ときめきメモリアル Girl's Side(ときメモGS)のネタバレ解説・考察まとめ

『ときめきメモリアル Girl's Side』(ときメモGS)とはコナミデジタルエンタテインメントがPlayStation 2向けに発売した女性向けの恋愛シュミレーションゲーム。その後ニンテンドーDS向けに発売された。主人公が高校生活を送る中で男の子と仲良くなり卒業式で告白されることを目指す。10人の男の子と恋愛出来る。DS版で追加になったスキンシップモードでは男の子と触れ合い反応が見ることができ、親友モードでは恋愛エンディング以外の要素も楽しめるようになった。

目次 - Contents

修学旅行

修学旅行にきた主人公は自由行動の際に氷室と一緒に周ろうと思い誘いに行くことを決意する。
「あの、今日の自由行動、わたしもご一緒していいですか?」すると氷室は「まったく君はまだ予定を立てていなかったのか?私についてきなさい。君を独りにするのはあまりにも不安だ。」と言い主人公と周ることを承諾する。

主人公と修学旅行を周る氷室

そして自由行動を終え集合場所へと到着した氷室は「定刻どおり帰着。今日の君は優秀な見学者だった。お陰で計画どおりコースを巡回することができた。しかしせっかくの修学旅行だ。教師と一緒で君は窮屈ではないのか?」と主人公に問う氷室に対して主人公は「いいえ、色々勉強になりましたから。」と答える。
すると氷室は「そうか。明後日だがまた私の計画した見学コースを回ってみる気はあるか?」と主人公を誘う。主人公は承諾し、後日集合場所へと向かった。すると氷室が「遅い!集団行動では時間厳守が原則だということくらい君も知っているだろう。」と言われた。しかし主人公は「あれ?でもまだ予定の10分前ですけど。」と言うと氷室は「なに?そうか、失敬。」と言い謝る。そしてそのまま2人は自由行動をしてこの日は終了する。
そして修学旅行最終日に主人公が修学旅行が終わってしまうことを嘆いていると氷室が「残念だったな。折角の修学旅行も一緒に過ごした相手が私では退屈だったろう。」と言ってきた。
主人公は「いいえ、とても楽しかったです。氷室先生こそ足手まといじゃありませんでしたか?」と尋ねると「足手まといだった。まるでやっかいな同級生と旅先を巡っているようだった。久しぶりに旅行をした気分だ。君の考えでいけば、それが私の土産なのだろう。」と氷室の満足した様子を見て喜ぶ主人公だった。

告白エンディング

卒業式の日、主人公は教会に来ていた。すると氷室がやってきて「どうした。ここは立ち入り禁止のはずだ。」と注意される。主人公が出ていこうとすると氷室は「待ちなさい!そうじゃない、私は君に話がある。君に話さなければならないことがあるんだ。少し長くなるかもしれないが聞いてほしい。」と真剣な顔で主人公に伝える。

告白する氷室

氷室から「そうかまえるな。話しづらくなる。憶えているか?君と私が初めて出会った時のことだ。ちょうどこんな風に君は緊張した面持ちでじっと私を見つめていた。余程私が怖かったんだろう。あれからもう3年だ。季節もまた春になった。君達生徒が私の元から巣立っていく季節だ。しかし、4月になればまた私の教室は新入生達で溢れかえる。感傷に浸っている暇はない。私は教師になって以来それを不満に感じたことは無い。いや、正確に言えば何も感じていなかった。しかし、今回だけは違った。今日この日のことを考えるととても冷静ではいられなかった。混乱した。どうしてもその理由が見つからなかったからだ。同じ教室、緊張した新入生達、新しい教科書とノートの匂い。また同じ4月が始まるはずだ。そして私は気がついた。そこには決定的にある要素が欠けていることに。答えは君だ。そこには君が居ない。君の声が聞こえない、君の名を呼んでももう私のそばに駆け寄って来る君は居ない。私はもう、君の前で教師でいることが出来ない。君のいない生活にはもう戻れそうにない。君を失いたくないんだ。つまり私は君を愛している。」と告白され主人公は「私も愛しています。」と答えた。
氷室は「君も私のことを…そうか、ありがとう。私はずっと前から伝えたかった。ありがとう。君は無色透明な私の世界に彩りを与えてくれた。来なさい。伝えたいことが他にも山ほどある。ドライブをしよう。」と言いエンディングを迎える。

