かくりよの宿飯(第11話『湯守の濡れ女と師匠の不知火』)のあらすじと感想・考察まとめ

折尾屋から番頭の葉鳥と湯守の時彦が天神屋にやって来た。時彦は天神屋で湯守をしている静奈を折尾屋に連れ戻そうと詰め寄るが、静奈は拒絶する。葵は、拒絶しながらも時彦を思いやる静奈を見るに忍びなく、静奈と時彦の好きなトマトの料理を2人で作る機会を作り、やがて二人の心を和解させてゆく。
今回は「かくりよの宿飯」第11話『湯守の濡れ女と師匠の不知火』の内容(あらすじ・ストーリー)と感想・考察を紹介。
「かくりよの宿飯」第11話『湯守の濡れ女と師匠の不知火』のあらすじ・ストーリー

暁に詰め寄る折尾屋の葉鳥
千秋が「あの人が来た」と銀次に告げた名前は、折尾屋(*)の葉鳥(*)だった。
銀次と葵がロビーまで下りてくると、葉鳥が暁に詰め寄っていた。
葉鳥「おいおい、天神屋は客をこんなに長い間ロビーで待たせるのかよ」
「しばしお待ちを」と言って暁は席を外した。
銀次が葉鳥に応対し「部屋は満室となっております」と告げたが、葉鳥はなかなか承服できないでいた。
*:折尾屋(おりおや)とはかくりよの南の地にある宿。以前銀次が務めていたことがある。
*:葉鳥(はとり)とは折尾屋で番頭を務める天狗のあやかし。天狗の長老松葉の三男にあたる。

部屋を譲る葵
葵「私、お部屋出ましょうか?寝る場所だったら夕がおがあるし、お料理も温泉も堪能したし」
銀次「葵さん、それは」
銀次は葵に申し訳なく思った。

文通式で大旦那とやり取り
夕がおに戻った葵に、文通式の通知が来た。
大旦那『折尾屋のお客に部屋を譲ったそうだね』
葵『夕がおでお料理がしたくって』
大旦那『何かお土産がほしければ言ってごらん』
葵は最後の伝書には返書をせず、考えておくことにした。

時彦を投げ飛ばす静奈
天神屋を訪ねた葵は、廊下の先に静奈を見つけた。静奈は背の高い客に壁に押し付けられ、詰め寄られていた。
葵「ちょっとお客様!」
客「口出しするな、人間の小娘。僕は静奈を迎えに来たんだ」
静奈「ご勘弁下さい」
静奈はそう言うと、客の男を投げ飛ばし、葵の手を取り、一緒に廊下を走って逃げた。

静奈に事情を聞く葵
静奈と一緒に夕がおに戻った葵は、静奈に食事を出し、事情を聞いた。静奈に詰め寄っていた客は、静奈が折尾屋にいた時の師匠で時彦(*)と言う名だった。時彦は葉鳥と一緒に天神屋に来ていた。
静奈「時彦様は不知火(*)と言う妖火の大妖怪で、私の育ての親であり、お師匠様です」
葵「お師匠様って湯守の?」
静奈「はい、時彦様は私に折尾屋へ、自分のもとへ戻って来いと」
葵「静奈ちゃん、折尾屋へ戻っちゃうの?」
*:時彦(ときひこ)とは折尾屋の筆頭湯守。不知火のあやかし。
*:不知火(しらぬい)とは原因不明の火が現れること。妖怪の仕業と考えられていた。

貧しい時代の静奈
静奈「いえ、私は天神屋で働き続けます。拾っていただいた恩もありますし、今は私にも弟子がいますから」
葵「いくら元お師匠様だからって、いきなり戻れなんて。静奈ちゃんに嫌われても仕方ないわね」
静奈「嫌うだなんて!確かにお師匠様は、ちょっと愛情表現がオーバーで、過保護で、まじめで、しつこくて、勘違いしやすくて、傷つきやすくて、基本根暗で、大変面倒臭いところもありますが、それでも私はずっと」
そこまで言って静奈は顔を赤らめた。そして自分の身の上を葵に語り始めた。

