MAJOR / メジャー

『MAJOR』(メジャー)とは、1994年から2010年まで『週刊少年サンデー』にて連載されていた満田拓也による日本の野球漫画作品である。2004年から2010年にかけてアニメが放送されている。
主人公の茂野吾郎はプロ野球選手の父の元で育った影響で幼少期より野球一筋。父親と同じプロ野球選手を目指すために野球を始めるが、ライバルとの数々の死闘、怪我や人間関係を含めた様々な困難を、仲間達と持ち前の才能と情熱で乗り越えていく波瀾万丈のサクセスストーリーである。
物語の流れとしては「幼稚園編」、「リトルリーグ編」、「三船東中学校編」、「海堂学園高校編」、「聖秀学園編」、「マイナーリーグ編」、「W杯編」、「メジャーリーグ編」、「日本プロ野球編」といったシリーズに分かれており、五郎の幼少期から青年期までを描く長編作品である。
本作品の見どころは、五郎が数々の逆境をどう乗り越えるかという点である。小学生時代に右肩を負傷し投手生命を一時は絶たれるかと思われた矢先に「左投げ」を練習し技術を習得、また聖秀学園編では野球部が無い環境から部員を集め野球部を作り上げる等、持ち前の「根性」で困難を乗り越えている。
そういった五郎のキャラクターが人気を集め、プロ野球選手の中にも本作品のファンは多い。

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MAJOR(メジャー)のネタバレ解説・考察まとめ

MAJOR(メジャー)のネタバレ解説・考察まとめ

満田拓也による漫画を原作とする野球アニメ。 2004年から2010年まで、NHK教育テレビにて6シーズン全154話が放送された。 幼い頃に両親を亡くした主人公「茂野吾郎」の野球人生を描いた作品であり、彼の成長とともに所属するチームが一丸となって目標に向かって前進していく物語である。 「友情」や「努力」といった普遍的なテーマに加え、「家族」「逆境」も本作の重要なテーマとしている。

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MAJOR 2nd(メジャーセカンド)のネタバレ解説・考察まとめ

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『MAJOR 2nd(メジャーセカンド)』とは満田拓也原作の漫画であり、1994年から2010年まで『週刊少年サンデー』で連載された『MAJOR』の続編。前作『MAJOR』の主人公・茂野吾郎(しげの ごろう)の息子・大吾が主人公。大吾はプロ野球選手だった父に憧れ野球を始めるも、父のような野球センスには恵まれず一度は野球から離れてしまう。しかしその後あることをきっかけに「野球が好き」という気持ちは父親譲りであることに気付き、再び野球に向き合うことを決意する。その大吾と仲間の友情を描いたストーリー。

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健太やります!(漫画)のネタバレ解説・考察まとめ

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『健太やります!』とは、満田拓也によるバレーボールを題材にしたスポーツ漫画で、『週刊少年サンデー増刊号』(小学館)にて1988年11月から1989年5月にかけて、1990年から1996年まで『週刊少年サンデー』(小学館)で連載された。平凡な能力ながらも卓越したレシーブ技術を持つ井口健太が、天才アタッカー前田隆彦と共に弱小バレー部を率いて成長していく姿を描く。県大会での苦戦や強敵との戦いを通じ、健太と仲間たちが技術的・精神的に成長する姿が読者に深い感動を与える作品である。

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MAJOR / メジャーのレビュー・評価・感想

MAJOR / メジャー
9

野球の熱量がここにある!『メジャー』が描く感動の物語

アニメ『メジャー』は、野球を題材にした感動的な物語が繰り広げられる作品です。この作品は少年が夢を追いかけ、成長していく姿を描いた、スポーツアニメの傑作と言っても過言ではありません。

物語は、主人公・茂野吾郎が少年野球からメジャーリーガーへと成長していく過程を中心に展開します。彼の情熱と努力、そして時には挫折と再起を繰り返しながら夢に向かって突き進んでいく姿は、視聴者の心を掴み何度も感動させられます。登場人物たちの成長や絆、そして野球の試合の熱気が描かれており、勇気付けられます。

