茶渡泰虎（BLEACH）とは【徹底解説・考察まとめ】

茶渡泰虎のプロフィール・人物像

年齢：15歳→17歳
誕生日：4月7日
CV：安元洋貴

茶渡泰虎（さどやすとら）とは、久保帯人により連載されたバトルアクション漫画『BLEACH』に登場するキャラクター。空座第一高等学校に通う主人公・黒崎一護（くろさきいちご）のクラスメイトで、彼とは中学生の頃からの付き合い。メキシコ人の祖父を持つクォーターで、浅黒い肌に恵まれた体格を持つ老け顔の青年。その威圧的な容姿に反して心優しい性格をしており、子供や動物を好み「自分の為に暴力は振るわない」ことを信条としている。また、工事現場から落下した鉄骨を背中で受け止める、オートバイとの正面衝突直後に平気で動き回っているなど、異常なほどに頑丈な肉体を有している。
身体能力の高さが目立つが、期末試験で学年11位に位置するなど座学においても成績優秀。寡黙な性格から授業態度も良好である模様。

一護とは不良に絡まれていたところを助けられたのが初対面。幼少期は見境なく暴力を振るう問題児であった茶渡は、祖父に諭されてからは自分に暴力を禁じていた。そのため危害を加えられてもやり返さないと語ったが、これに対し一護は「互いの為に力を使おう」と約束を交わした。この時以降、一護や彼が護りたいもののために危険を顧みず力を使っており、固い絆で結ばれていることが窺える。

登場初期は全く霊感のない一般人であったが、死神として覚醒した一護と接する内に徐々に霊感が芽生えていった。決定的となったのは異形の悪霊「虚（ホロウ）」に襲われた出来事であり、虚や救援に駆けつけた死神・朽木ルキア（くちきルキア）といった霊的存在との接触により飛躍的に霊力が引き出された。開花した霊能力は「右腕に発現させた手甲により霊力の衝撃波を放つ」というもの。地形を抉るほどの威力を誇る。

茶渡泰虎の能力

変化した右腕

魂の力を解放することで霊力を放つ媒体となる右腕の手甲を発現させる、茶渡固有の能力。霊能力を習得して間もないただの人間としては破格の破壊力を伴った衝撃波を放つことができる。
後に、虚の上位個体である「破面（アランカル）」との戦闘に際して修業を重ねることで、強化形態「巨人の右腕（ブラソ・デレチャ・デ・ヒガンテ）」へと進化することとなる。

巨人の右腕（ブラソ・デレチャ・デ・ヒガンテ）

覚醒した右腕の真の力を解放した形態であり、手甲に巨大な盾が付随している。強化前の段階で高威力の衝撃波を放っていたことから攻撃的な性質を持つ能力であると思われていたが、実際には右腕は「防御の力」を宿していることが判明した。
その防御力は、破面の一人であるガンテンバイン・モスケーダの大技「主よ我等を許し給え（ディオス・ルエゴ・ノス・ペルドーネ）」を完全に防ぎ切るほど。

悪魔の左腕（ブラソ・イスキエルダ・デル・ディアブロ）

左腕に白くシンプルな形状の手甲を発現させる能力。修業を経て会得したこの手甲は右腕とは対象的に「攻撃の力」を宿している。霊力を込めた強大な衝撃波を放つことができ、その威力は右腕で放つそれとは比較にならない破壊力を誇る。
この形態から放つ技「魔人の一撃（ラ・ムエルテ）」により、ガンテンバインを一撃で撃破した。

茶渡泰虎の必殺技

拳から放つ衝撃波

変化した右腕から放つ霊力を込めた衝撃波。地形を抉る優れた破壊力を有するが消耗が激しく、習得当初は一日に2発が限界であった。後に、戦いにおける師である死神・四楓院夜一（しほういんよるいち）の訓練を受けることで連続使用が可能になった。
死後の魂が住む世界「尸魂界（ソウルソサエティ）」における死神たちの治安組織「護廷十三隊（ごていじゅうさんたい）」との戦いにおいて、茶渡と対峙した八番隊隊長・京楽春水（きょうらくしゅんすい）は「消耗限界を超えてなお命を削って連続使用する類の技」であると分析した。

巨人の一撃（エル・ディレクト）

変化した右腕から放つ、さらに破壊力を向上させた衝撃波。破面たちとの決戦を前にし、六番隊副隊長・阿散井恋次（あばらいれんじ）との修業によって会得した。

クレーン投げ（グルーア・ティラール）

相手の手を取り、一本背負いのように投げ飛ばす技。破面の一人であるデモウラ・ゾッドとの戦いにて使用した。

魔人の一撃（ラ・ムエルテ）