Stardew Valley(スターデューバレー)のネタバレ解説・考察まとめ

『Stardew Valley』とはConcernedApe開発、Chucklefishから販売のインディーズゲームである。
ジャンルはオープンエンドカントリーライフRPGに分類されており、牧場物語によく似た世界観の中で生活できるゲーム。プレイヤーは寂れたスターデューバレー(星降谷)を再建していくという物語。

アビゲイル

ペリカンタウンに住む女性。父親はピエール、母親はキャロラインである。
キャロラインはアビゲイルの興味と趣味を心配している。というのもアビゲイルはオカルト的なものにはまっている様子で、夜の森をうろついたりカエルを捕まえたりと奇怪な行動をしている。髪を紫色に染めているのもその一環。

大好物であるものをプレゼントすると「ありがとう、ちょうど食べたいと思っていたの!」と答える。
しかしアビゲイルの大好物にはアメジストを始めとした宝石類も含まれており、これらを渡しても同じように「食べたいと思っていた」と台詞を言う。
このことが「宝石食いのアビゲイル」とプレイヤーによってしばしネタにされる。

父親はピエールとされているが、実はピエールの実の子ではないことがピエールの台詞からわかる。
それとは別のイベントでは、シンダーサップの森に住む魔術師が「(ペリカンタウンには)私の娘がいる」ということが示唆される。
また、キャロラインがピエールと結婚する以前、キャロラインがシンダーサップの森の西にある塔(=魔術師の家)に訪れたことが明かされる。
染めた髪色が魔術師と同じ紫色であることや、オカルト趣味から「アビゲイルの実の父親は魔術師ではないか?」という説が浮上している。

ヘイリー

ペリカンタウンに住む女性。エミリーとは姉妹の関係。
性格は一言で言うならば「典型的なブロンド女」である。物事の表面しか見ず、自己中心的で軽薄な性格をしている。
また、ペリカンタウンのことも「ダサい」と言って都会へ移り住もうかとさえ言っている。
これらはヘイリーとの友好度の上昇や村の再建が進むにつれて緩和され、最終的には「(プレイヤーがいるから)この村が好き」と発言するようになる。
とあるイベントでは、自分の持っている服のいくつかを慈善団体に寄付するというエピソードが語られる。「自分のものを他人に無償で分け与えるなんて冗談じゃない」と言っていた姿が嘘のようである。

趣味は写真を撮ることで、休日はカメラを持って綺麗な風景を撮影しにシンダーサップの森に出かける。
この時は撮影に夢中になるあまり話しかけても反応を示さなくなる。プレゼントなども受け取ってもらえず、また「会話した」というフラグも立たない。
話しかけたつもりでいても、会話したフラグが立っていないため「数日会話しないと好感度が下がる」という仕様に引っかって好感度が下がってしまう場合がある。
「撮影に夢中になっているため」というこの状態は半日ほど続くので、プレゼントを贈るために目の前で数時間待つはめになることもある。

エミリー

ペリカンタウンに住む女性。ヘイリーとは姉妹の関係。
服飾の仕事に興味を示しており、新しい服のデザインや仕立てを行っている。しかしペリカンタウンでは布材の流通は乏しいため、それらをプレゼントすると大いに喜ぶ。
ペリカンタウンの酒場「スタードロップ・サルーン」でアルバイトをしている。ペリカンタウンの西にあるカリコ砂漠に住んでいるサンディとは親友にあたる。

村の鍛冶屋のクリントから、エミリーが好きなアメジストをクリントの名代で届けてほしいというクエストが発生する。
依頼通りプレイヤーがエミリーにアメジストを配達すると、エミリーは大げさに喜んでプレイヤーにキスまでしてくれる。
クリントへの礼は特に言及せず、「(クリントに対して)遠回しにせず直接渡していればよかったのに」とプレイヤーに思わせるイベントとなっている。

パッチ1.1で新規に追加された結婚相手候補である。
「もし新たに追加できるなら、誰を候補に追加するか」というユーザーアンケートの結果を反映して恋愛から結婚までのイベントが実装された。

リア

リアはシンダーサップの森にある小屋に住む女性。
彫刻家を目指しており、家には様々な作品が並んでいる。彫刻に関する素晴らしい才能を持っているが、それを一般に公開して評価を受けることに対して足踏みをしている。
プレイヤーは彼女と友好度を深めることでリアに自信をもたせ、アートショーを開かせていく。

