……。
【監督】
フェデリコ・フェリーニ
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目次 - Contents
- 『2001年宇宙の旅』と並び称される
- ジョン・ウォーターズの伝説コメディ
- 30年にわたる4人の音楽家たちの一大叙事詩
- 痛々しさと青々しさが強烈に脳裏に焼き付く
- 映像と人間の圧倒的面白さで魅了する
- 最高に奇妙で、最高にファンタジック
- 全編にわたる熱気と官能美に溜息
- 息が詰まるほどの緊張感を生み出す脱獄映画
- 弱冠25歳のルイ・マル監督の衝撃デビュー作
- 世界の巨匠フェリーニ監督の最大の野心作
- 80年代を代表するヴェンダースの名作
- 人生の喜怒哀楽がすべて詰まった珠玉のドラマ
- 映画愛が随所に垣間見られるバディムービーの傑作
- これぞ最高のエンターテインメント!
- 現代の愛を限りない優しさでつつむ幻の名作
- 殺し屋たちと少年の息詰まる攻防戦
- 模倣犯を恐れ、地下鉄当局は撮影拒否
- フランス映画のイメージを変えた
- 80年代のミニシアターブームを代表する
- 痛烈な皮肉の効いた絢爛たる反戦映画
- 究極の反戦メッセージ
- ドライでクールな銀行強盗アクション
- 腐敗した組織を敵に回した孤独な男
- 原発はそれを扱う人間の問題である
- 色気と強烈な緊張感を放つ会心の作
- 巧みな話術に映画の面白さを再発見
- 人物設定の妙が生むシチュエーションコメディ
- 人間の性(さが)に訴えかける緻密な脚本
- 00年代の隠れたエンターテインメントの傑作
- 『大脱走』と並ぶ傑作脱獄映画
- 無条件の友情に心揺さぶられる物語
- 『タイタニック』の栄光に割りを食った不運な一作
- スティーブン・キングの原作を映画化
- 変化球ラブコメディ
- ドイツ兵たちの散り際を描く異色アクション
- 豊かなアイデアに感服
- 機関銃乱射と“十字架撃ち”が鮮烈な超ハード西部劇
- スコセッシ&デ・ニーロが生んだ強烈な風刺喜劇
- 人体内部を美しく見せる特撮が秀逸
- 破滅へのカウントダウンを人類は止められるか!?
- 名演出家の自伝的作品
- 時限爆弾ものの傑作として語り継がれてきた作品
- 法廷ミステリーの傑作古典
- ヒューゴー賞も獲得した、SFコメディの傑作
- さまざまなクリエイターがリスペクトしている
- 参考リンク
- 関連まとめ