かくりよの宿飯(第2話『あやかしお宿で仕事見つけました』)のあらすじと感想・考察まとめ

天神屋の離れにある、今はもう閉鎖された小料理屋の一部屋で日々の暮らしを始めていた葵。
若旦那の銀次に食事処を開くよう勧められていたが、まだ決心がついていなかった。
その頃、天神屋では、客が食事を気に入らないと騒ぎを起こしていた。
今回は「かくりよの宿飯」第2話『あやかしお宿で仕事見つけました』の内容(あらすじ・ストーリー)と感想・考察を紹介。
「かくりよの宿飯」第2話『あやかしお宿で仕事見つけました』のあらすじ・ストーリー

葵が暮らし始めた小料理屋の一部屋
天神屋の離れにある、今は閉鎖された小料理屋の一部屋で暮らし始めた葵は、祖父・津場木史郎の葬儀のことを思い返していた。
「ひどい人でしたね」「そうそうクズの見本みたいな」「いつもふらふら、ふらふらと自由過ぎる人でしたね」「階段で転んで頭打って、あっけなかったね」という弔問客の言葉が葵の頭の中を駆け巡っていた。
弔問の長い列はまるで絵巻物で見る百鬼夜行のようだった。

料理をつくる葵
唖然としたことが起きた時は、料理をしていつも気分を落ち着けていた葵。
若旦那の銀次に小料理屋を開かないかと言われ、今19年の人生の中で一番唖然としていた。
銀次にオムライスを作って食べてもらった時のことを葵は思い出していた。
葵「食事処なんて私には無理よ」
銀次「これ、すごくおいしいです。いいと思うんですけどね」
銀次とのやり取りを思い出しながら「食事処思い切ってやってみる?」「料理は好きだし現世(うつしよ)でも何度もあやかし達に食べさせてきたし」「でも、好きと仕事は違う気がする」と自問自答する。葵にはまだ小料理屋をする決心がつきかねていた。

飛んで来ただるまを避ける葵
小料理屋のことを考えながら天神屋を訪れた葵は、何やら騒がしい様子に気づいた。葵が廊下を歩いていると、葵に向かっていきなりだるまが飛んで来た。
葵が驚いて客間に行くと、天狗たちと板前長が物を投げあって騒いでいた。
それを見ていた仲居の春日(かすが)(*)に葵は訳を聞いてみた。
春日「天狗様たちがうちの料理がつまらないと言って文句つけたのよ。食べたくない、全部取り換えろって宴会で酔っ払ってお膳ひっくり返してさ」
葵「へー、ひどい」
春日「でも、うちのお得意様だし天狗の長老はかくりよの有力者だしね。立場的にはうちの大旦那と対等…」
春日はそこで話すのを止めてしまった。騒動を聞きつけた大旦那が、女将と若女将を引き連れてやって来たのに気づいたからだった。大旦那を見て春日は狸の姿に化けてしまった。そして大旦那に向かって頭を下げた。葵はただ立ち尽くしていた。
*:春日(かすが)とは天神屋の仲居の一人で、化け狸。詳しくは登場人物を参照

暴れる天狗たち
頭も下げずに突っ立ていた葵を女将が「なんて無作法なの、大旦那様の前だというのに頭も下げないで」とたしなめた。
若女将も「仕方がありませんことよ女将様、人間の娘ですもの」と続けて言った。
そして大旦那も葵に向かってこう言い放った。
「目障りだ津場木葵、お前はこの天神屋にとって多額の借金を抱えた迷惑な人間でしかない。もめ事を興味本位で覗かれては困る、今すぐここから去れ。でなければ喰うぞ、天狗に差し出してもいい」
そう言って大旦那は立ち去ってしまった。

天狗にお水を出す葵
逃げるようにして小料理屋の部屋に戻った葵は、やっぱり無理だと食事処を諦めかけていた。
そしてやけ食いをしようとしていたところ、店先で何か音がした。表に出てみると、天狗の長老(*)が酔いつぶれて倒れていた。
葵はその長老を店内に連れて入り、自分の部屋に寝かせた。
やがて目を覚ました天狗の長老に葵は水を差しだした。「誰だお前は?」と葵に聞きながら水を飲み干す天狗の長老。
*:天狗の長老(てんぐのちょうろう)とは八人のあやかしの実力者・八葉の1人。名前は松葉(まつば)、かくりよの西の地の朱門山(しゅもんざん)に棲む天狗のご隠居。くわしくは用語を参照

葵の作った料理を食べる天狗
「ここは何処じゃ?」と聞く天狗の長老に「天神屋の離れよ」と葵は答えた。
「ねえおじいさん、お腹空いてない?お惣菜沢山作ったの」と聞く葵に「小娘の作った飯なんぞ食えるか」と天狗の長老は言い返した。
しかし、言い返すと同時に天狗の長老の腹がなった。
「食う」と長老は言い直し、葵の作った料理をうまそうに食べた。
「他には何かないのか」と催促する天狗の長老に「鳥の肉じゃがと茄子の味噌炒めがあるけど」と答える葵。
「両方とも出せ」と言って天狗の長老は葵の作った料理をすべて平らげてしまった。