アニメ『メジャー』の魅力は、単なるスポーツアニメを超えています。野球を通じて描かれる友情や家族愛、努力の重要性など、普遍的なテーマが巧みに織り交ぜられています。なによりも、あきらめないことの大切さ、仲間を信じることの美しさはストーリーを知ったうえで見ても感動するものです。

物語は少年野球(リトルリーグ)編から始まり、劇場版(福岡編)、三船中編、高校野球編、マイナーリーグ編、ワールドカップ(WBC)編、そしてメジャーリーグ編と続いていきます。どの章にも大切な仲間やライバルが登場し、目が離せない展開が続きます。特に、少年野球編は物語の中でも重要な位置を占めており、この章だけでも見る価値があります。

今大谷翔平選手がメジャーリーガーとして活躍する中、『メジャー』の物語に熱中することで、世界一の野球選手を目指す彼の姿に共感・感動することでしょう。物語を通して、野球の魅力や成長の喜びを感じ、そして夢への情熱を再確認できること間違いありません。

MAJOR / メジャー
8

野球バカの物語

『MAJOR』は野球アニメだが、ただの野球アニメでは無い。スポーツアニメは大体スポーツ経験者しか見ない傾向があるか、このアニメは違う。初心者の人程、ハマるアニメだ。
内容は野球初心者の人にもめちゃくちゃ分かりやすい内容で、何より見ててスカッとする。

主人公の吾郎は生まれながらにして天才だ。運動能力がずば抜けており、幼少期から目立ってきた人物だ。吾郎は野球の天才で優れているが、真に注目すべきは彼の性格だ。吾郎は自信家でよく大口を叩く。色んな人から批判されようが、結果を出してみんなを黙らせる。これがスカッとして、心を奪われるのだ。

そして、吾郎は何より野球が大好きだ。野球しか頭にないと言っても過言では無い。
吾郎の父親はプロ野球選手だ。だから、小さい時から野球に触れており、野球しかやっていない。吾郎の野球に対する熱意は異常で、肩を壊すまで試合で投げ続け、足を骨折したにも関わらず試合に出て、ぶっ倒れるまで投げる。右肩を壊し、投球が出来なくなっても、左投げに変更してピッチャーに復帰する。

好きな野球の為なら、何だってする姿勢に視聴者も魅了されてしまうのだろう。このアニメを見ると、好きな事をやる大切さや、青春時代に何かを夢中になってやる素晴らしさを痛感する。野球の事が知らない人がみても面白いアニメなので、是非見てほしい。

MAJOR / メジャー
10

1人の野球好き男の幼少期からメジャーリーガーになるまでを描いた、波乱と挫折と希望を描いた壮絶な野球漫画!

野球の頂点、メジャーリーグワールドシリーズの最終回のマウンドに1人の日本人投手が立っている。
彼の名前は茂野吾郎(旧姓:本田吾郎)。
野球をやっている人間なら誰もが憧れる場所に彼は立つことができた。
一見華やかな野球人生を歩んでいるかのように思えるが、吾郎の人生は挫折だらけだった。

吾郎が誕生してすぐ母親が亡くなり、プロ野球選手の父親と2人で暮らしていた。ただその父親も幼少期のときに父親のライバルが投げたデッドボールが原因で急逝した。
小学4年のときには無茶な投球を行い、利き腕の右肩を壊して大好きな野球を続けられなくなった。
これがおそらく吾郎にとって一番の大きな挫折だっただろう。
だがこれで諦める吾郎ではない。なんと左投げとして完全復活したのである。

そこから己をさらに高めるために、高校野球の名門校・海堂学園に入学。そしてさらにその海堂学園を倒すために野球部のない高校へ転校する。しかし、海堂学園のチーフマネージャーは海堂を裏切った吾郎を良く思っておらず、2軍選手を使って吾郎の足に大けがを負わせた。
高校での野球は無理かと思われたが、ケガを押し切りなんとか海堂学園と対決する。試合には惜しくも負けたが、彼は決して後悔することはなかった。

