BECK(ベック)のネタバレ解説・考察まとめ
『BECK』とは2008年まで『月刊少年マガジン』で連載されていた作品で、主人公・コユキの成長と恋愛、バンドの成功を描いたストーリー。2002年に第26回講談社漫画賞少年部門受賞。2004年にはTVアニメ化している。全34巻とガイドブック4冊が刊行され、作中の楽器のシグネチャーモデルも販売された。2010年には水嶋ヒロ、佐藤健、桐谷健人が出演した実写映画が公開となった。
日本の音楽専門誌。
ナフ・レコーズ
イギリスの大手インディーズレーベル。
BUZZ IN BALLPARK
グレイトフル・サウンドと双璧をなす音楽フェス。
Mongolian Chop Squad(モンゴリアン・チョップ・スクワッド)
BECKの海外名。シカゴのインディーレーベルと契約した際に先方が適当につけた名前。
ゴミ拾いの夢
死んだロックスターたちがロックフェスティバルが終わった後のゴミ拾いをしている夢。夢をみた本人はアーティストから「君のコンサートの後始末をしているんだよ」と言われる。
ルシール
竜介の愛器。レスポールで、元々は伝説のブルースマンであるサニーボーイ・ウォーターズのもの。ボディに7つの弾痕がある。
『BECK』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
コユキが初めて歌うシーン
コユキが初めて真帆の前で歌うシーン。
真帆だけではなく読者に初めて歌を披露するシーンでもある。
竜介の住んでいる場所に真帆と訪ねて行ったコユキが、真帆の歌と将来の夢を聞いた後に自分も月を見上げながら口ずさむのが、この漫画に登場する重要なバンド「The Dying Breed(ダイイング・ブリード)」の「Moon On The Water」である。
「Swimming bare under the moon」「No one but the moon light and me」と続く歌詞は、日本語訳すると「月の下で裸で泳ぐ」「月明かりと自分以外誰もいない」となり、今後のコユキと真帆の関係を暗示している。
1巻210P。
真帆とコユキが学校のプールで泳ぎながら歌うシーン
1巻210Pで暗示されたように、コユキと真帆が夜の学校のプールで裸になって泳ぐシーン。
もともとこの曲はThe Dying Breed(ダイイング・ブリード)のエディがツアー中にどこかの湖で恋人と泳いだことを歌っている、との説明の通り、これをきっかけにコユキと真帆は深い関係になっていく。
2巻189P。
サクと出会うシーン
サクとコユキが出会い、初めて友人となるシーン。
学校でいじめられているコユキは転校してきたというサクに「俺と話さない方がいいよ」と言うが、サクは忠告を無視してコユキに話しかけ、兵藤軍団に殴られる。
だが、そのことでサクはコユキを嫌いになることはなく、これから展開するふたりの友情の礎を築くシーン。引用する言葉はThe Dying Breed(ダイイング・ブリード)のエディの言葉。
4巻120P。
コユキがThe Dying Breed(ダイイング・ブリード)のシークレットライブで歌うシーン
来日したThe Dying Breed(ダイイング・ブリード)のシークレットライブで、コユキがマットに呼ばれて一緒に歌うシーン。
まだまだ荒削りなものの、その歌の魅力にマットやエディは気づいていた。
このシーンを収めたフィルムをジム・ウォルシュが撮っていたことにより、この後BECKは騒動に巻き込まれる。
5巻156P
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目次 - Contents
- 『BECK』の概要
- 『BECK』のあらすじ・ストーリー
- BECKの結成
- グレイトフル・サウンドでの一夜
- BECK再結成までの道のり
- 『BECK』の登場人物・キャラクター
- BECK
- 田中幸雄(たなかゆきお・コユキ)
- 南竜介(みなみりゅうすけ)
- 千葉恒美(ちばつねみ)
- 平義行(たいらよしゆき)
- 桜井裕志(さくらいゆうじ)
- BECKの協力者
- ベック
- 南真帆(みなみまほ)
- 益岡弘美(ますおかひろみ)
- 斎藤研一(さいとうけんいち)
- ペイジ
- 石黒泉(いしぐろいずみ)
- ミッちゃん
- 小林紗耶香(こばやしさやか)
- 高野拳児(たかのけんじ)
- 佐藤和緒(さとうかずお)