在りし日の葵の祖父、津場木史郎
天狗の長老に「お前、名は?」と聞かれ葵は「葵よ、津場木葵」と答えた。
「お前もしや津場木史郎の娘か?」とさらに聞かれた葵は「あ、おしいわね。私は津場木史郎の孫よ」と答えた。
「おじいちゃんを知ってるの?」と聞く葵に「よく知っておる」「わしの名は松葉(まつば)じゃ、松葉様と呼べ」と笑いながら天狗の長老は話した。
そして葵の料理を褒め、天神屋の料理に飽きたこと、料理長が頑固者で毎度同じ料理を出すので飽きてしまうのだということも葵に話して聞かせた。
それで長老は料理長に違うものを出せと言ったら、料理長はかんかんに怒ってあのような騒動になってしまったのだと葵に言った。

かくりよで豪遊する若き日の津場木史郎
そして天狗の長老は津場木史郎との思い出話を葵に語り始めた。
葵が津場木史郎によく似ていること。顔、雰囲気、そして何より霊力がよく似ていること。
津場木史郎は無茶苦茶な人間で、単身このかくりよに乗り込んで来て、多くのあやかしに慕われ、さらにまた多くのあやかしに命を狙われていたことなどを葵に語って聞かせた。
「おじいちゃんらしいわね」と笑う葵に「わしはな葵、史郎に命を助けられたことがあるんじゃ」と長老は話を続けた。

川で溺れた天狗の長老を助ける津場木史郎青年
天狗の長老「もう60年も前のことじゃな。酒に酔い潰れたわしは、かくりよを横断する川に落ちてな。その時に川に飛び込んで助けてくれたのが史郎じゃ。まだ青年、いや少年と言ってもよい歳じゃったな」
葵「運よく居合わせたってこと?」
天狗の長老「釣りをしておったのじゃ。ちなみにその川は太古の昔より釣り厳禁の川じゃ」
葵は少し照れ笑いを浮かべ「さすがはおじいちゃんね」と言った。
長老は話を続けた。「助けたからには何かくれ」と史郎にせがまれた長老は後で天狗の団扇(うちわ)(*)を渡す約束をした。
しかし結局渡せずじまいであった。
*:天狗の団扇(てんぐのうちわ)とは霊力を秘めた天狗の宝の一つ。詳しくは用語を参照

津場木史郎が亡くなったことを聞く
津場木史郎は今、どうしているのかと問われて、葵はもう亡くなったことを告げた。
「そうか惜しい人間を失くした。人間とはとかく脆弱な生き物じゃな、100年も生きられんとは」
そう言い残して小料理屋を後にした天狗の長老は、背にある大きな羽を羽ばたかせて空に浮かぶ天神屋の遊覧船(*)に戻って行った。
*:遊覧船(ゆうらんせん)とは天神屋が保有する妖力で空に浮かぶことが出来る宙船(そらふね)のこと。詳しくは用語を参照

葵を見て喜ぶ松葉様
明くる日、若旦那の銀次が慌てて葵を天神屋へと連れに来た。
天神屋では従業員達が整列して待ち構えていた。やがて大旦那も現れ、葵に「天狗の長老に飯を出したな」と問うた。
「はい」と返事をした葵だったが、ご飯を出したことを咎められるのではと心配した。
そこに天狗の長老、松葉が来て「昨夜は世話になった」と葵に礼を言った。そして「昨夜わしは空閣丸(*)から落ちてな。飲み過ぎた上に舩の揺れで余計酔いが回ってな、ついうっかり落ちてしまったのじゃ」と葵の住む小料理屋の店先に寝ていた経緯(いきさつ)を語った。
*:空閣丸(くうかくまる)とは天神屋が所有する宙船(そらふね)のひとつ。詳しくは用語を参照

天狗のうちわ
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かくりよの宿飯(第3話『かくりよの都にお出かけしました』)のあらすじと感想・考察まとめ
天狗の長老に食事をもてなし、長老に気に入られた葵は「お前のおかげで天神屋の危機は救われた」と大旦那に礼を言われ、天神屋の宙船「海閣丸」に招待されていた。そして髪を結って、化粧をしてもらい、綺麗な着物を着せられてあやかしの王が住むという妖都(ようと)に案内されることになった。 今回は「かくりよの宿飯」第3話『かくりよの都にお出かけしました』の内容(あらすじ・ストーリー)と感想・考察を紹介。
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かくりよの宿飯(第4話『雪女と土蜘蛛を介抱しました』)のあらすじと感想・考察まとめ
天神屋の離れの小料理屋に運び込まれたお涼は高熱を出し、葵が看病をすることになった。葵を拒絶していたお涼だったが、葵の作る手料理で、体力、霊力ともに回復し、熱も下がった。お涼は、葵に天神屋に来ることになった経緯などを話始める。一方、天神屋では土蜘蛛の暁と妹の女郎蜘蛛、鈴蘭が大喧嘩をしていた。従業員達は2人の喧嘩で壊された、天神屋の部屋の後片付けに追われていた。 今回は「かくりよの宿飯」第4話『雪女と土蜘蛛を介抱しました』の内容(あらすじ・ストーリー)と感想・考察を紹介。
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