高校卒業後は単身アメリカに渡り、1年目から3A(メジャーリーガーの1つ下のランク)の抑えとして活躍。
さらに吾郎はそこで、最大のライバル・ギブソンJr.(吾郎の父親が亡くなる原因のデッドボールを与えた投手・ギブソンの息子)と出会い、最終戦では見事に勝利する。
その後、日本代表に選ばれた吾郎はそこでも抑えとして活躍。そして決勝戦では再びギブソンJr.と対決した。
この場面は2023年に行われたWBCの決勝戦、大谷翔平(日本最高の投手)VSマイクトラウト(アメリカ最高の打者)のようだ。
ギブソンJr.にサヨナラ満塁本塁打を打たれ、勝負に負けた吾郎だったが、父親のライバルだった・ギブソンと決勝戦のマウンドで投げ合うという一つの夢は叶えられた。
だがその結果、燃え尽き症候群にかかり、野球を続ける意味がわからなくなって不調に陥る。
しかし、「野球が好き」というシンプルな動機が吾郎を再び立ち直らせ、完全復活を果たした。
その後何度かケガはあったが、吾郎はワールドシリーズでライバルのギブソンJr.から三振を奪い、優勝することができた。
これほど長く1人の人間の野球人生を描いた作品はないだろう。
小学校の図書館に置いてあれば全児童がハマること間違いなしだ!

MAJOR / メジャー
9

異次元のメンタルをもつ主人公

プロ野球選手である本田茂治の息子、本田吾郎が紆余曲折し、多くの困難を仲間と乗り越えながら一人の人間、また、野球選手として成長していくスポーツ漫画である。物語では、主人公である吾郎が逆境に向かっていく場面が多く、何度でもその困難を乗り越えていく姿が読者の心に突き刺さっていると考えられます。主人公は圧倒的な才能だけでなく、誰よりも努力を惜しまず、また、自分一人であっても良きチームを作るために試行錯誤し、奮闘している姿は、読者を楽しませるだけでなく、尊敬の念さえ与えるものだと感じられます。物語は、少年編、三船リトル編、三船東中編、海道編、聖修学院編、マイナーリーグ編、日本代表編、メジャーリーグ編など大まかにこの程度と私は考えます。78巻とかなりボリュームはありますが、少年編での登場人物が後に登場するなどして、古参ファンを楽しませてくれる要素もあります。また、10巻前後で物語が移り変わっていくので、飽きずに読み続けやすいと私は感じます。平成10年ごろまでの生まれの人は、MAJORを読んで、野球を始めたという人も多いくらい、小さな子供に大きく影響を与えた野球漫画の一つでもあります。大人から子供まで幅広い世代が楽しめる漫画のため、ぜひ一度手に取って読んでみてください。

MAJOR / メジャー
8

野球好きの少年少女に読んで欲しいマンガ

私がオススメするマンガはMAJORという野球漫画です。主人公の茂野吾郎は父親が野球選手で幼い頃から自分も野球選手を目指す男の子で、いつも1人で野球をやっていた。ある日近くに住んでいた同い年で後のライバルとなる佐藤寿也と出会います。それから毎日2人で楽しく野球をしていたが、ある日吾郎の父親が試合で頭にデッドボールを受けて亡くなってしまいます。そこから吾郎の人生は大きく動くが、常に野球と共に成長し、利き肩を壊しても、足の靭帯を切ってもなお不屈の精神で復活し、高校卒業後は父親の命を奪ったジョーギブソンの居るメジャーリーグを目指して渡米します。それ以降もイップスや血行障害を発症しながらも持ち前の精神で立ち向かう姿には感動を覚えます。
私はスポーツ漫画が大好きで様々な作品を読んできましたが、このMAJORは他の野球マンガと異なる点は茂野吾郎がとてつもない野球の才能を持っているが、それ以上に野球が好きで野球を楽しんでやっているという点です。何度も挫折しそうになりながら、不屈の精神で復活してくる背景には野球が大好きで、何があっても辞めたくないという心構えがあるという事だと思います。ぜひこの作品を読んで好きなことは多少の困難があっても続けていくという気持ちを学んで欲しいと思います。

