BECK(ベック)のネタバレ解説・考察まとめ

『BECK』とは2008年まで『月刊少年マガジン』で連載されていた作品で、主人公・コユキの成長と恋愛、バンドの成功を描いたストーリー。2002年に第26回講談社漫画賞少年部門受賞。2004年にはTVアニメ化している。全34巻とガイドブック4冊が刊行され、作中の楽器のシグネチャーモデルも販売された。2010年には水嶋ヒロ、佐藤健、桐谷健人が出演した実写映画が公開となった。

全米でのカリスマ的人気ロックバンド「The Dying Breed(ダイイング・ブリード)」のギタリスト。本名はエドワード・リー。
竜介にとってはギターを教えてくれたり一緒に悪さをしたりなどかけがえのない人物だった。コユキやBECKメンバーにも多大な影響を与える。
マットの妹であるシェイン、世界的シンガーのエリカ・ブライジとは以前恋人関係だった。
第7回目のグレイトフル・サウンドへの出演間際、レコーディングスタジオに向かう途中、路上で止まっている車を見つけ近づくが、相手は強盗で射殺される。
その死の直前、コユキに「DEVIL'S WAY」を聴かせた。

マット・リード

The Dying Breed(ダイイング・ブリード)のボーカル。奇行癖があることで有名で、酒癖が悪く、まさにロッカーといった人物。
コユキの声を気にいって、シークレットライブで一緒に歌おうと誘う。
エディ以外の人間のことを信用していなかったため、エディの死後バンドは即解散。その後はドラッグなどに溺れるが、コユキたちとの再会によりソロ活動を開始。足の不自由な妹・シェインがいる。

BECKが敵に回した人物

木村栄二(きむらえいじ)

Belle Ame(ベル・アーム)のギター。昔は竜介と一緒にシリアル・ママというバンドをしていたが、仲違い後新しくプロデューサーに蘭を迎えてバンドを結成した。
バンドはトップへとのしあがるが、竜介たちとの確執からBECKに対して執拗な嫌がらせをつづける。

音楽プロデューサーで、Belle Ame(ベル・アーム)のプロデュースをしている。かつては「ノワール」というバンドで活動していた。J-POP界隈で大きな影響力を持っていて、The Dying Breed(ダイイング・ブリード)のシークレットライブで自分の商品であるBelle Ameがコケにされたのを根に持ち、BECKに常に嫌がらせと妨害工作をする。
しかしアヴァロン・フェスでのBECKの活躍を目の当たりにし、コユキの使っていたSGを譲ってもらう代わりにもう二度と邪魔はしないと約束した。

蘭の部下

名前や役職が不明の小太りの男。
やり口は陰湿で、蘭ですら驚くことをする。BECKの妨害工作に加担。

レオン・サイクス

RJレーベルをまとめる人物で、昔は様々な人種の血が影響して孤独な少年時代を過ごした。竜介が昔エディと盗み出したルシールが元で、BECKに関わるようになる。
自分の利益になるためなら殺人も厭わず、後に逮捕されるが司法取引によって無罪になる。表舞台からは姿を消したが、西海岸のギャングと手を組んで復活した。
心のどこかでは音楽の持つ可能性を信じていて、アヴァロン・フェスの後、ベックのための首輪を竜介に託して和解した。

F.V.E

アメリカのロックバンドで、第5回グレイトフル・サウンドにてベストアクトと評されたバンド。
メンバーが同じグレイトフル・サウンドに出演していたBECKのパフォーマンスに感銘を受け、全米ツアーを一緒に回ろうと提案。

デビット・エリック

F.V.Eのボーカルで、BECKに全米ツアーのオファーを出した張本人。
道中も気遣ってくれ、空港には自ら迎えに行く気さくさがある。

ケビン・エリック

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