沖田ミツバ(銀魂)の徹底解説・考察まとめ
沖田ミツバ(おきたみつば)は、空知英秋作画の漫画「銀魂」(ぎんたま)で、江戸に屯所を置く武装警察「真選組」(しんせんぐみ)の一番隊隊長・沖田総悟の実姉。早くに両親を亡くし、総悟を親代わりになって育てました。土方十四郎に想いを寄せていますが、彼が江戸に出る時は黙って見送りました。病弱で、激辛な食べ物が好み。商人、蔵場当馬と婚約し江戸を訪れ弟の総悟と久しぶりに再会します。
生年月日/見た目/特徴
誕生日 5月26日
年齢 推定20代
身長 168cm
弟の総悟同様、明るい栗色の髪の毛と、茶色の大きな瞳が特徴。
おしとやかで、なおかつしっかりものの大和撫子です。
土方から「味覚以外は極めてよくできた女」という評価があります。
とにかく辛いものが大好き。
上京してきた際、喫茶店で総悟が呼び出した銀時がチョコレートパフェを頼みましたが、この時ミツバはパフェにタバスコをドボドボとかけたのです。
「こうしたらもっとおいしく食べられるから」とニコニコ笑いながら銀時に勧めるミツバ。
さすがに銀時がためらっていると、急に咳き込み始めたミツバが突然赤いものを口から発射!
一見血を吐いているように見えますが、実はタバスコの量が多すぎて吹いただけでした。
また、真選組には毎月激辛せんべいを送っていました。
その辛さは知らずにかじった土方が口から火を吐くほど。隊士たちからは「とても食べられたものじゃない」と不評。
史実上のモデルは沖田総司の姉・沖田みつ
沖田みつ(1833年-1907年)
沖田みつは、新撰組一番隊隊長・沖田総司の姉。白川藩士・沖田勝次郎の長女として誕生しました。
13歳で結婚して家督を存続させ、夫の沖田林太郎は江戸で新徴組(江戸幕府による警備組織)に所属。
1868年戊辰戦争が勃発し、新撰組は江戸へ撤退。その頃結核を患った弟、総司と再会し、しばらく彼の看病をしていました。
まもなくみつは夫や子供達とともに江戸を脱出して庄内藩へ移りましたが、その直後に総司は死去。
みつはその後、東京に戻りました。夫の死後に末の息子のいる満州へと移り住み、1907年に死去。享年75歳。
出自
武州で総悟の親代わりをして生活
ミツバは近藤や土方と同じ、武州出身。早くに両親が亡くなったため、唯一の肉親である弟の総悟の親代わりとなって彼を育ててきました。
あまりにも総悟を大事にしすぎたせいで彼がわがままな性格になってしまったことを少し悔やんでいたようです。
また、自分のことはかまわずにいたせいで「婚期が遅れてしまった」とは本人の言葉ですが、商人として成功し手広く仕事を広げている蔵場当馬(くらばとうま)と婚約。
結婚後は江戸に住まうことになるため、その報告も兼ねミツバは真選組の屯所を訪れました。
結婚準備で江戸へ
出典: pbs.twimg.com
そこでミツバは弟総悟と久しぶりに再会します。
弟の総悟は、ミツバを「姉上」または「おねーちゃん」と呼び、普段は一人称が「俺」なのに彼女の前では「ぼく」と言ったりするなど真選組の隊士たちが思わず吹き出すぐらい子供っぽい表情を見せました。
しかしこの後土方と再会したミツバはひどく動揺して倒れてしまいます。
もともと病弱だったミツバですが、この時彼女が土方を見て倒れるほど動揺した理由は、武州時代土方との間に起きたある出来事にありました。
土方への恋心
近藤らとともに土方や総悟が武州を離れる直前、夕焼けの中ふたりで語り合う土方とミツバ。
この時ミツバは土方に「わたしも連れて行って」「十四郎さんといっしょにいたい」と自分の恋心を打ち明けていたのです。
しかしこれに対し土方は冷たい態度をとりました。
本当はミツバのことを愛していた土方。しかし、明日どうなるかもわからない危険な仕事に就いている身の上であるがゆえ、彼女と一緒になることはできない。もし彼女と一緒になったとしても、自分に万一のことがあったら、そして彼女を危険に巻き込んでしまうことになってしまったら、と考えていました。
だから土方は、ミツバへの想いを押し殺し、武州を出る時にはわざと彼女に冷たい態度をとったのです。
土方と沖田 手稽古の場で
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