傷を負う時彦
静奈は南の地の貧しい山間に生まれた。何の取り柄もない濡れ女だったが、時彦に見いだされ、折尾屋で厳しく、しかし大事に育てられた。その頃、かくりよ一の温泉を持つ天神屋に対抗するべく、折尾屋も源泉調査を行っていた。静奈も時彦を助けて湯脈を探し回り、ある日小さな源泉を見つけた。しかし、源泉に棲みついて守っていたあやかしに襲われた静奈は時彦に助けられ、時彦は額に大きな傷を負ってしまった。額には常に青白い炎が点(とも)ったままになった。

天神屋の大旦那に救われる静奈
静奈「あの炎は、傷跡から力が漏れ出ている状態なのです。折尾屋に多大な損害を与えた私は、解雇されました。お師匠様は最後まで私を守ろうとして下さいましたが、私は自分が許せませんでした」
それからあてもなく折尾屋を飛び出した静奈は、天神屋の大旦那様に拾ってもらったのだと言う。

お茶を飲む静奈
話し終えた静奈は、葵の淹れたお茶をひと口啜った。
静奈「作りたてのご飯を食べたのは、本当に久しぶりです」
葵は懐から青いひもを取り出して「これありがとう」と言って静奈に返した。ひもは葵が天神屋の湯に入る時、髪留めとして静奈に借りていた物だった。静奈はひもを受け取り葵に言った。

青い飾りひも
静奈「これは、お師匠様が初めて私に買って下さったものです。修行中はこのひもでお師匠様に髪を結ってもらっていました」
葵「静奈ちゃん、そんなに時彦さんを慕っているのになぜ?」
静奈「それは、多分まだ自信がないから。私決めたのです、自分が納得するまでここで頑張ると」

静奈を呼びに来た春日
葵は食後のデザートにトマトで作ったシャーベットを出した。
静奈がシャーベットを食べていると、春日が静奈を探して夕がおにやって来た。
春日「あっ、静奈ちゃんいた。緊急の幹部会議だって、きっと折尾屋の連中のことだよ」
春日は静奈を連れて慌ただしく天神屋に戻って行った。

大旦那からの伝書に答える葵
Related Articles関連記事

かくりよの宿飯(アニメ)のネタバレ解説・考察まとめ
『かくりよの宿飯』とは、友麻碧のキャラクター小説をアニメ化したものである。 製作はGONZO、監督は奥田佳子が務めている。 妖(あやかし)を見ることの出来る女子大生の津場木葵(つばきあおい)が隠世(かくりよ)にある老舗宿「天神屋(てんじんや)」の大旦那を名乗る鬼神(きじん)に連れ去られ、祖父が残した借金のかたとして嫁入りを強要されるがこれを拒み、返済のため天神屋近くにあった閉店状態の小料理屋を料理の腕を活かして切り盛りしていく物語である。
Read Article

かくりよの宿飯(第26話『あやかしお宿に美味い肴あります』)のあらすじと感想・考察まとめ
葵が御簾の中に見たものは、涙を浮かべた小さな子供のような海坊主だった。御簾を上げ、海坊主の姿を皆に見えるようにした葵は、海坊主の寂しさを癒してあげることこそが、自分の使命だと感じる。葵たちと一緒に海宝の肴を楽しみ、夜神楽を葵の膝下で観賞した海坊主は、「ありがとう」と感謝の言葉を残して、暗い海の彼方に帰って行った。葵も南の地での役目を終えて、銀次と共に天神屋に帰ることになった。 今回は「かくりよの宿飯」第26話『あやかしお宿に美味い肴あります』の内容(あらすじ・ストーリー)と感想・考察を紹介。
Read Article

かくりよの宿飯(第14話『南の地から黒船来ます』)のあらすじと感想・考察まとめ
天神屋にやって来た折尾屋の船には、旦那頭の乱丸達だけではなく、黄金童子も一緒に乗っていた。黄金童子に頭を下げる大旦那を見た葵は、夕がおに来た座敷童子の少女である黄金童子が、折尾屋の大女将であり、天神屋の創設者でもあると聞き驚く。銀次が折尾屋に戻るのを納得出来ない葵は、折尾屋に逆らい、黄金童子の神隠しの術によって、折尾屋へと連れ去られることとなる。 今回は「かくりよの宿飯」第14話『南の地から黒船来ます』の内容(あらすじ・ストーリー)と感想・考察を紹介。
Read Article