MAJOR / メジャー
10

最高の野球漫画

野球を通して素敵な仲間との出逢いや別れを繰り返し、改めて人は一人では生きていけないんだなぁと思わせてくれる作品。仲間との「絆」、本当の「チームワーク」とは何なのか。野球の面白さ、楽しさ、難しさをもう一度認識させてくれる涙あり笑いありの野球漫画。また、吾郎は勿論、様々な登場人物による心に刺さる台詞にも注目。小・中・高そして大人へと成長していく吾郎だが、様々な分岐点で多くの試練が待ち受けている。その試練を吾郎はどう乗り越えていくのか、これは私たち一人一人が生きていくうえでもとても参考になるのは間違いないだろう。野球をしている人、していた人は絶対読んで欲しいし、野球をしたことがない人も野球に興味がない人でも絶対に読んでみて損はない。「みんな頑張っているから自分も頑張らないと」と思わせてくれ、モチベーションを上げてくれる。また、精神的に弱かった自分を強い人間へと成長させてくれた。様々な野球漫画がある中、MAJORを超える作品はこれからも出てこないだろうと自信を持っていえるぐらい本当に最高の野球漫画。また、MAJORセカンドという吾郎の子供たちが大活躍する続編も要注目。

MAJOR / メジャー
10

野球に全く興味がない妹がハマったアニメ

主人公の茂野吾郎の幼少期からプロ野球選手として活躍するまでを描いたストーリー。
家族の死や選手生命に関わる大怪我など、逃げ出したくなるような場面でも常に前を向いて進み続ける茂野吾郎から、自分も頑張らなくてはとたくさんの勇気をもらうことができます。
試合のシーンではどう考えても勝てない相手に対して、勝つことだけを考え、仲間を鼓舞し、真っ向勝負を挑んでいきます。特に終盤の緊迫した場面では現実の野球を応援しているかのような感覚で見てしまいます。
さらに、舞台は高校卒業後アメリカに移り、メジャーリーグ、日本代表としての世界大会とストーリーが進むにつれてスケールが大きくなっていくのも魅力です。初めは英語は全く話せず、空港に着いた途端に全財産をスリで失うなどトラブル続きですが、自分の夢を叶えるため、あの手この手を使って実現していく展開は少しコントのようでとても面白いです。
第6シリーズまで放送されていて、その他に劇場版やその後展開を描いたスペシャル版もあります。ストーリー上引退までは描かれていませんが、1人の野球人「茂野吾郎」の人生を子供の段階から、その成長過程を見ることができるので、終わった頃には彼のファンになっていること間違いなしです。

