かくりよの宿飯(第17話『南の地の儀式の秘密』)のあらすじと感想・考察まとめ

葵はもんじゃ焼きを、淀子様自身に焼いてもらおうと考えた。淀子様は面倒だと渋っていたが、葵が試しに焼いたものを食べ、あまりのおいしさに自分でもんじゃ焼きを焼き始めた。葉鳥から花火の裏で行われる儀式の詳細を聞いた葵は、銀次たちが儀式のために奔走していることを知る。大旦那に南の地の漁港に連れて行ってもらった葵は、好きな買い物に夢中になり、慌ただしく過ごした南の地で、ひと時の安らぎを得た。
今回は「かくりよの宿飯」第17話『南の地の儀式の秘密』の内容(あらすじ・ストーリー)と感想・考察を紹介。
「かくりよの宿飯」第17話『南の地の儀式の秘密』のあらすじ・ストーリー

お腹を空かして怒る淀子様
淀子「遅い!私はもうお腹ペコペコで死にそうよ」
葵と鶴童子たちが淀子様を訪ねると、お腹を空かせた淀子様は機嫌を損ねていた。
葵は淀子様をもんじゃ焼きを作る鉄板の用意された部屋に案内した。

もんじゃ焼きを焼く葵
淀子「もんじゃって、庶民の食べ物じゃなくて?」
葵「お嬢様が面白い料理をご所望でしたので、豪華な食材を使ったうつしよ風のもんじゃ焼きを、ご自分で作りながら食べるのはどうかなあと思いまして」
淀子「自分で作るの?面倒だわ」
葵「では一つ、私が作ってみますので」
葵は淀子様に、手早くもんじゃ焼きを作って見せた。

もんじゃ焼きを食べる淀子様
明「これを使って端っこから」
戒「削るように召し上がって下さい」
鶴童子たちはそう言って、淀子様にへらと皿を渡した。
淀子「生焼けなんじゃないの?」
葵「それがもんじゃなんです」
葵は笑顔で淀子様に言った。

もんじゃ焼きを焼く淀子様
淀子様は言われた通りに、出来立てのもんじゃ焼きをへらで切って口に入れた。
あまりのおいしさに、今度は葵を真似て、淀子様は自分でもんじゃを焼き始めた。
淀子「はっ大変、土手が決壊したわ」
葵「あるあるです、慌てずに」
淀子様は無事もんじゃを焼き上げ、従者の三成も分けてもらい、おいしく頂いた。

もんじゃ焼きを囲む葵たち
三枚目の明太餅チーズもんじゃも焼き上がった
淀子「これもまたすごく面白い食べ物だわ。あなたたちもお食べ」
そう言って淀子は、鶴童子と葵、時彦にも食べるよう勧めた。
戒「あやかしにも親しみやすい味だね」
明「うん、明太子の辛さがよく馴染んでるし」
葵「チーズを入れて正解だったわね」

もんじゃ焼きのレシピを渡す葵
もんじゃ焼きを気に入った淀子様は、家でも作りたいと言ったので、葵は惜しむことなくレシピを淀子様に渡した。
葵と鶴童子たちが後片付けをしていると、秀吉がやって来て葵と鶴童子に怒鳴った。
秀吉「なんだこりゃ!食事を提供する許可は与えたが、調理するとは聞いてない。そしてなぜお前がここに居る?」
時彦が、淀子様に葵の料理を満足してもらえたことを告げたが、秀吉は時彦が天神屋の鬼嫁をかばうのを気に入らなかった。その後、乱丸も顔を見せ、鶴童子たちを連れて行った。葵は自分も行って釈明しようとしたが、時彦が「私が」と言って葵を止め、乱丸たちの後を追った。

葵を訪ねる葉鳥
旧館の調理場に戻った葵を、葉鳥が訪ねてきた。
葵「あの双子はどうなったか知ってる?勝手なことをして怒られた?」
葉鳥「時彦と淀子お嬢様の口添えもあって、双子の処罰はない」
葵「よかった、どうなることかと」
葉鳥は、淀子が花火大会の用件を受け入れてくれたことを葵に告げた。
葉鳥「お嬢ちゃん儀式を知っているのか?」
葵「全てじゃないけど、花火大会の裏に、とある儀式が隠されてるって聞いたわ」

南の地の天災
葉鳥「俺は黄金童子様が君をここへ連れて来たことに、意味がないとは思えない。淀子お嬢様を満足させた話を聞いて、俺は確信した。君は今後重要な存在になる」
葵「教えて儀式のこと」
葉鳥「南の地は元々天災の多い土地だ、そして呪いは海からやって来る。あやかしと言えるのかも分からない、黒く巨大な呪いの塊」
葉鳥は、代々の八葉が天災を引き連れてくるそのあやかしを鎮める宴を催し、その儀式が成功した年は穏やかな年に成るのだと言った。

1000年前に建てられた社
八葉は、この地に社を建て100年ごとに儀式を行って来たと言う。それが約1000年位前の話だと葉鳥は葵に語った。
葉鳥「ただ、とても貴重な品物を幾つか揃えなければ儀式は成立しないんだ」
葵「国宝級の品だって大旦那様が」
葉鳥「しかも日取りも、その品が何であるかさえ、直前まで分からない」
葵「時間をかけて用意するわけにもいかないのね」

葉鳥から儀式の詳細を聞く葵
葉鳥は300年前、必要なものが揃わず儀式が失敗し、その年は押し寄せる天災を封じることが出来ずに前の八葉が亡くなったこと、南の地は儀式の出来で被害の差が出ることを葵に語って聞かせた。
葉鳥「前の八葉亡きあと、しばらくは黄金童子様が代わりをしていたらしいが」
葵「今は乱丸が?」
葉鳥「ああ、乱丸は前任の八葉に仕えていた。儀式を行う力も持っている、銀次もそうだ」
葵「銀次さんも?」

お狐様と狛犬
葉鳥は、乱丸と銀次が神社の狛犬とお狐様のように、ある意味兄弟のような関係で、対をなす社を守る獣、守護獣のようなもの、そして黄金童子様が銀次を連れ戻したのは、儀式に必要な品が判明したからだと葵に語った。
葵「それって何?」
葉鳥は『虹結びの雨傘』『天狗の秘酒』『人魚の鱗』『蓬莱の玉の枝』『海宝の肴』の五品の品物を上げた。

虹結びの雨傘を持つ淀子様
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