Lobotomy Corporation(ロボトミーコーポレーション)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『Lobotomy Corporation』とは、韓国のMoon Projectが開発したシミュレーションゲームである。
2016年にアーリーアクセスが始まり、シナリオやシステム面の改善を経て2018年に正式版がリリースされた。ゲームの目的は、巨大企業ロボトミーコーポレーションの管理人となって、不思議な存在「アブノーマリティ」を管理すること。公式で対応している言語は韓国語と英語のみだったが、現在では日本語に対応している。

アブノーマリティから生産される未知のエネルギー。
ゲームシステム面では各アブノーマリティのエンサイクロペディアの解放に必要なポイント「PE-BOX」の原材料として、シナリオ面ではロボトミー社が配給するエネルギーという扱いで登場する。

エンケファリンは薬品としても使用されている。
人間に使用すると一時的に多幸感を得ることができ、幻覚や幻聴などを引き起こすとされる。

装備(E.G.O)

各アブノーマリティから抽出した武器や防具のこと。
正式名称は「Extermination of Geometrical Organ(幾何学的器官の根絶)」。

武器と防護服は、アブノーマリティから収集したPE-Boxを使って製造することができる。
他にも、ギフトという形で、アブノーマリティの作業を終了したエージェントに一定確率で付与されるものもE.G.Oに含まれる。
これらの装備には、アブノーマリティに対応した名前やフレーバーテキストが付いている。

武器(E.G.O Weapon)

武器にはメイスや斧、剣、ライフルといったように様々な形状があり、それぞれ威力や射程が異なる。
抽出元となるアブノーマリティの武器や攻撃方法(殴って攻撃してくるのならパンチ用グローブといったように)をモチーフとしている。

防護服(E.G.O Suit)

各アブノーマリティから抽出した防具。他ゲームのように頭や胴などの部位別の装備ではなく一式であり、首から下すべてのグラフィックが変わる。
抽出元となったアブノーマリティの形状やカラーリングを模したデザインとなっている。

ギフト(E.G.O Gift)

ギフトは武器や防具などとは違いPE-BOXの蓄積ではなく、アブノーマリティへの作業をすることによって稀に取得できる。
ギフトが付与されると対応したグラフィックが装着部位に現れる。抽出元となるアブノーマリティによって頭飾り、マスク、腕輪といったように装着部位が設定されている。
同部位のギフトを新たに取得した場合は、以前装着していたものが上書きされる。

エージェント

プレイヤーが操作でき、プレイヤーの手足となる職員。
実際にアブノーマリティに接して世話をしたり、脱走したアブノーマリティを鎮圧したりする実働部隊。
彼らが全滅(パニックなどの操作不能状態、あるいは死亡)するとゲームオーバーになる。

日々の作業によって少しずつパラメーターが上がったり、E.G.Oを装備させたりさせることができる。

オフィサー

施設を歩いているモブキャラ。エージェントと違い、プレイヤーが指示を出すことはできない。
エージェントと違ってパラメーターが低く(しかも育成することができない)、E.G.O装備もつけられず丸腰状態のため打たれ弱い。
アブノーマリティの中には死者の数によってさらに強くなったりするものもおり、オフィサーの存在はアブノーマリティを強化させてしまう邪魔な存在という扱いであった。
が、正式版によりオフィサーが生存していることによって施設の各設備が稼働し、エージェントのHP回復などの様々な恩恵が得られるようになった。

セフィラ

エージェントなどの職員より高位の存在であり、施設の各部門を管理するAI。
プレイヤーは認知フィルターがかけられており人の姿に見えるが、実態はAIを搭載したロボットである。
それぞれにモデルとなった人物がおり、セフィラたちはモデルとなった人物の言動を真似して行動する。

全部門を統括し、プレイヤーのサポート役となるアンジェラを頂点として、マルクト、イェソド、ホド、ネツァク、ティファレト、ゲブラー、ケセド、ビナー、ホクマーの10人(9部門だが、ティファレトが双子であるため10人)がそれぞれの部門を担当している。
名前の通り、アンジェラ以外の名前のモチーフはセフィロトの生命の樹。

彼らからは部門別にミッションを受諾でき、与えられた条件を達成して1日を終えることで管理に有用な機能が研究され、彼らとの物語も進んでいく。

コギト

ストーリーの鍵を握る薬品。
作中では「井戸に落とされる釣瓶」と例えて用いられており、具体的にどういうものなのかという点に関しては説明されていない。
「何らかの液体の薬品であること」「人間に使用するとアブノーマリティとなる」「アブノーマリティとならずとも、全身から血を吹き出すなどの重傷を負う」と言った特徴がある。

由来は「コギトエルゴスム(我思う故に我有り)」から「コギト(私は思考するという意味のラテン語)」。

『Lobotomy Corporation』の登場人物・キャラクター

keeper
keeper
@keeper

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