かくりよの宿飯(第9話『妖老夫婦の結婚記念日』)のあらすじと感想・考察まとめ
東の地で連れ去られた葵は大旦那によって救いだされた。だが、一日を無駄にして、妖王家夫妻の結婚記念日の洋食メニューが間に合いそうになかった。そこで銀次は普段通りの料理を提案する。特別ではないが、いつもの心のこもった葵の料理に、夫妻は喜び結婚記念日の料理は満足のいくものとなった。 今回は「かくりよの宿飯」第9話『妖老夫婦の結婚記念日』の内容(あらすじ・ストーリー)と感想・考察を紹介。
Read Article

かくりよの宿飯(第10話『あやかしお宿に好敵手きました』)のあらすじと感想・考察まとめ
七夕を迎えた夕がおは、客で賑わっていた。店を無事に終えた葵は、夕がおで出していた七夕そうめん膳を大旦那と一緒に食べた。また、かねてから板前長に招待を受けていた天神屋での会食は、楽しいひと時となり、会食後にうつしよへ仕事で旅立つ大旦那を葵は従業員と共に見送った。そんな時、下足番の千秋が「大変です」と慌てて葵と銀次のもとへ駆けて来た。 今回は「かくりよの宿飯」第10話『あやかしお宿に好敵手きました』の内容(あらすじ・ストーリー)と感想・考察を紹介。
Read Article

かくりよの宿飯(第25話『あやかしたちと花火大会』)のあらすじと感想・考察まとめ
乱丸に海宝の肴作りを申し出た葵は、乱丸から正式に任され、鶴童子たちと協力して作ることになった。雷獣の最後の嫌がらせによって、客で溢れかえった折尾屋は人手が足りず、儀式の執り行ないが危ぶまれた。しかし天神屋の大旦那の案により、天神屋の従業員たちが折尾屋を手伝うことになり、儀式は無事行われることになった。滞りのない儀式だったが、チビの悪気のない行動が葵に大きな驚きと不安を与えてしまった。 今回は「かくりよの宿飯」第25話『あやかしたちと花火大会』の内容(あらすじ・ストーリー)と感想・考察を紹介。
Read Article

かくりよの宿飯(第12話『天神屋の地下に秘密あります』)のあらすじと感想・考察まとめ
葉鳥が夕がおを訪ねて来たので、葵は料理を出した。だが暁は「敵に料理を振舞ってどうするんだ」と面白くない。銀次も折尾屋の葉鳥と時彦が来てから、どこか様子がおかしく、ぎこちない。そんな折、天神屋で一つ目の子供たちが行方不明になる騒ぎがあった。暁と一緒に子供たちを探すことになった葵は、初めて天神屋に地下施設があることを知った。 今回は「かくりよの宿飯」第12話『天神屋の地下に秘密あります』の内容(あらすじ・ストーリー)と感想・考察を紹介。
Read Article

かくりよの宿飯(第23話『封じられた力と開かれる心』)のあらすじと感想・考察まとめ
雷獣のひねくれた策略によって、声と味覚を奪われた葵。海宝の肴作りは鶴童子たちが引き受けてくれることになった。雷獣に再び襲われた葵は、あやうく食われそうになる。その時、雷獣の苦手とする白夜が突然現れ、葵は雷獣から逃れることが出来た。白夜が招待した縫ノ陰様と律子様の持つ掛け軸の中に、蓬莱の玉の枝があると教えられた乱丸と葵。2人は蓬莱の玉の枝探索のために、掛け軸の中に旅立つこととなった。今回は「かくりよの宿飯」第23話『封じられた力と開かれる心』の内容(あらすじ・ストーリー)と感想・考察を紹介。
Read Article

かくりよの宿飯(第13話『あやかしお宿の大宴会』)のあらすじと感想・考察まとめ
夕がおの前で倒れていた銀次は、葵の料理で元気を取り戻した。葵と銀次は、お互いが必要な存在であることを認め、夕がおでこれからも一緒に頑張ることを確かめ合った。翌日、葵は白夜と一緒に管子猫たちを見に行き、パンの耳をあげた。その後、葵は裏山で足湯に浸かる大旦那と葉鳥たちに会った。大旦那から宴の食事を頼まれた葵は、天神屋の従業員達や葉鳥、時彦と共に料理を作り、宴を楽しんだ。 今回は「かくりよの宿飯」第13話『あやかしお宿の大宴会』の内容(あらすじ・ストーリー)と感想・考察を紹介。
Read Article

