10年連載してもまだまだ謎だらけ?ニューヨークが舞台のアメコミ風バトルアクション!
一夜にして異界と人界が合体してしまったニューヨークを舞台に、血液を操る戦闘員たちが日夜日常を守る戦いを繰り広げる、バトルアクション漫画です。
秘密結社ライブラに所属するメンバーそれぞれにスポットを当てた話もあれば、1年以上にわたって連載する長編もあり、読み応えのある作品となっています。
ライブラそのものは対吸血鬼に特化した戦闘員で構成されているのですが、ライブラは「天秤」という意味で、つまり旧ニューヨークの異常な日常を守るために何でもやります!というお話がほとんどです。
なので吸血鬼ばっかりでなく超能力者や宗教団体、ドラッグなど話のバリエーションは様々。おしゃれなニューヨークだったはずの街が一歩歩けば誰か死ぬ危険な場所になってしまっても生き抜く人は強いな…!と思わせてくれます。
作者の内藤義弘先生は、映画をイメージした構成で作られているそうで、納得。緻密な構成・ストーリーはまるで映画のシナリオを見ているようでした。
ある目的があって話がどんどんクライマックスへ進んでいく、という内容ではなく異常な日常を守る日々が切り取られている、といった構成になっているので何巻からでも読めるし、いつまででも連載ができます。2009年からの連載ですがまだまだ終わらない闘いの日々、みなさんチェックしてみてはいかがでしょうか。