血界戦線 / Blood Blockade Battlefront / 血界戦線 & BEYOND / Blood Blockade Battlefront & Beyond

血界戦線 / Blood Blockade Battlefront / 血界戦線 & BEYOND / Blood Blockade Battlefront & Beyond

『血界戦線』は、内藤泰弘の読み切り漫画を基に生まれた、SF伝奇アクション漫画である。2010年から『ジャンプSQ』で連載を開始。その後、幾度もの連載先の移動を繰り返しながらも連載を続けている。舞台は異界と人界が入り混じった元NYの「ヘルサレムズ・ロッド」。そこで世界の均衡を守る為に暗躍する秘密結社「ライブラ」の日々を描く物語となっている。「技名を叫んでから殴る漫画」というコンセプトに加え、無法地帯なんでもアリな突飛な世界観と色濃い性別年齢人種豊かなキャラクター達に、多くの反響が寄せられている。

petitchou0603のレビュー・評価・感想

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血界戦線 / Blood Blockade Battlefront / 血界戦線 & BEYOND / Blood Blockade Battlefront & Beyond
9

面白さしか詰まってない。

まず技名が格好いい、それだけでこの作品に引き込まれる要素がある。また、ファンタジーテイストだが、舞台はちょっと色々あって変わってしまったニューヨークであり、抵抗なく世界観に入り込むことができる。それもまたこの作品の素晴らしい点だ。
主人公はどこにでも居ると言うには肝が座りすぎてる優しい青年レオナルドウォッチ。彼のキャラクターが私は本当に好きだ。時に涙を流し、鼻水を垂らし、到底格好いいとは言えない姿になりながらも前に進んでいくレオナルドに何度励まされただろう。どんなに辛い時も妹を想う優しい兄であることを辞めないレオナルドはどんな超人にも負けないヒーローだ。
そしてこの作品の個人的No.1凄い所は、アニメも漫画も最高に面白い所だ。アニメ一期はアニメオリジナルキャラクターがいて、しかも彼等はアニメ血界戦線の主要キャラだ。原作を読んでいた私もハラハラドキドキしながら録画したアニメを観ていたのをよく覚えている。アニメになっても損なわれないあの独特の雰囲気を是非味わって欲しいと思う。
日常に疲れた時、何だか何もかもが嫌になって苦しくなった時、ふと血界戦線を手に取りパラパラめくっていると心が軽くなった。現実逃避してみたくなったら手にとって読んでみてほしい、あり得ないぐらい可笑しくて素敵な世界が広がります!