- 川久保彰(かわくぼあきら)
- 山ピー
- 大石円(おおいしまどか)
- ジム・ウォルシュ
- The Dying Breed(ダイイング・ブリード、ダイブリ)
- エディ・リー
- マット・リード
- BECKが敵に回した人物
- 木村栄二(きむらえいじ)
- 蘭
- 蘭の部下
- レオン・サイクス
- F.V.E
- デビット・エリック
- ケビン・エリック
- 死亡遊戯
- 金本健時(かねもとたけとき)
- 片岡段平(かたおかだんぺい)
- 佐久本裕也(さくもとゆうや)
- 笹川睦男(ささがわむつお)
- ROOM 13
- 小野晋吾(おのしんご)
- 黒木哲生(くろきてつお)
- チャイニーズ・ブッキー
- 伝馬薫(でんばかおる)
- 伝馬徹(でんばとおる)
- 五十嵐雄太(いがらしゆうた)
- チェ・今江(ちぇ・いまえ)
- 『BECK』の用語
- アヴァロン・フェスティバル
- クリスティ作石
- グレイトフル・サウンド
- 私立一枝学園高校
- ソリッド・ロック
- ナフ・レコーズ
- BUZZ IN BALLPARK
- Mongolian Chop Squad(モンゴリアン・チョップ・スクワッド)
- ゴミ拾いの夢
- ルシール
- 『BECK』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- コユキが初めて歌うシーン
- 真帆とコユキが学校のプールで泳ぎながら歌うシーン
- サクと出会うシーン
- コユキがThe Dying Breed(ダイイング・ブリード)のシークレットライブで歌うシーン
- ゴミ拾いの夢
- 「BECKの中で必要じゃない人間なんていない!」
- グレイトフル・サウンドでコユキが歌うシーン
- 「オリジナルメンバーでBECKを復活させるために 即 学校辞めて戻ってくる」
- 「おせーよお前!」「おれはあのグレイトフル・サウンドの翌日から後悔しまくりでよ…なんであんなことになっちまったのかって…」
- 「JESUS CHRIST……なんでお前らこんなとこに」
- アメリカのリザード・ハウスでのライブでマットとコユキが共演するシーン
- 「DEVIL'S WAY」をコユキが聴くシーン
- 「レイ お前はおれと同じで音楽をやめたらなにも残らない人間」
- BUZZ IN BALLPARKでエディの死をBECKメンバーが悼むシーン
- 「あなたとおれを引き合わせたのは絶対エディだ!!」
- 「この会社に未練はない」
- 「で なんていうんですか?」「小さい雪ってかいて 小雪ってゆうの!」
- エディがコユキに「DEVIL'S WAY」を聴かせた時に弾いていたギターを渡すシーン
- 「ワビを入れる必要があるのはそっちじゃないでしょうか?」
- 「おれ お前を疑ったことなんてないよ」
- 千葉がラップ・バトルでディスに立ち向かうシーン
- 「大事なのはそれ以上でもそれ以下でもない自分自身をさらけ出すこと!!」
- コユキとの約束を守るため雨の中待ち合わせの場所に立ち続ける真帆の回想
- 「おれのカワイイBECKには 今後は指一本触れさせんぞ」
- レオン・サイクスの前でコユキが「DEVIL'S WAY」を演奏するシーン
- 「誰かになりかわってなにかをしようなんて思わねぇ方がいいって 絶対無理なんだから」
- 「アヴァロン・フェスに出れるってのは確信してたよ エディがあの中に加わってたからな」
- コユキと真帆がイギリスで再会するシーン
- マットが自家用ヘリでコユキたちを迎えにくるシーン
- 「この光景を目の前にして……なにも感じない奴はいないだろ」
- BECKがアヴァロン・フェス二度目のステージに向かうシーン
- アヴァロン・フェスのステージ上で全員が観た白昼夢
- アルバムに入れないとしていた「DEVIL'S WAY」をMV監督としてやってきたジムの前で歌うシーン
- 斎藤が元・恋人の桃子を結婚式場から奪回するシーン
- 「さあ歌って これは君の歌だよ」
- 『BECK』の主題歌・挿入歌
- アニメ
- OP(オープニング):BEAT CRUSADERS『HIT IN THE USA』
- ED(エンディング):meister『My World Down』(1話 - 20話)
- ED(エンディング):sowelu『MOON ON THE WATER』(21話 - 26話)
- 『BECK』の関連リンク