かくりよの宿飯(第9話『妖老夫婦の結婚記念日』)のあらすじと感想・考察まとめ

東の地で連れ去られた葵は大旦那によって救いだされた。だが、一日を無駄にして、妖王家夫妻の結婚記念日の洋食メニューが間に合いそうになかった。そこで銀次は普段通りの料理を提案する。特別ではないが、いつもの心のこもった葵の料理に、夫妻は喜び結婚記念日の料理は満足のいくものとなった。
今回は「かくりよの宿飯」第9話『妖老夫婦の結婚記念日』の内容(あらすじ・ストーリー)と感想・考察を紹介。
「かくりよの宿飯」第9話『妖老夫婦の結婚記念日』のあらすじ・ストーリー

大旦那の手が葵を引き上げる
葵が閉じ込められた物置の中に水が入り込み、葵は寒さで震えた。その時、大旦那に貰ったペンダントの鬼火の石が、光って温かみを帯びているのに気づき、葵は石を手で握りしめた。寒さと空腹とで葵の意識がもうろうとしかけた時、水かさが増し、葵の胸元まで迫って来た。その時突然、鉄格子が開き、大旦那の手が伸びて来て、葵の手をしっかりとつかんで身体を引き上げた。葵は薄れゆく意識の中、大旦那に抱かれて物置を脱出することが出来た。

葵を見守るお涼と春日とチビ
「私死んだの?」と夢見つつ目を覚ました葵を、お涼と春日とチビの3人が見守っていた。葵は夕がおの自分の部屋に寝かされていた。
お涼「やっぱりあんたって悪運強いのね。人間のくせに、それなりに頑丈に出来てること」
葵「今は何時(いつ)なの?」
お涼「昨日東の地まで行ったのは覚えてるでしょう?今は次の日のお昼過ぎ」
それを聞いた葵は「妖王家夫妻のお祝いの準備を急がないと」と言うが、お涼に「あんた死にかけたんだよ」と止められた。春日は、大旦那が八葉夜行会を欠席して葵を助けに行ったこと、葵が閉じ込められたのは物置ではなく、古い冷蔵のための蔵だったこと、葵を閉じ込めた犯人が、葵の料理が板前長の料理よりおいしかったら困ると考えた天神屋の厨房の見習い達磨達(*)だったこと、葵に料理を作らせないよう閉じ込め、葵を危険な目に遭わせたことで、大旦那に呼ばれていることなどを葵に話した。
葵は「大旦那様たちは今どこ?」と春日に聞いた。
*:見習い達磨とは天神屋の厨房で働く達磨の板前たちのこと。

頭を下げる板前長
天神屋では大旦那と銀次が板前長と向き合って話をしていた。板前長の後ろには、達磨の姿に変化した見習いの板前たちが3人控えていた。板前長は責任をとって天神屋を辞めると大旦那に申し出た。
そこに葵が駆けつけて来て「駄目よそんなの」と板前長に言った。

天神屋に駆け付ける葵
葵「板前長が天神屋を辞めるなんて駄目だからね」
大旦那「ほう、自分を危機に陥れた者たちをかばうのかい?」
葵「はあ?だって、このまま板前長が辞めたら、私が天神屋の懐石料理を食べられないままじゃないの。辞めるなら私があんたの懐石料理を食べてからにしてよね」
言い終わると、葵のお腹がぐーっと鳴った。

葵の空腹を笑う板前長
板前長は大笑いをしたあとで葵に言った。
板前長「このわがまま、屁理屈、横暴な物言い、史郎の孫娘に違いねえや」
葵「何がおかしいのよ」
そう言い終えると葵は、突然めまいを起こして倒れこんだ。葵の後ろにいた銀次が受け止めた。
軽いめまいで葵はすぐに起き上がることが出来た。大旦那は懐から鬼火の石を取り出し畳の上に置いた。
大旦那「お前の居所を僕に教えてくれたのはそいつだ。もともと僕の鬼火は使い魔のようなものでね、後は火が消えるだけだよ」
大旦那は鬼火の石を葵に返した。葵はそれを自分の首にかけた。

大旦那に感謝する板前長
葵が板前長と達磨の板前たちに処罰を求めなかったので、大旦那は「お前たちにはまだまだ天神屋で働いてもらわねばならない」と板前長と達磨の板前たちに申し渡した。
板前長は大旦那に感謝した。
板前長「そこの鬼嫁殿には今度うちの天神懐石を食わせてやろう」
葵「えっ、ただで?」
板前長「もちろん。ははは、抜かりないなあ」

葵に休養を勧める大旦那
大旦那「葵、お前はしばらく静養したほうがいい。夫妻の結婚記念日のことは僕にまかせて、何も気にせず、お休み」
葵「だめよ、私を甘やかすのは、結婚記念日の料理が済んでからにして」
銀次に妖王家夫妻の到着時間を聞いた葵は、ビーフシチューはもう間に合わないと思った。
銀次「いつもの葵さんの料理でよいのではないでしょうか?」
大旦那「葵が作ってくれた弁当はうまかった。とろけるように柔らかくて」
葵「とろける?豚の角煮のこと?でも、豚バラ肉がないわ」
板前長「うちの厨房の肉を使え、そのくらいさせてくれ。他に必要なものがあったら何でも言え」
葵「板前長、本当にありがとう」

妖王家夫妻を迎える葵と銀次
夕がおに戻った葵は、お涼が慣れない手つきで握ったおにぎりを食べて元気を取り戻した。
葵は妖王家夫妻の結婚記念日の料理作りに取り掛かった。身体はまだ少し熱かった。
料理が出来て、妖王家夫妻を迎える準備が出来た時、銀次が「いらっしゃいました」と葵に言って、夕がおの入り口の戸を開けた。

夕がおにお越しになられた妖王家夫妻
夕がおに続く階段を、ゆっくりと登ってお越しになられた妖王家夫妻、縫ノ陰様(*)と律子様(*)を銀次と葵が出迎えた。
銀次「本日はようこそおいで下さいました」
縫ノ陰「お出迎えありがとう。突然の申し込み、引き受けて下さって感謝していますよ」
銀次「結婚記念日と言う大切なお祝いの席に、夕がおを選んで下さいまして、まことにありがとう存じます」
*:縫の院(ぬいのいん)様とは妖王家に出自のある宮中のあやかし。奥方に人間の律子様を迎える貴族。
*:律子(りつこ)様とはかくりよの宮中のあやかしである縫ノ陰に嫁いできた人間の女性。昭和初期に生まれる。長崎の出身。女学生時代に福岡で縫ノ陰と知り合う。

妖王家夫妻に挨拶をする葵と銀次
葵は「津場木葵と申します」と慎ましく挨拶をした。
律子様は無言でほほ笑まれた。
部屋に通された妖王家夫妻は、隠れ家のようだ、と夕がおを気に入ったご様子だった。

きゅうりとおくらの梅みそマヨネーズ和え
最初の料理が夫妻のもとに運ばれて来た。
葵「き、きゅうりとおくらの梅みそマヨネーズ和えです。ああマヨネーズと言うのは」
葵の言い終わらないうちに律子様は縫様に向かって言われた。
律子様「まあ縫様、縫様、マヨネーズ和えですってよ」
縫ノ陰「久しぶりに食べるなあ」
葵「マヨネーズをご存知なのですか?」
律子様「ええ、でも私がうつしよにいた時代に入手は困難でした、戦時中で」
葵「今は安く手に入りますが、かくりよでは難しいので私が作りました」
律子様「まあ、あなたが?すごいわね」

揚げナスのおろしポン酢和え
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