MAJOR / メジャー
9

野球をやっていた人でもそうでない人でも自分の人生に誇りをもって生き抜く事の大事さを知ることができる作品

本作品は幼少期からの物語ですが、主人公は父親を作品初頭で亡くすという悲劇から始まります。
そこから主人公は小学校へと入学しシニアリーグへ入りますが、当初は一人ですべてを抱えて野球をプレーしますが仲間と野球をする大事さを徐々に理解するとともに仲間との野球する楽しさを知っていきます。
シニアリーグで右肩を壊すという事件も起きますが、自身のハングリー精神で中学では利き腕を変えてプレーを行います。これは故障や挫折などをしても自分の意識次第で再び好きな事や仕事をやり直せるという事にも繋がっていくことだと思います。
高校時代では、甲子園常連校へ入学しますが自分の力を試したい、強いチームと対戦したいという気持ちのもとに自主退学し野球部がない高校に編入し野球部を一から作り仲間とともに切磋琢磨して強豪校と対等にプレーをしていきます。
向上心やハングリー精神がないとこのようなことができないと思います。このことは現代社会で我々が見習えることではないかと思います。
高校卒業後は日本のプロ野球ではなく世界を視野に入れてメジャーへと単身で行きますが、異国の地での野球という事もあり様々な挫折や苦労、イップスなどの苦境に立たされる場面が多々あります。
その中で、チームメイトやファンに支えられそして自分自身の精神力やハングリー精神、向上心を持って克服していきます。
そして、アメリカで出会ったライバルとともに切磋琢磨しメジャーリーグでプレーをしていく事となります。
この作品を通して、仲間の大切さや自分の生き方、誇りそして向上心やハングリー精神を持つことの大切さを知ることができる作品です。

MAJOR / メジャー
8

王道野球漫画

最初に、メジャーという作品はタイトルの通り野球漫画です。
野球選手の父を持つ少年「本田吾郎」(後の「茂野吾郎」)が様々な仲間と出会い、野球を通じて成長していくストーリーです。
ストーリーは吾郎の幼少期から始まり、野球選手である父に憧れ野球を始めます。
その時にご近所の少年「佐藤寿也」と出会い、それまで一人で練習していた吾郎はさらなる野球の楽しさを知ります。
この吾郎と寿也は今後お互いをライバルとして意識し成長していきます。
吾郎が小学4年生になると地元の少年野球チーム「ドルフィンズ」に入団します。
そして神奈川県最強と言われる「横浜リトル」に挑戦することになり、さらにその横浜リトルには俊哉の姿があったのです。
グラウンドで再開した吾郎と寿也は互いに闘士をもやし試合をすることになります。
このように少年吾郎を中心に野球を通した仲間との絆や葛藤などを描いた作品になっています。
この吾郎というキャラクターはとても自信家であり、みんなを引っ張っていくキャラクターなので憧れる人も多いと思います。
またそんな吾郎に影響されて元気が出たという人も多いと思います。
このメジャーという作品で教えられたことは自分の好きなことに自信を持って好きと言えることの大切さや、その好きなことに対して真摯に向き合うことで周りの人をも巻き込み仲間が増えていくということです。

MAJOR / メジャー
7

いろんな楽しみ方があるドラマチックな野球マンガ!

1人の野球少年の人生とそれに関わるチームメイト、ライバル、大人たちの物語です。主人公、茂野吾朗の野球人生を幼少期からプロ野球選手になるまでが描かれています。このマンガの魅力は大好きな野球に人生をかける熱い気持ちを持っている人々の戦いです。ドラゴンボールのように昨日悪役であったものが、今日の味方という少年漫画でいう心躍る展開なんかもあります。マンガの構成は大きく、茂野吾朗の小学生時代、中学生時代、高校時代、メジャーリーグ時代というように4つに分かれていて、小学生時代では少年野球に良くある、野球に慣れない子たちとどう関わっていくか、どう友情を育んでいくか、エリート少年野球チームとどう戦っていくかが醍醐味になっています。中学生時代は茂野吾朗自身の性格と弱小野球部のチームメイトとの関わり、人生においての最大のライバルの出現、名門野球高校入学への挑戦などが見所です。高校時代では茂野自身がどう強くなるのか葛藤すること、偏屈なチーム作りをする大人たちへの戦いがあります。純粋に野球が上手くなりた茂野の情熱が大人たちを、チームをどう変えていくのか?予想できないストーリー展開に胸が熱くなります。それぞれの時代でそれぞれの楽しみ方ができる唯一無二の野球マンガです。

