Stardew Valley(スターデューバレー)のネタバレ解説・考察まとめ

『Stardew Valley』とはConcernedApe開発、Chucklefishから販売のインディーズゲームである。
ジャンルはオープンエンドカントリーライフRPGに分類されており、牧場物語によく似た世界観の中で生活できるゲーム。プレイヤーは寂れたスターデューバレー(星降谷)を再建していくという物語。

農業

ツルハシで岩を壊し、オノで切り株を割り開墾した土地をクワで耕し、作物の種を植えて毎日じょうろで水をやって収穫する。
作物は畑に植えるもの(野菜)と果樹がある。農業スキルのレベルが上がると作物の品質や売却額が上昇するバフを習得できる。

このゲームの最もメインとなるであろう要素。ゲーム開始直後は道具のグレードも各スキルレベルも低く、採掘や釣りなどでまとまった資金を得るのは難しい。そこで活躍するのがこの農業である。
土を耕し、肥料や種を蒔いて水を与えることで農作物が生育し、カマなどで収穫する。
種と耕作用の土地、生育までの時間があれば一度に大量の収入を得られるため、事実上このゲームのメイン収入源になる。
メインクエストであるコミュニティセンターの復興にも各種農作物が必要なため、そちらを目的とするプレイヤーにとっては事実上の必須要素となっている。

春夏秋冬の季節に対応した作物がある。春の作物は春の月に植えなければ生育しない(そもそも春以外だと植えられない)。
たとえば、春に生育する作物であるパースニップは春の月にしか植えることができない。

種は町の雑貨屋で購入することになる。シードメーカーという機械を使って作物から種を作ることもできるが、やたら手間がかかるうえ作成される種は少ない。
そのため、作物を種化せずにそのまま出荷しその資金で雑貨屋から種を購入する場合がほとんどである。

作物は単作と連作の作物が存在している。単作作物は収穫すると畑が土に戻り、連作作物はそのまま茎や根が残り、再収穫が可能となる。
連作でない作物の場合、収穫後に空いた土に新しく種を蒔かなければいけない。

季節の作物バンドルをコンプリートする、もしくはJojaマートに一定額を支払うと温室が解禁される。
温室は季節に関わらず作物を育てることができる空間で、その中では自由に作物を育てることができる。

畜産

農場に動物の飼育設備を建築することで、各種動物を飼育することができる。
動物は毎日手入れをして愛情を与えることでなつき度が上がり、生産物の質が良くなる。
平行して農業を行っていると、農業レベルの上昇に基づいて乳製品の加工や紡績の加工機械がアンロックされ、さらに収入を増やすことができる。

飼育できる家畜はニワトリ、アヒル、ウサギ、ウシ、ヤギ、ヒツジ、ブタの7種類。
これに加え、特殊イベントで通常の鶏卵が変化したヴォイドエッグから孵化できるヴォイドチキンや、地面から発掘した恐竜のタマゴから孵化することで飼えるようになる恐竜が存在している。
ヴォイドチキンや恐竜は少し特殊な家畜のため、生産物の出荷額も高額となっている。

購入したばかりの動物は子供なので最初のうちはなにも生産しない。
きちんと動物が成長したあとは、小屋の中にタマゴが産み落とされたり、牛や山羊から専用の道具を使ってミルクを搾ることができる。

毎日アイテムを生産するのはニワトリと牛だけで、他の動物は数日おきの生産になる。
世話の手間の割に儲けはあまり多くないため、バンドルのコンプリート用に飼ったあとは売り払うというプレイヤーも少なくはない。

食材加工

作物や家畜の生産物は専用のメーカーで加工することができる。
加工にはある程度の時間が必要だが、メーカーに入れておけばあとは完成まで放置できる。

保存瓶に作物を入れておくとジャムやピクルスができたり、果物をタルに入れておくとワインやビールができる。
タマゴはマヨネーズになり、ミルクはチーズになり、ウールは布に加工できる。

加工することで出荷額が元の値段より増えるため、そのまま出荷するよりはできれば加工してから出荷しておきたい。

建物・設備増築

必要な資材を持って町の大工屋に依頼することで牧場に設備を建築、増築できる。
家畜の飼育に必要な家畜小屋やサイロの建設、自宅の増築などは大工屋に依頼しなければできない。
一部の項目には自宅の増築が条件であるため、そのコンテンツをやりたい場合は自宅の増築が急務となる。