かくりよの宿飯(第22話『雷獣の警告』)のあらすじと感想・考察まとめ
折尾屋の廊下を歩いていた葵は雷獣と初めて対面する。雷獣の物言いに気持ち悪さを感じた葵は、表に逃げ出す。執拗に追いかけて来る雷獣に、お前の料理は私には通用しないと言われ、葵は戸惑う。その時口に飴玉のようなものを入れられた。再び折尾屋に逃げ戻った葵は、乱丸に助けられ雷獣から逃れた。旧館で海宝の肴の試食会を開いた葵は、酒をひと口含んだとたん異変を感じ、そのまま倒れてしまった。 今回は「かくりよの宿飯」第22話『雷獣の警告』の内容(あらすじ・ストーリー)と感想・考察を紹介。
Read Article

かくりよの宿飯(第8話『九尾の若旦那とお買い物』)のあらすじと感想・考察まとめ
妖王家の結婚記念日のメニューを考えていた葵は、ラムネを仕入れに行った帰り道、子猫のあやかしと戯れる白夜の姿をみた。厳格な白夜の別の一面を見た葵は、白夜に夕がおで朝食を振る舞う。そして妖王家夫妻のことを尋ね、メニュー作りの参考にする。食材を探して東の地を銀次と訪れた葵だったが、何者かに連れ去られてしまう。 今回は「かくりよの宿飯」第8話『九尾の若旦那とお買い物』の内容(あらすじ・ストーリー)と感想・考察を紹介。
Read Article

かくりよの宿飯(第5話『あやかしとの約束を忘れてはならぬ』)のあらすじと感想・考察まとめ
葵の手当てによって傷の癒えた暁は、葵に一緒に料理を作ろうと提案された。史郎との思い出の水餃子を作り、鈴蘭にも食べてもらった。それは、うつしよへ向かうという鈴蘭への餞別にもなった。鈴蘭のうつしよへの旅立ちを阻止しようと、天神屋に乗り込んできた八幡屋の若旦那を暁が退け、鈴蘭と葵は無事にうつしよへと旅立って行った。 今回は「かくりよの宿飯」第5話『あやかしとの約束を忘れてはならぬ』の内容(あらすじ・ストーリー)と感想・考察を紹介。
Read Article

かくりよの宿飯(第17話『南の地の儀式の秘密』)のあらすじと感想・考察まとめ
葵はもんじゃ焼きを、淀子様自身に焼いてもらおうと考えた。淀子様は面倒だと渋っていたが、葵が試しに焼いたものを食べ、あまりのおいしさに自分でもんじゃ焼きを焼き始めた。葉鳥から花火の裏で行われる儀式の詳細を聞いた葵は、銀次たちが儀式のために奔走していることを知る。大旦那に南の地の漁港に連れて行ってもらった葵は、好きな買い物に夢中になり、慌ただしく過ごした南の地で、ひと時の安らぎを得た。 今回は「かくりよの宿飯」第17話『南の地の儀式の秘密』の内容(あらすじ・ストーリー)と感想・考察を紹介。
Read Article

かくりよの宿飯(第20話『竜宮城の夢の跡』)のあらすじと感想・考察まとめ
果物は魔除けになるということを大旦那に聞いた葵は、果物を使った甘味を作り、大旦那と一緒に竜宮城跡地へと向かった。銀次と乱丸を育てたという磯姫に出会った葵は、南の地の守護獣としての銀次と乱丸の役割と、過去のいきさつを知らされる。目的だった人魚の鱗を無事手に入れた葵は、海宝の肴を手掛けるよう磯姫に託される。折尾屋に人魚の鱗を届けた葵は、乱丸に海宝の肴を作ることを申し出る。 今回は「かくりよの宿飯」第20話『竜宮城の夢の跡』の内容(あらすじ・ストーリー)と感想・考察を紹介。
Read Article