ほぼ1日中、自宅で彫刻に明け暮れていて、外出するのは日用品の買い出しなど最低限の場合のみ。
ゲームの仕様として、「友好度がある程度ないとキャラクターの自室に入れない」というものがある。友好度が低いと入れるのは応接間やリビングなどの空間だけである。
しかしリアの家の間取りはワンルームである。つまり家の中全体が自室という扱いを受けており、家に入れるのは友好度が一定以上でないといけない。
週に何度かの外出のタイミングを逃すと会話できない、プレゼントを贈れない(=友好度が上昇しない)ため、いつまで経ってもリアの家に入れないままでいてしまう。
(村の行事イベントで優勝することで住民全体の友好度が上昇するため、まったく交流を持たないままでもいつかはリアの家に入れるが、かなり時間がかかる)

そういう仕様から非常に上げにくいが、一度家に入れるようになってからの友好度上昇は容易。
会話やプレゼントのために町を走り回って探さずとも、ほぼ家にいるため、簡単に友好度を上げることができる。

マル

ペリカンタウンの北の山に住む女性。父親はデミトリウス、母がロビンで、ロビンの息子にあたるセバスチャンは義理の兄弟。
科学者であるデミトリウスにならい、研究者気質である。家に併設されているラボで父親と一緒に研究を行っている。
微妙な立ち位置にあるセバスチャンとは緊張状態にあり、どう接していいか悩んでいる。
疎ましいわけではないので、ぎこちないながらも接そうとしているようだが、セバスチャンの人間嫌いの性格もあってうまくいっていない。

ハーヴィーの診療所で看護師として働いている。この時はグラフィックが白衣(看護師の衣装)に変化する。

また一家が住んでいる大工の家には望遠鏡があるが、これはマルのもの。
夜に訪れると、マルが天体望遠鏡を覗き込んでいる様子が見られる。友好度が十分であるなら、一緒に天体望遠鏡を覗き込むイベントが発生する。

開発段階ではロングのパーマであった。

ペニー

ペリカンタウンに住む女性。川のそばにある小さなトレーラーで彼女の母であるパムと共に住んでいる。
ほぼ毎晩酒を飲み歩く母親に頭を悩ませており、そんな母親のフォローや雑用役となることに人生の閉塞感を感じている。
きちんとした家でなくトレーラーハウスを住まいとしているのもパムのせいであり、彼女の酒代が家計を圧迫しているようだ。
そういったことから不憫なポジションにあるペニーであるが、同じく不憫なポジションにあるキャラクターであるセバスチャンと違い、プレイヤーからの結婚相手としての人気は薄い。
というのも、「ペニーと結婚するとすなわちパムが義母になる」ということが足を引っ張っているようである。
ペニーとの一連のイベントでパムが毎晩酒場に通っていること、ツケをためていること、ものぐさなパムのせいで家の中が散らかることなどの事実が明らかになり、そんなパムを義母としたくないと敬遠されてしまっているようだ。

町の子供たち(ジャスやヴィンセント)の家庭教師をつとめており、毎週図書館に連れ出して勉強させている。
また趣味は料理で、よく自炊をしている。しかしながらその腕は疑わしく、料理下手である。

その他の住民

ルイス

ペリカンタウンの町長。
またプレイヤーの祖父とは親友であり、祖父の農場を受け継ぐためにペリカンタウンにやってきたプレイヤーを歓迎する。

町長を20年つとめてきた。スターデューバレーの農場基金の運営も努めており、プレイヤーの活躍に応じて資金を支援してくれる。
家族も伴侶もいないようであるが、マーニーとは本人曰く「深い仲にある」親友。
ルイスの下着がマーニーのベッドルームに落ちている、「Mより」と書かれたラブレターがルイスの本棚から見つかる、など明らかに恋愛関係にあるが、ルイス本人はそれを隠そうとしている。
マーニーの家を訪れるのも「マーニーが運営している牧場の経営の様子を見るという町長としての仕事のため」と言い訳をしている。
マーニーとの関係を公表することは町長としての名誉に関わると思っているようで、公表したいというマーニーに反対の立場を取っている。
プレイヤーは数々のイベントでルイスとマーニーの関係を言いふらすか黙っているかを選択するが、仮にここで言いふらすことを選択したとしても直後の台詞が変わるだけでペリカンタウンの住民全体に変化は出ない。
しかしながら、言いふらすことを選択するとルイスの友好度が大いに下がってしまう。

キャロライン

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