かくりよの宿飯(やどめし)のネタバレ解説・考察まとめ

『かくりよの宿飯』とは、富士見L文庫より刊行された友麻碧のキャラクター小説。イラスト担当したのはLaruha。2018年には2シーズンに渡ってアニメ化された。アニメの制作はGONZO、監督は奥田佳子が務めた。
あやかしを見ることの出来る女子大生の津場木葵がかくりよにある老舗宿「天神屋」の大旦那を名乗る鬼神に連れ去られたことをきっかけに、料理の腕を活かして小料理屋を切り盛りしていく。料理を通してあやかしとの仲を深めていく様子が見どころとなっている。

妖怪医学百科(ようかいいがくひゃっか)

あやかし達の体質、病気の種類、症状、対処法、治療法、食事法などが書かれたあやかしのための総合医学事典。
春日によって葵のもとに持ち込まれ、お涼や暁の手当てに役立つこととなる。
もともとは、天神屋の事情に通じ、医学にも明るい、春日と同じ部屋に住んでいる静奈の持ち物だと思われる。

牛車(ぎっしゃ)

かくりよとうつしよをつなぐ交通機関。牛にけん引させる車だが、牛の姿は見えない。鈴蘭と葵がうつしよに旅立つときに利用された。

妖都新聞(ようとしんぶん)

かくりよの妖都で発行される新聞。葵がかくりよに連れて来られた時も『鬼嫁あらわる』と報じられ、かくりよに広く知れ渡ることになった。人気作家、薄荷坊のコラムもこの新聞に掲載されている。また薄荷坊が、夕がおの記事をこの新聞に書いたことで、夕がおが賑わうことになった。

文通式(ぶんつうしき)

かくりよの通信機器。社型をしており、中央のパネルに文字を書くと、メールのように伝書をやり取りできる。天神屋の客室にも備え付けられている。

泉術(せんじゅつ)

天神屋の湯守の静奈が使う妖術。あやかしにとって温泉は、霊的に気高い行い、力の源となる活用法があると言われている。静奈の湯守としての泉術は、泉質を向上させ、効能を高める働きをする。また、温泉の効能を込めて、薬湯や湯薬作りなどにも利用される。

『かくりよの宿飯』の名言・名セリフ/名シーン・名場面

史郎「あやかしの見える人間は狙われやすい。気を付けるんだよ葵」

第一話。通学途中の神社前で、鬼の面を被ったあやかしに葵が連れ去られる時、聞こえてきた亡くなった葵の祖父、津場木史郎の言葉。
葵と同じようにあやかしが見えた亡き祖父の戒めの言葉であったが、「おじいちゃん、私油断した。」葵がそう呟いた時にはもう遅く、葵はかくりよへ連れ去られてしまう。

大旦那「気分はどうだい、花嫁殿」

第一話。かくりよへ葵を連れ去った鬼の面を被ったあやかし(大旦那)が、面を取りながら葵に言った言葉。
鬼神である大旦那が葵を嫁にするという、まさに葵を連れ去る目的となった言葉。
葵にとっては自分が花嫁とは何のことか分らぬことであったが、後に祖父の残した借金が原因であることを知ることになる。

銀次「そうだ葵さん、ここで食事処を開きませんか?」

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