青の祓魔師（青エク）の悪魔まとめ

初登場は原作第52話の出雲の回想シーン。現在の時間軸で初めて登場するのは原作第60話。

属性は不明。
アジア圏の様々な物語にも登場する古の悪魔。
強い野心や願望を持つ美しい女性の心の隙間に寄生し、徐々に肉体に憑依する。
そして周囲にいる者の生気を奪い、憑依体を若く、より美しく維持させる。
本性を現した時、狐の耳や9本の尾が現れるが由来は不明。
華陽夫人、妲己（だっき）、玉藻前（たまものまえ）など複数の呼び名がある。

その昔、出雲の生家・神木家の祖先である陰陽師に祓魔されるが、完全に倒されず殺生石となる。
その後、稲見家の分家である神木家が代々祓魔師の家系として、その舞によって九尾を鎮めてきたが、強力な細胞再生と壊死の能力を持つ存在としてイルミナティに狙われ、出雲の母・神木玉雲（かみきたまも）に憑依し復活した。

八郎太郎大神（はちろうたろうおおみかみ）／等級：上級

CV：高橋英則

初登場は原作第74話。

氣と水の属性を操る上級悪魔。
青森県永久蛇湖を中心に秋田県までを縄張りにするヒュドラ（八岐大蛇）の中でも最も強力な個体。
1000年以上昔に南祖坊という法力僧によって永久蛇湖に封印されて以来、永久蛇湖周辺から離れられなくなり、数々の伝説が作られた。
その再生能力は肉体という制約を超越し、大気との境界を失っている。
それにより、どんな損傷・劣化も大気を使って再構成する。

燐や霧隠シュラ（きりがくれしゅら）たちの前に現れた八郎太郎大神は、大蛇の肉体を気化させて人の姿に化けたものである。
また、目を合わせたものの肉体を操ることができる催眠能力を持つ。
シュラの先祖が八郎太郎大神と契約して以降、子孫はその力と呪いを受け継いでいる。

その他の悪魔

この章では、上記外の悪魔について紹介する。
しばらく話数を空けてから、再登場する悪魔もいるため、覚えておくとストーリーがスムーズに理解できるだろう。

猫又（ケット・シー）／等級：下級～上級

猫に憑依する悪魔で、世界中に存在する。
長く生きた個体の尾が二又に分かれているのが、日本の猫又の特徴。
神使とは異なるが、古いものは頭が良く、人と契約を交わして共存しているものもいる。
また、何百年にも渡って人の家を転々とし、飼い猫としてちゃっかり飼われているパターンもあるようだ。

白狐（ビャッコ）／等級：下級～上級

日本土着の神の使い・神使として獣に憑依し、人と共存する悪魔。
白狐は本来、日本では食物や農耕の守り神として知られている。
古いものは、頭が良く、人の言葉を理解して、人と何らかの契約を交わす。
それが守られているうちは益をもたらすが、破られると害を及ぼすケースもある。

土塊（ゴーレム）／等級：下級～中級

人が作った土人形・泥人形に憑依した悪魔。
主に紀元前、世界中の文明で大量に作られた人形が長い年月を経て野生化してしまった。
性質は穏やかなことが多いため現在ではほとんどが騎士団によって捕獲・管理されている。
しかし、ごくまれに野生個体が発見される。
土塊の表面に付着する物によって別の性質を持つ悪魔となる。

緑男は苔や植物が生えた状態。
雪男（スノーマン）は雪が付着した状態。
海坊主（シーモンク）は海の岩礁生物が生えた状態のことをいう。

緑男（グリーンマン）／等級：下級～中級

地の王・アマイモンの眷属。
土塊（ゴーレム）に苔や植物が生えた状態で、季節に関係なく体から植物を生やす能力を持つ。
ひなたぼっこが大好きで大人しい性格。

虚無界の門（ゲヘナゲート）／等級：中級～上級

サタンが物質界に現れた時に作ることができる悪魔で、物質界と虚無界を行き来することができる。
ゲートを作る媒質には血が必要で、血の質や量により門の大きさや外観・能力が変化する。
造れるのは悪魔の中でもサタンだけらしい。
しかし、原作第39話では人工的な虚無界の門が確認されている。

鬼（ゴブリン）／等級：下級～中級

地の王・アマイモンの眷属で主にネズミやモグラなどの小動物に寄生する悪魔。
王や女王を中心としたコロニーを築いている場合が多く、土地や地域によって何百種族も存在する。
小鬼（ホブゴブリン）も鬼（ゴブリン）の一種。

作中では原作第2話、祓魔塾の初授業の際に小鬼が初登場し、牛乳が好物とされている。
また、アマイモンが登場した際によく連れている悪魔も鬼である。
アマイモンはこの鬼をベヒモスと呼び、塾生を襲わせるなど使い魔のように使っている。