平賀源外(銀魂)の徹底解説・考察まとめ
平賀源外(ひらがげんがい)は、空知英秋作画「銀魂」において、江戸一番の発明家と呼ばれている男性。幕府主催の祭りにて自作のカラクリを用いた余興を披露した際、カラクリ達に暴動を起こさせました。それ以来お尋ね者となっていますが、密かに工房を構え様々なカラクリを作っています。最終章では戦争を止めさせるため、全ての機械の動きを止めるという重要な役どころで登場しています。
生年月日/見た目/特徴
出典: pbs.twimg.com
誕生日 12月18日
身長 159cm
年齢 不明(原作で紹介なし)
髷を少しだけ残したツルツル頭といつもかけているゴーグル、鼻から頬、顎にかけてたっぷりたくわえた灰色のヒゲ、欠けた前歯が特徴。年齢は不詳ですが、中年期以降であることは見かけから察せられます。
銀時を「銀の字」と呼ぶのは彼だけです。また、定春のことをなぜか「ポチ」と呼びます。
江戸一番の発明家と呼ばれていますが、幕府が主催した祭りで将軍を狙った発砲騒動を起こしてからは、お尋ね者として地下に潜る生活を続けてきました。
史実上のモデルは、平賀源内
平賀源内(1728-1779)は、江戸時代中期の人物。
発明家、科学者、医者、蘭学者、地質学者、戯作者、浄瑠璃作者、俳人など多彩な才能を発揮しました。
この時代の日本には珍しい、異才能の持ち主で、「日本のダヴィンチ」と呼ばれることもあります。
主な発明品として、エレキテル(静電気発生装置)、寒暖計、万歩計、火浣布(かかんぷ=石綿糸で織った不稔性の布)などがあり、正月の縁起物、破魔矢も源内の考案品だと言われています。また、「土用の丑の日にうなぎを食べる」習慣が源内の作ったキャッチコピーから始まったことは有名です。
早すぎた天才・平賀源内は、自作の建築設計図を盗まれたと勘違いして二人の大工を斬り殺し、牢内で獄死しました。51歳でした。
出自
初登場は鎖国解禁20周年記念の祭り
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若い頃からカラクリいじりが大好きで、気がつくと「江戸一番の発明家」と呼ばれるようになっていました。
息子の三郎は、父が油まみれになりながら楽しそうにカラクリを作っているのを見るのが大好きでしたが、攘夷戦争が起きると源外は戦争の道具としてのカラクリを作ろうとしました。
「カラクリを人殺しの道具にしてほしくない。親父がカラクリを人殺しの道具に使うくらいなら、自分がかわりに戦いに行く」と言い残し、三郎は攘夷戦争に参戦。
加わった部隊は当時高杉晋助が率いていた「鬼兵隊」で、「剣はからっきしだがカラクリにはめっぽう強くいつも親父の話ばかりしていた男」と三郎のことを評していました。
戦争後、攘夷軍の中でも特に目立っていた鬼兵隊を根絶やしにするため、幕府は高杉以外の鬼兵隊残党全てを捕縛し、河原でさらし首の刑に。その中には三郎の首もありました。
それを橋の上から見ていた源外の胸の中には、いつか幕府も巻き込んで息子を奪った世の中に復讐をするという思いが湧き上がっていました。
江戸で鎖国解禁20周年記念の祭りが行われることを聞きつけた高杉。彼は幕府と天人に恨みを持つ源外を焚き付け、祭りにやってくる将軍をカラクリを使って襲わせるようにしむけたのです。
カラクリを使った出し物を披露するはずが、カラクリ・三郎の砲門を将軍もいる観客席に向けさせる源外。
しかし源外の本心は、将軍を殺すことにはありませんでした。
息子を失い、老いた自分だけが生き残っていることに疲れてしまっていたのです。
自暴自棄になった源外を我に返らせたのは、カラクリロボット・三郎でした。
銀時が三郎を木刀で破壊した時、かつて息子が源外に言ったのと同じように、「油まみれになって…楽しそうに…カラクリ…いじってる…あんた…好きだった…」と、カラクリ・三郎がつぶやきながら倒れたのです。まるで息子の三郎の魂がロボットに乗り移り、源外の暴走を止めさせようとしているようでした。
この一件後、源外は幕府のお尋ね者となりました。
しかし、かぶき町に工房を持ち、そこで度々銀時達と顔を合わせるシーンが描かれていきます。
カラクリ家政婦・たまが初登場する「芙蓉編」
「芙蓉編」では、カラクリ家政婦・たまの電脳中枢管を保管し、新しい体を作って与えるなど、江戸一番の発明家らしい活躍をしました。
白血球王編
たまがウィルスに感染し、それを治療するためミクロ化した銀時達がたまの体内に入って一騒動起こす「白血球王編」。銀時たちを打ち出の小槌風なアイテムでミクロ化し、たまを救い出しに行かせます。
金時編
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