血界戦線 / Blood Blockade Battlefront / 血界戦線 & BEYOND / Blood Blockade Battlefront & Beyond

血界戦線 / Blood Blockade Battlefront / 血界戦線 & BEYOND / Blood Blockade Battlefront & Beyond

『血界戦線』は、内藤泰弘の読み切り漫画を基に生まれた、SF伝奇アクション漫画である。2010年から『ジャンプSQ』で連載を開始。その後、幾度もの連載先の移動を繰り返しながらも連載を続けている。舞台は異界と人界が入り混じった元NYの「ヘルサレムズ・ロッド」。そこで世界の均衡を守る為に暗躍する秘密結社「ライブラ」の日々を描く物語となっている。「技名を叫んでから殴る漫画」というコンセプトに加え、無法地帯なんでもアリな突飛な世界観と色濃い性別年齢人種豊かなキャラクター達に、多くの反響が寄せられている。

5pishikurakのレビュー・評価・感想

血界戦線 / Blood Blockade Battlefront / 血界戦線 & BEYOND / Blood Blockade Battlefront & Beyond
8

世界観・作画・ストーリーと良い作品、ただ少しボリューム不足?

異世界と融合したニューヨークが舞台で、交通事故や爆発なんてしょっちゅう起こっているため、普通の人ならおかしいと思うことがそこでは日常になっているという非日常的な設定が面白いと思いました。また、シリアスかと思うとギャグ要素満載であったり、戦闘シーンでは「血」を主体とした技の数々がかっこよく、爽快感満載で見ていて気持ちがいい作品でした。また、OP・EDともにとてもすばらしい為ぜひ見てほしいです。この作品は特に戦闘シーンが熱くて、中でもクラウスによる「ブレングリード流血闘術」発動の詠唱がオシャレで、なんとも中二心を刺激するものとなっています。その技の中でも、敵を封印するシーンは鳥肌物で、作画の面でも素晴らしかったです。ただ少し不満点もあって、アニメは2期まであるのですが、その両方ともそれぞれのクールごとのボリュームが少し不足してしまっているように感じました。そのせいか、最終話を見た後も「結局これってなんだったんだ?」といった疑問が残ってしまうこともありました。確かにこうしたボリュームが少しだけ不足してしまっていると思うことはありますが、全体を通してはすごくいい作品で、個人的にも好きなので、ぜひ見てほしい一作です。