採掘

町の北東にある鉱山で採掘が可能。ツルハシを用いて岩を壊すことで石材や宝石、鉱石などを入手できる。
地下は最大120階まで。下に行くごとに敵が強くなっていき、採掘できる鉱石もパワーアップする。
なお、5階ごとにエレベーターが設置されているため、一度でも5の倍数の階層に辿り着けばそこからリスタートできる。

特定の階層ごとに地底湖が存在し、ここでしか釣れない特殊な魚が存在している。
ジオード(晶石)と呼ばれる特殊なアイテムから、博物館に展示する特殊鉱石を入手することもある。
そのため、クラフトに必要な銅や鉄を入手するだけでなく、バンドルや実績の解除のためにも頻繁に潜ることになる。

鉱山にはモンスターが生息しており、武器で攻撃することで倒すことができる。モンスターに攻撃されHPがゼロになると倒れてしまう。
HPがゼロになると気力が大きく減る、エレベーター(到達階の記録)の消去、アイテムや所持金を失うといったペナルティが課せられる。

採掘スキルのレベルが上がると鉱石の取得数が増加したり宝石が出現しやすくなるなどのバフを習得できる。

釣り

海や川に向かって釣り竿を使用すると、魚を釣ることができる。また、水辺にカニ捕りかごを仕掛けておくと、毎日何かがかかる。
獲れた魚介類は、料理やクラフトの素材になる。また、バンドルや実績の解除にも必要なコンテンツである。

釣れる魚は、季節、時間、場所や釣り竿のグレードや釣り餌の種類によって異なる。同じ場所でも、竿、餌、仕掛け、運、そしてプレイヤーの腕次第で釣果は変わる。

釣り竿に魚がかかったら、専用のゲージが出現する。
捕獲バーと呼ばれるバーの中に魚のアイコンを捕らえ続けるミニゲームが始まる。
捕獲バーと魚アイコンの位置が一致していると進捗バーが増えていき、頂点に達すると釣り成功。逆に、バーと魚が長時間不一致のままだとバーは初期値からゼロになり、その時点で釣りは失敗となる。

捕獲バーは釣りレベルの上昇に応じて伸びる上、レベルアップに応じてグレードの高い釣り竿が解禁されるため、レベルが上がるほど楽になる。
慣れない初心者ほど難しいというシステムのため、始まりで挫折するプレイヤーも多い。
そのため、釣りを簡単にするMODが製作・配布されている。

釣りで得られる魚はバンドルのコンプリートに必要であるが、一定曜日に町に出現する行商人がランダムでアイテムを販売するため、運が良ければ一切釣りをせずに釣り関係のバンドルをコンプリートすることが可能。
設置すればあとは翌日見に行けばいいだけのカニ捕りカゴでの成果でも微弱ながら釣りレベルが上がるため、根気さえあれば一切釣り竿を振らずに釣りレベルをカンストできる。

料理

自宅を1段階増築し、自宅にキッチンを設置すると解禁される。
レシピと素材を用意した状態で、キッチンを調べると料理を作ることができる。

レシピは町の住民との好感度を一定まで上げるか、毎週のテレビ放送で習得する。
素材が揃っていてもレシピを知らないと作ることができない。

食材を料理にして出荷することによる金銭的な利益はあまりないが、食事を食べた時の追加効果のメリットが大きい。
そのため料理は、出荷額を増やすためではなく、食べて追加効果を得るためのアイテムである。
また、大抵の住民は大好物に料理アイテムが入っているので、プレゼント用にも使える。

住民との交流

町の住民にはそれぞれプレイヤーへの好感度が設定されている。
最大は8。後述する恋人状態になることで10まで解禁される。

話しかける(1日最初の1回)、好きなものをプレゼントする、イベントの選択肢で好ましい選択肢を選ぶ、などで好感度が上昇する。
逆に嫌いなものをプレゼントしたり、嫌われるような選択肢を選ぶと下がる。
数日話しかけないと自動で好感度が下がるが、最大まで上げた状態だと話さなくても下がらなくなる。

好感度が上昇するとキャラクターが心を開いてくれるようになり、話しかけた時の反応が親しげになったり、時折アイテムをくれるようになる。
また、好感度が低いうちは住民の家のリビングや応接間までしか立ち入れないが、好感度が一定以上だとそれぞれのキャラクターの私室に入れるようになる。
料理のレシピやイベントの発生にも必要なため、住民の好感度はできるだけ上げておきたい。

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