World of Tanks(WoT)のネタバレ解説・考察まとめ
Wargaming.net社より配信されている、史実に登場した戦車などを扱ってプレイする多人数参加型オンラインゲーム。主に1920年~1960年に開発、設計された米国、ソ連、ドイツなどの第二次世界大戦に関わった国々の350種類以上の戦車が登場し、戦車戦を繰り広げ敵戦車の撃破を目標とするオンラインTPS。
2011年よりサービス開始。日本語にも対応しており、PS4やiOSアプリにも展開している。
『World of Tanks』の概要
「World of Tanks」は、ベラルーシのWargaming.net社より配信されている基本無料のオンラインTPSである。
主に第一次世界大戦以降から第二次世界大戦後に活躍した戦車、自走砲。また、構想された戦車を扱い15:15のプレイヤー数で勝敗を争うゲームだ。
基本的にインストールや基本プレイは無料となっており、一部機能を除き高スペックのパソコン環境がなくても遊べるのが特徴。
また、2010年よりPC版の配信リリースのほかに、2014年から初のコンシューマー移植版「World of Tanks: Xbox 360 Edition」をリリース。
同年にはiOS、Androidアプリとして「World of Tanks Blitz」がリリース。 2016年にはPlayStation4版もリリースされており、どれも基本プレイ無料一部課金制のシステムを取っている。
2011年には同時接続者数91,311人を達成し、ギネス・ワールド・レコーズに登録されている。
また、日本のアニメ『ガールズ&パンツァー』とのコラボレーションも実現している。
ゲームモード
ランダム戦
このゲームのメインモードであり、対戦相手やMAPが自動で選ばれて試合がスタートする。
現在では、通常戦、遭遇戦、強襲戦、グランドバトルの4種類のルールがあり、そちらもランダムで選択される。また、このゲームルールはプレイヤーが事前にそのルールで遊ぶかを選択できる。
グランドバトルを除き15:15での対戦になり、人数が集まらない場合は、最小で7:7の戦闘になることもある。
諸遇メインモードなので基本的にマッチングに困ることはないが、時間帯やティア(戦車ごとのランク)によっては時間がかかる場合もある。
また、ゲーム内で分隊(スクワッド)を組めば最大で2人のフレンドたちと参戦することも可能だ。
通常戦
リリース初期より存在する、最も一般的なゲームルールである。
両チームのスタート地点付近にチームカラーで囲われた円状の陣地を持ち、敵の車両を全滅させるか、敵陣地に一定時間滞在しつづけることで敵陣地を占領することで自チームの勝利となる。
制限時間内(15分)以内に敵車両を全滅できないと引き分けとなり、敗北と同程度の報酬しか貰えずに終了となる。
遭遇戦
通常戦とは違い、両チームに陣地が存在しない代わりに、マップ上の中央にどちらのチームにも属さない白い陣地が存在する。
通常戦などにあるチームごとの陣地を占領するよりポイントの進みが遅い代わりに、この陣地を占領できれば無条件でそのチームが勝利する。
陣地内に滞在し、占領している車両がダメージを受けると占領ポイントがリセットされる上、戦術的に不利な地形に陣地が存在することが多いので
占領して勝利することが難しく、敵を殲滅して勝敗が決することが多い。
また、陣地内に両チームのプレイヤーが存在する場合は、ポイントの進みが止まってしまうので、より占領して勝利するのは難しい。
強襲戦
このモードは他のモードの平等なモードとは違い、攻撃側、防衛側に分かれて進行していくルールである。
勝利条件は攻撃側のチームが防衛側のチームの車両を全滅させるか、防衛側が守る陣地の占領であり、防衛側の勝利条件は、攻撃側チームの車両の全滅、もしくは陣地が占領されること無く制限時間到達で勝利となる。
他のルールとは違い制限時間が10分と短く一見攻撃側が不利なルールであるが、地形的に防衛側は比較的不利な配置に設定されており、戦車以外の防衛手段がないので、防衛側が攻撃側に対して有利な要素は勝利条件のみとなり、ある程度の均衡が図られている。
プレイヤー自身がティア6以上の車両を開発すると解除され、ティアが5以上の戦車でマッチングした場合に参加することがある。
グランドバトル
2017年になり新規に追加されたルール。 公式は「公開テスト」と発言しており、今後仕様が変更される可能性もある。
基本ルールは通常戦と一緒だが、こちらは30:30のプレイヤーでの対戦ルールになっているが、プレイヤーごとの成績による勲章などの条件が多少異なるものがある。