かくりよの宿飯(第7話『大旦那様と雨散歩』)のあらすじと感想・考察まとめ
お帳場長の白夜に「このまま客が来ないと夕がおにはもう後がない」と告げられた葵と銀次は、今月中になんとかしましょうと話し合う。そんな中お涼が、天神屋に泊まっている作家の客のために弁当を作って欲しいと葵に頼みに来た。葵は弁当を作り、作家に気に入られる。作家は夕がおの紹介記事を新聞に書き、夕がおは急に繁盛し始める。 今回は「かくりよの宿飯」第7話『大旦那様と雨散歩』の内容(あらすじ・ストーリー)と感想・考察を紹介。
Read Article

かくりよの宿飯(第18話『天狗の親子の大喧嘩』)のあらすじと感想・考察まとめ
折尾屋から上がった煙は、松葉と葉鳥のけんかが原因だった。2人の間の確執は深く、葵は何とか仲直りしてもらいたいと願っていた。松葉が、妻の笹良が作ったがめ煮を食べ、味が違うと激怒したことを葵は葉鳥から聞いた。葵はがめ煮のあることに気づき、がめ煮を通じて松葉と葉鳥を仲直りさせることを思いつく。 今回は「かくりよの宿飯」第18話『天狗の親子の大喧嘩』の内容(あらすじ・ストーリー)と感想・考察を紹介。
Read Article

かくりよの宿飯(第24話『玉の枝サバイバル』)のあらすじと感想・考察まとめ
葵の味覚が戻らないことを心配した銀次が、葵と乱丸に付き添い、3人で掛け軸の中への旅が始まった。旅の途中、雨に祟られたり、崖から転落して危うく命を落とす危険な目にも遭った。また、白夜が注意した通り、磯姫様の幻想が現れ、銀次と乱丸が一時錯乱状態になった。しかし3人が力を合わせてこれを乗り越え、遂に蓬莱の玉の枝を手にすることが出来た。 今回は「かくりよの宿飯」第24話『玉の枝サバイバル』の内容(あらすじ・ストーリー)と感想・考察を紹介。
Read Article

かくりよの宿飯(第1話『あやかしお宿に嫁入りします』)のあらすじと感想・考察まとめ
亡くなってしまった祖父、津場木史郎(つばきしろう)から受け継いだあやかしを見る能力を活かして、あやかし達とふれあいながら楽しい大学生活を謳歌していた津場木 葵(つばき あおい)はある朝、通学途中の神社前で今まで会ったことのない鬼の面を被ったあやかしと遭遇する。そして祖父が行き来していたという「かくりよ」の世界に連れ去られてしまう。 今回は「かくりよの宿飯」第1話『あやかしお宿に嫁入りします』の内容(あらすじ・ストーリー)と感想・考察を紹介。
Read Article

かくりよの宿飯(第16話『双子の板前と雨女のお嬢様』)のあらすじと感想・考察まとめ
松葉様の食事を毎日一回作ることになった葵は、食材のことや、癒えぬ足の痛みに悩んでいた。そんな折葵は、魚屋に変装して折尾屋にやって来た大旦那と再開する。大旦那に食材の調達や、足の手当てをしてもらった葵は、松葉様の食事を無事作ることが出来た。そして、折尾屋の板前の鶴童子たちとの出会いを通じて、新しく雨女の淀子の食事を依頼されることとなる。 今回は「かくりよの宿飯」第16話『双子の板前と雨女のお嬢様』の内容(あらすじ・ストーリー)と感想・考察を紹介。
Read Article

かくりよの宿飯(第19話『月の夜の銀の獣』)のあらすじと感想・考察まとめ
折尾屋に天狗の秘酒を届けた葵と葉鳥は、帰り道で笛の音を聞く。葉鳥から笛を吹くのは雷獣だと教えられ、関わらぬように忠告を受ける。旧館に戻り、炙りしめさば寿司と梅肉チーズのサラダ巻を作った葵は、ノブナガの導きで、傷ついた銀次をやしろで発見する。葵の手弁当で霊力を回復した銀次だが、乱丸も同じやしろで傷ついた姿で倒れていた。葵の料理で回復した乱丸に、人魚の鱗を取って来るという約束をしてしまう葵だった。 今回は「かくりよの宿飯」第19話『月の夜の銀の獣』の内容(あらすじ・ストーリー)と感想・考察を紹介。
Read Article