MAJOR / メジャー
8

野球好きなら一度は読むべき

主人公は本田吾郎と言う幼い子供。母を病気で亡くし、父親との二人暮らしなのだが、なんとそんな吾郎の父親はプロ野球選手。父と同じプロ野球選手の夢を目標にする吾郎だが、不幸が次々とのしかかる。投手として頑張っていた本田だが、肘のけがによりプロ生命を断念させられる。しかし、同僚の茂野(高校時代からの友人)に打者転向を勧められ才能を認められ見事トライアウトに合格し、再びプロ野球選手としての道を開く本田であったが、吾郎の強い願望により、再婚しかけていた父親が、試合中に頭部死球を受けてしまい、そのままかえらぬ人となる事に。ひょんな事から、本田と再婚予定だった吾郎の担当の先生が母代わりとして、吾郎を預かることに、両親の死を乗り越えて、おとさんと同じプロ野球選手の道を歩み始める。時は進み、小学生になった吾郎は、プロ野球選手の父親の血を抜群に引いており、野球選手の申し子のような存在に。プロ野球選手への近道ともいえる強豪リトルリーグから多数の声がかかるも、吾郎の選んだチームは、人数不足の弱小チームであった。自らの力で、チームを一から作り上げ、強敵を倒し、そこから新たなドラマ、感動がうまれるアニメとなっております。

MAJOR / メジャー
9

吾郎が野球のメジャーリーグを目指す

MAJORは主人公の吾郎が野球のメジャーリーグを目指すという物語です。
主人公の吾郎は幼い頃から、母親不在で、プロ野球選手の父親と一緒に生活していました。ある日、父親が試合中に頭部に死球を受けてしまいました。そしてその死球の影響で吾郎の父親は帰らぬ人となってしまいました。しかし吾郎は父親が死に悲しい思いをしているのにもかかわらず、友達の助けや父親の言葉を思い出して野球を続けるという選択をしました。そして時を流れ、小学校のリトルリーグに入部します。小学校の時に右肩を壊して、また野球を辞めようと思いますが、プロ野球選手の義理の父親の助言もあり、サウスポーに転向して野球を続けるという道を選択します。そして中学、高校と成長していき、高校卒業後はプロ野球という道で無く、メジャーに行く選択をします。そして、メジャーでの幾多の困難を乗り越えて、夢の目標であったメジャーのワールドシリーズのマウンドに上がりました。そして最終的には、右肩同様、左肩も壊してしまい、プロ野球人生は終わったかと思いましたが、野手に転向して自分の子供達に野球をやっている姿を魅せて、夢の続きは息子にも引き継ぐという物語です。

MAJOR / メジャー
10

見ていて元気になって勇気をもらえる

プロ野球選手、茂野吾郎の半生を描いたマンガを原作として6シーズンに渡ってNHKでアニメが放送されました。
母を若い時に亡くし、そして憧れだったプロ野球選手の父まで、試合中、頭部へのデッドボールが原因で亡くしてしまいます。
父と再婚するはずの婚約者の幼稚園の先生だった桃子が、その後、吾郎の母親代わりとなって育てます。

後にプロ野球選手の茂野英毅は桃子先生と結婚して吾郎の養父となります。
血は繋がってはいませんが吾郎を我が子の様に愛し時には厳しく指導する養父母の下で、吾郎はたぐいまれな野球センスと超人的な努力をしてリトルリーグ、中学校、高校と活躍します。

ただいずれも決勝戦までまに敗れてしまい、高校卒業後は単身渡米してマイナーリーグを経てメジャーリーガになって活躍、ワールドチャンピオンになります。
吾郎が成長していく過程ではチームメイトの葛藤の中から、それを乗り越えてチーム全員が一丸になって厳しい試合を乗り越えてゆく。
テーマは諦めずに努力していく、どんな環境に陥っても常に希望を失わずに前向きに生きる。
本当にやりたいことに命を燃やして頑張る姿に、吾郎と幼馴染の薫の恋愛エピソードが彩りを添えています。

こうしてレビューを書いているとベタな野球漫画と誤解されそうなんですが、これは人間の成長ドラマです。
見ていて元気や勇気が溢れてくることは間違いありません。
特に子供には安心して勧められるアニメです。
実際に多くのプロ野球選手がこのマンガやアニメのファンです。