マップは専用のものを使用し、ティア10の車両のみが参加可能。 お互いのチームは10両編成の3チームで1チームとなっている。
プレイヤー数が増えた分、突出した行動をすると文字のごとく蜂の巣にされてしまうので、膠着状態になることが多い。
『World of Tanks』のゲームシステム
戦車について
このゲームでの戦車は体力(HP)によって撃破が決定される。
また、一つとしての車両ではなく、それぞれ搭載されている装置や履帯(キャタピラ)で構成されている。 その車両の該当するパーツ部分にダメージを与えると戦車が一時的に行動不能になったり、射撃ができなくなったりしてしまう。
パーツが破壊されても、戦車自体はダメージがないと言う場合も起こりうる。
構成されるパーツは大きく分けてエンジン、主砲、履帯、無線機、観測装置、砲塔旋回装置、弾薬庫、燃料タンクの8種類である。
エンジンや履帯が損傷すると一時的に戦車の速度が落ちたり行動不能になる。
砲塔旋回装置が損傷すると、正確に敵戦車に対して主砲を向けることが出来なくなり、主砲が損傷すると命中率が下がり、最悪射撃不能になる。
観測装置というパーツが損傷すると、ゲームで最も大切な敵車両の発見が困難になってしまう。
無線機が損傷すると、味方とのマップ上での連携が困難になってしまうなどのデメリットがある。
弾薬庫が損傷すると、主砲の装填速度がダウンしてしまう。
燃料タンクが損傷すると、火災になってしまう可能性が高まる。
乗員とはパーツごとに割り当てられている戦車に乗車している人間であり、これらの人間が攻撃を受けてしまうと戦車の能力が下がってしまう。
また、車両内の乗員全てが負傷判定になると、その車両は撃破扱いとなってしまう。 ちなみに、乗員は死なない。※後述参照
また、戦車ごとに『装甲』という数値が存在しており、これらは史実に沿ったもので、その装甲値を超えた攻撃をしないと車両に貫通ダメージを与えることが出来ないという仕様になっている。 これは距離や攻撃する戦車の主砲によっても左右され、戦車によっては全く歯が立たない場合もある。
主砲について
戦車に搭載されているそれぞれの主砲にも細かい設定があり、主砲によって違いが出てくる。
国柄によっても精度や弾薬の種類に違いが出てくる場合もある。
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目次 - Contents
- 『World of Tanks』の概要
- ゲームモード
- ランダム戦
- 通常戦
- 遭遇戦
- 強襲戦
- グランドバトル
- 『World of Tanks』のゲームシステム
- 戦車について
- 主砲について
- 口径
- 射撃速度
- 平均貫通力
- 弾種
- 平均ダメージ
- 100mでの着弾分布
- 照準時間
- 重量
- 装甲
- 弾を装甲で弾く
- スポット(発見)
- 隠蔽率(いんぺいりつ)
- Tier(ティア)
- 登場する車両の種類
- 戦車の分類
- 軽戦車(Light Tank)
- 中戦車(Medium Tank)
- 重戦車(Heavy Tank)
- 駆逐戦車(Tank Destroyer)
- 自走砲(Self Propelled Artillery)
- 登場する国家
- アメリカ
- イギリス
- ロシア(旧ソ連)
- ドイツ
- フランス
- 中国
- 日本
- チェコスロバキア
- スウェーデン
- ポーランド
- 『World of Tanks』のアイテム
- 手動使用のアイテム(一部は戦闘中に自動使用)
- 修理キット
- 救急キット
- 消火器、自動消火装置
- 速度制限装置の解除
- 戦闘開始時に自動使用されるアイテム
- 100オクタン・ガソリン、105オクタン・ガソリン
- レンドリース・オイル、高級オイル
- 乗員能力向上(飲食物)
- 搭乗員
- 車長(しゃちょう)
- 操縦手(そうじゅうしゅ)
- 無線手(むせんしゅ)
- 砲手(ほうしゅ)
- 装填手(そうてんしゅ)
- 『World of Tanks』の用語
- WG
- WoT
- LT
- MT
- HT
- TD
- SPG, Arty
- モジュール
- エリート戦車
- 課金戦車
- ツリー
- 搭乗員
- 経験値、フリー経験値
- クレジット
- ミニマップ
- チャット
- 格差プラトーン
- 『World of Tanks』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- エイプリルフールのイベント
- 公式がMODを配布