かくりよの宿飯(第2話『あやかしお宿で仕事見つけました』)のあらすじと感想・考察まとめ
天神屋の離れにある、今はもう閉鎖された小料理屋の一部屋で日々の暮らしを始めていた葵。 若旦那の銀次に食事処を開くよう勧められていたが、まだ決心がついていなかった。 その頃、天神屋では、客が食事を気に入らないと騒ぎを起こしていた。 今回は「かくりよの宿飯」第2話『あやかしお宿で仕事見つけました』の内容(あらすじ・ストーリー)と感想・考察を紹介。
Read Article

かくりよの宿飯(第6話『あやかしお宿で食事処はじめます』)のあらすじと感想・考察まとめ
開店の日を翌日に控えた葵の小料理屋「夕がお」。天神屋の従業員達も手伝って、店の準備は順調に進んでいた。その夜、葵は何者かに斬りつけられる。葵を襲ったのは、濃い紫の頭巾を被った黄色く目の光る大男。そしてその葵を助けたのは、小柄なカマイタチのサスケ。サスケは史郎の昔馴染みだった。翌朝、大旦那や銀次と一緒に街へ繰り出して葵は騒動を起こすことになる。 今回は「かくりよの宿飯」第6話『あやかしお宿で食事処はじめます』の内容(あらすじ・ストーリー)と感想・考察を紹介。
Read Article

かくりよの宿飯(第21話『折尾屋の若女将と若旦那』)のあらすじと感想・考察まとめ
海宝の肴を任された葵は、銀次や鶴童子たちと食材を吟味していた。一方、折尾屋には天神屋のお涼が客として泊まりに来ていた。折尾屋であった酔い客の騒動を手際よく鎮めたお涼だったが、若女将のねねはお涼に嫉妬し、落ち込んで火鼠の姿になってしまった。葉鳥からねねのことを頼まれた葵は、気分転換にねねを連れ出し2人で市場へ出かけた。ねねと時を過ごした葵は、ねねの心優しい素直な一面を見ることが出来た。 今回は「かくりよの宿飯」第21話『折尾屋の若女将と若旦那』の内容(あらすじ・ストーリー)と感想・考察を紹介。
Read Article

かくりよの宿飯(第3話『かくりよの都にお出かけしました』)のあらすじと感想・考察まとめ
天狗の長老に食事をもてなし、長老に気に入られた葵は「お前のおかげで天神屋の危機は救われた」と大旦那に礼を言われ、天神屋の宙船「海閣丸」に招待されていた。そして髪を結って、化粧をしてもらい、綺麗な着物を着せられてあやかしの王が住むという妖都(ようと)に案内されることになった。 今回は「かくりよの宿飯」第3話『かくりよの都にお出かけしました』の内容(あらすじ・ストーリー)と感想・考察を紹介。
Read Article

かくりよの宿飯(第4話『雪女と土蜘蛛を介抱しました』)のあらすじと感想・考察まとめ
天神屋の離れの小料理屋に運び込まれたお涼は高熱を出し、葵が看病をすることになった。葵を拒絶していたお涼だったが、葵の作る手料理で、体力、霊力ともに回復し、熱も下がった。お涼は、葵に天神屋に来ることになった経緯などを話始める。一方、天神屋では土蜘蛛の暁と妹の女郎蜘蛛、鈴蘭が大喧嘩をしていた。従業員達は2人の喧嘩で壊された、天神屋の部屋の後片付けに追われていた。 今回は「かくりよの宿飯」第4話『雪女と土蜘蛛を介抱しました』の内容(あらすじ・ストーリー)と感想・考察を紹介。
Read Article

かくりよの宿飯(第15話『あやかしお宿から攫われました』)のあらすじと感想・考察まとめ
折尾屋に攫われた葵は、地下の座敷牢に入れられる。葵と一緒に攫われたチビの機転により、牢を脱出することが出来たが、乱丸と秀吉からは変わらず、手荒な扱いを受ける。イベントのために折尾屋に泊まっていた松葉と再会することが出来た葵は、松葉の朝食を作ることになった。折尾屋でも、葵の料理の力が発揮されてゆくこととなる。 今回は「かくりよの宿飯」第15話『あやかしお宿から攫われました』の内容(あらすじ・ストーリー)と感想・考察を紹介。
Read Article