青の祓魔師(青エク)の悪魔まとめ

『青の祓魔師』(あおのエクソシスト)とは、『ジャンプスクエア』で2009年5月号から連載開始された加藤和恵によるダーク・ファンタジー漫画。アニメ化、映画化、舞台化、ゲーム化され、多くのファンから人気を集めている。悪魔の王・サタンの血を引く主人公が自分の生い立ちや力に悩みながらも、悪魔を倒す祓魔師(エクソシスト)の頂点である聖騎士(パラディン)を目指す物語。祓魔師たちが活躍する作品だが、登場する悪魔は東洋・西洋両方の要素が入ったオリジナルのキャラクターになっている。

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奥村燐(おくむらりん)の使い魔

燐は、かつて藤本獅郎(ふじもとしろう)の使い魔だった黒い猫又(ケット・シー)・クロを使い魔としている。
原作第8話で門番をしているクロが暴れている場面に遭遇し、鎮めたことでクロは燐の使い魔となった。

クロ/等級:不明

CV:高垣彩陽

初登場は原作第8話。
121年生きており、かつては養蚕の守り神として祀られていた猫又(ケット・シー)。
しかし土地の開発に伴い祠を壊されたため、暴れていた。
その場を藤本獅郎(ふじもとしろう)が鎮めて以降、生前の獅郎の使い魔として、正十字学園の門番をしていた。
現在は燐の使い魔として、共に男子寮で暮らしている。

人の言葉を解すが、クロの言葉が分かるのは悪魔の血が混じっている燐だけである。
出雲のウケ・ミケやしえみのニーちゃんのように魔法陣で呼び出したり契約したりしているわけではなく、燐とは対等な関係だと思われる。
クロは、燐のことを「友達」だと思っているようだ。

普段は子猫の姿をしているが、巨大化することも可能。
大きくなった状態では、4人程度なら背中に乗せて移動できる。
また、「人間との対等な契約は切れたのに、まだ使い魔のような真似をしている」という理由から、燐の使い魔になった後、力の源である牙を奪われ猫又の一族を追放されている。
そのため、初回登場時は口の左側に生えていた牙が、原作第17話で再登場した際にはなくなっている。
もし牙がなくなっていなかったら人間に化けることも可能だったようだ。

志摩廉造(しまれんぞう)の使い魔

志摩廉造(しまれんぞう)は、亡くなった長兄の使い魔だった夜魔徳(ヤマンタカ)という高位悪魔を使役している。
廉造は志摩家の五男坊にして、夜魔徳に「選ばれた」立場。
しかし、祓魔師としての実力が伴っていないためか、それとも単に慣れていないだけなのか、夜魔徳を召喚するとひどく体力を消耗する。

夜魔徳(ヤマンタカ)/等級:上級

明陀宗僧正血統の志摩家の本尊で、志摩廉造(しまれんぞう)の使い魔。
初登場は原作第48話。

黒い炎を操る仏教系の上級悪魔。
物質界の物質に憑依せずに物質界に現れる。
“虚無界の炎”と呼ばれる虚無界の素粒子の流動体で、虚無界の存在を焼き尽くす。

黒い炎とは、物質的な赤い炎とは異なる虚無界の炎で、メフィスト・フェレスいわくサタンの青い炎の次に貴重なもの。
器となっている物質を破壊せず、物質に憑依した悪魔のみを祓うことができる。
※サタンの青い炎は物質と悪魔両方に干渉する。

黒い炎を人間に対して使った場合、肉体は傷付かず魂だけが燃やし尽くされる。
ただし、手加減をすれば気絶させることもできるようだ。

また、廉造の錫杖で刺したものの「匂いを辿る」こともできるようだが、黒い炎の特性なのか夜魔徳の別の能力なのかは不明。

サタンと八候王(パール)

人間を敵視し悪魔至上主義のルシフェル派閥(ルシフェル・イブリース・エギュン・アスタロト)と、人間に協力するサマエル・騎士団派閥(シェミハザ・アルムマヘル・サマエル・アザゼル)が対立している。ルシフェル派閥はサタンに従っている。また、アマイモン・ベルゼブブは中立だがサマエルに協力している。

シェミハザ・アルムマヘル・アザゼルは、受肉後に人間と交わって子孫・巨人(ネフィリム)が作ったものが「正十字騎士団」の始まりである。

青焔魔(サタン)/等級:上級以上

虚無界の神で“魔神”とも書く。力が強すぎるため、物質界にはサタンの憑依に耐えられる物質が存在しない。憑依したそばから崩壊を始める。
獅郎の肉体はサタンの憑依に耐えうると言われていたが、10分と肉体を維持できなかった。

過去編で自我がない状態では、「燐火」と呼ばれていた。

地の王・甘毳(アマイモン)/等級:上級以上

CV:柿原徹也

八候王(パール)の一人・虚無界の7番目の権力者で大地にまつわる悪魔たちを統べている。時代・国・信仰によって、呼称が千差万別にある。神として崇めている場所もあるらしい。
現在は、イルミナティの研究過程で生まれた肉体に憑依して、物質界になじんでいる。

時の王・砂漏天(サマエル)/等級:上級以上

CV:神谷浩史

メフィストの正体で、神として君臨するサタンを除いた虚無界の第2権力者かつ八候王(パール)の一人。
メフィストがサマエルであることは、公然の秘密のようだ。
時間と空間を司り、意識だけを虚無界へ移動させることも可能。
時空を司る悪魔たちを統べる首領だが、配下は少ないらしい。
国や時代、信仰によって呼び方は様々だが、神として崇めている土地もある。
物質界では「ヨハン・ファウスト5世」として地位を確立し、生活を満喫しているようだ。
姿を変えることも可能で、よく見られる小型テリア犬のような姿のほか、虫に化けている姿も作中で登場している。

光の王・光明天(ルシフェル)/等級:上級以上

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青の祓魔師(青エク)のネタバレ解説・考察まとめ

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『青の祓魔師』(あおのエクソシスト)とは、加藤和恵による漫画作品、及びそこから派生したアニメ、舞台、小説作品。 漫画は雑誌『ジャンプスクエア』にて2009年5月から連載中。 悪魔の血を引く主人公の成長と仲間との絆を描いたダーク・ファンタジー。 アニメが初めて放送されたのは2011年4月から10月であり、2017年1月から3月まではその続きが放送された。

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