天之橋一鶴ルート・エンディング

出会い

主人公はある日教会を見つけた。なぜか懐かしい気持ちになる教会を眺めていると男性とぶつかってしまう。その男性は「おっと、失礼。怪我はないかな?すまなかったね。ついこの教会に見とれてしまったんだ。」と言った。主人公も「私も好きなんですこの教会。不思議な気持ちになって。」と言うと男性は「そう、この教会には魔法がかけられているんだよ。妖精パックの魔法さ。それより、ケガは無いだろうねお嬢さん?」と言う。主人公が「大丈夫です。」と答えると男性は去って行った。
また別の日下校時に雨が降りそうで主人公が空模様を気にしているととても高級そうな車が停まった。すると以前教会で会った男性が車から降りてきて「お嬢さん、お乗りなさい。今にも降り出しそうだからねぇ。家まで送ってあげよう。」と言う。

主人公を送る天之橋

車に乗り込んだ主人公だったが知らない人の車に乗っていることが不安になる。すると男性は「安心しなさい。大丈夫だよ。君と私は以前に会っているよ。ほら、魔法の教会。」と言い安心させる。無事主人公を家に送り届けて帰って行った。

バラの花束を主人公にプレゼントする天之橋

また別の日、中庭にいた主人公はどこからかバラの香りがすることに気が付く。振り返ると車で送ってくれた男性が立っていた。男性は「バラは紅く、スミレは蒼く。そしてこれはバラ色の頬の君に。また会えたね、お嬢さん。さ、このバラをどうぞ。」と主人公にバラの花束をプレゼントする。主人公はお礼を言い、正体を尋ねたがはぐらかされて男性は去ってしまう。
更に別の日、デザイナーの花椿という男性に出会う。花椿はデザインのインスピレーションが浮かばず悩んでいた。そこで主人公と話しているとバラの花束をくれた男性が来た。花椿と男性は知り合いらしく2人で親しげに話していた。すると花椿が「ね、天之橋理事長!」と言う。天之橋は「あ、こら!余計な事を。」と言ったがもう手遅れだ。主人公は「天之橋理事長って生徒手帳に名前が書いてありますよね?」と正体がバレてしまう。すると天之橋は「すまなかったね。隠すつもりはなかったんだ。教会で見た君があまりに印象的だったから、子供じみたことをしてしまった。残念ながら魔法の時間は終わってしまったけど、君がもし理事長なんて者が嫌いじゃなかったらまたドライブに誘わせてくれるかな?」と言われ主人公は承諾する。

図書館

図書館で勉強していた主人公のもとに天之橋が現れる。「やぁ、図書館の外を通ったら君の姿があったから。」と言ったとき図書館司書が「理事長、お静かに。」と注意されてしまう。
すると天之橋はノートに文章を書き始めた。「午後の日差しを浴びながら考え事をする君は、天使のようだ。思わず見とれてしまったよ。知性の輝きは、君を一段と美しくする。勉強頑張れ!」と筆談で主人公に伝えて去っていく。主人公は天之橋を意識していくようになる。

クリスマスの夜

毎年恒例の天之橋邸でのクリスマスパーティーに参加した主人公はプレゼント交換が終わって自由時間の時に姫条に話しかけられる。「お、なかなか可愛い子やなぁ。」と話しかけられる。「私ですか?」と主人公が聞き返すと姫条は「そうや、アンタやアンタ。他に誰がおるねん。」と言う。主人公が「あなたは誰ですか?」と聞くと「お、よく聞いてくれました!俺は…」と名前を言おうとしたとき、天之橋が現れる。主人公に「テラスに出てみないか?」と言い姫条と話している主人公を外へと連れ出す。

テラスで反省する天之橋

テラスに出ると天之橋は「すまなかったね。友達と話しているところを邪魔してしまったかな?…少し、大人気なかった。今夜の私はどうにかしている。さて、冷えてきた。中に入ろう」と言い天之橋と別れる。すると花椿が主人公の元にきて「あんたのせいで一鶴は大変よ。さっきまで私と楽しそうに話していたのに、あなたが若い男と話しているのを見たら顔色を変えてすっ飛んでいったわ。あたしには分かるのよ。付き合いが長いから。一鶴が隠す本音も丸見えよ。」と意味深な言葉を残してその場を去る。主人公は姫条に嫉妬して間に入ってきたのかと思いますます天之橋を意識するようになる。

告白エンディング

卒業式の日、教会にいる主人公の元に天之橋が現れる。すると「君がここに入っていくのが見えたんだ。これから、少し個人的な話をしたい。聞いてくれるかな。理事長、天之橋一鶴ではなく1人の男の話として聞いてほしいんだ。」と主人公に伝える。

告白をする天之橋

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@hiyoriw1

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