The Crooked Man（ゲーム）のネタバレ解説・考察まとめ

デヴィッドの母。デヴィッドの父である夫は蒸発しており、元から体が弱かったようだ。脳腫瘍を患い、突如性格が変わって凶暴に振る舞い、デヴィッドのこともわからなくなってしまった。息子を不審者だと思い、追い出そうともみ合い、入院している。

デューク・マクガーハン（Duke McGahan）

「曲がった男」の正体。デヴィッドの前にアパートに住んでいた人物。弁護士になる夢を抱いていたが挫折し、恋人とも破局、家族とも不仲で最後には自殺した。自分と同じ境遇であるデヴィッドに共感し、憎みながらも救いを求め、彼に立ち直って欲しいと願う等複雑な心理を抱く。

『The Crooked Man』のアイテム

住所の書かれた紙

デヴィッドが次に向かうステージの場所が書かれた紙。ステージの最後にこの紙を入手し、前の住人の足取りを辿っていくことになる。

ノートの切れ端

全部で11枚あり、各ステージに残された前の住人の手がかり。彼の人生についてのことが書いてあり、それを読むことで彼とデヴィッドの苦しみに共通点があることがわかる。

『The Crooked Man』の用語

曲がった男

主人公デヴィッドを追いかける捻じれた姿をした奇妙な男。倒しても復活し、移動しても執念深く追いかけてくる。正体は前の住人であるデュークだが、精神病院で閲覧できるテキストでは彼以外にも同様の存在がいる事が示唆されている。

曲がった男の詩

メモとして落ちている、登場人物が歌いだすなどして作中に度々登場する。デヴィッドは曲がった自分には真っすぐなものは手に入らないと苦しむが、ストーリーを進めていくうちに曲がったなりの幸せに気付き立ち直る。

『The Crooked Man』の裏話・トリビア・小ネタ／エピソード・逸話

マザー・グース「There was a crooked man」の歌詞

作中に登場した「曲がった男」の詩はイギリスの童謡「マザー・グース（Mother Goose直訳：ガチョウのお母さん）」のものである。
「There was a crooked man
And he walked a crooked mile
He found a crooked sixpence
Upon a crooked stile

He bought a crooked cat
Which caught a crooked mouse

And they all lived together
In a crooked little house.」

「あるところに曲がった男がいました
曲がった男は曲がった道を歩いていました
曲がった道で曲がったお金を拾いました

曲がったお金で曲がった猫を買いました
曲がった猫が曲がったねずみを捕まえてきました

曲がった男と曲がった猫と曲がったねずみは
曲がったおうちで暮らしました」

デヴィッドの夢はパイロット

子どものころからの夢だったが、デヴィッドは色盲でパイロットになることは出来ない。しかし若かった彼はどうしても夢を諦められず、診断結果を誤魔化し空軍学校に入学してしまう。学校では優等生として振る舞い、同級生や教員からも将来を期待されていた。だが、パイロット試験の当日ついに色盲であるということが発覚し、彼の夢は破れる。
デヴィッドは夢を叶えられなかった挫折と、周囲の期待を裏切り騙していた罪悪感に苦しんでいた。

「曲がった男」は怖くない

作中に登場する「曲がった男」は化け物ではあるが、その恐怖度は高くないとされている。