MAJOR / メジャー
9

野球とはなにか教えてくれる。

野球漫画のバイブル、王道といっていい作品。
主人公・本田吾郎はプロ野球選手の父をもつ。お父さんに憧れプロ野球選手を目指しているが、ある日お父さんが不慮の事故で亡くなってしまう。お母さんも病気で亡くしている吾郎は通っている幼稚園の先生に引き取られることに、小学生になった吾郎は地元の少年野球チームに入り野球素人ばかりのチームをまとめあげ強豪チームに勝つまでに成長。
中学に上がる際、肘を壊してしまうが右投げから左投げに挑戦。中学でも素晴らしい成績を残す。
高校では名門海堂高校のセレクションに合格。甲子園行き切符を確実と言われていた名門のエースに。しかし敷かれたレールの上を歩くつもりはねえ、と転校。転校先ではまたしても野球素人ばかりのチームを1から作り上げて海堂と甲子園をかけた死闘を繰り広げる。卒業後はプロに進まずメジャーリーグへ。

吾郎の生き様、あくなき挑戦、探究心は本当にかっこいいです。野球をこよなく愛していて誰よりも努力する姿に胸をうたれました。またこのアニメは主題歌も本当に名曲揃いでおすすめしたいです。挫折を味わないながらも成長していく物語に自分も学生時代に戻りまた努力したい。そう思わせてくれた作品です。

MAJOR / メジャー
10

自分自身と支えの大切さを忘れなければ…

メジャーリーグを夢見る吾郎は野球があれば何も要らないくらい大好きである。神奈川に居所を置く吾郎は少年野球チームに所属する勝ちにこだわる少年である。ただ勝ちにこだわるふつうの思考だけではなく、強い相手と正々堂々と力をぶつけ合い、「強い」「負けない」「仲間」が心に繰り返し響く。
少々勝手な吾郎は、まずは自分の力試しをする。大したことないと感じる相手に対して力勝負を繰り広げ、しょっぱなで挫かれる。何がいけないのかを分析し、今自分に足りないものを探し見つけ出す。そこで吾郎は、野球の楽しさをあらためて感じ、支えてもらった仲間や家族、ライバルの存在を思い出す。
吾郎の仲間たちは、決して野球が上手ではない。でも吾郎に楽しさを教わり、グングン成長し一緒に戦う楽しみを、また仲間の大切さを知ることになる。ほぼすべてにおいて吾郎がリードするが仲間の信頼が半端なく大きい。自分でも努力し仲間の成長も気に掛ける吾郎はエースでクリンナップを任されている。ここで結果を出せなければと集中する吾郎のバットに火が付く。そしてクライマックスは、やはり小学生離れした快速球が右腕からキャッチャーのミットに吸い込まれる。

MAJOR / メジャー
8

野球漫画であり人生

タイトル通り野球漫画ですが、野球を全く知らなくても楽しめます。
私自身、野球のルールを知らない状態で読み始めましたが、野球漫画というより一人の少年が野球を通じて成長し、夢を追いかける人生漫画だと思っています。
主人公はいくつもの挫折を乗り越え、やがてメジャーリーガーとなります。
私がこの漫画に出会ったのは中学生の時ですが、この主人公の考え方、言動がいまの自分に与えている影響はものすごく大きいと思います。
少年が友達と友情を育み、喧嘩をし、ライバルになり、別れを経験し、そしてまた成長し、大人になり、仕事をし、父になる。そのすべての軸が野球であるため、この漫画を読んだら野球を好きになること間違いなしです。
ストーリー構成、テンポ、イラスト、どこを取っても素晴らしく、野球を知らない私の妻でさえ一気読みしたほどです。
野球の描写に関しては、野球漫画としては比較的リアルに描かれていると思います。多少の誇張や、誤描写はありますが、トンデモ変化球や必殺技などは出てきません。
登場人物全員に魅力があるとても良い漫画です。

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